泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

「さらばアメリカ」の稽古、続けて

2018-03-31 19:22:53 | 丹下一の泡盛日記
金曜日は「さらばアメリカ」の稽古の日。
例によって朝風呂に。
30代の前半、睡眠時間を削っても朝風呂に入った方が調子がいいと気がついた。
短い時間で身体も頭も目覚めてくる。
「にごりえ」と「さらばアメリカ」の2枚のチラシを入れたDMを作り出す。
一人で作業しているので、発送は火曜日かな。
録画した映像を見ながら黙々と作業。
そして、稽古場へ。
前日を踏まえて、いい稽古になった。
それでもまだ台詞が出てこないところが何カ所も(T.T)
大丈夫。
初日は5月25日だもん。
帰宅して、風呂に入り髪を洗う。
リセット。
録画しておいた「I, robot」を見る。
茅根利安さんが出演した舞台の原作を元にしたハリウッド映画。
見終えてエンドロールを見るうちに座椅子で寝落ち。。。。

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「さらばアメリカ」の稽古

2018-03-30 00:07:27 | 丹下一の泡盛日記
日々の濃さ。
以前ならなんともなかったスケジュールがきつい、という体力の問題も少しはあるだろうけど。
大兄の死が影響していることは間違いない。
朝風呂に入り、掃除、洗濯、洗い物。
こういう日常が大事なリセットになる。

バスに乗り「さらばアメリカ」の稽古場へ。



山手も桜が満開だ。
満開の花の中、稽古場へ歩きながら何かが高まっていく。
「さらばアメリカ」の中にもたくさんの「死」が現れる。
気負いすぎたか、なんだか空回りしてしまった。
それでも経験値は上がった。
今日は今日の稽古。
明日は明日だ。


夜桜を見ながら最終バスで帰宅。
明日も「さらばアメリカ」の稽古。
今週から週2回の稽古になる。
明日も自宅で稽古してから向かうのだ。
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満開の桜の真下で

2018-03-29 11:23:45 | 丹下一の泡盛日記

夕方、一旦帰宅して風呂に入る。
新しいシャツに着替えて都内の大兄の自宅へ。
病院から戻された大兄に会いにいく。
いつもの2階に「安置」されている大兄に手を合わせる。
眠っているような、とはよく言われる言葉だが、本当にその通りの顔。
旧知のお姉様と話す。
娘のSちゃんや息子のYくんとも。
Yくんは自分と高校が同じこともあり話が弾む。
役者だった頃の話をほとんど聞いたことがない、という。
こういう時間は、かなりの参列者が予想されている葬儀の席では難しいはず。
1時間を超える、思いのほかの長居になったけど、有り難い時間になった。

帰り道、公園を通る。
桜が満開でたくさんの人たちが花見の最中。
満開の桜の真下で、コンビニで買ったワンカップを飲む。
花の向こうに月が見えた。
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「ハムレッツ」打ち上げ

2018-03-29 11:11:04 | 丹下一の泡盛日記

火曜日は3月に上演した「ハムレッツ」ver.5の打ち上げ。
多忙なメンバーばかりで全員集合というわけにはいかないが、濃いメンツが揃って酒盛り。
しつつ浜嶋将裕さんが編集してくれた記録ビデオをみる。
元締めとしては、11日の舞台にとても満足している。
素晴らしいチームワークだ。
山口敦さんの写真もスライドショーで。


チラシデザインの秋山智子さんから届けられたカラスミをスパゲッティに。
映像のヒグマ春夫さんの奥様手作りのケーキも。
来年のイメージも話すことができた。
「ハムレット」と「ヨコハマ・横浜」がうまく組合わさっているのだけど、「ジュリエッツ」のような「震災」に焦点を当てたドキュメンタリータッチの時間とが自分の中で別々に動き出しているのを感じている。
これを二つの作品にしていく方向で考えだしている、と。
来年の「ハムレッツ」は、「ハムレット」からのことばがぐっと減ることになるだろう。
10月に予定している新作が、新しいシリーズの第1弾になる。
楽しみだなあ:)
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願わくば、花の下にて

2018-03-26 19:35:37 | 丹下一の泡盛日記

前夜は、さすがにたくさん飲んだのだけど、ありがたいことに今日はお仕事の日。
どこかでちゃんとブレーキがかかった。
仕事に集中するのは、いい。
余計なこと考えずにすむ。
現場まで「さらばアメリカ」の台詞のおさらい。
大兄を最後に見舞った時。
「んじゃ、稽古に戻ります」
「おお、稽古がんばれよ」
が最後の会話になった。
「稽古がんばれよ」、が遺言だ。
昼休みも葬儀の業務連絡が飛び交う中、なんでかなあ、香港からシンガポールに移住したサーシャや大阪訪問中の香港のCなどから連絡。
サーシャ、6月頭に来日の予定。
17歳で大兄の舞台を見て感動。
19歳の時の舞台で二人だけの場面が18分続いた作品が。
西行法師を演じた大兄は「願わくば花の下にて春死なん その如月の望月のころ」とかの有名な歌を台詞で。
その通りになったなあ(T.T)

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夜桜と涙の酒

2018-03-26 19:17:31 | 丹下一の泡盛日記
日曜日はプレイバッカーズのオープンリハーサル。
お弁当作り、キーボード担いで出かける。
4月にある自主公演のリハーサルを公開するという企画。
午前中は久しぶりに集まったメンバーのための時間に。
ランチをしながら打ち合わせ中に療養中だった大兄の訃報が届く。
前夜、土曜日の23時頃に旅立った、と。
追いかけるようにお姉様からも電話いただく。
覚悟はしていたが、きつい。
なんせこれからお客様の前でプレイバックシアターを演じるわけで。
ワークショップだったら事情を話して帰宅していたことだろう。
これも修行だ。
きちっと舞台に立たないと兄いに叱られる。
夕方、無事終了。
駆けつけてきたM子(旧流星舎の劇団員)と夜桜を見にでかける。



川沿いを歩き、公園でお膳を出して飲む。
考えた末にワンカップ大関に。
小刈米晛さんをおくった時も3日寝ずにワンカップ飲みながら葬儀の手伝い。
やっぱり日本酒じゃなくちゃ。

なんとおまわりさんがやってきて職務質問された。
こんなの久しぶりだ:)
早稲田の時代に戻ったようで懐かしい。
違うのは、お巡りさんが二人とも若く見えたこと。
その後、居酒屋に入り飲む。
どうしても涙が止まらない。
居酒屋の店員が「別れ話」と見て笑っていたらしい。。。
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「にごりえ」の稽古へ

2018-03-25 01:39:56 | 丹下一の泡盛日記
朝、前夜酔っぱらって作った焼き飯を温めてレタスの葉で包んで食べる。
焼き飯の具は、もちろん全部野菜。
冷凍しておいたシイタケの軸を歯ごたえ用に。
最後にベトナムで買ってきたニョクマムで仕上げ。
ミルクティーと焼き飯レタス包み。
の香りが東南アジアの記憶を呼び覚ます。
今日も昼間は「お仕事」。
家を出て歩きながら「さらばアメリカ」の台詞をおさらい。
すれ違う人は「なんだこいつ」みたいになるのも無理はない。
ぶつぶつ言っているおっさんがすれ違い様に「コケコッコー」とか言ってるんだもの。

大岡川には、いきなりの満開の花も。
昨日はなかったぞ:)
夕方、お仕事終了。

桜が大きく開いている。
朝見たときとは違う。
その花たちを見ながら都内の稽古場へ。
「にごりえ」の稽古。
なんせ「舞踊劇」なので、実は自分も久しぶりに花柳輔礼乃さんの振り付けの中で「動く」。
踊る、なんてもんじゃありません(^o^;;;;
ま、一応「二枚目」役なので立ってるだけ、みたいなもんです。
早く帰るつもりが、なぜか「菊の井」につかまったようで。
結局、終電で帰宅。。。。
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隙間の自由時間の作業は飲みながら。。。。

2018-03-25 01:04:50 | 丹下一の泡盛日記

お弁当もってお仕事へ。
桜の花がぐんぐんとふくらみはち切れそうだ。
すでに開いている花も、いくつもある。
これほどに春が嬉しいのはなぜだろう。
お仕事終了後、そのまま帰宅。
今夜は隙間の「自由時間」。
宿題はたくさん残っている。
のに、ついつい飲みながら作業開始。。。。
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内城育子写真展「火の子の宇宙」

2018-03-22 23:09:33 | 丹下一の泡盛日記
今日は銀座へ。
どうしても行かなければならない展覧会が。


こんなビルが残っていたのか!
その地下で。
内城育子写真展「火の子の宇宙」。

一昨年亡くなった育さんが残した6千枚もの写真の中から厳選された、それでも大量の写真。
もちろんすべて店のお客さんとスタッフたちのショット。
懐かしい顔、顔、顔!
そして、自分の写真も。
「火の子」は僕の「学校」だった。
今、こんな濃いサロンのようなバーはあるのだろうか。
会場には、付箋が置いてあり、これはこの人! と入場者が教唆できる。
4人に付箋を貼った:)
会場には、写真に写る懐かしい方との再会も。
当時の思い出を懐かしむだけでなく、励まされる気持ちになる。
このような展覧会を開いていただき本当に感謝だ。
「稽古に行ってきます」と別れを告げて「さらばアメリカ!」の稽古場へ。
自主稽古の成果が少しは出たか。
ちょっと前進した。
ほっと一息。
中華街が呼んでいるような気がしたけど、気を緩めてはいけない。
火の子の日々を忘れてはいけない。
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タンゴの後は香港

2018-03-22 00:41:31 | 丹下一の泡盛日記
酒を抜いた朝は気持ちがいい。
風呂につかり、トースト。
コーヒーとお茶に加えてトーストのためにミルクティー。
その3種の香りが交じると、喫茶店でバイトしていた思い出が蘇る。
匂いは記憶や生理と直結している。
そしてコーヒーの香りの違いが、バイトしていた店と違う、と明確に主張している。

冷たい雨の中をお仕事へ。
午前中を終え、午後からはひたすらアルゼンチンタンゴに沿う。
1982年ごろ、ピアソラにハマっていた。
例によって「変わったの聞いてるね」と言われつつ。
「いいよね!」と同感してくれる人を捜し続けた40年、なのかなあ。
いやあプロのアルゼンチン人のダンサーはすごい。
ものすごく肌見せている衣装だし、時にはパンツ(っていっていいのか、すみません下品で)も見えるんだけど。
そんなことよりもダンサーのエネルギーが美しい。
エロティックが「美」と信じられる瞬間がたくさん。

無事終了後は香港から東京のパフォーマンスフェスに来ている友人のSと5年ぶりに再会。
2009年に知人の紹介で知り合い、2011年の1月だったか、九龍半島のblack box theatreのパフォーマンスで一緒に舞台に立った。
もちろんその後、日本や香港で再会している。
お互いに時間をやりくりして渋谷で会う。
短い時間だったけど、香港人としての「今の気分」とか濃い話が。
先だって我が家に滞在したEや広島で半日を過ごしたCとはまた別の、アーティストとしての活動を踏まえた話に。
「MもAのマネジメントで来たんだよ。パフォーマンスやりに来いよ」なんて話になるのは当たり前。
S「それよりも、この頃、全然香港来ないじゃないの。いつ来るの?」。
なわけで、5月の舞台のチラシ見せるのだった。
もちろん「ハムレッツ」の写真も。
そうか、こういう舞台やってるんだあ。
酒も飲まず肉もいっさい口にしない彼女。
納豆が大好きで、香港のSごうで時折お高い納豆を買っている。
自分で作れ! と教えたのだった。
なごりをおしみつつ「解散」、いや「散開」だな:)

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