泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

他山の石とせよ

2023-07-29 23:40:58 | 丹下一の泡盛日記
前夜は大吟醸と三つ葉のお浸し。
土曜日もお仕事へ。
偶然だけど「H/Ash」の照明を担当してくださったYさんとご一緒することに。
先日、「明かりをつけてもらったら最後まで動かさないのだけど、それでも照明担当の人を頼まないといけないのか?」と聞かれて回答に困った事があった。
もちろん、劇場はご家庭と違うので「最後まで動かさない照明」のために照明器具を誰かが吊って調整しないといけないのだ。
それをどう説明したら腑に落ちてもらえるのだろうか、と一瞬悩んでしまったのだ。
まただいぶ前だけど、友人のピアノ弾きに劇に使う演奏の録音をお願いしたので演出して欲しいと頼まれた。
「すごく安いいいスタジオがあったので」と言われ、市の施設だけど、新しい空間の地下にできたスタジオだというので、録音もできるのかと出かけて行った。
それはピアノを演奏するための防音設備が整った音楽室で。
「録音機材はないのか?」と聞くと、逆にこれでできないのかと指さされたのは、カセットテープやCDを再生するプレイヤーとアンプが一緒になったボックスで。
本当に絶句したのだった。
そして、もちろん他の分野のことでは自分も全く同じなのだろう。
他山の石とせよ、と戒めなければならない。
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お仕事の週末が始まる

2023-07-28 23:42:54 | 丹下一の泡盛日記
10週近い断酒が夢のように飲んでいる。。。。
肝臓もそろそろ疲れてきているかも。
昨夜は、ワークショップでエネルギーを使い果たしたらしく、
帰宅しての酒と肴が沁みすぎて。
とにかくベッドに倒れ込んだ。
相変わらず夢は音声付き。
そして5時前には目が醒めて、自然に仕事に取り掛かる。
夏の夜明けは久しぶりにみる。
その後、終日のお仕事へ。
なんだか懐かしい現場に立ち会う。
こういう仕事のスタッフワーク、15年くらい前にたくさんやったなあ。
週末もお仕事で過ごすのだけど、その翌日月曜日が。。。。
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演劇ワークショップ

2023-07-28 23:42:54 | 丹下一の泡盛日記
発表会の翌日は、事務仕事をしていても、ふと気がつくと、
みたいな感じで。

そして木曜日は演劇ワークショップのお仕事、第3回目へ。
数人は入れ替わるのだけど、続けている人たちはすっかり顔馴染み。
そして、その人たちの未知の顔をたくさんみる事ができた。
回を重ねることでゆっくりと現れてくるものもある。
それに立ち会えるなんて、とても幸せ。
「見違える」とはこのことで。
「安全な場」を作ることがどれほど有効かということを再認識。
夜は連れ合いと晩御飯食べて、後、コロナ後初の地元の盆踊りへ。


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WS「平家物語」その5 発表会

2023-07-26 14:48:27 | 丹下一の泡盛日記
火曜日はWS「平家物語」その五の発表会。
2021年の上半期、コロナ禍でスタートしたこの講座だけど、
紆余曲折を経て続いている。
ありがたいことに第1期から今回の第5期まで連続しての参加者が二人いることで。
初めての人と同居するのはいかがなものかとも思ったのだけど、
彼女たちの懐の広さのおかげか。
もちろん朝から仕込みに入り夜の本番まで、普通の公演となんら変わらない作業が続く。
おかげさまで客席は嬉しい満席。
「発表会」と表記しているが全員がプロの俳優であり、レベルは低くはないと自負している。
そして、第一期から続けてきた有賀瑛里の「横笛」と国分理菜の「小宰相」が素晴らしかった。
楽師の佐藤圭一さんも「小宰相」の最後のところでは鳥肌がたった、と打ち上げで語っていた。
おかげさまで熱い拍手で無事終了。
打ち上げでいつも行くお店が22時30分閉店なのが問題で。
精算を済ませてから追いかける自分は60分くらいしかいられない。
クロージングはしたのだけど「別れ」はいつも辛いものだ。
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久しぶりに横浜の稽古場へ

2023-07-25 08:25:37 | 丹下一の泡盛日記
日曜日の仕事は20時ごろに終了。
帰宅してなんだか飲みたくなる。
アイドリングしているようなこの感覚。
月曜日、午前中にあちらこちら買い物など。
たまに買い物に入る文具屋のご主人が、いきなり話し出す。
20分以上も神社の話や山の中を歩く楽しさを話し続ける。
おしゃべりな自分だけど、これは誰か別の人が話しかけているような、
そんな気持ちになって聞き入ってしまった。
最後には写真も出してきてくれて相模国一宮を勧めてくれた。
行ったことない神社なので、早速行かねば。
その気持ちを抱えて横浜のボートシアターの稽古場へ。
久しぶりに全員集合して11月の「小栗判官照手姫」の公演の稽古。
こちらの本番などでしばらく稽古に参加できなかったら、結構進化しているのだった。
稽古後は連れ合いの車で急いで帰宅。
火曜日はWS「平家物語」の発表会その五。
事務作業が追いつかない。。。


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足立の花火大会

2023-07-23 21:47:32 | 丹下一の泡盛日記
金曜日はホールのお仕事で終日を過ごす。
今気がついたのだけど、何をやったのかすぐには思い出せない。
毎日毎日、さまざまな本番続きで脳が上書きされてゆく。
もちろん思い出せるので、まだ大丈夫。
(何の話!?)
土曜日もお仕事だったのだけど、早めに終了して夜が空いたのは、
EDたちの念力のおかげか。
コロナで大騒ぎになる直前、2020年2月に突然香港のEDから連絡があり、
「ウイルスで仕事が全部キャンセルになった。だから遊びに来た」と。
新宿の焼き鳥屋に連れて行ったのは「Hamlets/ハムレッツ」ver.7の直前だったと記憶している。
それ以来の来日で。
広島で意気投合して、アンコールワットで偶然再会したCKも一緒とくれば、
普通なら人混みに恐れをなして絶対に出かけない足立の花火大会にも出かけてしまうのだった。
しかも、本当に仕事は早く終わり18時30分にはホテルで合流。
再会を大喜びしつつ河川敷へ。


花火は流石に素晴らしくてみんなで歓声を上げながら堪能。
混雑を避けてしばらくビールを飲んで休憩したのち、
新顔のCRも一緒に4人でホテルのロビーで飲む。
広島ではCKを広島現代美術館に連れて行ったのだけど、
「あたし、今回、東京都現代美術館に行ってきたんだよ」と。
現代美術や来週の平家の話から広島の宮島の歴史の話で盛り上がる。
CKはシンガポールで一緒に舞台もやったMCのワークショップに参加したそうで。
MCが自分のために推薦したジンをボトル1本持ってきてくれた。
その場で写真を撮ってシンガポールのMCに送る。
30分ほどで返信。
ああ、かつてのアジアネットワークの感じが戻ってきている。
もちろん自分がEDたちから一番聞きたかったのは今の香港情勢で。
CKは、すでに夫と姑と一緒にロンドンに移住。
EDの家族もすでにロンドンに移り、彼自身も移転する機会を伺っているそうな。
EDは素敵なパッケージの老酒の小瓶をくれた。
老舗の有名酒造なんだけど、ここ数年のゴタゴタで閉店することになったそうな。
飲むのが勿体無いなあ。
話は納豆から臭豆腐に移りアジアの発酵食品のおバカ話で酒は進む。
だって香港の3人は台湾南部の「ホタラ」を知らないんだもん。
最後は「ホタラ!」と叫んで残った日本酒を一気飲み。
ああ、こういう酒の時間が欲しかったんだ。
終電で帰宅。

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さよちゃんの展覧会へ

2023-07-20 19:59:19 | 丹下一の泡盛日記
Hirano Sayokoさんは、同志社大学の教え子の一人で。
彼女が描いてくれた似顔絵は今も大事に仕事机の上に飾っている。
自分にとっては、一緒に舞台を創った「さよちゃん」なんだけど、
(彼女は熊野の「天女神楽」にも出演してくれている)
今では、京都を拠点に世界のあちらこちらで活躍するアーティストに成長しているのだった。
10数年前に新宿の素敵な空間で個展で、この赤いシリーズに初めて接して。
「これだ!」と感じた時の衝撃は今も覚えている。
今回は、そのシリーズをその最初の作品から最新作までずらりと並べて展覧。
アトリエで木の板と対話していく様子が感じ取られる美しい「その結果」たち。
さよちゃん、柔らかいけど、トンガっていて、かっこいい。
右端の最新作の一つを見ていたら急に岡本太郎さんを思い出した。
そこには、もう一人の「平野さん」の強烈な思い出も。
「平野さん」に励まされた思い出話をさよちゃんにしつつ、
こちらのHiranoさんの作品にも走り続ける彼女のエネルギーにも
励まされたのだった。
帰宅して、そのエネルギーを糧に「平家」発表会の抜き稽古。
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「私の一冊」永田雄也、中原中也「詩篇」を読む

2023-07-20 19:52:58 | 丹下一の泡盛日記

19日(水)はアトリエ第Q藝術でいよいよ「私の一冊」中原中也。
13時に入って仕込み、といっても椅子を並べるくらいで。
なんってったって「演出協力」なので気楽なもんだ。
もちろんアンケートを印刷したり、まあ色々とはあるけれど。
本番は無事終了。
終演後の酒の席で、中也は濃声だった、という話になり
ある人は「濃声で読んでほしいとも思ったけど、
永田さんの読み方が中也のエッセンスを捉えていて新鮮だった」と。
嬉しいお言葉。
素直に永田くんの健闘を讃えたい。

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「私の一冊」最終稽古

2023-07-19 10:07:35 | 丹下一の泡盛日記
火曜日、19日本番の永田雄也「私の一冊」の最終稽古。
中原中也は、彼の沼のような孤独世界に優しく引きずり込むようなところがあって、
中也大好きな永田くんは、ずるずると落ち込んでいく時もある。
それを引き止めるのも今回のお役目で。
そして、一人で闘う役者というのはいいもんだ。
そのまま広いお部屋に移りCRの「小宰相」の稽古。
そしてWS「平家物語」も来週が本番。
そのための稽古。
終了後、「平家」チームの男子2人と連れ立って飲みにいく。
この二人と飲むのは初めて。
男子会、いいなあ。
それにしてもGN、酒強いなあ。。。。
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お仕事の日々

2023-07-17 07:04:03 | 丹下一の泡盛日記
金曜日から今日、月曜日まではひたすら働いている。
「朝が来て夜になり、また朝が来て夜になり」。
夏バテだと感じる。
帰宅して晩御飯を食べると床に転がったまま眠ってしまい。
慌ててベッドに移動して、夜中に目が覚めて。
睡眠不足の朝がまたやってくる。
仕事場でランチ。ゆで卵とアボカドのパスタ。
昨日は思いの外早めに終了。
明るいうちに帰宅。
仕事に必要な買い物を済ませ、散髪。
冷蔵庫の残りもので晩御飯作る。
「お仕事」で子どもが弾く「展覧会の絵」のプロムナード、そして「くるみ割り人形」の序曲を聞いた。
勝手に指が動く。
この2曲を弾きたくてピアノを始めたようなものだもの。
その数日前にはサティの「Je te veax」を聞いた。
記憶に強く繋がる曲たち。
誰かが「思い出せ!」と伝えようとしているのかなあ。
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