泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

たまお桜

2007-03-30 23:20:15 | 丹下一の泡盛日記
 今日は朝から車とばして赤坂へ。ドラの化学療法。いったん事務所に顔出して、再び赤坂へ。東京二往復。例によって都内は渋滞ばかり。なんだか一日中運転していた。

 赤坂でドラを受け取り帰宅する途中、40年前に自宅があった東深沢に寄る。一帯は団地になっているのだが、自宅があった一角は公園になっていて、「うちの桜」は大木となっている。
 娘2はこの桜を「たまお桜」と呼んでいる。
 花は八分咲き。ドラを歩かせる。この桜も40年前は人間の胴より細かった。しぶとく生き続けてここまで大きくなり毎年花を咲かせている。そして僕にもエネルギーを与えてくれる。

 ドラもそうだが、動物や植物は生きることしか考えない。自分を傷つけたり、ましてや死のうなどとは思わない。精一杯生きている。
 ドラは自分が癌だと知らない。だから落ち込んだりしない。車の外に出てのびのびとオシッコをしている。

 ソ連やアメリカは宇宙開発で犬や猿を乗せて実験した。ようするに、電極がたくさんつけられた動物たちは、二度と開けられることのない宇宙行きの棺おけに乗せられたのだ。彼らも最後まで生きようとしたはずだ。自決なんて絶対に考えない。

 ルークもドラも13歳を越えたので、あきいこ先生から表彰状をいただいた。うれしい。3匹の若衆も表彰状をもらえるように、そして必ず最後を看取りたい。
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鎌倉の一日

2007-03-29 23:19:12 | 丹下一の泡盛日記
 今日は、会社のクライアントのお客様を鎌倉観光アテンド。かみさんが観光の話を聞いて「うちの夫は面白い話しますよ」と。

 イギリス人のビジネスマンと弁護士さんたちと鎌倉を歩いた。八幡様と建長寺、大仏。地元をネクタイ姿で歩くのも変な感じ。
 鎌倉の歴史について例によって調子に乗って演説したが大好評♪ ま、大半は司馬遼太郎さんの本に書いてあったことの受け売り。

 そして夜は、天女座のメンバーと再び鎌倉で。同じ集合場所だったので、なんか昼の部、夜の部って感じ。高専を卒業し東京に就職した二人も一緒。楽しい食事。楽しい酒♪ 

 そして二人は、今家にいて横で幸せそうにギターとベースを弾いている。就職でしごかれて楽器に触れなかったんだもんな。

 横で見ている自分が幸せだ♪ 
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犬の微笑み

2007-03-27 19:00:22 | 丹下一の泡盛日記
 今日は終日、自宅で過ごす。といっても別に休んでいたわけではない。

 夕方、犬たちと散歩。実に幸せそうに微笑む。特にミルクはよく笑う。帰宅した時などもきゃあきゃあいってる。アリーシャは、この頃笑うようになった。以前はちょっとさみしそうに向こうからじっと見つめていることもあった。
 これは、人間の思い込みでそう見えるのではなく、犬たちは笑ったり落ち込んだりすねたりする。

 いつもむすっとしているドラゴンが珍しく笑ったのは、くまの天女座から車で帰るとき。ドライブが大好きな彼は「わーい出発だ!」と窓から顔を出してみるくと一緒ににこにこしながらほえていた。

 また彼の笑顔を見てみたいものだ。
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自主公演無事終了

2007-03-27 00:21:49 | 丹下一の泡盛日記
 昨日は、横浜人形の家でプレイバッカーズ自主公演vol.14。今回はミュージシャンとして参加。ピアノやギター、パーカッションを使った。楽しかった♪

 朝地震がありその影響でスタッフが一人NGになったり、嵐のような天気だったり、電車でも事故があったり、なんだか世の中がすごいことになっている中でのスタートだったが、無事終了。
 幸せな打ち上げ。その後、メンバーのべを連れて、ルームルーデンスの田辺さんと柿沢さんとバーに。終電近くまで付き合せてしまった。。。(^^;;;;

 12:00(きっと)酒臭い息を吐きながら、二日酔いで目白の撮影現場に。TVタックル政界時代劇の撮影。例によって管直人さんの役。
 しょっぱな一人のシーンで監督からOKもらったら、ビデオチェックしていたスタッフが止めた。結婚指輪をはずすのを忘れていた。。。一人のシーンでよかった。。

 結局今日最後のショットまでいることになったが、結構気合が入った場面もあり、ADの女性(自分は何度も来ている現場だが彼女とは初めてだった)から「熱演でしたね。わたし管さん(僕のこと)しっかり記憶しました」と。

 集中を冷ますために目白駅まで30分ほど歩く。田中元首相のおうちもあれば、並び立つマンションから取り残されたような小さな家もある。かつて自転車で何度も走った道だが、こんな風景に触れることは無かった。

 22時過ぎ逗子駅で娘2と合流し帰宅。不思議だ。あんなにひどい二日酔いだったのに、今はハイボールがしみるように旨い。
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フィギュア・スケート

2007-03-24 23:29:46 | 丹下一の泡盛日記
 明日は、プレイバッカーズ自主公演。今日は最終調整の稽古日。
 朝から高速にパトが出没し思いのほか到着に時間がかかる。みんな2月の疲れが出ているのか、体調はそれほど良くない。なのでゆっくりと立ち上げていく。このゆっくりさがいい。着実に持ち上がっていく。

 プレイバッカーズの稽古でアクターやらなかったのは初めてだ。ひたすらミューシャンの稽古。明日が楽しみだ。

 昨夜に続けて娘2が大好きなフィギュア・スケートを観る。選手はみんな素晴らしい。昨日の安藤美姫選手のダイナミックな動きは素晴らしかった。と思ったら優勝。よかったねえ。

 僕も一生懸命踏み込もう♪
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お墓参りのはしご

2007-03-23 21:26:00 | 丹下一の泡盛日記
 今日は、かみさんとドラゴンを乗せて赤坂動物病院へ。ドラゴンは化学治療を受けるために再度の入院となった。

 赤坂から松戸近郊へ車をとばす。11年前、毎日新聞社で働いていた頃お世話になった方の墓参り。墓所に着いてなんだか人が多い。あ、お彼岸なんだ、と気がついた(^^;;;

 ずっとずっと行かなければと思っていた。逗子に移ってから一度だけ行ったことがある。 突然逝ってしまった彼の命日は3月10日で、3月がくるたびに気になっていたのだ。
 なぜかかみさんと苗字が一緒なのだが、彼のサポートがなかったら今の自分はなかった。13回忌にお参りできてよかった。

 とって返す車でそのまま三浦にある母方の墓にもお参り。お彼岸の意識は全然無かったので、お墓に呼ばれたのかもしれないな。

 
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パンクな顔

2007-03-22 16:49:23 | 丹下一の泡盛日記
 娘1は無事にカナダのレッドディアに到着。電話があった。かみさんは、さみしいを連発している。

 昨夜は、むりやり仙台から帰宅したかみさんを待っている間、娘2を相手にハイボール♪ この生協の「ただの炭酸水」は我が家にはなくてなならないアイテムだ。娘2は、レモンを入れてそのまま飲んでいる。

 体の重さはまだとれない。体重も重いんだけど。そういう意味ではない。顔色も悪い。ギターを抱えて目をむくと、パンク系のメイクしているみたい。

 きっと舞台が解決してくれるだろう。日曜日、横浜人形の家あかいくつ劇場でお待ちしています。自主公演は、いつも定点観測日。メンバー一同肩の力の抜けた気合の入った時間を楽しみにしています。

 北海道在住のスクール同級生、Yちゃんも子連れで。終演後はうちに泊まってくれる。楽しみだ♪
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羽ばたく娘たち

2007-03-22 00:16:00 | 丹下一の泡盛日記
 今日は日曜日の自主公演に向けてのリハーサル第一日目。今回はミュージシャンとして舞台に上がる。本番ではベースを使うのだが、今日の稽古場はアンプを使えないのでギター。結局ほとんど使わず。。。

 午後、カナダへ旅立つ娘1と電話。「成田に行く時、横須賀線が事故で止まって大変だったんだよお」
 彼女が一人で海外に行くのははじめて。だが自分が知っている限りでも10回以上の渡航体験がある。英語の日常会話も問題ないので、バンフでスノボ、にひたすらわくわくしている。

 いいなあ。自分が20歳の時には考えられなかった世界だ。13歳で初めての海外体験を親からプレゼントしてもらったが、次に海外に出たのは29歳の時、仕事でのインドツアーの時。ま、以来なんとなく毎年あちこち行ってるからなあ。

 娘1がカナダに飛んでいってしまったのを聞いたかみさん(仕事で仙台にいた)は、宿泊せずに最終の新幹線で東京に戻ってきた。さみしくなったんだとさ。

 娘2に昨夜のルーデンスの舞台を勧めたら「行く!」とのこと。道に迷いつつたどり着いたらしい。感想を聞いたのだが、ちと大人すぎたかもしれない。残念。

 娘2は、昨日終業式だった。もう高校2年生。4月には2週間北米に行く予定。二人ともあっという間に飛び去っていってしまうのかと思うと、やっぱり淋しいなあ。

 

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体調不良のときはこれに限る

2007-03-20 11:39:09 | 丹下一の泡盛日記
 冬らしい日が続いている。急に冷え込むようになったので、ビールを飛ばして熱燗から飲んだりしている。

 そして、なんだか体の具合が悪い。熱があるわけでも吐き気がするわけでもないのだが。昨日、オフィスで津久井さんにも顔色が悪いと言われた。
 昨日は、夕方にはふらふらとベッドに入り、娘2の帰宅で起き、また眠った。朝、風呂に入って鏡を見るとたしかにひどい顔をしている。体の奥に疲れが沈殿しているのだろう。
 12月に欧州に行く前にどこかにちょっと隠れようかな。

 とにもかくにも出かけなければいけない。こんなとき気合を入れるには、ストーンズのTシャツを着るのが一番だ。長く走り続けることの苦しさ、そしてその世界に到達しなければわからない素晴らしさも彼らは充分に見てきたに違いない。

 今夜は東京に舞台を観に出かける。明日は、いよいよ25日(日)のプレイバッカーズ自主公演に向けてのリハーサルが始まる。
 
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12月にパリ

2007-03-19 15:53:49 | 丹下一の泡盛日記
 12月にパリとウイーンに行くことになった。かみさんの母、大ママを連れて行くのだ。
 もともとかみさんが大ママと二人で行くはずだったのだが、気がついてみれば娘2はそのころ留学でアメリカにいる。一人でお留守番も嫌だし、自分がいると何かと便利だということでご一緒することになった。

 かみさんのことだからその場で電話してチケットを押さえ、宿も手配してしまった。

 パリは2回行っている。1995年にはじめてのポーランドの帰りに寄った。シャンゼリゼを歩きながら、仏文学者の渡辺守章さんなんかがその辺でお茶してたりして、と言ってたら、本当にカフェにいたのでびっくりした。もちろん向こうもびっくり。

 2度目は97年。日仏文化センターで舞台をできないかと打ち合わせに行ったが、結局実現できなかった。(この時は、10日間で3カ国、6都市を廻っている)
 
 どちらもパリでいわゆる観光は全然していない。ルーブルもノートルダムもエッフェル塔も道を歩きながら見ただけ。凱旋門は見たこともない。美術館どころか舞台も見ていない。

 95年の時はオフだったのだが、一緒にいた女優さんに食事と買い物ばかりつき合わされていた。彼女いわく「美術館などはちゃんと見ないと意味がない」とか。もちろん今の自分は2時間空いていたら、飛び込んで観てくる。

 今は外国を旅して美術館や博物館に入らなかったことはまずない。(国内だってできるだけ訪れる)もちろん舞台も極力立ち会う。12月は、10年前に取りこぼしたものを拾いに行く旅なのかもしれない。
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