泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

引きこもり

2020-03-31 12:21:23 | 丹下一の泡盛日記
次々に「お仕事」はキャンセルになり「引きこもり」になっている。
そして昨日、楽しみにしていた舞台公演の予約を入れて、
「了解です!」と元気なお返事をいただいた直後に、
「延期」のお知らせが。
関係者のご心痛はいかばかりか。
長い時間を「作品」のために使い、
稽古場で自分や仲間と向き合い、時には闘い。
そんな深い時間がいきなり中断される精神的なダメージは
想像するだに恐ろしい。
もちろん経済的なダメージは深刻。
売り上げは一切なく、借金だけが残るのだから。
何よりも「マス」を対象にした大劇場では見ることのできない
掘り下げた世界に触れることができないこと。
美術館やコンサートも含めて。
そんな時間が続くことにどれほど耐えられるだろうか。
御座敷で綺麗なお姉さんが踊ったり舞ったりしてくれるのを
酒席から眺めているのを「文化」だと思っている人たちには、
理解できないことなんだろうけど。
ドイツの声明、すごいなあ。

連れ合いがシーフードが食べたいと言うのでパエリャ。
「Hamlets/ハムレッツ」に集中していたので、
ちゃんとした晩ご飯を作る機会があまりなかった。

クレソンが安かったので即買い。
結局ワインを一本空けちまった。
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雪の日に

2020-03-30 10:27:47 | 丹下一の泡盛日記


日曜日、氷雨の中を出かける。
前日とのあまりの気温差は予報通りとはいえ、さすがに驚く。
まあ新種のウイルスに世界が脅かされるという子どもの頃に読んだSF小説さながらの今。
事実は小説よりも、がここまでくるなんて。

雨は雪になり積もる。
昼過ぎには雨になり積もった雪も溶けていく。
予定が次々にキャンセルになっていく。
結局、3月の仕事は全てなくなった。
玄米も味噌もある。
食材も色々ある。
食べるのには困らないけど、現金がないと生きていけないのが現代の都市の生活だ。
まいったなあ。
なぜか断片的に舞台の場面が浮かぶのでメモする。
来年の「Hamlets/ハムレッツ」の作業を始めている。
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高尾で花見

2020-03-28 14:05:41 | 丹下一の泡盛日記

高尾の夜桜。
夜桜は格別な思い出とともにある。
都内(23区内)は大変なことになっていると連れ合いから連絡。
スーパーの棚から物が消えている。
普段通りに暮らしていれば問題ないはずなんだけどなあ。
金曜日、真山青果・美保資料館の引っ越しを手伝う。
身体をたくさん使っていい感じ。
そして大量の本や貴重な品々に興奮。

人間の世の中の騒ぎに関係なく桜は今年も満開に。
ここでの花見は2回目だ。

飲みながら楽しい話が続く。
アップダウンの人生を闘ってきた演劇人たちとの会話ほど楽しいものはない。
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高尾で久しぶりの麻雀

2020-03-28 13:52:30 | 丹下一の泡盛日記
水曜日から金曜日までは高尾の新制作座で過ごした。
「泥かぶら」の稽古、新作の稽古、ヴォイストレーニングが組まれていたのだけど。
水曜日午後は、井村組(葉衣企画)でご一緒していた小山くんと初めて一緒に。
夜は飲もうと思っていたのだけど所用が発生して帰っていった。
そして、東京都知事のコメントが出されて。
木曜日、外部で暮らす若いメンバーたちは全員在宅に、と指令が。
「泥かぶら」の稽古、ヴォイストレーニングは成立せず。
新作の本読み稽古。

その後、午後から麻雀!
何年ぶりだろう、牌に触るのは。

新制作座では以前、麻雀大会が開かれていたそうで。
その後、飲みながら様々話す。

貴重な時間になったかもしれない。
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「Hamlets/ハムレッツ」打ち上げ

2020-03-28 13:49:06 | 丹下一の泡盛日記
24日(火)の夜は仙台から茅根利安さんもお迎えして「Hamlets/ハムレッツ」の打ち上げ。
茅根さんはいつも仙台に戻っていて、5年目にして打ち上げ初参加。
ビデオも観て、たらふく飲み食い。
幸せな夜。
もちろん酔い潰れたことは言うまでもない。
そして、朝。
あの、本番終了後の「喪失感」が襲ってくる。
その中を高尾へ移動。
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花見

2020-03-24 01:32:04 | 丹下一の泡盛日記
月曜日、昨年の「春琴抄」の元締め(作演出、音楽・出演)の藤田祥子さんが素敵なワインを紅白で送ってくださった。
素直に喜ぶ。
火曜日の「Hamlets/ハムレッツ」打ち上げで開けるぞ。

そんなこんなで夕方、連れ合いと一緒に近くの公園へ花見に。
やっぱり、というか花冷えで。
熱燗と日本茶のテルモス持ってきて正解だった。



2年前の満開の日(明日が御命日)に旅立った先輩のことも思い出しつつ。
どうしても満開の桜のストーリーを話すことになる。
寒過ぎて燗酒を終わらせて早々に帰宅。
飲み直す。

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渡邊灯人&酒井悠登デュオ・コンサート

2020-03-23 03:18:53 | 丹下一の泡盛日記
日曜日はゆっくり起きてひたすらリセット作業。
洗濯して冷蔵庫も整理。

よくわからない炒麺で朝昼兼用のご飯。
その後、タンスを整理。
春物のシャツにアイロンをかける。
いつの間にか時間は過ぎていくのだけど、
こういうちまちました作業で心が落ち着いていく。

新制作座でご一緒しているピアニストの2人、渡邊灯人くんと酒井悠登くんの
デュオコンサートへ。
外に出るとコートがいらないくらい暖かい。
いやあすごかった。
二人の実力は知っているし前日も高尾で聴いたばかりなのだけど。
ロックだった。
若いってことか。
もっとたくさんの人に聞いてもらいたいな。
新制作座の人たちもたくさん来ていて。
そして、みんなさっさと帰っちゃうのだった。
自分も帰宅してから2人に乾杯。
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高尾から戻る2

2020-03-22 10:58:28 | 丹下一の泡盛日記
金曜日の午前中の稽古は途中で話し合いになる。

ランチの後、日曜日にリサイタルを控えたピアニストの2人、
灯人と悠登が2曲弾いてくれる。
新制作座のメンバーたちの多くが本番に立ち合いに出かけるが
高齢で居残る座員もいて。
その人たちのために、という粋な計らい。
若いエネルギーに溢れた素敵な演奏だった。
日曜日が楽しみだ。
彼らのコンサートもチケット完売だったのだけど
3割ほどのキャンセルが出ているとのこと。

ここの稽古場も甘いものが溢れている。
美味しい。。。危険だ。。。
部屋に体重計ないしなあ。
午後の稽古も途中から話し合いになる。
厳しくて深い、そして慈愛に満ちた言葉たち。
この時間が新制作座が生き残ってきた理由の一つなんだろう。
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高尾から戻る

2020-03-22 10:49:15 | 丹下一の泡盛日記


高尾の新制作座でのおこもりから戻る。
Wi-Fiが繋がらずブログの更新ができずにごめんなさい。

例によって劇場に平台を組んでの贅沢な稽古。
新制作座の公演も、いくつかがコロナの影響を受けて延期に。
こんな時だからこそ贅沢に劇場使って稽古する!
とさすがの気合なのだ。
木曜日の晩ご飯、食堂でブータンからの留学生と一緒になる。

彼が作ったブータン料理が嬉しい。
懐かしい味。
昼は暖かいのだけど夜はまだまだ寒い。
木曜日の夜などは劇場が寒すぎて稽古が中止に。

そして翌朝8時半の朝食後、再開。
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稽古へ

2020-03-17 21:47:40 | 丹下一の泡盛日記

撮影:山口敦
「Hamlets/ハムレッツ」の写真が素敵で嬉しい。
お仕事はないのだけど稽古はあるさ。

朝ごはんは自分で平たいパンを焼いた。
玉ねぎとチーズのせて。
高尾の新制作座に出かける。

一昨年からの道。
四季を通してお馴染みの風景になった。
それにしても昔の舞台の録音を聴きながら、
歌舞伎の名優たちの楽屋でのエピソードを
立ち会った人たちから聞くことになるなんて、
一昨年までは知るよしもなかったなあ。
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