泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

「Hamlets/ハムレッツ」打ち上げ

2015-03-31 13:18:04 | 丹下一の泡盛日記

昨日は「Hamlets/ハムレッツ」の打ち上げを我が家で。
それぞれはもちろん「次」に向かって走り出している。
橋本識帆ちゃんも次の舞台が決まったそうな♪
いただいた贅沢なお酒を次々に開ける。
識帆ちゃんの実家から送られてきた美味の数々!
あわびにウニをまぶして食べた♪
これで本当にver.0とver.1が「終了」。
次はver.2.0だもんね!
そして10月には「ノスタルギガンテス2」。
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菊姫のみながら「柿子」

2015-03-28 12:07:57 | 丹下一の泡盛日記

昨日、ふらふらしながら帰宅。
忘れていた事がありちょいとお出かけ。
ついでに桜の開花具合もチェック。
もうすぐだ♪
「葉衣」の楽屋まかない、秋津ねをさんのたら汁が美味しかったのでつくってみた。
彼女の方が美味しい。。。

とんちゃん(矢中鷹光)がお通ししてくれた菊姫を開ける。
「葉衣」が終わった翌日にご褒美のように届いた林憶蓮の「GAIA」を聴く。
香港のVinciがこの中の「柿子」の映像が素晴らしいと教えてくれたのが2011年。
2月に原大樹くんと寿司屋で飲んでいて「鴉が出てくる映像を知らないか?」と訊かれて「柿子」の映像を思い出した。
そして、結果この映像のエネルギーとビートが「Hamlets/ハムレッツ」の最終段階での基本になった。
具体的にイメージをまねた、とかある場面を剽窃したとかいうことではない。
裏側に流れるエネルギーが共有できた、とでも言おうか。
バックにこの曲をかけながら「to be or not to be」をやってみるとエネルギーが共鳴する。

もちろん役者全員にこの映像は見せた。
このCDとDVDのセットにも収録されているのであらためて観てみたけど、やっぱりいいなあ。
林憶蓮、最初に知ったのは1988年頃だったか。
「Faces & Places」の「傾斜」や「前塵」を繰り返し聞いて「こんなエネルギーの芝居」を創りたいと言っても理解されなかった。
「死んでいく人が見た夢」としてのイメージ的なシーンの羅列、という構想もこの頃から持っていた。
長く続けてみるもんだ。
林憶蓮、一度お目にかかってみたい人だ。



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秀さんと天女座の二人と、怒濤の夜♪

2015-03-27 17:58:24 | 丹下一の泡盛日記
昨日、早朝に目覚めるのはいつものこと。
洗濯機を3度回し、部屋を掃除する。
なんだかんだでコーヒーを飲んだだけで午前中は掃除と片付け。
お昼にご飯。
録画してあった資料用の映像を見ていたら、もう睡魔に勝てない。
思い切って布団に入り、3時間爆睡。


夕方、都内へ。
駅で天女座の紫帆さん(矢吹紫帆)、とんちゃん(矢中鷹光)、そして秀さん(差間秀吉)と合流。
この4人が揃って会うのは14年ぶり!
以前「基地」にさせていただいた事もあるとんちゃん(矢中鷹光)のおうちに移動。
そこからは怒濤のように秀さんのストーリーが始まる。
やっぱり面白い!
秀さんも「こういう話できるのってこのメンツだから」と言いつつ止まらない。
録音したいけど、この話は秀さんのエネルギーとともに身体に刻み込まなければならない。
途中銭湯に出かけ、帰りに炭酸水とワイン買い求め「管理人代理」を飲みつつ続きを。
午前2時頃まで話は続いた。
男たちはこたつで雑魚寝。

朝、トイレに起きて戻ってきたら、みんな起きていて話が再開。
秀さん、体調明らかに改善している。
嬉しい。
その話の中でイメージがわき上がってくる。
自分が2人欲しくなる。
内容を創る自分とプロデュースに専念する自分。
この業界はもちろん内容に専念したい人間ばかりなのでそのあたりがジレンマだ。
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3月は「ハムレット」の台詞で終了へ

2015-03-26 11:20:36 | 丹下一の泡盛日記


今回も楽屋で「まかない」。
秋津食堂=秋津ねをさんのご飯が美味しい♪

昨日「葉衣」は無事終了。
いくつもの素敵な瞬間に立ち会えたが、中でも花柳うさぎさんの「十三夜」は素晴らしかった。
静かに押さえた動きの中に深い孤独と悲しみが溢れ出てくるようで、稽古で観たときも涙が出そうになった。
この場面は昨年も素晴らしかったが、今年はさらに深みが増している。
彼女が20代の頃、江戸馨さん演出のシェイクスピアの舞台で瑞々しい若い恋人たちのを演じていたのを今でも覚えている。
あれから人生で様々な体験、経験があったのはお互い様で、そんな喜怒哀楽のあれやこれやの全てが「芸の肥やし」として舞台で昇華していた。
ご本人とも打ち上げで久しぶりにお話した。
来年も「葉衣」は上演予定。
再会が楽しみだ。

ロビーでの打ち上げを終えた後、最後の片付け。
その時、出演者の”にのみー”が「この世に留まるべきか、否か。それが問題だ」と「ハムレット」の台詞をつぶやき始めた。
ひと下りを長々と。
翌日の稽古場での発表の課題が「ハムレット」のこの台詞なのだそうだ。
なんか不思議だなあ。
「Hamlets/ハムレッツ」から始まった怒濤の3月最後の本番が終了した時にこの台詞を聞くなんて!

今日は昨日の舞台にも立ち会ってくれた天女座の矢吹紫帆さん矢中鷹光に会うために東京へ。
「Hamlets/ハムレッツ」に立ち会ってくれた秀さんも交えて晩ご飯。
楽しみ!
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「葉衣」2、初日無事終了

2015-03-25 10:17:40 | 丹下一の泡盛日記

「葉衣」は無事走り出している。
本番になると気がつく事もたくさん。
それは演出サイドのことだ。
そして無事2回を終えて、今日は千秋楽。
てんこもりの3月のゴールは近い。
なんか喉が腫れてきてる。
やばいなあ。
大丈夫。
今夜は爆睡するもんね。
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「葉衣」初日!

2015-03-24 07:51:37 | 丹下一の泡盛日記


というわけで22日を終日ホールでのお仕事に費やした後は「葉衣」。
樋口一葉をテキストに井村昂さんが構成演出した舞踊劇を今年も。
花柳輔礼乃さんの振付と舞が素敵。
昨年、これをみて初めて樋口一葉が理解できた。
お客さまにも評判がよく、そして「読みたいと思った」という感想がたくさん。
原文、難しいんだよなあ。
それがしみじみと伝わってくるから舞台は素晴らしい。
舞台監督なんだけどゲネプロも半分以上は客席でほとんど演出助手。


楽屋では「まかないご飯」。
肉を食べない自分とベジタリアンの照明さんにも気配りしていただいた内容。
大きなアクシデントでさすがに疲れたが素敵な舞台からエネルギーをいただいている。
内幸町ホールで皆様をお待ちしています!
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「対話篇 美しい星」素晴らしかった!

2015-03-20 00:09:20 | 丹下一の泡盛日記
朝、こないだ海辺での市場で100円で買ってきた大きなブロッコリーを半分茹でたのを食べる。
美味しい!
赤ん坊の顔くらいの塊を全部食べてしまった。
朝ご飯はそれとコーヒーでおしまい。

封筒にはんこを押し、宛名シールを印刷する。
同時に洗濯物をたたみ、部屋を片付ける。
昼には蕎麦を茹でてこれも市場で購入した若鶏の卵(小さいのだ)を落とし、雄勝の若布をどばっと。
いいもん食べてるよなあ、わし。
原価は朝昼で250円くらいだけど♪

夜は市ヶ谷の解体社アトリエへ。
大好きな解体社の「演出家」の清水信臣さんが役者で客演すると言う。
清水さん、最初に見たころは役者だったもんな。その後、演出担当に。
ピーチャム・カンパニーの「対話篇 美しい星」は三島由紀夫の小説「美しい星」を元にしている。
100分の2人芝居、2人の出演者(地球救済論者VS地球破壊論者)は延々としゃべり続ける。
清水さんがこんなに舞台上でことば/台詞を発するのを始めてみた/聞いた。
素晴らしかった。
こんな硬派なことばをきっちりと撃ち続ける役者の舞台に立ち会うのは久しぶり。
かつ、実はけっこうお茶目で。
一応シリアスな芝居なんだけど、くくっと忍び笑い、ふっと吹き出した事が何度も。
さすが清水さんだ!
こういう「世界」やっぱり好きだ。
終演後、久しぶりにお話しできてエネルギーいただいた。
時間がなくて演出の川口典成さんや共演者の森澤友一朗さんのお話をうかがえずに残念。
明日は「死者の書」の稽古だ。
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小苅米晛さんの「葡萄と稲」

2015-03-19 10:38:13 | 丹下一の泡盛日記
昨夜(3月18日)、酒を抜いた。
2月4日に四国で抜いて以来、延々と飲み続けながら「「Hamlets/ハムレッツ」を創っていた事になる(^o^;;;

昨日から小苅米晛さんの「葡萄と稲」を読み直している。
ものすごく面白い。
そして今でも難しい。
かつての盟友・Mさん的に言うならば、ユーラシア大陸全域に広がる膨大な知識・情報を荒縄で大胆にひっくくって構成・演出、提示してみせるのだけど、近くに寄ってみればいかに繊細な手つきでそれらが扱われているのかがわかる。
とでもなるのかなあ。
この懐の大きさ、守備範囲の広さ、時空を超えたイメージの大きさ、に、最近出会った事がない。
出会いたいなあ、演劇村で。
1980年の夏に41歳で急逝した小苅米さんがこれを30代で書いている事に改めて驚く。
イメージする事でさえ一生かかってもできない作業だ。
当時も難しかった。
今読み直すとその面白さ、深さに夢中になるが、未知の単語、特に言語や神話などの固有名詞が無数に散りばめられている。
その辺はすっ飛ばして読むしかない。
ギリシャ文字も不勉強で読み方を知らない。
それでも興味は尽きない。

枕元で読み続け、そのまま寝てしまう。
そして、明け方、無数の舞台の場面が浮かび上がってきた。
目が覚めても続く。
後から後から沸いてくる。
忘れていたことがたくさん!
パキスタンの非イスラムの谷に残る岩蔵と緑の小枝を振る祭りで年代記を語り続ける老いた語り部。
音も耳に聞こえてくる。
4月23日の台本がほとんど出来上がってしまった!
そして、自分の中の「Hamlets/ハムレッツ」はほとんど洗われてしまっている。
「葡萄と稲」、やっぱりすごい本だ!


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アジの干物にきんぴらごぼうな日

2015-03-18 22:52:58 | 丹下一の泡盛日記
今朝もはよから目が覚める。
もちろん昨夜早めに寝たからなので。
寝汗をびっしょり。
少しは毒が抜けただろうか。

「葉衣2」の当日パンフの割り付けなんぞしつつ、家事も。
家事をしていると、なんだか生産的な気持ちになってよろしい。
海辺で買ってきたアジの干物を焼いて玄米ご飯にきんぴらごぼう。
このアジは旨い。
部屋が少しずつ片付いていくのが嬉しい。
そして、4月23日のキッド・アイラックでのネタを考え始めていたりする。

夜は久しぶりにホールのお仕事。
改装工事が入っていたのでほぼ3ヶ月ぶり。
舞台の床も塗り直して真っ黒。
裏手の通路の壁も塗り直してなんか眩しいぞ。
週末から「葉衣2」態勢だ。
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春めいた一日に空と海を見る

2015-03-17 20:11:41 | 丹下一の泡盛日記


海と空を見に出かけた。


気温も上がりすっかり春めいた。
心も身体も溶けていくようだ。
ものすごい睡魔が襲ってきてどうにもならない。
花のさく季節はいいなあ。
やたらと子どもの頃の事などが思い出される。
きっとこれですっかりリセットされたのだろう。
FBに「Hamlets/ハムレッツ」のver.0(K's Gallery)とver.1(タイニイアリス)での写真をアップしました。
ぜひご覧下さい。
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