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泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

ボートシアター試演会

2017-04-29 18:40:16 | 丹下一の泡盛日記
「お仕事」はないのだけど、やるべきことがたくさんありすぎておろおろしているうちに日が暮れていく日々。
それでも少しずつ床が見え始め、書類やタイトルを打っていなかったDVDやCDが整理されていく。
ここ数年は、底にたどり着く前に舞台があり、部屋がぐちゃぐちゃのまますべてが進行していたのだけど、今年は違うのだ。
そして、お仕事も仕事も無いと引きこもりになりそうなので、家の中を片付けていく。
家計は火の車なのに、冷蔵庫にはビールが詰まっている不思議。。。

夕方、ボートシアターの試演会、宮沢賢治の「フランドン農学校の豚」を観に出る。
宮沢賢治のものは何度かやっているのだけど、この短編が記憶に無かった。
が、家にある本をさぐるとちゃんと載っていて、ますます不勉強さを恥じるのだった。
「どこでも上演できるように」という演出の遠藤啄郎さんのことばどおり、裸舞台で、かつ原作のことばをいじることなくさくさくと進んでいく。
「ことばが届く」ことを大事にした演出。
そこに俳優の身体が入ると、殺されることに同意しなければならない動物たちが「人間」に見えてきて。
最後に頭を後ろから殴られて殺される豚がカチンの森で背後から頭を撃たれて殺されるポーランド将校たちに重なるのだった。
またアウシュビッツの銃殺の方法がまるでだった衝撃も蘇る。
「試演会」なだけにまだまだ「伸びしろ」のある上演だったが、これからが楽しみな世界だ。
一人静かにバスで帰り帰宅。
そして、やっぱりちょっと飲みつつ思い返してみる夜。
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何かが始まる予感

2017-04-28 17:15:20 | 丹下一の泡盛日記


木曜日は2001年からお世話になっているユニカルの30周年、そしてイーウーマン17周年のパーティーへ。
演劇人・丹下一に企業社会でのお仕事を下さる有り難い会社なのだ:)
パーティーに顔を出すのは久しぶりだなあ、とジャケットを着ながら思う。
この会場は会員制のクラブで以前何度か来た事がある。
いやあさすがイーウーマンのセレクション。
食べ物が全て美味しい!
いかんいかんと思いつつもがっついてしまうのだった。
某元大臣とか某国営放送アナウンサーとかマスコミで見知ったゲストから、顔や名前は知らなくても社名はもちろん存じております、のトップの方たちがたくさん。
さすが佐々木かをりさんだ。
その末席でお茶を飲みつつ(断酒中)ばくばく食べているわし。。。

もちろん旧知の方たちとも嬉しい再会が。
中でも成城で柴野さつきさんと尾島由郎さんのサティのライブイベントを主宰している荒垣さんとの再会は嬉しかった。
2001年におつきあいが始まった頃の担当で、その後某華道家のマネージャーになり世界を飛び回っていた。
そして出た結論が「お金は人を幸せにしない」なのだそうだ。
成城のカフェにも毎回お誘いを頂きながら伺えていなかったので、パーティー終了後六本木の居酒屋で飲むことに。
六本木といえども覚えのある店はみんな居酒屋だもんね♪
断酒、あっという間に終了。
そして、実に楽しい時間になった。
元キッド・アイラック・アートホールの早川誠司さんの新しい現場も成城だ。
何かが始まる予感にわくわくしている。
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同じものを同じ値段で提供し続ける苦労、は理解できるんだけど

2017-04-28 16:58:13 | 丹下一の泡盛日記
子どもの頃から立ち食い蕎麦屋が好きだ。
そして、立ち食い蕎麦屋は、座って食べる蕎麦屋とは別物、と理解している。
以前は駅には必ずといってよいほど立ち食いのスタンドがあったのに、この頃は少なくなり非常に残念に思っている。
仕事場がある新橋駅界隈はそこらじゅうに立ち食い蕎麦屋が生き残っていて嬉しい限りだ。
もちろん全店チェック済み。お気に入りは2軒。
そして、先日入ったそのうちの1軒の味が落ちたような気がした。
体調のせいかもしれないのだけど。
以前、大好きな蕎麦の乾麺の味が変わったように感じて、たくさん残してしまったことがある。
一口食べて、嫌な匂いを鼻孔の奥に感じ、食べられなかったのだ。
それまでは、乾麺にしては珍しくお客さまにも安心して出せるもので、常備していた。
で、一緒に暮らしていたわんこのプレートに余ったそばの麺を入れた。
わ〜い、と走ってきた犬が匂いをかいでそっぽをむいて行ってしまったのに驚いた。
何でもばくばく食べてしまう彼らの「なんだご飯かと思ったのに」という、うらめしそうな顔。
味が違うと感じたのは気のせいではなかったのだ。
今回、同じような「匂い」を感じた。
このご時世でご飯屋さんの「同じものを同じ値段で提供」を続ける苦労は理解できる。
でもなあ。。。。
小腹が空いたり、熱い汁物を身体が欲しがる寒い日に便利な店だったんだけどなあ。


そんなこんなで、基本緊縮財政の我が家では自炊が増える一方だ。
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まだまだ行きたいところはたくさんある

2017-04-26 23:14:46 | 丹下一の泡盛日記
昨夜、海外の友人と久しぶりにやり取りをした。
単純なのでその影響が目覚めから。
涼しい朝の空気に、海外の街を一人で歩いた朝の記憶が重なる。
ほんと、単純だよなあ。
プレイバッカーズとも何度か海外に出かけているがフードプロブレムを起こすこともなく、何よりも現地集合、現地解散が新鮮で嬉しかった。
この頃は出かけるよりも受け入れる方が多いのも年相応の役回りか。
都内の所用を済ませて、近くの産土さまにお参り。
そのままぶらぶらと銀座を歩き、K's Galleryをのぞく。
平面の展覧会だったのだけど、色々と感じるところあり。

昼過ぎに帰宅。
仕込んでおいたひよこ豆のカレーと昨日のオクラカレーの残りでランチ。
以前は毎日英語や中国語を使っていたのだけど、気がつけば遠ざかっている。
いかんいかん。
それにしてもお坊さんって「残業代」が発生するんだ。
修業かと思ってたけど、勤務規定とかあるんだ。
まあ、鎌倉の禅宗の坊さんが民家にお参りにきてトンカツ食べてる国だしなあ。
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在庫一掃せんといかん

2017-04-25 22:58:22 | 丹下一の泡盛日記

予定がキャンセルになり終日自宅に。
奈良で購入し封を切ったけども少し残っていたはずの小豆を取り出そうと引き出しをみたら「!!!!」。
虫が沸いていた。
無農薬でいい小豆だった証拠のように、それこそ無数に。
もちろん大掃除になったのは言うまでもない。
せっかく大事にとっておいたのだけど、いかんいかん。
食べ物はどんどん消費して、必要な分だけ購入すべし。

そんなわけで、カレーのルーも仕込み。
晩ご飯はオクラのカレー。

強力粉が3分の1残ったままの袋があったので、久しぶりにパンを焼いた。
パソに向かって「Hamlets/ハムレッツ」のDVDの字幕入れたりしつつ、なんだけど。
あれやこれややりつつなんだけど。
来月からはプレイバッカーズのツアーが再開されるので、再び緊縮財政に。
一度、在庫一掃しないといけないな。
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体調不良/油断大敵

2017-04-24 18:51:07 | 丹下一の泡盛日記
月曜日はお仕事。
だったのだけど時間通りに起きた瞬間に「やばい」と。
土曜日からの気温の低下が知らないうちに身体にダメージを与えていたらしい。
本番終了後の熱気でTシャツに革ジャンだけで電車に乗り、途中で寒くなって脱いだセーターを着たりしていた。
天気がよかった日曜日の稽古場も途中で寒くなっていたのだけど何もしなかった。
油断大敵。
「ごめんなさい」電話を入れて仕事を休んでしまった。
こんなことは過去30年以上記憶に無い。
フリーランスにとって一番大事なことは体調管理だもの。
舞台を見に行くとか友人と会う、は予定を変更してもらったことはあるが仕事をキャンセルしたことは記憶にない。
ちょっとした油断が「無理」なこと、につながり自身のコンディションに即座にはねかえってくる年齢になっていることを自覚しないといかんなあ。。。。

夕方、階下のスーパーでみつけて購入しておいたベジミートで麻婆豆腐つくる。
乾燥させたものしか知らなかったが、これはフレッシュ。
なかなかいい味に仕上がった。
ちなみに肉類は一切使用していない、ビーガンフードだ。
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プレイバッカーズ自主公演振り返りの稽古

2017-04-24 18:30:13 | 丹下一の泡盛日記

練乳を購入しベトナム式コーヒーを煎れた。
しばらく朝はこれになりそうだな:)

日曜日はプレイバッカーズの稽古。
自主公演の振り返り。
本番が終わったその日にはマイナスのフィードバックを出すことは絶対にしないけど、「わ〜い、よかったね♪」で終わらせるわけではない。
難しいストーリーが多くチャレンジングな時間だったことを振り返り、ステップアップするにはどうするか探って行く。
そのために撮影したビデオを事前に全員がみる
それぞれがストーリーのエッセンスについて意見提出する。
一人一人が「台詞」や動きも含めて自己演出することが要求されるプレイバックシアターならではの時間だ。
若いころ「自分の心にヒットするもの」と「演劇的に深いもの」を明確に区別することを意識していた。
もちろん今も。
高校の学食のカレーライスは、料理として深みがあるとは思えないが自分の中の様々な記憶と結びついていて、今食べたら心が動くに違いない。
そして同級生たち全員が同じかどうかはもちろん不明。
プレイバックシアターは、そこを乗り越えてストーリーのエッセンスに迫らなければならない。
稽古場では尖りあうのではなく、丁寧に深いところを探り出す試みの時間が続く。
夕方に無事終了。
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久しぶりにホールのお仕事

2017-04-22 22:22:20 | 丹下一の泡盛日記
土曜日は久しぶりにホールのお仕事。
思えば前回、ここの仕事を終えて直接羽田空港に向かったのだった。
朝一番に入り終了後、翌日の仕込みもやって帰宅。
外は寒い雨。
家を出るときは厚着に見えた格好がちょうど良い。
往復の電車内でチェックしたかった宮沢賢治の短編2編と読んでほしいと渡された戯曲を読了。
帰宅してお茶でも飲んで寝ようかと思ったのだけど、寒い夜道のせいか、ついつい軽くご飯一膳。

そして、この大きな麩!
これでもちょっと縮んだ。
お椀ギリギリの大きさ。
太田成美さんがお土産に持ってきてくれたのだけど、ねっとり感があって美味しい。
明日は先週のプレイバッカーズ公演の振り返り稽古。
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稽古後の港の夜景

2017-04-21 13:58:48 | 丹下一の泡盛日記
木曜日、午後の都内の仕事を終えて、元町中華街へ。
横浜ボートシアターの来年の公演「アメリカ(仮題)」の稽古。


稽古を終えてみる港の夜景。
出ずっぱりの役なのだけど脳が別世界に行っているので疲れを感じない。
この夜景と港の空気に触れるうちにじんわりと疲れがでてくる。
きちんと稽古を終えた心地よい疲れだ。
早い時間に稽古が終わればバス一本で我が家のすぐそばのバス停に帰って来れる。
夜のバスで山の手を超えながらふと思い出した。
1986年のジァンジァンでの公演の稽古に参加して下さった年配の女優さんが「遠回りでもいいから一本で移動できるのがいい」と。
指折り数えたら、その時の彼女の年齢になっている。
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「木の芽」はあるけど「山椒の葉」は無いのだった

2017-04-19 18:24:45 | 丹下一の泡盛日記
階下のスーパーに竹の子が登場している。
先日、ついつい購入して打ち上げで食してもらった。
再び購入して竹の子づくし。
こんな時のためにでかい鍋を所有している。

以前、京都の方が竹の子ご飯持参してくださり頂いたのだけど。
鯛飯に竹の子や菜の花が散りばめられているという見た目も美しく味も美しいもので。
その記憶を頼りに安いタイと合わせた。
自分にはもう充分な美味しさだ。

定番の若竹煮。
そして先っぽのやわらかな皮を千切りにして麺つゆで。
先日竹の子ご飯に合わせようと、下のスーパーで「山椒の葉を買ってきてくれ」とお使いを頼んだ。
「山椒の葉」が通じなかったらしく何人もの店員が探しそして「ありません」とのことだった。
翌日見たら山積みされた竹の子の横に「木の芽」はあったのだけど。。。
前夜は無かったに違いない(-_-;;
小学校から英語教育よりももっと日本語をきちんと教えてほしいなあ。
あ、間違えてたのは自分の方か。

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