泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

お仕事のワークショップ

2023-06-29 20:21:18 | 丹下一の泡盛日記
昨日の午前中は青山学院大学での寮美千子さんの講演に出かけていた。
久しぶりに中に入ったけど、女子の雰囲気が東北大学あたりとはずいぶん違う。
こういう「東京の空気」に憧れる人がいるのはわかる気がする。
木曜日はお仕事のワークショップ。
プロとしてのスタートを切った若い人たちとのワークショップは自然に気合いが入る。
時折、食いついてくるようなエネルギーもあって嬉しい。
無事終了すると幸せな、ぐったり感。
学生時代から馴染みの神保町駅までぶらつきながらクールダウン。
つい「さぼうる」あたりでビール、と考えてしまうのだけど、
報告書があるので、仕方なく直帰。
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40年目の「桜の森の満開の下」

2023-06-29 10:55:51 | 丹下一の泡盛日記
1982年に解散した劇団の残党チームを離れて、自分で迦樓羅舎というチームを立ち上げた。
6ヶ月工事現場で汗をかいて働いたお金で、千賀ゆう子さんの語りの台本を岸田理生さんにお願いした。
素晴らしい本が生まれた。
理生さんが「あんたも出なさい」と言って自分の役も書いてくれたのが「黒衣」で。
1983年の10月に初演し、12月にはすぐに再演。
この時には山伏神楽で憧れていた東北での公演を夢見ていて。
アルバイト先の仙台出身の方に相談して、丹野久美子さんを紹介していただいた。
丹野さんは、12月の舞台を見るために東京まで来てくださった。
1984年5月、演出に笠井賢一さんをお願いして楽師に橘政愛さんが加わり、仙台公演、続けて名古屋、と自分が東京と離れる2000年まで、このプロジェクトは各地で上演を重ねていくことになる。
そして、今回その丹野久美子さんの主演で仙台と東京で上演されることに。

黒衣は1984年の仙台公演で照明を担当してくださった茅根利安さん。
楽師は、(もちろん)只野展也さん。
懐かしい赤布に包まれた台座に桜の木が立ち上がっていて。
あの仙台公演からちょうど40年なのだった。
黒衣の衣装をつけた茅根さんが舞台に上がってきた瞬間から、
応援する気持ちで一杯になる。
そして「黒衣」はもちろん「老婆」のセリフも頭の中にスラスラと再現されてくる。
なんだかんだで17年やっていたんだもの。
終了後は、飲み屋の直行し、献杯。
この日は岸田理生さんの20年目のご命日。
この素晴らしい台本が長く受けつがれていきますように。
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仙台トリップ無事終了

2023-06-28 09:17:57 | 丹下一の泡盛日記
仙台3日目、高校2日目。
前日、日高見を1合ゆっくりと飲んで、お茶に。
かなり早い時間からベッドに横になる。
仙台にいると思いは巡り、尽きない。
高校生相手のプレイバックが楽しい。
いつものことだけど「この子たちの未来に幸多かれ」という気持ちになる。
無事終了。
仙台駅でランチに握り寿司。
気がつけばこの旅で地元の米と刺身を食べるのは初めて。
仙台なのに。
その後、迎えに来てくださった絵永けいさんの車に。
ご自宅に伺いニュートン(石川裕人)に手を合わせ。
そして、ガッツリ飲んで話す。
いつの間にか車内で爆睡。目が覚めたのは大宮だった。
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仙台DAY 2

2023-06-26 20:21:10 | 丹下一の泡盛日記
プレイバッカーズと仙台にいる。
前夜「どうして仙台のローカルにそんなに詳しいんですか!?」と地元スタッフに驚かれる。
なんと返事をすればいいのだろう。第二の故郷だから、と応えておく。
DAY 2は市内の高校へ。
あきちゃん(小森亜紀)のコンダクティングで1時間ずつの「授業」をお昼を挟んで3本。
この緑の濃さが嬉しい。
午前中に2本終えてのランチは、学食に行ってみた。
そして、仙台にいると食べ過ぎる。
ああ、体重計も持ち歩かないといけないかなあ。
ストーリーは「可愛いなあ」と素直に幸せになるものから、
東北らしいものまで。
夜は、ものすごく久しぶりに居酒屋へ出撃。

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プレイバッカーズ、初めての仙台公演

2023-06-25 23:21:05 | 丹下一の泡盛日記
日曜日、東京駅へ。
なんでこんなに、というくらいの大混雑。
前日の疲れが染み出したのか、座席についてそのまま爆睡。
仙台駅直前で目が覚める。
プレイバッカーズのメンバーたちはここ数年仙台で着実に仕事を住み重ねているのだけど、その現場に合流するのは初めて。
もちろん演劇的第二の故郷。
ここにプレイバッカーズのメンバーといることがちょっと不思議。
緑が眩しい青葉城址に。
楽屋で用意してきたお弁当。
様々なスイーツなども用意されていて、ああこの仙台のノリは久しぶりだ。
自分はミュージシャンだったのだけど気合の入った時間に。
その後は駅前の店で学生さんたちと打ち上げ。
プレイバッカーズ初めての仙台公演。
自分の初めての仙台公演は1984年5月、迦樓羅舎で制作した「桜の森の満開の下」だった。
あれから40年が経った。
先週旅立ったSDのことも含め、思いは巡る夜の仙台。

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AYに再会

2023-06-24 23:29:42 | 丹下一の泡盛日記
土曜日、偶然というには出来すぎた再会。
仙台の劇団で女優をやっていたAYの存在感は、30年近く過ぎた今でも記憶している人が少なくないだろう。
劇団を辞めた後結婚して東京に来て、連れ合いと舞台を見に来てくれたり稽古場に果物を持って遊びに来てくれたりしたけど、その後は疎遠になっていた。
だって、子供も二人になり、さぞや一生懸命生きていることだろうと。
なんとそのAYとばったり再会。
向こうもこちらもびっくりだ。
そして、真っ先に彼女から「先週SDが亡くなったの聞いてますか?」と。
知らなかった。
闘病を続けていることは知っていたし小康を得ていると聞いていた。
突然だったそうな。
確か、仙台に舞台を見に行った後、飲み屋から深夜バスの発着所におくってくれたのが最後だったような。
SD、お疲れ様でした。
君の舞台姿だってちゃんと覚えているよ。
人生の最後に演劇人を支援し続けていたことも知っているよ。
明日からは久しぶりの仙台。
そしてAYやSDが一緒に弾けていた劇団の主演女優とも会う予定。
こうやって何かに導かれるように、ただ進むだけ、な時間が流れていくのだろうか。
仙台がとても楽しみだ。
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初めてのこと

2023-06-23 22:20:10 | 丹下一の泡盛日記
お仕事の日。
いつもより早めに入る。
そして、午後から夜までの別件本番がキャンセルになり、
お仕事は午前中で終了。
自分には初めてのことだし、もちろん滅多にあることではない。
久しぶりの酒が残っていたので素直に帰宅してお昼寝。
そこへ明日ご一緒する予定の旧知の仕事仲間が怪我をしたという連絡が。
このチームの仲間で怪我人が出たのは初めてで。
知らない地平に突入しているようだ。
素晴らしいクレソンをいただいた。
わしわし食べられて幸せ。
明日のお弁当のおかずも一緒に作ったので、贅沢な晩ごはんになった。
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この日も大宴会

2023-06-23 22:12:31 | 丹下一の泡盛日記
駅へ行く街路、この季節に花が咲く。
名前も知らないのだけど、歩道の脇が一斉に華やかになる。
人間が花開く、のはどんな時なのか、と考えつつ。
池袋での「星屑会」の会合へ。
2010年から12年の8月の本番まで金沢に通いジュニアオペラスクールで演出の仕事をしていた。
途中、できた曲のコンサートや大人チームでのアウトリーチ公演などもあり、わすれられない楽しい日々。
もちろんハードなこともたくさん。
市長が変わり予算が削られ、衣装や装置のデザインも自分が担当した。
照明プランも若い照明家と一緒に造った。
ここまでやらせてもらえることは、なかなかない。
とても勉強になった日々。
その時の行政側の担当者が東京に来るたびに集まれる何人かで飲み会。
この日も楽しく大宴会。
終電近くなって帰宅。
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断酒68日で終了

2023-06-22 13:29:54 | 丹下一の泡盛日記

水曜日は「小栗判官」の稽古を地元で。
楽器を運ばなくてもいいように我が家からギターとチャンゴ持ち込む。
40年前大学の友人から譲り受けたギターも久しぶりにお目見え。
松本くん、さすがプロ。
彼の手にかかると、この子がなんて柔らかな音出すんだろう、と感動。
長い話し合いの時間の後、自分のコミュニケーションワークもご紹介。
そして、細かい抜き稽古。
試演会の時と比べて、すでにかなり「変化/進化」が始まっている。
その後は皆様を我が家にご招待。
レモネードとスパークリングワインで乾杯。
自分も断酒を68日で一旦終了。
このチームとのこういう時間は、初めてで。
話は尽きず。
終電近くで解散した後、この日のためにとっておいたチェコのチョコバーでフィンランディア(ウォッカ)をグラスでぐびっと。
幸せにベッドに倒れ込んだ。

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WS「平家物語」

2023-06-20 21:05:15 | 丹下一の泡盛日記
水に入っているのは、プレイバッカーズのひったん(長船博子)の自宅の庭に植えられているタイム。
コーヒーで脳を起こす。
前日のボートシアターの稽古で腰と背中が張っているので、朝から風呂で解凍。
身体もだけど、なんか空気も重たい。
こりゃ1日置いての水曜日あたりに来そうだなあ。
火曜日はWS「平家物語」の5回目。
全員が揃う前「初めてさん」たちとは別の台本を渡しているCR一人の抜き稽古。
以前からやってみたかったところで、ここから発表会まで彼女はここに専念する予定。
「初めてさん」の3人が素敵にそれぞれで、稽古の方向性も三様になっている。
これは彼らがすでにプロとして仕事をしているからで、「平家」は初めてだけど、キャリアはそれぞれにあるのだもの。
ついつい一人1本ずつじっくりと稽古をしたくなるのだけど、そうもいかない。
そして「小栗判官」で役者をやる続けているせいか、自分でもやりたくなってくるのだった。
楽しい時間はあっという間に終了。
CRに別件テキストも渡した。
その打ち合わせも、と迷ったけど、なんか予感がして帰宅。
その予感は正しく、受けたメールを確認したら予定調整が色々と必要になっていた。さて、どうするか。。。



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