泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

「自省録」を購入

2019-04-30 23:39:10 | 丹下一の泡盛日記
世の中が「平成最後の日」とかで大騒ぎしているらしいのだけど。
今日は炊飯器にゴマご飯を仕込んで父のところへ。
弟と一緒に数時間を過ごす。
テレビで録画しておいた番組で紹介されていた「自省録」という本(の話)が面白かった。
と話したら、彼は既に持っていて、日本語版はトイレに置いてあり、しばしば手に取っている。
のだそうな。
日本語版、というのは彼は英語版も持っているからで。
なんせヒンズー文字やタイ文字が読める人で、北京語も大丈夫。
ブータン土産のお守りを見せたら、書いてあるのはゾンカ文字なのだけど。
あ、見た目は違うけど、これはヒンズー文字と構造が同じ、と言いだして、手書きの部分に自分の名前が書いてあることを教えてくれた。
数カ国後で「ビール下さい」って言えるもん、と自慢している自分など足下にも及ばないのだった。

というわけで(意味不明)本屋で購入した。
ふむふむ、と読みながら成城学園前の第Qでヒグマさんのコラボパフォーマンスに立ち会う。
「電波」をアートしている作業。
もちろんお名前はかねがね存じ上げている方で、興味深く拝見。
それにしても、映像を切り替えるタイミングをじっと待ち続けるヒグマさんを何に例えたらいいのだろう。
思いもかけず奥様ともお話しできてよい夜になった。
帰宅して数時間眠り出かける予定。
明日はPCを持たないのでブログはお休みします。
明後日にご報告。
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脳がすっきりな朝

2019-04-30 11:52:54 | 丹下一の泡盛日記
特に外出の用事もない「お休み」の日が続くと身体の底から「毒」や「疲れ」がどばどばと溢れ出てくるようで。
お年頃らしく朝方目が覚めて、もう一度寝て。
目が覚めたら10時だった。
身体は重いのだけど、脳がすっきりしているのは断酒が6日目に入っているからだ。
朝、いつものようにコーヒーとお茶を入れるのだけど、香りの感じ方が全然違う。
昼前に父のところに出かけて弟と過ごす。
早めに辞して実家に持って行くためのご飯を炊く。


今日はアサリご飯と豆ご飯:)
喜んでもらえて嬉しい。
明日は何にしようかな。
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買っておけば良かった

2019-04-29 07:38:15 | 丹下一の泡盛日記

日曜日、外に出てみたらもう昼近くだというのに空が晴れ渡っている。
前夜、強い風が吹き荒れていた。
富士山はじめ北関東の山々まで見えていた。
嬉しい驚きにしばし見つめてしまう。
中には自分が登ったこともある山がいくつか。
今は眺めるだけになってしまった。
弟と一緒に父と過ごした後、夕方帰宅。

もやしを入れてバインセオ風にしたら卵がうまくまとまらない。
片栗粉を入れないと駄目か。
夜、相方が2015年のローリングストーンズの「スティッキー・フィンガーズ」ツアーの映像を持って来てくれる。
途中まで観る。
1973年、バンクーバーに居た時、あちこちの店にはこのレコードがたくさん置いてあった。
ジーンズの写真に本物のジッパーがついていて。
強く引かれたのだけど買わなかった。
日本に比べたらレコードはとても安かった。
買っておけば良かったと、今は思う。
こういう体験を元に、今は、本はもちろん、CDやDVDは、特に海外では迷わずに買うことにしている。
もの、ではなく「体験」を買っているのだと思っている。
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浜松市のピアノコンテスト

2019-04-27 20:52:54 | 丹下一の泡盛日記
昨夜は遅くまで浜松市のピアノコンテストのドキュメンタリーを観ていた。
もちろん世情に疎い自分は、このコンテストのことを知らなかったので大変に勉強になった。
最後まで競い合う、自分の「おと」に集中していく挑戦者たちはもちろん素晴らしく。
そして、1次予選を通過できなかったけど事務局のアレンジでホームステイをする人たちもいて。
市民に浸透している様子がわかる。
最終予選がオーケストラとの協奏曲で、大好きなラフマニノフの2番、そして3番が演奏されるのを観ることができた。
ちょっと興奮して、そして、爆睡。
土曜日は、昼前から数時間を弟と父の元で過ごす。

初めてのこともたくさんあって、帰宅してご飯、パクチーのオムレツ、を食べたら爆睡してしまった。
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満開のつつじに京都を思い出す

2019-04-27 10:14:36 | 丹下一の泡盛日記
雨の朝。
フリーランスなので、仕事の日は「本番」の日。
家にいる日は、リセットや「準備」に時間を使う。
もちろん、お湯沸かしながら、洗濯しながら、ってこともある。
昨日は「お願いメール」が来て。
こういうものはたいてい突然来るもんだ、
パンフレットに1枚の紙を延々と挟み込み、在庫を数え。
箱詰めして宅配便で発送した。
重たい箱を持つのが意外にきつい。
そのせいか、今朝、なんか腰に違和感がある。
一歩一歩、確実に、じじいに近づいている。
なんて言ってる場合ではなく。
身体動かして、体重も落としていかなければ、この夏は乗り切れない。


アパートの前のつつじが満開だ。
30年くらい前、ゴールデンウイークは10年間、京都にいた。
その寺のつつじがいつも満開で。
こんな満開をみるとあの京都の日々を思い出す。

母が別けてくれたパクチーをどばっと盛り込んでオムレツに。
「パクチー大好き!」という母。
辛いものも大好きで、自分のスパイス大好きな舌はこの人のものを受け継いでいるのだろう。


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連合赤軍のドキュメンタリー

2019-04-26 11:06:36 | 丹下一の泡盛日記
連休を前にして、ちょっと一息。
大体が、ここ数年の基本がカレンダーの赤いところに仕事が入る、というもので。
もちろんその他のお仕事も週末が基本で。
嬉しいお問い合わせが、ダブルなんて当たり前。
トリプルに重なることもしばしばで。
ほんと、平均的に散らしていただきたいのだけど、こればっかりはどうにもならず。
経済的には残念だけど、自分の「作業」を優先させることが多い。
もちろんプレイバッカーズのツアーが始まると、
土曜日に仕事の本番、日曜日に移動して現地入り、ウイークデーは本番、金曜日夜に戻る。
なんて幸せに満ちた日々になることも。
午後、台所で料理。
夕方、出来上がって冷ましといた筍ご飯や大根の炊いたの、ふき味噌なんかをパックして実家に届ける。
父は食べられないのだけど、献身的に尽くしている弟がぱくぱく食べてくれるのが嬉しい。

帰宅して、録画しておいた連合赤軍のドキュメンタリーを見る。
当時のニュース映像が流される。
大学の塔の屋上で学生を制圧する機動隊員は、多分、自分たちの行動が上空からのテレビカメラに撮られているとは思っていなかったんだろう。
倒れて無抵抗になった学生を警棒で殴りつけている。
何度も、は必要なく力を込めて2回、だけ、なのだけど。
身体動線が全く変わっていないので、相手が動かなくなっていることがわかる。
別の機動隊員は、プロテクターをつけた拳(ではなく拳から突き出たプロテクター)で、学生の腹を殴りつけている。
学生は、一発で崩れ落ちるように倒れていく。
こういう行動は、先輩たちからたくさん聞かされていた。
盾で周囲から(マスコミのカメラから)見えないようにして、座り込んでいた女子学生を殴りながら服を引き裂く、とか。
裂かれた本人から聞いた。
そのときの傷が今も脛に、と見せてもらった。
機動隊員の学生に対する「憎悪」にも理由があるんだろう。
そして、こりゃあ学生の方も「武装」するようになるよなあ。
もちろん、リンチ殺人や浅間山荘事件は、絶対に正当化できるものではない。
47年が経って、何人かの生き残ったメンバーがカメラの前で口を開いた。
もちろん、例によって、リーダーたちはさっさと「行って」しまった。
残された彼らのその後の「生き方」、「責任の取り方」などとは言えない、その、それぞれの深さがずしりと伝わってくる。
出所して「法的」には罪を償った彼らが、47年以上自問自答し続けているその問い。
それが、こちらにも問いかけてくるようなドキュメンタリーだった。
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「春琴抄」本読み初回

2019-04-24 23:52:22 | 丹下一の泡盛日記

朝ご飯は豆腐のお汁。
そして、鎌倉へ。

「会いませんか?」とランチミーティングのお誘いで。
都内でもいいですよ、と言われていたのだけど、なんか気分を変えたくて遠出する。
もちろん元地元民だからその「緑」を知っている。
今のアパートの近くには大きな公園がいくつもあって、緑が溢れていて鳥の声も。
それでも、やっぱり人が暮らしている中にある「緑」と、
「緑」の中で人が暮らしているのには、大きな違いがある。
大好きな定食屋が休みでがっかりしたけど、旧知の蕎麦屋へご案内。
その後、駅前のカフェでしっかり話す。
大まかなプランを聞いて、湧いてきたイメージや、実際に「こうやっていたよ」なんて話。
その場で海外の知人に連絡してちょっと確認も。
そんなこんなが役に立ったようで嬉しい限りだ。
鎌倉から戻り、朝炊いて冷ましておいた筍ご飯を詰めて、西荻窪の稽古場へ。

12月の「春琴抄」の初回本読み稽古。
主役の女優さんとは初めてだ。
和やかな雰囲気でスタート。
やはり「関西弁」がネックになるなあ。
というのも、リアルな関西弁ではなく、谷崎潤一郎の計算ずくの創作「関西弁」で。
そして、何よりも東京育ちの自分は、関西弁が全然しゃべれない。
「稽古」以前の問題で「練習」しないといけない。
主役の辻本みず希さんが素敵。
主宰の藤田祥子さんが「どうしても彼女で」という理由がわかった気がした。

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料理を作りすぎた

2019-04-24 09:15:50 | 丹下一の泡盛日記
身体も脳も動き出して走り出そうとしていると、何故かストップが入る。
子どもの頃からしばしば見られる現象で。
なので、家を飛び出して山の中をほっつき歩いたり(街をうろつくことはなかった)。
まあそれでも収まらないから舞台を創ったりしているわけで。
もちろん、エネルギーは今もふつふつとアイドリングしている。

というわけで、料理を作りすぎた。
パフォーマンスのネタになるエネルギーが「料理」にスライドしたのだった。
もっとも喫茶店を運営しながら劇作・演出をしていた人が、
店のキッチンで「まかない」を煮込んでいるその鍋をじっと見つめながら、
台本や演出のプランを練っていたと言う先例もあり。
料理することは、いいクールダウンにもなるのだった。
そんな中、相方と食事しようとしていたら、
福島のご法事から戻った方からお料理のお裾分けが。
大根葉、海苔の佃煮。。。
じわっとしみる味で、旨い。
郡山、福島、いわき、二本松、会津若松。。。福島県内で頂いた味が蘇る。
福島の人は美味しいものをたくさん知ってるんだよなあ。

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からっぽの空間から

2019-04-23 13:00:14 | 丹下一の泡盛日記
前夜、以前から二人で飲みたかった方を自宅近くの大好きな居酒屋にご案内。
ガッツリ飲んで、またいいお話を伺う。
みんなすごいよなあ。。。
とエネルギーを頂く。

月曜日は、自主稽古の日。
8月の新制作座の東京公演、8月の中之条アートビエンナーレのヒグマ春夫さんの作品の中でのソロパフォーマンス3日間。
終了翌日にプレイバッカーズで先生方のための公演、に続けて北海道ツアー。
戻ってリハして自主公演vol.36「海」を横浜のあかいくつ劇場で。。。
。。。8月は混雑している。。。。
ほんと、もうちょっと日程考えてもらいたい。
(って、誰に言ってるんだ!?)
どーんと隙間になっているところだって、あちらこちら、たくさんあるというのに。
水曜日に12月の「春琴抄」の初本読みもあるので、台本2冊とパフォーマンスのイメージ音源をいくつか抱えて稽古場へ。

この伽藍(がらん)から始まる。
京都のお寺の石庭で公演していた時、奥さんが「寺は伽藍(がらん)でもあるんです」と教えて下さった。
がらんどう、という「言葉」は知っていたけど「意味」は知らないという、例によって上辺だけの自分。
「がらん」は何もない、からっぽの空間という意味なんです。
だから人間が色んなことして、色んなエネルギーを注いでいく空間でもある。
だから演劇公演をして下さって嬉しいんです。
ありがとうございます。
と教えて下さったのを30年以上たった今も忘れない。
京都のお寺の奥様は奥が深い。
ストレッチの後、声を出し、そして、45分間音を流して、とにかく動いてみる。
くらくらする。
汗もながせない。
身体が重い。
それでもとりあえず止めずに、やりきったもん。。。

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今日も戸塚へ

2019-04-21 16:39:13 | 丹下一の泡盛日記

深夜のタクシー帰りだったので、とにかくシャワーで髪を洗い目覚ましを3個かけて数時間眠る。
さすがに目覚ましの音で目が覚める。
準備はしっかりしてあり、予定よりも早い電車で戸塚へ。
前夜目が覚めた駅。
交通費使い過ぎ。。。。
公演したこともあるこのセンターで、プレイバッカーズの自主公演の振り返り。
プレイバッカーズは、大事なパフォーマンスの後は1週間はマイナスのフィードバックを出さない。
7日間、寝かせるのだ。
その上で前に進むための振り返りを行う。
かなり突っ込んだやり取りもあるが、直後ではないので全員が冷静に前向きになれる。
その後、写真家の山口敦さん登場。
新しいパンフレット用の撮影。
午前中で終了。
男子だけでランチに。
さげちゃん、当然のように「ビール!」。
男子会になった。
オケのヨーロッパツアーに同行する仕事から帰国したばかりの山口さん、戸塚駅から名古屋に向かう。
写真の出来上がりが楽しみだ:)
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