泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

札幌で本番

2007-11-30 08:24:56 | 丹下一の泡盛日記
 昨日、午後のフライトで千歳から札幌入り。いのちゃん(猪瀬隆次)とご飯食べて稽古場に。
 札幌のプレイバックシアター人には、大好きなりんちゃんやスクール同期のさっちゃんやゆみちゃんがいる。短かかった(と言っても3時間)が気合の入った稽古ができてよかった。
 その後はもちろん居酒屋へ。
 くう、札幌の人はいつもこんな旨いもん食べているの!? ここは普通の居酒屋だよね!?
 さばの箱寿司に脱帽。地元メンバーも「これは美味しい!」と大騒ぎ。あまりの美味しさに自分は一つしか食べられなかった。

 ホテルの入りプレイバッカーズだけでミーティング。12時30分解散。
 部屋は広いツインに一人。疲れきっているのに香港か何かの夢を見ていて何度か目覚める。

 朝ご飯も美味しい。北海道は何度きても美味しいな♪

 さて、今日は10時スタート。19時のフライトなので帰宅は23時だな。
 この長かったロードの一区切りも目前だ。
 
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朗読夜会

2007-11-29 11:05:42 | 丹下一の泡盛日記
 昨夜のシェイクスピアの朗読は、ゲネプロまでもたついていた。どうも若い色男ってのは苦手。

 こんな時は無理せずに体調をベストにもっていくようにするに限る。ベストと言っても役者としてのベストコンディション。
 寒さが戻ってきたのでうどん食べて例によって楽屋のソファを占領し横になってぐうぐう眠る。
 開場30分前、劇場に上がってストレッチ。声をだしてからだを目覚めさせていく。
 
 そして本番。ゲネの時よりうんとはねることができた。お客様が入った事もあるが、やりながらたくさんの発見があり思いっきりその場でそれを使うことができた。だから自分では大いに満足。
 水木菜花さんも交えて終演後地下のカフェで豆乳鍋と越乃寒梅♪

 横須賀線の最終電車に乗ったのだがものすごく込んでいてグリーンでも新川崎まで座れなかった。そして逗子駅のタクシー乗り場には長い列。みんな残業か? それとも。。。

 かみさんはハードな現場が続きふらふらだ。まあ明日までなんとか乗り切るしかない。
 これから羽田へ。札幌に移動。夜は札幌のプレイバック人も交えて稽古だ。
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今夜は一人コプ♪

2007-11-27 21:45:19 | 丹下一の泡盛日記
 かみさんは早朝ばりばりの戦闘態勢で出かけていった。おかげでこちらもすっかり覚醒して犬散歩の後、リビングの床なんぞ拭いてしまった。

 目黒でM君とランチ。会うのは久しぶりだ。彼は娘2の元家庭教師で一緒にポーランドを旅したこともある。
 今大学3年生の彼は卒業後もっと大きく羽ばたこうとしている。素晴らしい! 楽しみだ。

 来年の「サヌカイト」の進捗状況も入ってくる。いい感じだ。

 13時から明日の朗読会の稽古。なんか口がまわらないんだよな。今回はへらへらの軽い二枚目。自分から遠い役はやりやすいというんだけどな。
 「明日行きますからね」と連絡が何本か入る。皆さま、ありがとうございます。

 かみさんじゃないが時間がなくて腹も減っていたので逗子の駅前で牛丼かっ込んで帰宅即犬散歩。
 その後はひたすら細かい雑事。こういうことをちゃんとやっておかないと次へいけないからね。

 久しぶりに家風呂にゆっくり入る。わんこに囲まれてソーセージとキャベツ炒めでビール♪ 遅ればせながら家に帰ってきた気分に浸る。浸るうちに寒いから(外がね。部屋はもうストーブで暖かい、けど)熱燗に移行する。
 

 プレイバッカーズの稽古も定点観測なんだが、朗読会も定点観測ポイント。自分をみつめるいい機会だ。口がまわらないのは疲れもあると思うので、かみさん待たずにベッドに入ることにする。

 明日は家に戻るがあさっては札幌。スクール同期の卒業生たちと稽古して、30日の午前にプレイバックの本番だ。
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くえ鍋食べて無事帰宅

2007-11-26 20:58:20 | 丹下一の泡盛日記
 昨日、昼は神楽のビデオチェック。プロの方に撮っていただいたので映像のクオリティが全然違う。
 そして、事故続出だが舞台に勢いがある。そういや昨夜は満月。お月様パワーに踊らされた人々だったかも。

 午後はベッドの中でぐったりと眠り、4時に起こしてもらう。紫帆さん、とんちゃん、チェンバロ製作者の難波さんら6人で尾鷲までくえを食べに出かける。
 くえ鍋は以前博多で家族で食べたことがある。熊野でくえが捕れるとはしらなんだ。

 お風呂に入ると目の前は海で月がちょうどよい塩梅。ムーンリバーができている。美しい。
 くえ鍋も6人で3人前だったので一人一切れだったが満足した。お風呂で洗い流したおかげか、朝の二日酔いはどこへやら、すいすい入る♪
 
 天女座に戻り駐車場で革ジャンのままごろんと横になって月を見る。とんちゃんが天体望遠鏡を出してくる。
 例年はこういうクールダウンの時間がなかったからなあ。
 
 劇場の客席にコタツ出して、とんちゃんと紫帆さんのロックバンド「伽藍」のライブ映像をみる。とんちゃん水を得た魚。そしてロックを弾く矢吹紫帆もなかなかよろしい。ゆあみかいめんのメンバーに見せたいな。
 娘2が作詞した「シャドー」も演奏。「友人の18歳の娘が作詞。。」とMC。「ちゃうちゃう、16歳だよ」
 
 てなわけで今朝起きるのがつらかった。新幹線の窓からずっと外を眺めていた。富士山の南側にはほとんど雪がなく驚いた。

 帰宅してすぐにお仕事モード。夜はヨーロッパに持っていくお土産の準備。
 明日はシェイクスピア朗読会のリハーサル。衣装や台本を揃える。12月22日の横浜公演のチラシも届く。
 これから2月半ばまでシェイクスピア朗読会が東京、横浜、鎌倉で6本も続く。

 久しぶりに家の風呂に入る。やっぱり家の風呂、かみさんとビール、そして家のベッドで眠るのが一番だな。
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天女神楽大成功♪

2007-11-25 10:43:38 | 丹下一の泡盛日記
 昨夜の天女神楽の本番は、幸せな時間だった。
 台詞が出てこない、衣装が引っかかる、出とちりなどアクシデント続出。普通なら大騒ぎになるところだがそんなことなどまったくお構いなし。全員のエネルギーが強く自分たち自身もたっぷり楽しんだ。
 
 そのおかげかシーンが終わるたびに拍手が、そして最後には大量のおひねりがばらばらと飛んできた。

 終演後の交流会も60人が参加。大宴会に。その後もカフェで飲みなおし。
 よく覚えていないのだが、もんじ(D)と新ちゃん(G)と舞台でセッションしたようなおぼろげな記憶が。。。
 カフェでは大ちゃんが厨房にあった材料で夜食とデザート。さすがの味でみんな歓声。
 3時近くなって部屋に戻ったが、みんなはまだ飲んでいた。

 そして7時には目が覚めて出立する高専OBたちに「ありがとう」。再びベッドに。
 今日は一日休んでクールダウンの予定。明後日はシェイクスピア朗読会のリハーサル。大きな舞台の後は切り替えにも時間がかかるのだ。
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くまの天女座から

2007-11-23 16:28:38 | 丹下一の泡盛日記
 ちょっと寒さにやられて具合がよくない。
 お昼前、今回お披露目するチェンバロの絵の原画を描いた飯名京美さんが千葉から到着。午後は絵手紙教室があったのだが、パスして横になる。
 3時間ほど眠り、寝汗をかく。ま、声が通れば舞台は大丈夫だ。

 天女座にはたくさんの人が集まってくる。もともと磁場がある上に人々のプラスのエネルギーが集まっているので、なぜかからだの奥の疲れなんかが染み出てきて、しょっちゅう昼寝をする。

 夕方、舞台の最後に使うスライドの打ち合わせ。
 今回、飛鳥町の河童の話をやるので、ぴょんちゃん(堀部正枝)撮影の河童の碑の写真をパーポに。
 これは大好きな話。300年間河童との約束を守り、きゅうりをつくらなかった飛鳥町の人たちが、1978年きゅうり栽培の依頼を受けて大論争に。そして、きゅうりの栽培が成功したことをうけて、怒らなかった河童様のために碑を建てたというもの。
 舞台ではとんちゃん(矢中鷹光)が河童役で大活躍だ。

 今夜は通し稽古。明日の本番が楽しみだなあ!
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くまの天女座にて

2007-11-22 18:07:49 | 丹下一の泡盛日記
 矢吹紫帆さんから聞いたのだが、熊野市の某高校のテニス部では恋愛禁止なんだそうな。なんだそれは! 女子プロレスか!?
 女子プロレスは恋愛禁止だとか。恋をするとついつい顔をはじめからだを守る気持ちが起こりかえって危険だし、プロとしての試合に差し支えるからとか。
 それならば「プロ」ということで、わからなくもない。
 なぜそれが高校生に必要なのか。しかもよく聞いてみると女子部員だけという。男子は関係ないのだそうだ。ここにいたってはセクシャルハラスメントではないかとも思う。

 子どもの頃から大人たちの理不尽な禁止令をいつも疑問に思ってきた。
 昔の民俗芸能を勉強するようになったのも「なぜこれはこうしているのか」という疑問への答えが知りたかったからかもしれない。
 「昔からこうしている」とか「伝統的にこうだから」という回答ほど信用できないものはない。
 「昔」がいつのことかというと第二次世界大戦以後のことであったりする。
 
 そして、もうちょっと近い大人たちが若い自分が話すことを否定する時、それは彼ら自身のことを話していたのだとようやくこの頃気がついた。
 「お前の英語の発音はなってないなあ」とか「(自分が好きだと言って聞かせた)この歌手の仏語の発音はひどい」などと言うので彼らは英語も仏語もぺらぺらなのだとばかり思っていたが、事実は自分の方がまだましなくらいであった。 
 また「自分はパリに何度も出かけている」と話すのですごいなあ、と思っていたらパリ市内の地理も地下鉄の乗り方もなにも知らなかったりする。

 そして、そんな中で女優の関弘子さんのことばは今になってはっと気がつかされてじんわりとしみてくるものが多い。自分はずいぶんかわいがっていただき、しばしば関さんの夕食や酒のお相伴をした。
 そこで話された芸談や舞台でのありかた。稽古への立ち向かい方など、ちょっとした一言を今でも思い出す。
 そして、心底その通りだと思う。同じことを自分より若い人にも伝えている(つもりだ)。
 30代でも理解できなかったことが40代でようやくぐっとくるとはまあ、自分も相当オクテである。
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くまの天女座から

2007-11-21 17:19:22 | 丹下一の泡盛日記
 ゆっくり眠っていてもいいのに、すっかり明るくなり、そして天女座の下のお寺でわんこが鳴き始めるとさっと目が覚める。ああ、犬散歩に行きたいな。
 カフェの窓の向こうには、美しく晴れ渡った空と大きく広がる凪の熊野灘。一人でコーヒーを入れて飲む。

 貧乏性なので目が覚めるとパソ立ち上げてメール取り込んでしまう。取り込んでよかった。ご飯食べて即お仕事。
 午前中に一仕事終える。来年の舞台の打診や日程調整などのメールもがんがん入ってくる。こんなときはパソと携帯に感謝だな。昔なら考えられん。
 1月には鎌倉でシェイクスピアの朗読会の予定。地元なのがうれしい。出演者の皆さま、打ち上げは11時15分まで飲むからね♪(いつも東京で終電気にしながら飲む自分と反対に)

 お昼ごはんの後、あるシーンのネタを横になって考えていたら眠ってしまった。胃がすごく荒れていてからだの奥からじんわりとだるい疲れが染み出してきていたのでちょうどよかった。
 誰かが書いていたが、自分のような仕事は休息と区別がつかないことがある。シーンを考えるのにごろごろしながらとか、ことばを食べるために新聞、雑誌、漫画などを読む。TVはみない。
 お昼寝の間もたくさんのことばが頭の中をぐるぐる回っていた。

 照明担当の根本さんも到着。高専の卒業生たちともメールのやり取り。昨年の約束どおり戻ってきて出演してくれるそうな。今夜も楽しい時間になりそうだ♪
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熊野から

2007-11-20 23:10:17 | 丹下一の泡盛日記
 早朝、かみさんをたたき起こしヒーターを入れ朝食の用意。トーストに蜂蜜、ベーコンエッグにポーランドのスープ、コーヒー。やたらと寒い。
 駅までおくり戻って犬散歩。3匹はとても嬉しそうだ。ごめんね、また旅に出てしまうのだよ。
 自分の朝食は大好物の納豆茶漬け。(せっかく入れたコーヒー飲み忘れて家を出た)

 今日から熊野、天女座。週末はいよいよ半年かけた「天女神楽」その4の本番。終演後の交流会の申し込みが60人を越えたそうだ。

 新幹線の中、名古屋まではもくもくとエクセル開いてお仕事。名古屋から四日市までの間に送信してその他のお仕事。残りの車中は眠ることなく筒井康隆を読んでいた。

 駅には紫帆さん(矢吹紫帆)ととんちゃん(矢中鷹光)がお迎えに。
 寒いか中、みんなが集まってくる。寒いので無理をせず自分たちのペースでゆっくりと。最後のほうはみんな爆笑しつつ、21時になったのに気がつかなかった人も。いいスタートだ。

 終了後、美味しい晩ご飯。そして日本酒をちょっとだけ、ちびちびと。明日の午前中は予定無し。今夜はゆっくり眠るんだ。
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冬用コートみつからず

2007-11-19 22:53:24 | 丹下一の泡盛日記
 午後東京にでる。来年の舞台の相談に乗って、と頼まれて打ち合わせ。結局、ちょこっと出演することになる。讃岐のサヌカイトの話なので心が動いた。

 サヌカイトをはじめてみたのは1985年「桜の森の満開の下」で橘政愛さんが持ってきた楽器(というか音具といおうか)の中で。
 四国の讃岐でしか取れない石で、叩くと実に美しい音がする。地元ではカンカン石というそうな。サヌカイトは意外なことに未だにあまり知られていないらしい。もっと知られてもいいものなのに。

 打ち合わせ後、新宿で買い物。冬用のコートを今春にじいさん犬のベッドにしてしまったので、厳冬期用のコートしかない。
 かみさんのお古で適当なのがあったのだが、娘1が持っていってしまった(T.T) そんなわけで新しいのがほしくて出かけた。

 自分は、服の見た目はもちろんだが、機能が大事。ファッションのために寒いのを我慢するのは論外で、使いやすいポケット、とくに内ポケットに財布が入らないと話にならない。できればパスポートが入るとうれしい。だから飾りのような内ポケットでは困る。

 過去に時間をかけて選んだジャケットやコートは、やはりその分長持ちする。5年以上はざらだ。一番長かったシャツは20年以上着ていた。
 だから昨今はそれなりに値段が張ってもよしとしている。むしろちゃんとしたものを購入して長く使いたいほうである。だからとことんチェックする。
 しかも肩幅など体形に難があるので実に面倒くさい。スーツはソウルで採寸、オーダーメイドでつくってもらっている。(とても安いくてからだにぴったり♪)

 以前シンガポールの伊勢丹で買った吊るしの特売スーツがフィットして今も愛用している。シンガポール人体形だったんだ! とかみさんと売り場で試着した時に大騒ぎした。(シンガポール人体形って何?)
 
 そしてコートは結局買わずじまい。実を言うと一番ぴったり来たのは、某お高いブランドのもので、かみさんが買おうとしたがもちろん止めた。予算の5倍はしたぞ。あの値段ならわしソウルに飛んでKさんにつくってもらうな。

 逗子駅でかみさんの強い主張により駅そばを食べる。(-_-; 帰宅して鼻水たらしながら犬散歩。
 鶏のから揚げをつくり2~3個かみさんのビールのつまみに。残りは明日以降の彼女の食料だ。

 明日は名古屋から熊野へ。24日に半年かけた天女神楽その4の本番。昨年好評だった紫のスーツをつめたりしながら、ちょっとさみしい。たまには新しい服で気分を変えてみたいなあ。
 戻るとシェイクスピアの朗読会、そして札幌に移動して30日は札幌の小学校でプレイバッカーズの本番だ。
 
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