泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

図書館で出会った本

2011-07-28 23:19:23 | 丹下一の泡盛日記
今朝、さくさく起きて都内へ。
新宿でお団子食べる。(ていうかご馳走になる)
伊勢丹近くに団子屋があるのは知ってたけど、入ったのは初めてだ。
打ち合わせの後、お仕事のプレゼン。
自分がこういう会社にプレゼンに来るとは思わなかったなあ。
不思議。
無事終了。

夕方のリハーサルまで時間があるので目黒図書館に。
ぱらぱらと本をめくる楽しみ。
図書館は子どもの頃から大好きな場所。
時折思うのだが、図書館で働けばよかったのだ、と。
本と接することが大好きで、並べ替えたりの整理も大好き。

そして、図書館はちゃんと必要な本に出会わせてくれた。
なにげなく手に取ったのが,父親が自殺してしまったタレントの本。
自分などは本当に弱い人間で、このアップダウンの激しい(自分にとって)人生に耐えきれないと思うこともある。
そんな時、いつも支えてくれるのは、例えば来年の夏まではなにがなんでも金沢のオペラがある。
子どもたちを裏切ってはいけない、という思いだったりする。
そしてたくさんの「本番」の予定。
そして父親や母親が自殺してしまった何人かの友人たち。
幸いある「未来が見えてしまう人」が自分は90歳を超えて三桁近くまで生きるのだと言う。
しかも「嫌になるくらいかくしゃくとして」と。
だからきっと今回も大丈夫さ、と言い聞かせる。
そして、なんでふと手に取った本(しかもタレント本だ)に、とも思う。
不思議だねえ。

そしてもう一冊は野口体操の野口三千三さんの本。
いいことがたくさん書いてある。
ご存命のうちに教室に行けばよかった。
この本も実に示唆に富んでいる。
稽古前に読むことができて本当によかった。

明日は嬬恋に移動。
土曜日は本番だ。
森のエネルギーをたくさんもらっての舞台。
はじけること必定だ。



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ハングルで名前を書く(日本人の)子ども

2011-07-26 19:27:43 | 丹下一の泡盛日記
金沢での合宿でのこと。
谷川さんのワークショップで子どもたちの好きな歌を一人ずつ教えてもらったのだが、何人かはK-popの曲をあげた。
そして一人は白板にハングル文字でタイトルを書いた。
彼女はお茶を飲む紙コップにもハングル文字で自分の名前を書いていた。
本当に時代は大きく変わったと思った。

自分が育った新宿の新大久保には在日韓国/朝鮮人および台湾人がたくさん住んでいて同じクラスにもごく普通に。
実は長崎でも中国名のクラスメートがいたし、沖縄と縁がある自分は最初から日本が単一民族の国だなどと思ったことなどない。
そして新宿では在日の人たちに対する差別も見聞きした。
ハングル文字で書かれたはがきをみてあざけるような言葉も聞き実に悲しい気持ちになった。

それが今やハングル文字を書けるのが「かっこいい」ことなのだ。
自分もその子どもに合わせてコップに自分の名前をハングル文字でも書いた。
その子は驚いて、そして嬉しそうだった。

1990年にはじめて韓国に行ったのは映画の仕事でだった。
「ありがとう」すら言えなかった。
くやしくて帰国後、本を買ってハングル文字の書き取りもして勉強した。
その後、自分の舞台公演で出かけた時には、メンバー11人を連れて、つたないことばでご飯食べさせたり、劇場まで連れて行ったり。
この頃はとんとご無沙汰で、言葉もほとんど忘れてしまった。
1990年からなんども出かけてソウル、スウォン、釜山、チュクサンなどで観た舞台はものすごく面白かった。
金亜羅演出の「オイディプス」「ハムレット」、オ・テソクの「楽屋」(清水邦夫の)やタイトルは忘れてしまったが強烈に記憶している時代劇。
イ・ユンテクの作品、エンターテイメントだけど2回観た「ジャンプ」、そして3回観た「地下鉄1号線」。


日本では「韓国はどれくらい日本から遅れているのか?」という質問をしばしばうけた。
この話にならない誤差はいつ解消されるのかと思いつつ。
将来、韓国の映画やテレビドラマが日本でもたくさん放映され韓国のスターのファンクラブができると思う、と応えていた。
誰からも相手にされなかった。

シンガポールのディック・リーが来日した時、当時ロンドンではやり始めていた最新のファッションでテレビ番組に登場した。
それは自分が子どもの頃流行った裾が広がったベルボトムタイプのパンツで、彼が出演した日本のテレビのタレントたちは、その「古さ」を話題にした。
ある記事でも「彼はロンドンの最新のファッションだと言うが、どうみてもタイムマシン感覚」と書かれていた。
自分は新聞社にいたので、それが本当にロンドンの最新ファッションだと知っていた。
その後、ややしばらくして日本にも入ってきた。
日本が一番早くて新しい、とどうして思い込んでしまうのか。
20年近くたってたまたまみつけたユーチューブの画像を見ながら思う。
あの記事を書いた人は今どうしてるんだろうなあ?
こういう時差、誤差は少しは埋まらないのだろうか?

鎌倉の帰りに海岸線を通る。
タイ、韓国、ブラジル、ネパールの旗が翻っている。
それぞれの海の家でその国の料理が供されるのだろう。
かつて韓国料理、というだけで「辛いんだろう?」とかタイ料理は「(ナンプラ)臭い」とか言われつつ、自分一人でばくばく食べていた。
だって美味しいんだもの♪
ほんと、いい時代になったもんだ。
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ヒグマ春夫さんのパフォーマンス、素晴らしい!

2011-07-26 11:09:01 | 丹下一の泡盛日記
昨日、午前中でかけていったん戻りわらわらと事務仕事すませて新宿へ。
久しぶりに来たなあ新宿文化センター。
この界隈は時分が育ったエリア。
中学生の頃、このあたりをよくうろついていた。

用事を済ませてそのエリアに突入。
午後早い時間だったのかいくつかのチームが見回りなのか、打ち合わせ終わらせたのか。
いかついスーツの5~6人。
一目で「その筋」とわかる。
この陽気でスーツじゃ暑いだろうと思う。
一人はネクタイ外してシャツの前を開けていたのですれ違う時に胸まで入れた入れ墨が見える。
別のチームとすれ違う。
かならず指を確認してしまうのだが、最後尾の一人は小指を詰めている。

なんかこの感じが「なつかしい」。
ほんと物騒なところで育ってしまったものだ。
そして、誰かが「警官が若く見えたら年取った証拠」と言っていたが、
このヤクザたちがみんな「若く見えた」。
年とったのかなあ。。。
みんな若くてイキがよくて何人かはとてもまじめそうだ。

明大前で打ち合わせの後、ヒグマ春夫さんの「映像パラダイムシフトーvol.30 波動その2」に立ち会う。
1部は昨年の秋、フランスで上演されたインスタレーションの記録映像。
これも素晴らしかった。
「やられた!」という瞬間があって、終演後「パクらせて下さい。あれやってみたいです」とヒグマさんに。
2部が「波動その2」。
素晴らしいパフォーマンスだった。
よく説明できないのだが、たくさんのポイントが自分にヒットしてくる。
流れ続ける文字、映像のフィードバック、ライブペインティングとダンスと情報量がいつになく多い。
そしてその一つひとつがすべて同じことを伝えようとしているように思えた。
時には渦になり、時にはばらばらに「波動」を送り続けている。
刺激的で興奮する時間。
終演後、うちあげでヒグマさんと話す。
これもまた刺激的な時間で幸せに。

幸せな気持ちで終電よりはやめの電車に乗ったら、そのまま乗り過ごして久里浜駅に。
お金は持っていたがタクシー代が勿体ないのでその辺で横になる。
誰かが「大丈夫ですか?」と猫なで声をかけてくる。
適当に返事して寝続けた。
1時間くらいで目が覚めると鞄が離れたところにある。
おかしいなと思いつつ中を調べると財布から札だけが抜き取られている。
それとiPodが無い。
iPhoneやカードには手を出さなかったようだ。
せこいプロの仕業だ。
多分、あの時声をかけてきた男だろう。
経済的にきつい状況でこの1週間を過ごすためにおろしたばかりの金をとられたのはきついが、札とiPodだけだったのだから、不幸中の幸いとすべし。

以前、同じように乗り過ごす人が多かった浦和駅で泥酔者から財布を抜き取り札だけとって捨てる事件が多発したと聞いた。
久里浜もそうなんだ。
大昔、新宿の自宅付近には辻強盗が出たのを思い出す。
始発で帰宅。

体験てんこ盛りの一日だったねえ♪

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小松空港から

2011-07-24 19:25:47 | 丹下一の泡盛日記
1泊2日の合宿稽古を終えて、今、金沢・小松空港のラウンジ。
いや~フル回転したけど楽しい合宿でした。
子どもたちとご飯一緒に食べるのも初めて。
毎回席を変えてあちこちと。
そこで学校の合宿の規律がどんなに厳しいかを聞かされて唖然。
なんじゃそりゃ!?
「管理」しなければいけない学校側も大変だと思うけど、ちょっとはずしてないだろうか。

今回、作家の寮美知子さん(台本担当)と作曲の谷川賢作さんも一緒。
もちろん21時の稽古終了後は自分と谷川さんの部屋で“大人のおやつ”の時間。
だって「合宿の手引き」に「おやつは500円まで」とある。
だから質問した「大人のおやつはいくらまでなんですか?」。
と、財団の課長さんがものすごく美味しい焼酎を差し入れて下さった。
飛騨のコンサートから移動してきた谷川さんも日本酒。新しく加わったバリトンの門田さんも銀嶺立山。
しまった手ぶらだった。。。

そして盛り上がる宴会。
もちろん話題は次第に稽古の振り返り、翌日の展望へ。

今日は、谷川さんが大変。
朝9時からほとんどピアノ叩きっぱなし。
無茶苦茶だったけどとにかく通した後、クールダウンの代わりにちょっとワークショップも。
金沢市内までのバスの中で子どもたちからお菓子もらってバクバク食べてる。。
「今日は休肝日にします」宣言も。
自分の頭もメモリーぎりぎりまで使ってる。

その後、犀せいでユーチューブに動画アップ作業。
自分は横でワインいただいてただけだけど。

http://www.youtube.com/watch?v=fx5ym9XFFJM
ラ・フォル・ジュルネでのスクール生たちです。
ぜひ見てやって下さいまし。
ピアノは谷川賢作さんです。
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金沢で合宿稽古へ

2011-07-23 12:04:47 | 丹下一の泡盛日記
というわけで金沢に到着。
もうリチュアルとなったジャズ屋さんでの稽古前コーヒー。

今年はおなじみのイベントの日程が重なってしまっている。
ご招待をうけた国際女性ビジネス会議、かみさんはすごい早起きで出かけて行った。
そして9年続けた御神輿も今日。
10年連続ならず実に残念。こんなときこそがっちり汗を流して自分の体も心もリフレッシュしたかったんだけどなあ。

そして、一番最初に予定が組まれていた金沢ジュニアオペラスクールの合宿稽古。
山の中の研修センターで1泊2日。
台本の寮さんも作曲の谷川さんも参加。子どもたちとお泊り♪

村井校長のかじ取りと実務を着実にこなしていく財団スタッフのおかげで、この船の公開も1年にならんとしている。
1年前、琵琶湖畔の同志社大学の合宿授業を終えて、一度帰宅してすぐに金沢に飛んで記者会見に参加したのがもうはるかかなたのように思える。
来月の中間発表会のパンフレット用に子どもたちの写真を撮った。
オーディション時のそれと比べてみるといつの間にか成長しているのがわかる。
子どもってすごいなあ、と思う。

羽田からの機内で台本と自分のノート見直して、5分だけ岡本太郎さんの本をぱらぱらとめくる。
もうご神託のように今の自分に必要な言葉が現れる。
さすが太郎さんだ。
1996年ごろ、千賀企画で岡本かの子の語りを経て「岡本太郎の言葉」展をストライプハウス美術館で上演していた。
母、かの子の資料のつもりで読みだした岡本太郎が面白かった。
そして何よりもエネルギーに満ちた言葉の数々が自分を叱咤激励してくれた。
最近復刻した本が当時絶版で、お借りしてコピーしたり。
読みふけった時期がある。

さてどんな2日間になるか。
楽しみだ!
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新しい季節が来ている

2011-07-22 22:59:54 | 丹下一の泡盛日記
昨日、かみさんと目白駅で待ち合わせて東京シェイクスピアカンパニー公演「シンベリン」の初日へ。
目白駅周辺はかつての生活圏内で懐かしい。
田中屋が地下に引っ込んで酒専門店になっていて驚く。

舞台の方は、楽しくそしてじっくりと拝見。
みんないい感じ。

終演後、主宰で訳演出の江戸馨さんのパートナーで作家の奥泉光さんと初日打ち上げの居酒屋へ。
奥泉さん、先日森の家に来損ねた。
捲土重来「その庭ではたき火ができるのか?」
泊まりにきてくれた佐々木康仁さん「ものすごいたき火しますよ,丹下さんは」。
「じゃ、鶏を土の中で蒸し焼きにしよう!」。
おお、と男たちが盛り上がる♪
なんだかその後もくいくい飲んじまって、終電で帰宅、ばたりと寝る、つもりが娘1が。
夜食つくって一緒に飲み直したような,記憶が。。。。

朝もうろうとしながら起き出して、仕事に出かける娘1に朝ご飯。
嬬恋のキャベツトースト。
色々あるけど本番もある。
いつの間にか日程はどんどん埋まっていく。
新しい季節が来ているとわかる。

明日は金沢へ。
週末、オペラスクールの合宿稽古。
そして来週はなんだか知らないけどぎっしりと。
ありがたい。あ、台詞まだ全然入ってない。。。
30日(土)のシェイクスピア朗読会はおかげさまでほぼ満席。
後、ほんの少しだけ余裕があります。
素敵なパフォーマンスになること間違い無しです。
滑り込みのお客様、お待ちしています!
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そろそろエンジン始動

2011-07-21 14:20:13 | 丹下一の泡盛日記
かみさんが嬬恋のキャベツでつくったロールキャベルが旨すぎる。
で、それを目当てに娘2がやってくる。
傘持ってない、というので駅まで傘もって迎えに。ついでになんか買わされて……帰宅。
娘2、ユーチューブ見せながら最近のインディーズの動向などについてレクチャーしてくれる。
ふむふむなるほど。
娘2も言うようになんか日本のロックバンド、元気ないような気がする。
そして、一番印象的だったのが「遠藤時代」かな。バンドじゃないけど。
少女時代もすごいけどこの人たちも素晴らしい。

ついつい飲み過ぎて夜更かししてしまう。
この頃娘2から元気をもらってるのかもしれないなあ。

かみさんは仕事で早起き。
その後、起き出して朝ご飯を一緒に。
娘2がなんか企画していて、その相談にのっている。
わんこたちがまわりにはべっていて平和なことこの上ない。

平和で楽しい時間だけれど「企画する」ということについての質疑応答が延々と続いていることがポイントで。
ま、娘2とだと朝からトランスジェンダーとかジェンダーフリーについて、みたいな会話になりがちで、自分にとってはとても嬉しい。
窓の外を見ながら「ああ、雨が上がったねえ」なんて会話だと違う気分になってしまう。
もちろんそういう時間もたまには悪くないんだけど。
家にいてのんびりコーヒーをすすっているよりも飛行機の座席でコーヒーの紙カップを抱えていたい。
自宅で飲む酒も幸せだけど、舞台を終えた後に仲間たちと居酒屋で乾杯する安い焼酎にまさるものはない。
そろそろ元気が出てきた。
それにしても結構旅して,移動してるんだ。
そろそろどこかで書かせてもらえないかなあ,旅日記とか旅行記とか。
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台風の日に

2011-07-20 15:37:43 | 丹下一の泡盛日記
午前中の太極拳を早引けして都内へ。
この台風のぱらつく雨と湿気が2年前の台北を思い起こさせる。

8月の頭のことで、ワークショップの2日目には近づいてきた台風のために雨、ものすごい湿気。
3日目には国によって運営されていたワークショップ会場が上からの指令により閉鎖され、主催者が急遽探し出してきた会場に移動。
「今日は外に出ないで下さい。食事も用意しました」と。
後発のメンバーが成田に足止めされたり、打ち合わせを終えてホテルに戻ってもすごい風と雨で、ひとりぼっちの部屋で高粱酒あおるしかなかった。
初日に洗濯した下着が最後まで湿気で乾かなかった。
そして風雨の中、金山に移動しての本会議でタイでの活動報告やパフォーマンス。
この7日間で自分と同じようにアジアで現代演劇やダンス、美術に関わりつつプレイバックシアターもという人たちに出会った。
日本ではもう滅多に出会うことはない。
彼らに出会ってこんな「でぶ」になっている場合ではない、と気合いが入り、帰国後4ヶ月で10キロ減量。
今はそこからもう少し絞っているが別に意識していない。
自然に今の体重を維持するように身体自身も元にもどった。
日本でプロとして自分の身体を意識しながらプレイバックシアターやってる人ってうちの劇団以外でいるんかいな?
とひがんでみたりする。
それにしてもアジアのプレイバックシアターの人たちは若い。
そして行動的だ。
また一緒に何かやりたいな。

このところ時間の経つのが早すぎて1年前なんて大昔、って感じ。
ああ、昨年の8月から9月にかけて同志社の学生たちと遊びまくりの舞台つくってたのも記憶の彼方に行こうとしている。
なので2年前の台北は記憶に鮮やかだが年月を数えることがないくらい昔の話に感じる。
8月の頭に台北に出かける。
あれからちょうど2年経った。
もう一度、司馬遼太郎の本を読み直すと2年前には読み飛ばしてしまっていたところが入ってくる。
こちらも地名を始め地勢や歴史などの意識が深まっている。
震災がなければ7月には台東(たいとん。台東区ではない)にいるかもしれなかった。
今回、自分にとっては久しぶりの海外。
ぐんぐんと気持ちが盛り上がり、出かけるのが楽しみになってきた。
だからそれまで一生懸命働くのだ♪
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なんか脳がつるつるになるあの感じが。。。

2011-07-19 20:13:17 | 丹下一の泡盛日記
昨日、夜更かし+深酒をしてしまいちょっと自己嫌悪。
午後、都内に出てオーディション。
六本木を歩きつつ、ちょっと前ならこのままその辺で~、となったのにとんぼ返りで残念。
そして、追いかけるように「決まりました」と嬉しい知らせ。
うっしゃあ、お仕事一本ゲット♪
この調子で明日のオーディションも決まらないかな♪

問題なのは舞台の方で。
森のアートのシェイクスピア朗読会は必ず「爆発」できると信じている。
そしてその後のイメージが湧いてこない。
こんなことは初めてだ。
生活立て直すことで一杯になってしまうとは情けない。
生活がきついときほど「夢」はちゃんとみてないと、と思っていたはずなのに。

シェイクスピアからイメージもらった一人芝居もちゅうぶらりんのまま。
波田須アートフェスティバルは、まあもうちょっと先だしなあ。
もっと先へ先へと向かう、イメージがわき起こってくるあのエネルギーが落ちている。
まあ、原因ははっきりしてるんだが、自分ではどうしようもない。
もともと働きの遅い脳がつるつるになってしまう嫌な感じがまたやってきている。
ああ、かっこいい舞台やパフォーマンスに触れたいなあ。

せめて、東京への往復の電車内で司馬遼太郎を読む。
「街道を行く」なので小説ではないのだが、人物描写がなんとも味わい深いものがある。
台湾についての「おさらい」でもある。

帰宅するとかみさんとわんこたちが嬬恋から戻っていた。
わんこたち「久しぶりですねえ!」と飛びついてくる。

そしてヘタレになっていようとも8月からは怒濤のようにアートな日々が押し寄せてくる。
波田須アートフェスティバルも2日間のプログラムを考えることになった。
サーシャにもしばらくメールしていない。
ぼちぼち、そっち方面も始動しないとなあ。。。
明日は久しぶりに太極拳だ♪
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東南アジアの音楽ふたたび

2011-07-19 00:17:44 | 丹下一の泡盛日記
早く寝るつもりがこんな時間に(-_-;;

あれはいつのことだったろう?
1989年頃だと思うのだが、タイのガトーンというバンドに夢中になった。
きっかけが何だったのか、残念ながら記憶にない。
偶然その気になって買ったのが,今でも自分には名盤と思える「ガトーン2」。
タイ語も何の情報もなく(今だにタイ語はわからない)、ただその音が自分を呼び寄せた。
一緒に演劇をしていた人たちの反応も今ひとつだったが、大好きなミュージシャンの友人がものすごく反応したことに勇気づけられた。
もちろん自分の「趣味」なので誰が何と言おうと好きなものは好き。
一つ言えるのは彼らがタイの民俗楽器をたくさん使っていたことが重要なポイントだった。

20年くらい前だろうか、日本でメジャーデビューしたロックバンドの三味線や和太鼓で構成されたジャケットをみて「おお!」と。
そして、聞いてみたらエフェクターかけまくりでエレキギターとエレキベースを使うのとなんら変わらないのだった。
音楽的なセンスを大きく疑うバンド、というかプロデューサー、か。

ユーチューブでガトーンの元リード・ヴォーカルの一人、オイの映像をみた。
2年前にタイに出かけた時にも別の映像をみつけたが、今夜のはカラバオというバンドの大きなコンサートにゲスト出演しているもので、ああ、自分がカセットで持っている昔の歌を歌っている。
こういう映像がみられるなんて嬉しい限り。いい時代になったもんだ。
その後、流れ流れてアッサニー&ワサンの映像までたどり着いた。
ほんとに今夜は何やってんだか。
それにしてもタイは2度ほど行ってるが、自分にはまだまだ遠い国。

携帯電話のおかげで自分の行くところには大抵は電話がつながる。
1月に香港で舞台にちょこっと参加したが、その出番直後に電話が鳴ったりする。
(実は想定内だったので切らなかったのだ)
旅をしながら絵はがきを書いたり、移動途中の空港から若い女優が日本の実家に国際電話して涙ぐんでいたりした時代も悪くはないと思うことがある。
考えてみりゃこの2日間、娘1しかいなかったし仕事もろくになかったのだから、米と野菜をかついでその辺に野宿に出かけてもよかったのだ。
(下手するとホームレスに見えちゃうかもしれん)
ちょっと残念。
それでも自分は携帯を手放さないだろう。
そんな自分が嫌だ。

「北京一夜」がらみでもまたいい歌手見つけちゃった♪
中華世界はすごいなあ。
誤解されたくないので書くが、自分は日本でも技術的にも力量があり、かつ本当の「伝統」を使い、そして現代に向かい合う意識を持つ歌手、の存在に出会いたいと心の底から思っている。
「北京一夜」を作詞作曲したのは台湾人だった。
その思いを逆手に取るのではなく、本歌取りして切実な思いを込めて歌うことができるこの歌手は誰なんだろう?
中国系で上海での録画。
face bookで問い合わせてみる。

なでしこジャパン、すごい!
素晴らしい!
そして嬉しい。
男が何年もかかってできないことをさっさとやっちまった。
これは忘れてはならないことだ。
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