泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

知人が出てくる夢

2015-04-30 20:41:08 | 丹下一の泡盛日記
昨夜食べに行った激辛豆カレーのおかげか、明け方何度も夢を見た。
この頃やたらに知り合いが出てくるのはどういうわけか。
登場する人たちも知ったら迷惑だろう。
不思議なことに今近くにいる人は出てこない。
ちょっと距離がある人が出てくる。

布団で目が覚めると一瞬以前新宿で暮らしていたアパートの部屋のように思うのだけど、なんだか別の「旅館」の様な場所で。
なぜか「おいC」と別の人の名前を呼ぶのだけど、隣の部屋から出て来たのは旧知の女優のT。
年に一度おじいちゃんが「降りてくる」家族の集まりに参加したいと懇願するから連れて来てあげたのだ、と言われる。
そんなこと頼んだかなあ、きっと飲み屋で酔っぱらって「絶対行くから」と言ったに違いない、と納得。
「旅館」の4階の和室には5~6人のご家族が集まっていてロウソクの明かりの中で静かに「時」を待っている。
ふと気がつくとTの様子がおかしい。彼女におじいちゃんが「降りて」きたのだ。
さすがに自分は恐ろしくて、般若心経を唱えたり、なぜか念仏も。
彼女がじいさんの声で「その念仏が一番欲しかったものだ」と言い、宿の窓をがらりと開けて夜の中に飛び降りていった。
ここは4階だぞ、と思ってすぐにその後を見ると静かな闇が広がっているばかり。

その瞬間に目が覚めて寝直すと、なぜかその同じ部屋が自分のアパートで。
Aが部屋に入ってくる。
なんで鍵持ってんだ、この人が? と思う。
「実は日本に来てたの。もう帰るけど顔だけ見に来たの」。
「そうなんだ。それはありがとう」。
彼女は小さなノートにメモを取り続けている。「ワークショップの事とか報告するからメモしとかないと」と片言の日本語で話す。
「日本語覚えたんだ。上手じゃん」と自分は英語で。
一緒に散歩でも、と外に出るのだがいつの間にか彼女は消えている。
夕暮れの部屋に帰宅すると台所の鍋に好きな福建風炒麺のあんができている。
空耳のように「ご飯つくっといてあげたよ」と声がする。

こんな夢が明け方何本も続くのだ。
この二つはさすがに気になって2人が生きているを確認してしまった。
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お仕事から帰宅

2015-04-30 09:15:10 | 丹下一の泡盛日記

太田市内某所でアルバイト。
15年前、いわゆるコンピューターの「2000年問題」の時に来たことがある。
その時ご一緒した職人さんと15年ぶりに再会。覚えていてくれた。
23歳の頃、工事現場で働いていた。
この町にも真夏に3週間滞在。
スーパーの工事に参加していた思い出も。


「熱燗」って書いてないか。。。。!?
実は後のメンツは普段は劇場で一緒の人たち。
夜の居酒屋で舞台の話から最後は先日の「Hamlets/ハムレッツ」の話に。
ならば仕方ない。24時までと時間を区切り、がっちり飲んだ。


29日、日差しはもう夏。
早めに仕事が終了。
車で移動した駅からは湘南新宿ラインで横浜まで出られた。
便利になったもんだ。
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朗読「桜の森の満開の下」無事終了

2015-04-30 09:03:58 | 丹下一の泡盛日記

27日、絵空箱で「桜の森の満開の下」の朗読。
オニールの芝居でご一緒している2人の若い衆がスタッフに。
10時から仕込み開始。
脚立に上がって照明つり込み。
懐かしいぜ。

松川真澄さんに誘われてのこの「桜」の朗読も3年目。
演出させていただくことを条件にお引き受けした。
今回は、ほんの数カ所のみをテキストレジして、とにかく安吾のコトバたちに向かい合う。
そして、読めば読むほど岸田理生さんの戯曲の凄さがわかる。
「朗読」で余計なテキストレジなど論外だと思うようになった。
毎回構成が変わるのだから松川さんは大変だろう。

本番は無事終了。
そして、バラシもせずにそのまま群馬県の太田市に移動。
久しぶりにアルバイト。

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朗読「桜の森の満開の下」再び

2015-04-27 00:40:30 | 丹下一の泡盛日記
今日は朝からホールでお仕事。
連日の疲れも溜まっているのだけど「お仕事」はありがたい。
今日はピアノの発表会なので、具体的にやるべきことをさくさく進めていくだけの時間だからだ。
このピアノ教室の先生は、小柄な身体に子どもたちへの愛情が溢れている。
そして、物静かな中に筋が一本通っているような品格が感じられる。
こんな教室でピアノを習っていたらどんな風になっていたかなあ。
どこかの酒場でピアノ弾いて、夜は数時間かけて自宅に戻る毎日(そりゃあエリックさんだ)だったろうか。。。

食欲がやばい。
胃はもういらないと言っているのに、多分、心のバランスが崩れている。
きちんとしたご飯食べないといかんなあ、と、晩ご飯はゴーヤともやしを炒めて、玄米でシラス丼。酒は抜く。

明日は絵空箱で松川真澄さんと「桜の森の満開の下」。
もう30年も読んでいるのだけど、やっぱりすごい本だ。
そして、「虚空」というか「虚無」が迫ってくるような夜。
10代の頃、あちらこちらの山を一人で歩いていた時に出会った「風たち」がうわんと蘇ってくる。
そして、演出をしていると32年前に岸田理生さんが書いた老婆の独り語り、という台本の深さ、凄さがしみじみとわかる。
もちろん安吾の原作あってのことだけど「小説」に対する「戯曲」として並立している。
なので安易なテキストレジは一切していない。
明日が楽しみだ。
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アートの話は楽しい♪

2015-04-26 07:14:06 | 丹下一の泡盛日記

「Stones」終了後の写真。
1990年から94年までバケツをよく使っていた。
中に石を入れて舞台にぶちまけたのは、いつだったか。
渡部美保さんのソロ舞台にちょこっと出演させていただいた時。
そこでバケツと石、すっかり忘れていた。
関係者が今回の舞台を見たら「まだやってんのかよー」と思うだろうな。
石を使おうと思ったときは緑の袋からぶちまけるイメージだった。
美保さんに「それは懐かしい」と言われて気がつき、ならばいっそバケツで、と。
ちょっと「リスペクト」と「オマージュ」。

土曜日、「桜の森の満開の下」の稽古後、ACKidで「Hamlets/ハムレッツ」を見に来てくれた山田睦さんのダンス+ヒグマさんの映像、を見る。
山田さん、若いときの手探り。
いいものたくさん見ているんだろう。
だから、なまじのことはできない。
その体感はわかる。
ヒグマさんの映像の新しい試みが面白い。

終演後、打ち上げに。
少人数の宴会だけどメンツが濃い。
アートの話は本当に楽しいなあ。
滅多に飲まない泡盛が美味い。
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「Stons」無事? 終了

2015-04-24 22:51:33 | 丹下一の泡盛日記
昨日は「Stones」本番。
13時にキッド・アイラック・アートホールに入り、そして「!?」なことがあり。
気合いが入る。
4分の1くらいかな、場面が変わる。
やっぱりiPhone使うことにした。
8カ国語で数をカウントするのも躊躇することがなかった。
そしてすべてはいい方向に動いた。
客席も数えるほど、のはずが満席に。
もちろんキッドアイラックだからささやかな客席だけど、あふれるのはありがたい。
何人ものお客さまにばく(上田貘さん)が「美しかった」「きれいだった」と。
嬉しいなあ。

NYから来日中のDavid、はじめて生の舞台を見てくれた。
『Strong & beautiful!」と。
なんせ「わけが分からない」と言われるであろう45分間、とは思っている。
それでも自分なりの筋は通して創っているのは大前提。
某評論家が初めて終演後に初めて残ってくださって話す。
「もちろん”わからない”。だけど“演劇”として成立してますよ」と嬉しいお言葉。
尊敬する先輩が久しぶりに舞台を見に来てくれて「シブい作業やってるね♪」と。
「種」ができた。

千葉から来てくれた秀さんと一緒に帰宅。
秀さん、盛り上がって、寝たのは3時半♪
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「STONES」本番へ

2015-04-23 01:51:30 | 丹下一の泡盛日記
今日は昼から終日「STONES」の稽古。
ゴール直前になると見えてくるもの/見えないもの、がはっきりしてくる。
と、同時にその先も見えてくるので、妙なもどかしさがつきまとう。
昨日から保高史子がサポートで入ってくれているので実に助かる。
今日は、初のゲストも。
本番前日だけど一緒に稽古しちゃうんだもんね。
そんなこんなにばく=上田貘さんが丁寧につきあってくれるのが嬉しい。

ダンサーの彼女、とはいえ知り合った頃は台詞も歌も、だった。
こないだの「葉衣」でも台詞があった。
だもんだから古文の語りをお願いしている。
(もちろんダンスもパフォーマンスも、なんだけど)。
午後はこのパートの稽古に専念。
このストーリーは再演したかったものだ。
天女神楽では3回ほど場面として上演している。
それぞれプロの女優にお願いした。
柿澤あゆみさんに演じてもらった時(「天女神楽9」)なんか、出演して下さった鬼城太鼓のごっつい太鼓打ちの湊さんが「わしゃあ、あのオヤジだけは許せんのじゃ!」と妙に感情移入して下さったのが嬉しかった。
神宮外宮の水上舞台のこけら落としに参加させていただいたときも上演した。
この時はメンバーの反対を押し切って全編原文でやったのだけど、終演後楽屋に来てくれた方達は「トヨウケ様のお話をありがとうございました」と、ちゃんと理解していたのだった。

当時、この話をベースに天女役の女優/ダンサーを公演地ごとにお願いする、というプロジェクトを構想していた。
香港ならもちろんA、広州ならCと、候補決まっていた。NYならMちゃんだな♪
明日本番でまたたくさんのことがわかるだろう。
今回はiPhoneをほとんど使わない。
ちょっと残念。

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「Stones」の稽古

2015-04-22 02:11:23 | 丹下一の泡盛日記

仙台の絵永けいさんが美味しい麺を送って下さったので。

「Stones」の稽古はあと2回。
午後、衣装を買いに走り回る。
ほんと欲しい服がない。
それでもなんとか買い遅刻して稽古場へ。

最初の場面からゆっくりと確認して通しへ。
突然、やりたくなったことを始める。
当然のように受け止めて続けて行くばくちゃん、
さいこーだな♪
だから終了後、いつもの立ち飲み屋へ。
立ち飲みだけどビールケースに座れるのだ。

帰宅してアイロンがけしながらテレビでテイラー・スイフトのコンサートみる。
大好きなパフォーマーだけど、テレビで見る限り左脳に留まるんだよなあ。

明日は「Stones」最後の稽古日。
小さな舞台かもしれないが、この種は大きくなるぞ♪

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「お腹まわりが。。。」(T.T)

2015-04-21 14:18:09 | 丹下一の泡盛日記

日曜日はプレイバッカーズのオープンリハーサル。
大阪からNが来てくれた。
何年ぶりだろう。
大好きなんだよね、この人が。
終了後メールが来た。
「お腹まわりがちょっと。。。あと2キロは絞ろうね」。
ううう了解です(T.T)


この頃、自宅にいるときの朝昼兼用のブランチは中華粥。
月曜日は自宅に松川真澄さんが来訪。
「桜の森の満開の下」の稽古。
映像を使いたくなるのだけど、これは朗読に留めておくべし、と思う。
安吾のとこばたちと向き合うのが正道だ。

夜はちょっとリセットできた。
23日の「Stones」まであと稽古2回!
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やりたい「劇場」がみつからない

2015-04-18 12:35:25 | 丹下一の泡盛日記
タイニイアリスや相鉄本多劇場など自分の好きな劇場空間が次々に閉館となった。
「Hamlets/ハムレッツ」を東京で再演したのだけど「ここ!」と思える空間が見つからない。
23日に「Stones」をやるキッド・アイラック・アートホールの魅力はタッパが高いところだ。
早稲田銅鑼魔館も舞台面からバトンまで5メートルあった。
そのタッパがあり、キャパ200でプロセミアムのない「劇場」ってあるんだろうか?
いわゆる「劇場」ではない空間を「劇場」として使う「昔」の方法を復活させないといけないのかなあ。


昨日は「死者の書」チームで会合。
会合場所は初めての場所だった。
不思議な空間だ。
東京にはまだまだこんな不思議な空間があるんだろうなあ。

「死者の書」は12月に再演を目指すことでとりあえず会合は終了。
もちろんその後の会合のために冷えてきた街にくりだすわしら。


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