泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

「グリーンブック」を観た

2022-05-21 22:55:10 | 丹下一の泡盛日記

板橋にはこんな「盆栽通り」がある。
謎だ。
今日のホールのお仕事は、3本回し。
第1回目は、11時から。
断酒は3週間を達成したので、もう飲んでもいいとは思っているのだけど。
それよりも睡眠が欲しくて、断酒続行。
それでもネトフリのおかげで、冷麺のドキュメンタリーに続いて、
映画「グリーンブック」を観た。
アメリカの黒人差別の根深さを再認識。
そして、あのアメリカ・インディアン(「ネイティブ・アメリカン」は使わない)の亡命者が、語った
「日本人は自分の足元を見てほしい。明治政府は、アイヌの弾圧方法をアメリカ政府から学んだ。」
という言葉を思い出す。
それにしても、ピアニストはいいなあ。
やっぱり、嫉妬する。
(「人の苦労も知らんとよくいうわ!」と言われちゃうと思う)
そして、カーネギーホールの思い入れのある自分は、初めてニューヨークに行った時、
極寒の中をカーネギーホールの入り口まで行って、その週は音楽会がないのをとても残念に思った。
いつか中に入って見たいものだ。

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イスタンブール誕生のドラマに感動

2022-05-19 07:04:17 | 丹下一の泡盛日記

水曜日もホールのお仕事へ。
今週は早朝に出かけて夜遅くに帰宅、という日程が続いている。
連れ合いが風呂を沸かして待っていてくれるのが、ありがたい。

オスマントルコのドキュメンタリーにはまって全10話を最後まで観た。
未知のことが多くて非常に興味深かった。
コンスタンティノープルの陥落がテーマで、
再現ドラマを中心に、交互に専門家たちが解説してくれる。
その解説が素晴らしい。
淀みなく、短く深く、そして何よりも熱を持って語る。
英語で聞いても、基本的にわかりやすい、シンプルで明快な説明。
見習いたい。
そして「再現ドラマ」が、日本でのそれとはかなり趣向が違っていて。
昔の大河ドラマ同様に
セットや衣装小道具がきちんと再現されている(ように見える)し、
明らかにフィクションの部分も入っているのだけど、役者のレベルが非常に高い。
歴史を身近に感じることができて、見入ってしまった。
もちろん英語話者の俳優がイスラム圏の人を演じているので、一部では人種的な違和感がないわけではないのだけど。
(陥落後に改名された)イスタンブールには、行ったことがあり、
最後にスルタンが入場し「天国にいるようだ」と語ったとされるアヤソフィアも行ったので、
そんな親近感も蘇ってきた。

そして、意味不明だった30年以上前に買ったフランスのCDのタイトルが、
オスマン軍が最初に前線に投入する(=生き残る可能性が非常に低い)ならずものの部隊の名前だと知った。
長い間の謎が、また一つ解けたのだった。
同時に、日本とヨーロッパのイスラム圏との距離の違いを思う。
ドラマでは、セルビア出身の王女が重要な枠割を果たし、
バチカンはもちろん(コンスタンティノープルは東ローマ帝国の首都)、ハンガリーやギリシャとの関係も。
また、最後の東ローマ皇帝コンスタンティンが、街と住人を愛し、
(彼らにとっての事実を伝えさせるために)側近を落ち延びさせた後、
自身は剣をとり、城壁内になだれ込んだオスマン軍に立ち向かい
結果、行方不明=戦死した、という事実に彼のプライドを感じて感動。
部下を無意味な地獄の死に追いやり、自身は当然のように生き残り、
畳の上で平和に死んでいった旧日本軍の幹部には、
見栄はあっても、このようなプライドはなかったのだろう。
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滞っている

2022-05-18 07:23:03 | 丹下一の泡盛日記
断酒が18日を過ぎた。
身体もだいぶ変化してきているのだけど、
意外にも「滞っている」。
仕事ばかりで稽古をしていないのが一番の原因だと思う。
何かが流れていない。

北海道以北のアイヌ世界を舞台にしたアニメ、3シーズン全部を見終えた。
ヒデさんから教わったことが次々に登場するし、
明治時代の話なので、知らないことがたくさん。
そして、明治20年ごろのウラジオストクあたりにも興味がある身としては、
とても勉強になった。
他の文化に興味を持つと、その人々が話す言語に興味を持ってしまう。
ヒデさんにシントコサンケを教わったり、「剣の舞」をご一緒したりしていた頃、
ちょっとずつアイヌ語を拾い、覚えていた。
(自分の時代の小学校の教科書に話が載っていたのを思い出す)。
それほど時間は経っていないのに、ほとんど忘れてしまい「この酒は美味いなあ!」だけが記憶に留まっている。。。
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雨の横浜へ

2022-05-16 20:51:22 | 丹下一の泡盛日記

月曜日は横浜の稽古へ。
朝早起きしたのだけど、二度寝。
これが深い眠りになってよかった。

雨の中を稽古へ。
急に寒くなって稽古場ではストーブを焚いていた。
身体も動かし、音も出して。
ただ役者のことだけに集中していればいい幸せな時間。
「演劇なんかいらない」という旗印をあげた町もあるそうだけど、
「ソフト」がなければ、ハードも生まれないと思う。
もちろん「アート」は、ガラクタと紙一重。
円空さんの一刀彫だって、いまだに奥飛騨の台所の隅に転がっていたりする。
アートを生み出すこととは別に、アートに触れる、学ぶことは、
それが反権力的な作品であっても、国の発展に寄与できることと思う。
中華街や元町が近い中を歩いて帰ってくるのだけど、
元が地元民なので、駅へ直行。
電車内では爆睡。
明日からは「お芝居」に立ち会う仕事が週末まで続く。
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立ち居振る舞いが

2022-05-15 22:19:39 | 丹下一の泡盛日記
週末は、ホールのお仕事。
このところ、この仕事で素敵なパフォーマーや舞台に触れることが多い。
触れる、というよりもご一緒させていただいているのだけど。
歌手の背後のバンドの音が染み入ることがある。
もちろん皆さんプロとしてきちんといい音を出しているのだけど、
これは「レベル」とかの話ではなく「相性」だと思っているのだけど、
サウンドチェックの時から、なんか染みてくるなこの音、なんてことがある。
なんだろうこの音は、と思いネットで検索して、その方のCDを注文してしまったことも。
古典芸能の場合、若い人はその立ち居振る舞いが、そのパフォーマンスのクオリティに繋がってるような気がしてきた。
我が身を振り返り、他山の石とせねば。

「カラス」の「ス」は鳥の意味があったらしい、とか。
母の「ハハ」は、以前はパパで、それがファファになり、「はは」になった。
なんてことに毎日のように向き合っているのに、
ヒヨドリの「ヒヨ」が、かつてはその鳴き声の「ピヨ」だったことに気がついていなかった。

沖縄が返還されて50年。
ただただ平和が訪れますように、と祈る。
基地問題関連の企画で、プレイバッカーズで公演してからもう10年以上は経った。
なぶりものにされるような歴史。
気がつけば「本土」も同じになっているのだろうか。
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シェイクスピア朗読

2022-05-13 23:57:18 | 丹下一の泡盛日記

金曜日は、明大で東京シェイクスピアカンパニーのシェイクスピア朗読。
コロナでだいぶご無沙汰だった。
3年ぶりに教室で学生たち(ただし遠巻きに着座)を前に「真夏の夜の夢」。
これは明大の授業の一環で、この後、学生たちが自分達で翻訳・上演という素敵な流れが待っている。
なので学生たちの集中が深い。
結構なボリュームがあるテキストを時間ギリギリまで。
佐藤圭一さんのリュートを聴くと、
元キッドアイラックアートホールを通り過ぎて会場まで来ていたりするので、
なんだか走馬灯のように思い出が巡るのだった。
途中、ハウスダストだろうか。
鼻水が垂れてきたりしたけど、無事に走り切る。
熱い拍手をいただいて、幸せに終了。
「Hamlets/ハムレッツ」ver.10からちょうど2ヶ月なんだけど、もっと時間が過ぎているような気持ち。
やっぱり生の観客を前に、は、いい。
そして、こちらも久しぶりの、沖縄料理屋へ。
もしかすると、ここも3年ぶりか。
本番後の幸せな宴会。
業界噂話から、マジなシェイクスピア話まで。
シェイクスピアに深く関わるメンバーならではの濃い話がたくさん。
話は尽きないのだった。


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会話が必要だ

2022-05-12 07:46:19 | 丹下一の泡盛日記
昨日、演劇関係の先輩と会って90分ほど話していた。
もちろんメインの話の他に、たわいのないことや、お互いの今後のことなども。
そんな会話が、脳を活性化させてくれる。
おしゃべりな自分には、無口な人の脳内がどうなっているのか、さっぱりわからない。
人間の脳は、毎日「言語」を消費するようにできていると習った。
以前は、作家が酒場にやってくることの理由がわからず、
孤独な作業の前後に人恋しいのだろうくらいに考えていた。
今は、演出の作業をするときに、誰かとの「会話」が必要だと知っている。
ラーメン屋のおばちゃんとの会話もいいのだけど、
できればチームのメンバーか、それに繋がるアーティストの会話が必要。
時には、それは迷惑なくらい一方的に喋りまくることになることもある。
(自覚がないわけではない)
そのことによって脳内が整理されていくのだ。
時には、それは静かな、少ない言葉での会話で達成できることもある。
大事な先輩方との、そんな会話の記憶。
心の奥にしまってある大事な宝物だ。
11日は大切な大先輩の命日だった。
韓国への出国直前、携帯電話がなって、それを知った時の瞬間は記憶に刻まれている。
彼女の言葉は、今でも鮮やかに甦ってくることがある。
まるで隣で叱咤してくださっているかのように。
合掌。

「次」への要素はたくさん集まっている。
それを引っ括る2本の線は、すでにある。
もう一本に、まだ出会えていない。
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自分の辞書に「数学」という言葉は、ない

2022-05-11 21:28:17 | 丹下一の泡盛日記
水曜日は、貴重なオフ。
寝てればいいものを、やっぱり目が覚めてしまう。
そして、なぜか頭が重い。気圧かなあ。
午前中には人と会い、帰宅する前に買い物。
隙間の時間に台本の製本やら、衣装の準備やら。
そして昨夜の平家の稽古を踏まえて、早くも頭の中を構成表が巡っている。
夕方、ようやく髪を切る。
そして、実家へ。

それほどできる方ではなかったので、勉強が好きというわけでもなかったけど、
とても嫌い、というわけでもなかった。
そして、「数学」という言葉は、今も自分の辞書にはない。
「算数」でさえ、あぶなかったもの。
それでも、この頃YouTubeで、中学受験の「数学」の試験問題の解説なんて見ていると、
こんなふうに教われば、もっとできたかも、と幻想を抱いてしまう。
「平家物語」を紹介するときの参考になる。
小学校を回っていると現場の先生たちの物理的な苦労がわかる。
体力の限界だとも思う。
教育(そして芸術と医療)は、国が重点的に投資すべき分野だと思っている。
義務教育でかかる経費、教科書代や給食費は、国が負担すべきだとも。
そして国立大学の学費は、せめて無料にしてもらいたい。
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財布忘れる

2022-05-10 23:23:58 | 丹下一の泡盛日記

火曜日は、シェイクスピア朗読の稽古へ。
午前中に買い物に出かけ、別のカバンで出かけて財布を忘れた。
もちろんスイカもあるし、何よりもお金を使うことがないのでことなきを得た。
この朗読は、以前なら稽古1回か2回で上演していたのだけど、
この頃はむしろ稽古の回数を増やしている。
今回も年齢で言えば、全員が「大人」だし、シェイクスピアではキャリアのある人ばかり。
そのメンバーで稽古を重ねていくところに、面白さがある。
勉強になる。
だって演出は、シェイクスピア学者でもある江戸馨さんだし。

一旦帰宅して「平家」のワークショップへ。
短い時間でカバンの中身を入れ替えて家を出たので、
再び財布を忘れる。。。。
紐つけて首からぶら下げとかないといけないかもなあ。
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楽しい時間が続く

2022-05-10 00:29:15 | 丹下一の泡盛日記
日曜日の演劇ワークショップを無事に終えて、
月曜日は、まず横浜へ。

仮面の稽古だけでなく音楽も。
楽しかった。
いわゆる「演奏」はできないけど、「おと」を出すことは、できる。
プレイバッカーズのミュージシャンとしても、たくさんの現場を体験してきた。
それが生かされる時間になった。
初めて吹くインドネシアの笛だったけど、また挑戦したい。
人間ではない役のセリフの工夫も少しずつだけど、
手応えが。
終了後、都内の「いつもの」稽古場へ。
東京シェイクスピアカンパニーの朗読の稽古。
「真夏の夜の夢」で、あれ、こないだ「Hamlets/ハムレッツ」ver.10で使ったばかりでないの。
このテキストでは、オーベロンがいつもの役だったけど、
今回は、別の役を担当させてもらっている。
そして新しい大人の女優さんも加わって、新鮮で楽しい。
今週は楽しい時間が続く。
そして、週末からは怒涛の連続お仕事の日々が待っている。
(ありがたいことだ!)
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