泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

朗読劇「ハムレット」無事終了

2010-03-31 11:56:28 | 丹下一の泡盛日記
 月曜日、午後下北沢で朗読会の最終稽古。終了後、考え事をしながら素直に電車に乗り「古事記」の稽古で日暮里へ。
 晩ご飯食べつつ資料読み。台本コピーしたりして稽古場へ。
 「今日の部屋はどこかいな?」とみていたら名前が無い。
 「は!」っと思い出した。今日の「古事記」の稽古場は下北沢に変更になっていたのだった。
 歩いて5分の移動が大変なことに。
 大遅刻。。。。
 疲れがたまっている、ではすまされない。

 終了後、演出の笠井賢一さん、特別出演の櫻間金記さんらとはしごみたいな階段上がって屋根裏部屋へいける下北沢のお気に入りの店で飲む。
 こんな楽しい酒の時は、遠くに住んで終電が早いのが残念だ。
 
 昨日は杉並演劇祭で西荻窪のがざびいでシェイクスピアの「ハムレット」朗読劇。
 いつものメンバーに加えてこの頃TSC(東京シェイクスピア・カンパニー)の若手と認識されている大須賀隼人くんが参加。
 「ハムレット」は様々な演出の舞台を海外でも何度もみたし、過去にやったこともある。
 この朗読会でもバージョンを重ねてきた。
 昨年の同志社のプロジェクト科目でもちょっとだけ。(自分がハムレットを担当した)
 朗読会でも一度ハムレットを担当したが現在は、まきのくみちゃんがハムレット役。
 自分は今回なじみのクローディアスと亡霊、ローゼンクランツ、そして新しく墓堀を担当。

 そして今回、くみちゃんのハムレットとまりちゃん(つかさまり)のオフィーリアが絶品だった。
 自分も演じたことがある場面なので一応少しはわかっているつもりだったが二人の本番でのやりとりを聞いていて発見があった。
 この3年、二人はぐんぐん大きくなっていると感じているが、もうひとつステップアップした本番だった。

 終演後、客席にいた「十二夜」の出演者たちが総出でバラシ~片付けを手伝ってくれたので、あっという間に終了。
 全員で居酒屋に繰り出す。と言っても自分とかみさんは1時間もいられないのだが。
 大きな手応えを感じた後のお酒は幸せ♪
 そんな時間はあっという間に過ぎて終電乗り継いで帰宅。
 かみさんと飲み直す。

 朝PC開くと香港から何本かメール。
 午前中、自宅のセキュリティ工事が終了。
 実は自分たちが暮らしている住宅地は,この頃治安が悪化していて空き巣が多くなっている。
 自分たちが「若手」になってしまうくらい年配者が多く、昼間はぱったりと人通りが絶えてしまう。夜も同様。
 娘2の強い希望もあり、お金はかかったが「安心」を購入した。
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江ノ島合宿無事終了

2010-03-28 21:31:06 | 丹下一の泡盛日記
 江ノ島でのプレイバッカーズ合宿から無事帰宅。
 参加者の皆さま、ありがとうございました。
 いつものことながら合宿は1泊2日の深い旅。自分たちもガイドだけでなく同伴する。
 なので終了すると何をしたわけでもないのに妙に疲れる。心地よい疲れだ。
 京都の大学の学生も参加。よい体験になっただろう。

 帰宅するとかみさんが素敵な映像をみせてくれた。
 ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番は大好きな曲で、それを新鮮なイメージで演奏するピアニストの映像。
 この曲は重たくうねるような感じで演奏してもらいたいと思っていたが、そのイメージを越える斬新な重さとうねりが素敵だった。しかも演奏者がかみさんに言わせると「中古車のセールスマンみたいな普通のおっさん」なのだ。このおっさん、ただものではないとみた。

 明日、午後は火曜日の朗読会の稽古。夜は「古事記」の稽古。
 一杯飲んで眠ります。
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新光電影館の素敵な時間

2010-03-27 00:12:22 | 丹下一の泡盛日記
 午前中、大急ぎでスーパーで週末のプレイバッカーズ合宿の買い出し。
 そして下北沢の稽古場へ。来週火曜日のシェイクスピア朗読会の稽古。
 これは杉並演劇祭に参加するもので、会場もいつものキッドではなく遊空間「がざびい」で。はじめての空間で楽しみだ。
 寒い。なかなか喉の調子がもとに戻らない。

 稽古は無事終了。カンボジアから帰国したばかりの楽師の佐藤圭一さんと電車の中で話す。
 佐藤さん、アンコールワットで自分のイーウーマンの受講生に会って一緒に食事したそうな。(受講生とは知らずに)なんだ自分の名前出してくれたら盛り上がっただろうに。と、盛り上がる。

 東横線で横浜を越えて元町中華街へ。
 この頃、この界隈に来る事が多くなっている。自分にとって昔の新宿や渋谷みたいな存在になりつつある。
 中華街の中華菓子で有名な同發新館で横浜未来演劇人シアターの公演「新光電影館」をかみさんとみる。井村昴さんが出ていて振り付けは石丸だいこさんだもの。
 この同發新館は元は映画館だったそうで、レストランの空間をうまく使っていた。ふと石川裕人大兄ならどんなストーリーを書くだろうかと思う。
 舞台は正面のスクリーンに懐かしい映像が次々に投影されたりしてバンドもパワーアップ、楽しい100分。お土産に同發のお菓子もついていて、ちょっと得した気分。
 井村さんと立ち話。次々とお客さんがやってくるので落ち着かず、諸々後日で別れる。
 その後、かみさんと北京飯店で中華そばと小龍包食べて帰宅。ますます寒い。かみさん、軽く飲んだが自分は飲まず。

 帰宅するとSECOMのセキュリティが稼働、ガードマンさんが確認のため「入りました」と報告書。
 アリーシャがリビングのドアを開けたのにセンサーが反応したようだ。アリーシャ、ドアを引いて開けるからなあ。今後は開け放した状態でロックせねば。

 週末はプレイバッカーズの江ノ島合宿。
 今回は前泊がなく朝9時半集合。この睡眠不足続きがちときつくなってきている。頭痛はまだやまない。まいったね、こりゃ。やっぱり飲んで寝るしかないか♪
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万里の長城

2010-03-25 11:10:55 | 丹下一の泡盛日記
 三浦半島は今日も冷たい雨。冬のようだ。
 雨のおかげで花粉が押さえられるのはありがたい。そして、洗濯ものが山のように。なぜか昔みたあふれた肥だめを思い出す。

 朝から市議選の連呼がやってくる。なんせ定数22から20に減らして、候補者が25人。逗子では激戦だ。ま、今まで危機感が無い選挙ばかりだったからな。本来の姿なのかも。

 Googleが中国から撤退。かの国の歴史はものすごい人口をどうやって一つにまとめるか、の繰り返しでもあった。だから今に通じる数々の偉大な思想が生まれた。
 その大変さは自分などの理解を越えているだろう。そして、今回の「撤退」は「万里の長城」を思い出す。巨大な壁つくって外敵をふせぎ、内に籠る。
 そして、長城も実はあまり役には立たなかった。

 先日,逗子のバーであるテーマパークで働いていると言う人の話が聞こえてきた。
 「中国から来る人は金持ってますよお」。
 その言い方に「信じられない事だけど」というような差別的な響きを感じてしまい不愉快になった。
 日本だけがアジアで唯一の金持ちの国だとでも思っているのだろうか。
 多分、あなたと同い年で同じように普通に働いていて、あなたより収入の多い中国人や台湾人、韓国人、シンガポール人はあなたの理解を超えるくらいたくさんいるのではないかしらん。

 中国がGNPで日本を追い抜こうとしていて、沿岸部と内陸との経済格差があれだけあるということは双方にどういう現実があるのか。
 内陸部の「昔ながらの」「ゆたかな大地の」中国の映像の印象だけを持ち続けたいのだろうか。
 今、BMWとベンツが世界で一番売れている国であり、注文に生産が追いつかない状態だとBMWの人から聞いた。
 日本は色々と問題はあるが、いい国だと思う。そして、あまり豊かな国ではないとも思っている。
 今のシステムを少し変えれば充分やっていけるとも思うが、日本人がそれを受け入れる覚悟ができる頃にはもう手遅れかもしれない。

 シンガポールもソウルも釜山も上海も北京も台北も高雄も香港も、もう東京とさして変わらない。そしてそれぞれに特化しているところがあり、それぞれに「うちでは気にしてないのこういうところは」というポイントがあるだけだ。
 先日、かみさんがソウルで「韓国人はがさつで嫌ね」と話す日本人に不快感を持ったと聞いた。自分は駅ですれ違いざまに自分のかばんに平気でぶつかってくる日本人が不愉快だ。欧州でそういう体験をすることは滅多に無い。
 昔、あるヨーロッパ人が涙ぐみながら「町中で日本人が向こうからぶつかりにくるのが怖い」と語っていた。

 以前も書いたが、数年前の外務省の新人研修の英語の時間。外国人の先生が(英語で)「スペインはどこにありますか?」と尋ねたら、全員英語は理解したが,スペインがどこにあるのか知らなかったと言う。自分には信じられなかった。大半が東大卒だ。
 ところがその後、若い人たちに「スペインはどこにある?」と聞きまくり,半数が答えられなかったことにもっと驚いた。南米と回答した人も何人かいた。確かに南米は巨大なスペイン語エリアだ。
 テレビでスペインを知り「行ってみたい」「みてみたい」「食べてみたい」と普通に話しながら、どこにあるのかは興味を持たない、ということが自分は理解できない。
 
 名古屋市長と市議会の戦いが火を噴いている。
 議席減を否決するようでは議会は信用されんだろうな。そして市長の公約を否決しまくると言う事は、民意をおろそかにしていることにならないのか。それとも民意を代表しているのは市議会の方、なのか?
 こちらも注目。 

 
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飛び込む勇気

2010-03-24 14:07:20 | 丹下一の泡盛日記
 配送されたお肉についていたドライアイスの固まりを流しにぶちこんだら素敵なことになった。水を流し入れるとなかなか興奮する風景に。
 しまった。娘2がいるときにやるべきだった。親子で大騒ぎできたのに。。。

 22日、連休最後の夜はなぜかかみさんとテレビをみた。家のテレビはかみさんの母・大ママ用にあるようなもので、基本的にはDVD再生装置である。
 みたのはケーブルテレビで配信されていた麻雀名人戦。
 これが実に面白かった。
 麻雀は下手だが大好き。中学校の頃父親が牌を買ってきて始めた。
 先日、母親が言っていたが,父は「受験のストレス解消には麻雀がいい」と話していたそうだ。(ほんとか!?)
 名人戦は、さすがに素晴らしい戦いで。
 自分が大学生の頃から「名人」だった小島信夫さんが、もう何とも言えぬ妖怪ぶり。
 若い「名人」が清一という大きな手を聴牌している。小島さんはまだ聴牌もしていない。
 突然、小島さんが強気の牌を捨てる。若い名人の心が揺れる。次順、彼はまったく当たりとは関係ない牌をつかんで手を崩し、勝負から降りてしまう。
 その次の瞬間、小島さんがつもってきたのは、若い名人がさっきまで待ち構えていた牌。平然とツモ切りする小島さん。
 そして、最後には小島さんが上がってしまう。(若い名人は振り返りで「あの一打が強烈で」と語っていた)
 解説者も「久しぶりにすごいもの観ました」。

 麻雀は頭だけではなく体で打つものだと思っている。全身で集中して打つ楽しさを思い出した。下手の横好きだけどまた打ちたいな。

 昨日午後はエリック・サティ「ブラバンのジュヌヴィエーヴ」の稽古。振り付けの早川ゆかりさんと二人してニューフェイスのYちゃんにめろめろ。
 どんな指示にも飛び込んでくるのがいい。それがまれに「?」な動きでもかまわない。うだうだ考えるよりまず動く。その潔さが気持ちいい。
 と、彼女の学校時代の先生こうたろう(秋山耕太郎)に言ったら「とにかく飛び込む勇気を持て、と教師たちは伝えてます」。Yちゃん、いい先生に出会ったね♪

 以前、演出に「何でもいいからやってみて」と指示され動いてみると「いや、それは違うだろう」というフィードバックが帰ってくることが多かった。毎回、言語的に間違ってるんじゃないかと思っていた。
 「何でもいい」ということは,本当に「何でもいい」のであって、俳優が何かをした事で充分なはずだ。
 「俺の言葉をもっとよくきいて、深い部分を汲み取れ」という演出家もいたが、自分は「偉大な将軍様の深いお心を汲み取れなくて反省しています」というあの北国の政府関係者がしばしば口にする台詞を思い出していた。
 「そうやって俳優を混乱させて云々」と言う人もいたが、彼の場合、自分の指示に盲目的に従う俳優が欲しいだけなのだった。(自己啓発系のトレーニングのトレーナーの言動にも同じような事がしばしばみられるというので、自分は自己啓発トレーニングをどこか信用していない)

 いわゆる企業研修やトレーニングの世界では、こういった言葉遣いは太古の遺物となっている。本当に前向きで創造的なチームは作れない、と。
 心理療法の世界でも、使われたことばは必ずその額面通りに受け取るのが基本だ。

 今日は終日家のセキュリティ工事。立ち会いつつ事務仕事をこなしていく。今日一日だけ稽古も打ち合わせも無い日。
 外は逗子市議会選挙でかしましい。知人が2人立候補している。なんか変だな。一緒に飲んだりしている人がたすきかけて手を振ってるのって。
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卒園式と卒業式

2010-03-21 15:37:48 | 丹下一の泡盛日記
 昨日、調布のトイボックスの卒園式でプレイバック。
 トイボックスは、0歳~3歳の保育園。先生たちのエネルギーが素晴らしい。自分が親だったら多少無理してもここに入れたいと思う。
 子どもたちの成長が自分の幸せにつながっているという保護者の方たちや先生のストーリーを演じた。
 そう、久しぶりにアクターで出演。昨年秋の名古屋以来だが、絶好調♪
 最後に子どもたちが空に風船を飛ばした。真っ青な春の空に色とりどりの風船が旅立っていった。

 その後メンバーと新宿の中華料理屋でお昼ご飯。やっぱり中華は大勢で食べないとね。
 
 実は今日は娘1の卒業式。電話で「終わったよお~」と連絡。
 夜、かみさんの元夫も交えて葉山のメナージュで食事。スパークリング・ワインで乾杯。
 本当の巣立ちはまだまだ先になりそうだが、とにもかくにも社会に押し出された。
 
 先日、ある若い人が「鹿って食べられるんですか!?」と聞いてきた。また以前、鴨の薫製を切り分けていたら「鴨って食べられるんですか?」とも聞かれた。
 知らない事は恥ではないので、もちろんこのことをどうこう言うつもりは無いのだが、ちょっと気になった。
 自分の場合、こういう情報は子どもの頃に「本」から得ていた。
  鹿、猪、兎は日本の古代、よく食べられていた。仏教の伝来で宮廷から肉食が消えたが山間部では「薬食い」などと称して細々とだが続いてきた。
 外国の小説や民話、童話などでも、鴨や鹿などを食べる場面がよく出てきたし、ざりがにつまみながらウオトカ(ウォッカをこう表記する事が多かった)なんてどんな味なんだろうと興味津々だった。
 本を読まなくなったと言う事なのだろうか。
 テレビでは連日海外の珍しい情報が流れている。その情報量は本の比では無いはずだ。

 この頃、海外旅行をする若い人が減っていると言う。
 また映画も日本映画が人気で海外の映画は不審が続いていると言う。字幕が敬遠されるので吹き替えが増えているとも。
 テレビでみたことがあるから外国に行かなくてもいい、と思うという。というか第一に外国の文化に興味を持たないのだそうだ。
 自分の国の文化や歴史にも興味を持っていないように思える。
 そういう若い人が行きたいのは「外国」ではなく安全で楽しくて清潔、そして非日常を味わいショッピングや食事も楽しめるディズニーランドのような時空間なのだろう。日本語も通じるし。
 外国の食べ物など実際に現地で食べてみると想像していたのとずれがある事が多い。
 最近、自分は食事の守備範囲はかなり広い方だと思うようになった。というか「食べてみたい!」という好奇心が勝つのだ。
 そして小さな屋台や食堂でもその国の文化がてんこ盛り、それに触れるのが楽しくてわくわくするのだ。
 4月に香港とマカオに行く。マカオは初めてなので今からすごく楽しみにしている。
 ポルトガルに行った事は無いが、20年前マラッカでポルトガルの植民地文化に触れている。そしてマラッカ同様マカオは日本とも歴史的に縁が深い。早くその日が来ないかな♪
 
 
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「音の葉、言の葉」の素敵な時間

2010-03-20 06:30:14 | 丹下一の泡盛日記
 昨日、朝もはよから電車に飛び乗り千駄ヶ谷の稽古場へ。
 6月に上演するエリック・サティの「ブラバンのジュヌヴィエーヴ」の鹿役Yちゃんの稽古。
 さすがクラーク記念国際高校のパフォーマンスコース出身だけあって、飲み込みが早い。そしてものおじせずにお題を出されると即座に対応してくれる。出来がどうのこうの言うよりも気持ちがいい。
 振り付けの早川ゆかりさんと今回の元締め、ピアニストの柴野さつき演奏のサティのCDで何度もセッションしてもらっているが、なんかこのまま舞台にあげたくなっちゃう♪

 いったん帰宅してお仕事。夜は関内のジャズクラブへ。
 「サヌカイト」でご一緒した西村奈歩さんが朗読で歌手とピアノとのコラボ ”音の葉、言の葉~朗読と歌のコラボ”に。
 小さいがなかなか素敵な時間で,実によかった。
 3人が自分たちの意志で舞台に立っているエネルギーが清々しい。
 そして西村さんの「チョコレートケーキ」のストーリー「寂しいけど、いい話だなあ」と思っていたら「昔、朗読のワークショップに参加していて、その先生が私のために選んで下さった。長くやり続けている」とか。
 その先生が千賀ゆう子さんだというのだから世間は狭い。そういや戸塚でやっていたなあ。

 そしてピアノの池田さんも控えめだが激しいうねりのあるピアノがぐっときた。西村さんの朗読に即興で音をつけていたが、プレイバッカーズでミュージシャン担当の自分にも多いに参考になり刺激的な音だった。
 最後に森さんが歌った「蘇州夜曲」、日本語で久しぶりに聴いた。なんか今の自分にとって必要な曲で、勝手に思い入れが走り出す。
 すっかり浄化されてそして自分の中の思いが盛り上がる。
 こんな夜は飲みながらアートの話をしたいのだが、そうもいかず大人しく帰宅。(ま、店ではしっかり飲んだ)
 帰宅して寝ようとしていたら帰ってきた娘2につかまる。「聞いてよお!」「はいはい」と聞く。

 6時に目が覚める。苦しい夢をみた。なんだろうねえ、この閉塞感は。昨夜、あんなにいい時間だったのに。
 この閉塞感は誰のものだろう。

 今日は調布でプレイバッカーズの本番。ちょっと時間が早いのよ。
 
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3人で食べるから美味しい

2010-03-18 18:04:48 | 丹下一の泡盛日記
 昨日、ソウルからかみさんと娘2が帰宅。
 この頃ソウル便は多少高くても羽田からと決めている。成田までの往復交通費、時間があまりにもったいない。
 ソウルの金浦空港なんか地下鉄であっという間に市内に入れる。
 成田は遠すぎる。
 来月、香港に行くのだが、こちらももちろん羽田から。
 香港空港着0:20だが、こないだ行って様子がわかっているので何の問題も無い。
 アウトも午前1:30のフライトで朝6時半に羽田に着く。なのでその夜は稽古に出るつもり。

 午後台本の手直ししていると、市議会に立候補しているHさんから電話。
 「今、池子でポスティングしてんの」
 「おお、コーヒーでも飲んでって下さい」
 こちらもちょうどルビつけたりする事務作業で頭がぱやぱやしてきたところだった。
 お湯湧かしたり片付けたりしたが、Hさんまだ来ない。
 実はこの家がわからず電話を何本もくれていたのに、こちらが台所でばたばたしていて気がつかなかった。
 申し訳ない事をした。
 台本の作業でちょっと頭に霧がかかっていたかもしれない。

 夜は、下北沢で「古事記」の稽古。なかなか手強い。そして世界の大きさがとても魅力的だ。
 帰宅してかみさんと娘2に晩ご飯つくる。
 これは娘2が空腹だったわけではなく、まあ小腹がすいていたのだろうけど、なんとなく「つくってほしい」気分だったので。
 生サーモンをレモンバターでムニエルに。納豆にオクラをあえて、あとはキムチや解凍したいくらなど。ごはんとネギのみそ汁。
 「みてると食べたくなるわね」で、かみさんも一緒に。
 3人一緒に食べるから実に美味しい。

 いのちゃんにもらった日本酒飲む。 
 このところ様々な案件に追いまくられていたが、ちょっと一息。
 こういう時間が次の一手を生み出すのに必要なのだ、といいつつ気がつくと4杯目。
 だって旨いんだもの。酒を抜いてきたからだに染み渡る♪
 
 今日の午後、かみさんが走り回ったおかげでめでたく某老健に落ち着いたかみさんのおばの見舞いに出る。
 豆太郎をかわいがって下さっているので連れて行く。とても喜ばれる♪
 それにしても90歳だと言うのに日に元気だ。若干アルツが入っているが、他の入所者に比べたら健康そのもの。
 だが、彼女は一人では暮らすことができない。(とお医者さまの判断)
 元気すぎるのも困ったものなのだろうか。
 そんなことよりも、安心して年もとれない国になったんだなあ、と実感。
 
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新宿で台湾料理、楽しい夜

2010-03-17 11:11:24 | 丹下一の泡盛日記
 昨日、早起きして代々木のオリンピックセンターへ。
 前日の夜が「古事記」の稽古で遅く、帰宅してからオフィスの仕事もしたので、ちと眠い。
 なのに「古事記」そして今日の「サティ」のことが無意味に頭の中をぐるぐるまわるので眠れない。せっかくグリーン車に乗ったのに。

 エリック・サティのミニオペラを上演するチームに参加している。(6月に横浜人形の家でやります!)
 そのチームのダンサー、Yちゃんと初めての稽古。
 高校を卒業したばかりの彼女のために今回振り付けを担当して下さるダンサーの早川ゆかりさんが立ち会ってくれる。
 早川さんとは、自分が20代前半の頃からだから、本当に長いおつきあい。そしてお互いの舞台を見合うか、飲み屋でしか一緒だった記憶が無く、稽古場で一緒になるのははじめてだ。
 それにしてもYちゃん若い。30代の頃「ちょうど10こ下です」とか「干支が同じ」なんて言葉をきいた。
 そのうち「干支」なんて言葉は消えてしまい、昨今では「お父さんが同じ年!」、そして「お父さんの方が若い」なんて言われるようになっちまった。
 Yちゃん、なんたって娘2よりも年下だもんね。

 プロの大人2人が2時間以上彼女一人につきっきりでのワークショップ。考えてみりゃあ贅沢だ。
 彼女も楽しそうに跳んだり跳ねたり、溶けたりしていた。
 彼女にとってはじめてのエクササイズばかりだったと思うが、よくついてきてくれた。
 駅で見送った後、早川さんに「どうだった?」ときくと、即座に「かわいいねえ♪」。自分も「そうだねえ!」
 もう親戚のおじさんおばさん状態だ。
 
 午後、築地でオーディション。今度は自分が跳んだり踊ったりさせられた。
 4時間も時間が空いたので思い切っていったん戻る。荷物が多くてPC持って来れなかったのと、オーディション用に着ていたスーツを脱ぎたかった。
 稽古の気分のときにスーツは実にあわない。からだが悲鳴をあげている。
 鎧を着ているようなものだし、第一動きにくくてしかたがない。
 
 そして夜、コロスをお願いする役者のIくんとプオデューサー尾島さん、元締めのピアニスト柴野さんと新宿で合流。
 打ち合わせの後、久しぶりに懐かしの台湾料理屋へ。尾島さんも柴野さんも「美味しい!」と喜んでくれた。
 芝居の話や昔話に花が咲き、共通の知人がいた事も判明。世間がどんどん狭くなる。
 気がつくと大層な時間。不思議とこんな夜は、何とかなるもんだ。
 東海道線から横須賀線乗り継いで無事帰宅。
 こういう夜の時間がエネルギーを生む。
 次にパリに行く時はサティめぐりしないといかん、なんて夢をみつつ爆睡。

 そして今日は「古事記」の稽古だ。
 と、かみさんから電話「羽田に着いたよ」。
 
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ちょっと休めました

2010-03-15 16:19:09 | 丹下一の泡盛日記
 朝8時に携帯がなる。娘1だ。
 「忙しいの~?」何度か電話もらっていたが本番や稽古中だった。
 かみさんたちがソウルに行ってるときに一緒にご飯食べてもいいよ、と言ってあったのだ。
 「ごめん。ちょっと厳しいかも」
 「え~~~~~~~~~~」
 とりとめもないおしゃべりがあって、また眠る。
 目が覚めたらお昼をとうに過ぎていた。
 久しぶりにゆっくり眠った気がする。喉は痛いが熱はない。

 これも久しぶり、買い物に出る。食材を買い食事を作る。
 黒米ごはん、イワシの塩焼き、ちくわ、揚げとねぎのみそ汁、納豆、そしてキムチ。
 ああ、こういうご飯が食べたかったんだよう(T.T) からだにしみる。
 これでこのまま家の中を片付けて夜風呂に入り、わんこたちと過ごせたら最高なんだが、そうもいかない。
 貴重なオフ時間は、もう終わろうとしている。
 間もなく稽古場に移動。
 明日はサティの稽古が朝9時半からある。
 わんこたちもわかっているのか、なんかまとわりついて離れない。
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