泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

今日も都会の空を眺めた

2013-09-30 23:32:30 | 丹下一の泡盛日記
今日は、「渇き」の長い時間のリセット、部屋を片付ける。
午後、都内へ下見/打ち合わせへ。
なじみのホールに再び。
楽しい時間。わくわく♪

その後、キッド・アイラック・アートホールへ。
いつものホールではなくヒグマ春夫さんのインスタレーションを見に5階の小さなギャラリーへ。
まだ鍵が閉まってた。
テラスから見た空。



都会の空だなあ。
空を眺めながら待っていたら、一番に来たのはヒグマさんだった。
展示を見ながら、説明を受ける。
なんせ夜に誰かがやっているのを見る機会がない。
しかも時間もない。ほとんどぶっつけ本番。
よくもまあこんなことやる気になるもんだ。
ふてぶてしいことこの上ない♪
だってヒグマさんの映像で「ノスタルギガンテス」やりたかったのだもん。
展示は、最初にもらったデッサンとはちょっと違っていたけど、いい感じだ。
イメージだけは頭の中をぐるぐる回っている。
そして、妙にわくわくしている。
きっと面白いことができるだろうと信じているのだ。

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新宿で天女座コンサート

2013-09-30 10:35:21 | 丹下一の泡盛日記
昨日、天女座のコンサートに立ち会うために新宿へ。



都会の空はいつも区切られている。
大きな空をみることができる場所からならさぞかし美しい夕空だったろう。

西口からすぐのところにあるお寺のホールが会場。
一度ここでぽんちゃん(水木菜花)と一緒にコンサートに参加したことがある。
新しい「とんちゃん号」発見!


例年なら「天女神楽」のリハーサルがすでに始まっていて、月に一度は熊野なんだけど。
なので二人に(リアルで)会うのは久しぶり♪


新曲もよかったし、とんちゃんのフジャラが実によかった。
こりゃあ11月も12月も楽しみだ♪
雑事があるので、終了後、失礼してしまう。

そして今朝。平和な朝ご飯。


実は昨日から作業は始めている。
3日(木)のソロパフォーマンス。
寮美千子さんの「ノスタルギガンテス」をテキストにするのだけど、構成台本は、実はすでにあるのだ♪
さて、これをどうやるか。。。
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「渇き」無事終了

2013-09-29 13:11:58 | 丹下一の泡盛日記
金曜日、土曜日とシアターΧ(カイ)で「渇き」の本番。
役者に集中させてもらえるのは滅多にない。
それだけでも幸せな時間だった。
ひげを伸ばして舞台に立つのは初めてだ。


そして、この暗く重たい作品に向い合うことは、できたと思う。
エンターテイメントも大好きなんだけど、この頃、時節柄、尻に火がついた様な現実から目をそらせない自分がいる。
シアターΧでは「アフターミーティング」と称して終演後に出演者と観客との交流会がある。
3回のアフターミーティングでもプラス/マイナス含めて貴重なフィードバックを頂いた。

昨日は終演後のアフターミーティングの後、ロビーで乾杯。
10年振りに会う友人も。
横浜にいる自分の終電は早い。
あたふたとご挨拶もそこそこに翻訳者の高山先生が設けてくれた飲み会に松川さんらと。
高山先生からお題も頂戴し、気合い入りつつも45分で失礼しなければならず残念。。。

帰宅後飲み直し、3時にダウン。
今朝目が覚めたらお昼をまわっていた。
松川さんは、劇場に搬出に行っているはず。
そういうことを一切しないでただただ役者だけさせてもらえたありがたみを再度噛み締めている。
立ち会って下さったお客様、ご一緒していただいた全ての方々に心より感謝申し上げます。
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「唐韻」

2013-09-26 10:42:27 | 丹下一の泡盛日記
2010年に北陸と東京のコンサートでご一緒して仲良くなったフランキー林偉斌は大好きな二胡奏者。
「ユーチューブで画像あるよ」。で見てみたのが、林宗興との「北京一夜/One night in Beijing」だった。
(「北京一夜」のストーリーはここからはじまったのだ)
彼らが次にタッグを組んだ曲「唐韻」も大好き。
よく聴いている。
http://www.youtube.com/watch?v=vxqm2rCxcjg

歌詞がいい。(全部はわかんないんだけど)
そして林宗興の京劇風の「女形」声もなかなか。
日本でこういうことをやってくれる人はなかなかいないのが残念だといつも思う。
「伝統を現代に」なんて耳にタコ、くらい、なのに。
「伝統」の素養をそっちのけにして自国の文化をつぶしてきた証だ。

その「唐韻」が入ったCDをネットで取り寄せた古い仲間が、パソに落としたからあげるよ、と。


高雄のSにCDゲットしたよ、と伝えたらフランキー林偉斌は大学の後輩だからとわざわざ連絡を取ってくれた。
「お出でよ。待ってるから!」と伝言が♪
行くからには、うまい酒が呑みたい。
酒が旨くなるには、ただ食って呑んでるだけじゃなあ。。。。ふふふ♪

ちなみに林宗興は今「とても有名」だそうで。
「唐韻」もすごくヒットして結婚披露宴の定番ソング、なんだとか。
知らんかった。
「永遠に愛する人を想う」という内容だから、まあいいか。。。。
皇帝と愛妾の話なんだが。。。

久しぶりに車で湾岸を。


今日は「渇き」最後の稽古。
明日は初日!
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地上10階での稽古

2013-09-25 10:43:37 | 丹下一の泡盛日記
「渇き」の稽古はカウントダウン状態。
昨日は、地上10階の稽古場。
ここは子どもの頃毎年お花見に来ていた場所の隣。
このエリアに来るのは中学生以来かな。
古い建物が高いビルに変身。
稽古場、10階はいいんだけど、部屋に行くのにどうしてこんな通路/回路を通らんといけないの。。。
高いところ苦手なんだよなあ。。。


最初の通しは、情けなくなるぐらいぼろぼろだった。
終了後、険しい顔でじっと考えた後、にこやかにフィードバックを出してくれる演出の大内三朗さん。
さすが。というか今回は彼からも学ぶことが多い。
どこかの誰かなら、稽古場を借りている時間の最後まで怒鳴りちらしているかもしれない。
それで結果がどうなるというのか。
一番わかっているのは本人/自分なのだ。
大内さんがやわらかな笑顔で静かに話してくれるそのエネルギー。
もちろん緩いわけではない。

30分以上のブレイクを取り、再度挑戦。
自分は2カ所ばかり台詞を飛ばし、最後の繰り返しの台詞はめちゃくちゃだった。
それでも今まで蓄積された稽古の時間が一気に跳ねた。
大内さんのフィードバックが素晴らしい効果をあげたのだ。
自分でも、ようやくスタート地点に立ったと思えた。
(後、稽古は2回なんだが。。。。)
大内さんからも「これで行きましょう」。
こういう言葉、初めて出たぞ♪
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「渇き」の稽古場から

2013-09-24 09:56:52 | 丹下一の泡盛日記
昨日、無理矢理台本を放して通してみた。
なんとかなったけど、作文たくさん。。。。
ま、プレイバッカーズで「即興」は鍛えられてるから♪
なんて言ってる場合じゃない。
もちろん、台詞を入れてから演技を考える、なんて作り方はしたことがない。
暗唱しているみたいで脳の使い方が全然違う。
第一身体が置き去りにされているみたいで苦しい。
納得していないところの台詞が出てこない。その時の自分のからだにあった言葉が勝手に出てきてしまうのだ。
だから、大事なポイントのことばが出てこなかったりして相手役の松川さんには大迷惑(-_-;;;
久しぶりの台詞劇なので、予想していたことだけど、ここまで「素直」な演劇人になっているとは自分でも驚いた。。
(ただ記憶力が落ちているだけだとは思う。。。)

最終コーナーを迎えて、色々とやってみたことを捨てる時間に突入している。
一応、深まって入ると思うのだけど。
演出の大内さんはじっと待つ。
そして的確なフィードバックが一個とか二言。
また作り直し。
それの繰り返しの1ヶ月だった。
それでもこの台詞は入らない。
なので書き換えている。
翻訳と通訳の違いとでも言おうか。
100年経って、この戯曲と同じ状況にいる人は世界中にいるのではないか。
不思議なオニールの「予言」だったのかもしれない。
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今年はどんどん離れていく年なんだなあ

2013-09-22 19:37:50 | 丹下一の泡盛日記
土曜日は終日ホールでお仕事。
カンツォーネとシャンソンを朝から晩まで。
いくらなんでも耳が疲れた。

帰宅して台詞を入れようかなと思っていたら、びっくりメールが。。。
ううむ。
困ったなあ。。。
軽く見られたもんだなあ。
残念。

今年は不思議なことにたくさんの「こと/もの」が手から離れてゆく。
「手放すと入ってくる」などと世間の人もこの頃言うようになったが、今年は本当にあらゆることが、どんどん離れていく。
何が残るのか楽しみでもあるが、次々に消えていくのは寂しくもある。

現実問題、即座に対応しなければならないこともあり夜中に大騒ぎ。
あかるちゃんはその後を引き継いで朝までだった。
こういうことの一つひとつが来年以降につながっていくのだろうか。

今日日曜日は、東戸塚に稽古場を取ってもらい松川さんと二人で自主稽古。
台詞、書き換えつつ入れていくと結構入っている。
松川さん一安心。
とはいえ、本番直前とは思えぬ程のていたらく。。。
演出の大内さんのサジェッションで方向も大きくもとに戻した。
これまでの稽古の「何か」が生かされるといいのだけど。

そして、おかげさまで次々に予約が入ってくる。
そんなわけで、これからもう一踏ん張り♪
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やっぱり夜には特別な力があった

2013-09-20 07:08:54 | 丹下一の泡盛日記
「一晩水に」の話で「たこちゃん」さんからコメントをいただいた。
さる料理研究家の方の話によると、やはり「一晩」は10時間でなく「一夜」なのだそうだ。
やっぱり夜には人間にはわからない「力」があるんだなあ、と納得。

ブログでこんなことを書いていいのかどうか。
「渇き」の台詞が入らない。
ストーリー/話は入っている。
そして、イメージもある。
からだと台詞が沿わないところがあるのだ。
「翻訳」と「通訳」の違いだろうか。
翻訳者からは「好きに変えてもらっていいですよ」と最大級のエールをいただいた。
演出家の大内さんもテキストレジ。自分も実は。
そんなこんなで例によって、本番に向かってぐいぐいと時間が別次元に。
日常生活がめちゃくちゃになる(関わっていられない)時間に突入した。
そのせいか。
眼鏡をなくしてしまった。
どこに置いて来たのかもわからない。
予備はあるのだけど、一番のお気に入りでもう随分長いこと直しては使ってきた。
大事だと思っていた物が消えて新しい何かが入ってくる予兆に違いない、と勝手に思っている。
そして当初からわかっていたことだが、この週末は劇場でお仕事。
もちろん仕事はきちんと。
そして、スキマ時間にはオニール世界で漂流するのだ。

今気がついた。1987年に迦樓羅舎で上演した漂流する舞台。
自分の役のキーワードの一つは「眼鏡をかけた女」だった。
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「渇き」の稽古場から

2013-09-19 11:49:20 | 丹下一の泡盛日記
昨日は両国で「渇き」の稽古。
相手役の松川真澄さんが、いきなりトップギアで走り出した。
何が起こったのかと思いつつ、嬉しく対応。
もうこりゃあとは自分の台詞が入るしかない。。。
言い訳だが、ストーリーは入っているので、即興でやれと言われたらできる。
それではオニールさんにも訳者の高山先生にも申し訳ないので、もそもそと電車の中などでつぶやき続けるしかないのだ。

今回初めてご一緒する塙育大くん。
若いけどいい面構えをしている。
「顔」っていうよりも「面構え」と言った方がふさわしい。
都会の中においておくのは勿体ない。
カジュラホとか、せめてイスタンブール、またはパタゴニア辺りに立たせてみたい。
かっこいい若い衆。
昨日も濃い緑のコートにサンダル突っかけてやってきた。
西インド諸島出身の黒人(ムラート)という設定だけど、そのままの存在感で充分だね♪

今朝もひたすら台詞を読み込む。
ああ、一晩で入っていたあの頃が懐かしい、なんて言ってる暇があったら一度でも声に出すべし。。。。

中秋の名月。
中秋節は中華世界では休日。
「台湾では3連休なんだけど、イベントに出演するから休みにはならないの」と高雄のS。
いいじゃないの、仕事があって。
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右脳に切り替えるためには

2013-09-18 00:49:13 | 丹下一の泡盛日記
昨日、事務的な仕事を済ませてから、右脳的な作業へ。
仕事の「結果」は数行の文章なのだけど、そのために頭をさくっと右脳モード切り替えないといけない。
切り替えるための行動というか儀式の様なものがいくつかあるのだけど、端から見ているとただぶらぶらと遊んでいるか、何をしているのかわからないだろう。
以前、「新聞読む暇があるのなら~~」と言われたことが何度もあるが、右脳的な作業が理解出来ない人から見たらそんなもんだろう。
そして、そう声をかけられるとある種の集中が切れてしまい。
最初からやり直さなければならないのが面倒なところだ。
昨日は家も掃除した。
そして、切り替えるためにいいもう一つの作業が料理。
ほんと、数行の文章のために何やってんだか、と思われるだろう。
ま、それを何本も創るのだけど。


頂いたソーメンが新しい味で驚く。
太めの麺で細いうどんかと思ったが、ソーメンなのだった。
一緒に頂いた「庭でとれた」ミョウガを刻み、ネギ、柚子胡椒、生姜を入れた汁で。
旨い。

おかげでさくさくを進み後2本で、ちょっと休憩。
台所でひたすら仕込み。
机に戻るとすっと続きに入れるから不思議だ。


晩ご飯は小エビとマッシュルームのカレー。
これとは別にベジタリアンカレーも仕込んであるのだ♪
仕事は無事終了。

不思議なんだけど、家の中を掃除すると仕事の打診が来る。
中国語聞いてる場合じゃないな、こりゃ。(謎)
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