新幹線の中で台本第１稿

水曜日深夜、石巻から仙台市内へ移動。
翌朝、素晴らしい朝ご飯とお風呂をいただいてがっちりリセット。
１０時から「Hamlets/ハムレッツ」の稽古に入る。
茅根利安さんの生徒たちやOCT/PASSからの参加者もあり稽古場はにぎやか。
例の調子で進めて幸せな時間となった♪

ただ石巻からずっとネットにつなげていないのが問題で。
iPhoneでメールは見ているのだけど、さすがに書類を作成する気にはなれない。



翌日も１０時から１７時まで稽古。
なんて幸せなんだろう。
ここまで集中して舞台のことだけ考えているなんて長くやっているといいことあるなあ。
石巻のワークショップで参加者が演じてくれたイソップの「ありとキリギリス」のお話がよぎったりもするんだけど(^o^;;;

仙台の初日、重たいスーツケースに肩が悲鳴を上げていた。
ある方向に力を入れると（重たいものを持つと）力が入らなくなる。
翌朝も嫌な痛みは消えず。
壁との「ぶつかり稽古」で痛めてしまったのかもしれないが、まあ仕方ないと。
それが２日目の壁との「ぶつかり稽古」をこなした後、すっかり直っていた。
詳しい人に聞いたら、肩の関節がずれていたのが元に戻ったのかも！？　と。
そんなことあるんだろうか。
肩の違和感が全く消えたのは事実だ。

２日間、１４時間の稽古を無事終了。
たくさんの若い人たちに助けてもらった楽しい時間でもあった。
茅根さん（茅根利安）、絵永さん（絵永けい）とご飯食べながら話す。
茅根さんからありがたい助言をいただいた。
それではずみがついた。
外は雪がちらつき始めている。
時間を早めて新幹線の自由席に飛び乗ってパソを開いたら、がんがんイメージが沸いてくる。
あっという間に台本が仕上がっていた。
もちろん第１稿なんだけど、この時の気持ちやイメージはとても大事だ。

雄勝、無事終了。石巻市内でワークショップ♪

水曜日、２日間の「授業」を終えて石巻市内に戻るミニバスの中で後部座席のくみちゃんと自分は爆睡。気がついたらイオンモールのバス停だった。


そこでみんなと別れ、バスで市内の日帰り温泉へ。
畳の部屋でごろ寝もしてリセット。
仙台から来てくれた茅根利安さんと合流した。

１０月の「ノスタルギガンテス」の会場候補の下見などして地元の劇団の人たちとワークショップで遊ばせてもらった。
２時間を無事終えて、橋本識帆ちゃんが送別会をしてもらったと言う居酒屋へ。
だんだん石巻情報が深まっていくなあ♪
飲み会の席で年上の女優さんから話の後半で「銅鑼魔館」とか「六号館」などという懐かしい名前がたくさん出た。ワークショップで芝居を見ているときからツワモノだとは思っていたが、出自を聞いてなるほど！　と納得。

石巻・雄勝へ

月曜日に仙台を経て石巻市内イオンモールへ。そこからミニバスに乗って雄勝へ。バスにぐらぐらと揺られ続けてさすがにちょっとくたびれた。
全校生徒７人の中学校で２日間続けてのプレイバック。
このところ怒濤のように続いていた「学校」シリーズの今年度最終企画だ。
雄勝は昨年７月に来たのが最初。
くみちゃん（佐藤久美子）の企画でかよさん（宗像佳代）と３人で。
その時は夏で自分がレンタカーを運転してきた。
道を知ったので、冬場は雪を恐れてバスにした。

懐かしい旅館に泊まりあのおいしいご飯をばくばく、といきたいが本番直前なのでがまん。だが２日後にはなぜか２キロ増(T.T)

ワークショップはさすがのくみちゃんで無事終了。
走り続けることでぐんぐんと大きくなっていくくみちゃん、すごい。

「Hamlets/ハムレッツ」稽古再開

昨日午後、再び「いつもの」稽古場へ。
野田貴子さんと二人でじっくりと稽古。
その後新宿のタイニイ・アリスへ。
ヒグマ春夫さんはじめTama+ projectのスタッフたちも。
イランチームが退館した後、１時間だけ劇場を使わせてもらう。
１５年ぶりにこの舞台に立った。
今回のパフォーマンスには１５年前と同じ台詞がひとつだけある。
こそっと言ってみる。

そのまま我が家に移動して出演者３人でver.0のビデオをみる。
お二人とも、もちろん色々あるだろうけれど、基本的には満足していただけたようで嬉しい。
今回は、最終的にヒグマさんの映像が重なるのでビデオを見なければ自分たちがどういえていたのか不明。
だから、出演者としては稽古を積み重ねてきても、はなはだ不安なものがあるのだ。
そして、３人で一緒に見ることにも意味がある。

今日からプレイバッカーズと石巻に出かける。
週末は仙台で稽古。
石巻でたくさんエネルギーをいただいて民宿と仙台で構成表を完成させるつもり。
ああ、もちろん、ウニやホヤが待ってるんだろうなあ～～♪

イラン演劇に共感

昨夜は本番終了後、がっつり打ち上げ。
その後、スタッフが運転する車で女優二人を送り帰宅。
そこから本番を撮影したビデオをチェック。
女優二人とヒグマさんの映像のからみが実に美しい。
よく言われるのだが「事前に秒単位でチェックしたはずだ」と。
まったくそんなことはない。
自分でも不思議なくらいシンクロしているのはなぜなんだろう♪

翌朝は、早朝からこのアパート全体のペンキ塗り工事。
なぜかトイレや風呂場、台所も。
なのでドアやベランダの窓もすべて空けて換気。

おおさわぎのままランチをかっ込んでタイニイアリスへ。
イランの演劇公演「Red Elephant」を見る。
全編ペルシャ語。佐藤圭一さんをお連れするべきだったと思いつつ。
場面の間に英語のナレーションが流れる。
ほぼ一人芝居で、映像と対話する男のアイデアが成功している。
（ショットでしか登場しないイランの女優さんが美しい♪）
後で聞いたら「元兵士の男」を演じた俳優が映像もすべて製作したのだとか。
イランイラク戦争が２５年経った今も人の心から消え去ることがないのだ、と改めて知る。
話で聞くよりもこういう舞台に立ち会うことで得心するのは、プレイバックシアターと同じだ。
「Hamlets/ハムレッツ」について彼らに話すことができ共感していただけたのが嬉しかった。

その後、３月２４日（火）２５日（水）の「葉衣２」の顔合わせへ。
井村昂台本演出。自分は昨年に続けて舞台監督。
本読み稽古の後は、もちろん居酒屋へ♪

「Hamlets/ハムレッツ」ver.0、無事終了！

２０日はいよいよ「Hamlets/ハムレッツ」ver.0の本番。
本番直前までの４日間をお休みしたはどうだったかと思ったけど、午後からの稽古ではむしろ新鮮な気持ちで向かい合っている女優さんたちを頼もしく思う。


１７時前には会場のK's Gallery入り。
ヒグマさんの映像も今までとちょっと違う。
こちらも新鮮でコラボが楽しみ。
不安なのは自分の台詞だけだ(-_-;;;


本番は無事終了。
例によって「シンクロがすごい。事前に映像データをもらっていたに違いない！」と言われる。
ふふふ。そんなことありません。
そして、そう見える「秘密」があるんだもんね♪
お立ち会い下さったお客さま、ありがとうございました。

橋本識帆ちゃん、初舞台無事終了。
打ち上げで「足が震えた」と。
あるよ、そういう体験、僕にも。
実は今日も稽古を入れていたのだけど、中止にした。
いいパフォーマンスの後はリセットの時間が必要だ。
自分の頭の中はすでに３月のアリスフェスの台本のネタが渦巻いている♪

新狭山３日目、無事終了

新狭山、３日目。
前夜はその前の火災報知器誤作動騒ぎもあってベッドに入るなり爆睡。
（あ、いつもか）
６時に起きだして呆然としつつも風呂に入り目を覚まして「Hamlets/ハムレッツ」の台詞の稽古。
酒で脳がおかしくなってるんだろう(-_-;
本当に入らない。
それでも何度も何度も繰り返すうちにじりじりと入っていくのだから、まだまだなんとかなるもんだ♪


中学校までのバスに乗ったら富士山が大きく見えた。
それまで雨や雪だったので、わからなかったのだ。
都内から見るよりも大きく見えるような気がするのはなぜだろう。
富士山に励まされつつ最終日へ。


くみちゃん（佐藤久美子）、本当によくやった。
チームとしても小学校が続いた後に来るべくして、中学校の現場が来た感じだ。
プレイバッカーズってやっぱりすごいなあ。
今日はアクターで立った。
このところミュージシャンばかりやっていたのだけど、かよさん（宗像佳代）とさげちゃん（捧箸一男）が出来上がっていたので、なんの心配もいらなかった♪
午前午後と走り抜け、３日間を無事終了。
駅のホームでなぜか甘いものをぱくつくわしら。
このところの「ダイエット」がすべて帳消しに(T.T)

みんなと別れて横浜に。
駅前の寿司屋で１時間だけ「会合」。
いやあ♪　いいエネルギーもらうとこちらもわき上がってくるものがある。
そのエネルギー抱えて上大岡へ。
その後帰宅してあれやこれや。
明日は「Hamlets/ハムレッツ」ver.0の本番だ。
なんか濃い客席になりそうで楽しみだ。

眠れない夜があけて２日目に

ホテルの朝ご飯。
バイキングから選んでこうなった。
昨夜、早めにベッドに潜り込んだ。
横になったとたんに意識を失っていた。
１時間で目が覚める。
なんだこりゃ？
と再び爆睡。
１時頃、火災報知器がなる。
さすがに驚くがどうも世間は平和なままで。
再び眠るが「先ほどのは誤報でした」とアナウンスが流れ目が覚める。
そんなわけでろくに眠った意識がないまま起きだしてシャワー。



今日も前日に続いて中学生２日目。
昨日に続きミュージシャン担当。
クラスごとに本当に「顔」が違う。
そして中学生の大人と子どもの境目にいる彼らの複雑さと単純さ。
鬱屈していた自分の１４歳の頃を思い出す。
精一杯に向かい合うのみ。
くみちゃん（佐藤久美子）、大きくなった。
いいエネルギーで午前午後と一生懸命のパフォーマンス。
そして子どもたちへの愛情がますます深まっていると感じる。
午前中、見学の先生が増えている。
嬉しいな。

狭山市初日無事終了

狭山市にいる。
雪がちらつく朝、バスで学校へ。
中学校でのプレイバックは久しぶり。
何年前だろう。
杉並区の中学校を回ったことなどが頭を巡る。
そして、チームの経験値はものすごく深くなっている。
午前午後と２つのクラスとご一緒したのだけど終わって静かに自分たちを振り返った。
くみちゃん（佐藤久美子）、大きくなった。
すげえなあ♪

「反省」会と言う言葉を使いたくない。
「ここ／あそこがだめでした」とただ「反省ごっこ」をしているだけのことが多いと思うからだ。
「反省」するからにはそうなる。
いいところは振り返らないのかと思っていた。
せっかく一生懸命やったのに「反省」ばかりでは、悲しい。
「反省しろ！」と騒ぐ人の方に反省していただきたいね♪

狭山市から

昨日、ちらしを抱えてシアターχへ。
代表の上田さんがいらしてお会いできた。
「Hamlets/ハムレッツ」のご招待に御礼を言って下さった。
嬉しいな。
そこから京橋のK's Galleryへ。
ヒグマ春夫さんの個展の初日。
映像があまりにもパフォーマンスにシンクロしてるのに驚く。
２０日は面白くなりそうだ。
こういうふれあい方は本当に不思議。
オーナーの増田さんも「Hamlets/ハムレッツ」のチラシを置いてくれている。
ありがとうございます。

コラボ・パフォーマンスの前に辞して新狭山駅へ。
高校生の頃に通っていた駅を通り越して５０分で着いた。
チェックインしてホテルの周りをぶらつく。
この頃、鯵フライが好物。
それをメニューにしている飲み屋があったので入る。
３０分後に客がみんな消えた後にマスターとお湯割に飲みながらお話ししていた。
ほんと世間の人は一生懸命。
自分が恥ずかしくなる。