泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

冷や酒を頼んでいるのだが

2012-09-29 19:18:10 | 丹下一の泡盛日記
昨日、井村さんの舞台の「熱」をひきずったままのそのそと起き出して実家へ出かける。
金沢のオペラが地元テレビ局のドキュメンタリーになったのを見せたり、三陸の写真を見せたり。
北海道の父の親友がこの夏亡くなり、奥様がいくらのしょうゆ漬けを送って下さった。
自分にもお裾分け。
ご飯にのせてばくりとやり、それを父と弟が大好きな「天狗の舞」の冷やで流し込む幸せ♪

この夏、寿司屋や小料理屋で「冷や」を頼んだところ、立て続けに「冷酒は云々」と返事が来るので嘆かわしい。
自分が飲みたいのは「冷や酒」(常温の)であって「冷い酒」ではない。
酒ですらそうなので、もう長いこと「お冷や(冷たい水)を下さい」と頼むことはない。
昼間のレストランで「お冷やを」なんて言ったら冷酒のリストが来るのだろうか。
それとも「昼間っから」と冷たい眼で見られるのかな。
言葉の意味はどんどん変化するから仕方がないのかもしれない。

首相が大相撲の熱い闘いに「鳥肌が立った」と言ったことを某新聞のコラムが非難している。
常日頃、この人の言動に異を感じ続けているのだけれど、このコラムには違和感がある。
自分も全く同じように、凄まじい闘いを目の当たりにして「鳥肌が立つ」と使うからだ。
まあ、正統的な日本語の使い方ではないと言うのであれば「だらし(が)ない」ではなく、ぜひ「しだら」ない、を復活させていただきたいな♪

この新聞、ついでに言うと、一面の漫画のキャラクターはとてもかわいらしくて大好きなのだけれど、時折、夫のことを「主人」と称したり、男の子はサッカーを思い浮かべてダッシュをし、女の子は急な雨で洗濯物を取り込むイメージでダッシュする、といった表現が登場する。
ジェンダーフリーの立場を取りたい自分とは真逆の表現だ。
「わたし作る人 僕食べる人」というコピーが問題となったのは1975年だった。
あれから37年が経ったけれど、何が問題だったのか理解できない人もいる。
そして理解した上で反対の論旨を染み込ませようとする人たちもいるのだろう。
まあ自分の周囲では「僕作る人 わたし食べる人」が多い、ような気がするんだけど。。。

実家では家族の愛情に包まれて幸せな時間を過ごした。
不詳の息子で申しないと思う。
そして、何かを取り戻しているような気持ちにもなる。

明日はプレイバッカーズ自主公演vol.23。
今日の終日リハーサルは、いつものように、色々とあったうえでちゃんと着地。
さすがプレイバッカーズだ♪
明日、皆さまと劇場でお会いするのを楽しみにしています♪
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井村昂一人芝居「浮きな男」

2012-09-28 11:15:57 | 丹下一の泡盛日記
昨日、井村昴一人芝居のお手伝い。
8年前に旅立ってしまったはやしももこ、ももちゃんが残した原稿を天願大介が構成し演出。
照明は阿部康子、舞台監督・大川裕、音響・水谷雄治、それに自分。
ももちゃんを知る井村組が結集している。
そして、自分以外はプロ中のプロ。
それにたくさんのプロが加わっているから仕事のはやいことはやいこと。
大川さんが「たたき=大工仕事」はないよ。と言うので手ぶらで行った。
ダイヤが乱れてちょっと遅刻したら舞台から叩く=釘打つ音がしている。
聞いてねえぞ(-_-;
で、人のを借りてこんな格好に。


久しぶりに締めたけど気合いが入る。
いいねえ。
こういう時間は実に楽しい。
手に馴染んだ自分の道具は今手元にないので困ることがあるが、馴染んだ道具があると思うと新しく買う気になかなかなれない。
そろそろもう一度全部揃えないといけないな。

そして日本橋劇場の1階は8割埋まっている。
すごい。
ももちゃんの人徳か、井村さんの人徳か!?
主演クラスの演劇人もたくさん。
そして、舞台は真っすぐには見られなかった。
最後の台詞、いいなあ井村さん。
これがこんな風に言えるなんて、と思う前にどっと涙があふれてきた。
ぬぐってもぬぐってもあふれてくる。
ももちゃん、すごいもの残したなあ。
終演後、誰かが「今日は葬式だからさ」と言っていたけど、その通りかもしれない。
ももちゃんと井村さんの演劇的な関係に嫉妬していたかもしれない。
「業」の深い舞台人の人生とそれぞれの縁の絡みを深く考えつつ帰宅。
そして、今も考え続けている。
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ピアノ

2012-09-27 00:35:04 | 丹下一の泡盛日記
今日は早起きして雑事を。
で、なんか午後になるとちょっとだるい。
血の中の酸素足りないので元々キャパが足りない脳の動きが滞るのだろうか。
ちょっと昼寝したら思いのほか時間は短いのに熟睡。
目が覚めて一瞬、朝かと思った。。。
だったら大変なことになる。
夕方には保谷のこもれびホールで市民ミュージカルの稽古。


この頃、人前で平気でピアノを弾くようになった。
プレイバックシアターでも弾くが、まああれは弾いてるうちには入らない。
打楽器のように叩いているだけだ。
今日はミュージカルの稽古なので必要な時にはちょっと触る。
もちろんピアノが弾ける人がいる現場では絶対に触らない。
音楽中心の現場で自分の音なんか響かせたら場に失礼だもの。

20代前半で役者になりたかったらピアノをやめろと言われた。
信じて遠ざかってたのだが後悔している。
「できないこと」がある方が良いという価値観があって、それに準じたのだけど、出来た方がいいと今では思っている。
ちなみに歌もうまくうたうなと言われ,めちゃくちゃにやれと指導された。
40歳からそれを取り戻すべく楽器に触るようになったが、まあ若い頃ほど指は動かない。
それでもイメージはたくさんあるのでなんとかごまかしている。
意味不明の事務仕事やわけのわからんマッサージタイムに費やされた時間はなんだったんだろう。
と、時折自分が情けなくなる。

それでも秘かに稽古は続けて、そのうちにもっと、と野望を抱いている。
明日は井村昂さんの一人芝居のお手伝い。
10年越しの夢がかなった。
楽しみだ!
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覚えていてくれて、ありがとう

2012-09-25 17:01:07 | 丹下一の泡盛日記
どたばたしていてちょっとブログにご無沙汰。

土曜日、早起きして埼玉某所でロケ。
台詞が入らなくて苦しむ。
久しぶりに一緒になったA君、しっかり台詞入れてくるし芝居もいい。
「どんな仕事も手を抜かないと決めた」と言うが、それはとても大変なことだ。
「手を抜いている」つもりはないがいつの間にか楽している自分がいるのかもしれない。
A君、えらいなあ。見習わなければ。

と思いつつも帰宅してぱたりと倒れて眠りこけるわし。。。

23日(日)イーウーマン講演者養成講座の最終スピーチ,及び修了式に出席。
いつも受講生たちの「大変身」に感動するのだが、今回は特筆すべき「大変身」。
みんなすごいなあ!
個人だけでなくチームとしてもお互いに助け合い、いい影響を与えあってきたのがわかる。
講師陣もみな感動♪
こういう時間は本当にギフトだ。
終了後のミニパーティーの盛り上がること。
ベジタリアンレストランを経営している受講生が持ち込んだ料理も美味しかった。

その一つのベジタリアン用ビーガンケーキをポケットに入れてプロトシアターへ。
最終のステージには間に合わなかったがフェアウエルパーティーに。
みんな東京公演を無事終了した満足感で晴れやかな顔をしている。
Vinciの友人で舞踏家の川本裕子さんは、自分のことを覚えていてくれた。
20年ぶりくらいじゃないかなあ。
「え~~知り合いだったんだ!」と驚くVinci。


自分の悪い性癖なのだが「自分のことなど人は覚えていないに違いない」と思ってしまう。
打ち上げやパーティーなどで言葉を交わした人も自分のことに興味は持たずにすぐに忘れてしまうだろう、と。
こちらは舞台を観るとワンショットで登場した人のこともチェックしていたりするのだけど、自分のこととなるとそんな人はほとんどいないだろうという思い込み。
まあ「自分のことを知らないのか!?」という高圧的な態度をとる人にも何度か会っているので、それよりはましか。

あかるちゃんは、和太鼓を演奏する香港のVirsiniaと太鼓談義でめちゃくちゃ盛り上がって一緒に「どんどこどんどこ」とエクササイズまで始めてしまった:)


あまり遅くならないうちに(彼らは翌日の便で台北移動だもの)失礼した。
それほど飲んだつもりもないのだけど、どうも体調が芳しくない。
月曜日、午前中の稽古会場に血圧計があったので測ってみると正常値。
そして、心拍数がちとやばい。
血中酸素濃度が低くなっているのがわかる。
ここ数日の体調不良はそのせいか。

本日、火曜日、所用で外出したが早々に帰宅。
野菜ご飯食べて静かにしている。
昨日よりは具合が良くなっているが、それにしても困ったもんだ。
ま、明日のこもれびの稽古までにはなんとか落ち着くだろう。

FBではアジア・ミーツ・アジアのメンバーたちが次々に台北入りを伝えている。
なんかうらやましくなってきたぞ。
行きたいなあ、台北、香港、そしてその先も。
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Asia Meets Asia 2本立て

2012-09-22 06:00:24 | 丹下一の泡盛日記
というわけで昨夜はAsia Meets Asiaの2作品「狂人日記」と「Unbearable Dreams 6 ~ Hope」を見た。
どちらも見応えがあったが、2本同時はちょっとお腹一杯。自分のキャパの問題か。
Vinci、からだの動きがきれいだと日本の友人たちが言っていて嬉しい。
上海のYu Kaiが素敵。いい女優だ。
以前一度話したことがあり覚えていてくれた。「わあ久しぶり♪」。
タイから来たPyaoさんもいい。 別格の存在感がある。
男二人のぎりぎりのエネルギーのぶつかり合いの場面もいいなあ。
そして、八重樫聖ちゃんは、もう別の何か、のような存在感がある。
等々、Guhaさんとも感想をシェアできて楽しかった。

VinciとYu Kaiと話しているところに香港のCさんが入ってきてわいわいやっているところに日本人の女性がやってきて「眺めて」いた。
後に演出の大橋さんと話しているところにも彼女は来たのだが、彼女、自分を日本人だと思っていなかったようだ。
なんでだろうねえ。。。

深夜、派遣労働の話を聞く。
なんかおかしい。
そこまで頼り、押し付けるのは。
まじめな日本人だからやってくれるのだろう。
フランス人だったら絶対に無理だな。(偏見)
これでようやく仕事が成り立っているなんて。
このシステムは小泉政権が造り出した。
あのころ大人気だったけど自分は信用していなかったし恐ろしいと思っていた。
竹下政権が衆院で400議席を超えたときも、大型間接税(消費税)を設置するのがみえみえなのに、なんで票を入れるのか本当に理解できなかった。
小泉政権のときもそうだ。ばりばりの対米追随派だし。
そういった国内のエントロピーが小さな島の領土問題に向けられるように導かれているとしか思えないんだよなあ。

今日は終日お仕事の撮影。。。。台詞はまだ入らない(T^T)
一生懸命働いてきます!
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香港のVinci と東京で再会

2012-09-21 11:41:56 | 丹下一の泡盛日記
それにしても身体が重い。
今年の夏は熱かったものねえ。そして、まだまだ熱さは続く。
土曜日の撮影の台詞が入らない。
iPhoneに吹き込んで覚えようとするが自分の声に突っ込み入れたくなる。ああ、めんどうなもんだ。

夕方、高田馬場プロトシアターに出かける。
香港の友人Vinci MokがAsia Meets Asiaに参加して来日している。
この日はプレイベント的なシンポジウムだが彼女に会いに出かける。
お土産はあんころ玉♪

リハーサルが押して、遅れて開いたドアの向こうをのぞいていたら、いた♪
「わ~~い」と飛びついてきてハグしようとして「あ、ごめん。汗まみれだもん」。
かまわないぜ♪
4月に香港で互いに飲みに行こうと言いあいつつ時間がなかった。

プロトシアターには猫がいた。


イベントはまずインド・カルカッタのプロビール・グーハさんのレクチャーから。
インドでは演劇は教育を受けたハイクラスだけのものという印象が強かった。
現在も国立の演劇学校の定員は30人。12億のインドでだ。
そして多民族多言語のインドでは言語よりも身体所作の方が有効で、などという話をふむふむと聞いていたら、終了後休憩時間中になぜか寄ってきて立ち話。
で、最後に「ところで君はどこから来たの?」。
日本人だと思われていなかった。。。

シンポジウムはグーハさんに加えてアフガニスタン、台湾、タイ、上海から。追って客席の香港チームも参加。
台湾のグーリン劇場は2009年の夏、プレイバックのワークショップを受けていたところ。
劇場主と話したら驚いていた。
香港のブラックボックス劇場は2011年の1月にちょこっとだけ立った。
ここ数年の体験がぐんぐんつながっていく。
面白いなあ。

シンポジウムの最中に隠れてご飯食べてるVinci。


愛国教育の「洗脳」に反対するステッカー。


終了後の飲み屋で龍昇さんとグーハさん。


Vinciと。


今日は初日。楽しみだ♪
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眠っても眠っても眠い

2012-09-19 14:31:50 | 丹下一の泡盛日記
17日の夜、陣中見舞いに行ったまではよかったが、少しの酒がぐっときてそのまま「お泊まり」(-_-;;;

18日(火)、頭の中が完全に右脳化されていて事務処理能力がゼロになっている。こんなときは無理せずに美味しいものをゆっくり食べるに限る。と言ってそれができるのだから幸せな生活だ。
スーパーに行きたくさんの野菜を仕入れて、きのことトマトのソースで野菜のスパゲティ。フランスパンとチーズで白ワイン。

そこへ来日中の香港の友人Vinciから電話。
「連絡遅れてごめんね。ホテルにも劇場にも自由に使えるパソがないのよ」。
ええと、それは日本では普通です。そんなことだろうと思ってたよ。
金曜日、彼女の舞台に立ち会う。

17日は、金沢ジュニアオペラスクールの修了式だった。
三陸にいてメッセージを送ることも出来ずにいた。
なので見ていなかったドキュメンタリー番組を見た。
子どもたちみんなが懐かしい。いつかまた会えるかなあ。

それできっと本当に「終了」した気持ちになったのだろうか。
ぐったりと眠りこける。
19日、今日も朝は早く起きてさくさく朝ご飯つくったりしたのだけど、その後、眠くて眠くて仕方がない。
(購入したあぶら麩の入ったみそ汁を食べた♪)
昼寝したのだが、まだ眠い。
仕事もせずに寝てばかりでは,今月は大変なことになっちゃうのだろうけど。。。。

で、今夜はアーティスティックな会話を求めて出かけます。
楽しみだなあ♪
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南三陸にて2

2012-09-18 15:15:16 | 丹下一の泡盛日記
17日(日)、ホテルが温泉で本当に助かっている。

朝ご飯は少なめに。コーヒーで眼を覚まして平成の森仮説住宅に向かう。
コンビニで塩を買い、お互いの身体に振りかける。

ここのお年寄りたちは元気。
自治会長のHさんの人徳もしみる。こういう大人がいることも子どもたちに知ってほしいなあ。
お年寄りたちは、この仮設住宅で人生の最後を迎えたくないと朝4時半には散歩している。
9時には集会所に「出勤」、みんなで会話をし交流して11時にはお昼ご飯を作りに戻る。
規則正しい生活を続け、身体をメンテナンスして未来に備えている。
彼らの踏ん張りに行政は応えられるのだろうか。

9時から一緒のお茶飲んで、そのままパフォーマンスへ突入。


「たまたま」のことが生死を分けた、瓦一枚残っていなかった、自分の親だと思ってお年寄りに接してきた、などの話が。
そして、2日間とも「友だち」という言葉が何度も出る。
同じ集落で後ろと前の家、何十年と一緒に育ち暮らしてきた友だちと離れていることがつらい。
手紙のやり取りを頻繁にしている。会いたい。会って話したい。

11時に無事終了。
前日の舞台を踏まえて、より突っ込めたと,思う。
プレイバックシアターは、何よりも本番が最高の稽古。
福島とはまったく違うストーリーがある。
宮城県以北での活動が本格的にスタートしたことをまずはよしとすべき。

前日、お参りの人が多くて避けた南三陸町の旧防災庁舎へ。


最後まで避難を呼びかけた女性が流されて亡くなったストーリーで有名になった場所。
実は、今回そのご両親にお会いする機会もあった。
献花や折り鶴などがたくさん備えられている。
自分も両手を合わせた。ここだけでなくこの周囲すべてに。


お昼ご飯は中島さんの推薦であぶらふ丼。美味しい♪


隣の90年前の家に大阪から移り住んで被災地の写真展をしているKさんを訪問。
Kさんもいても立ってもいられずここに来た。


すべての行程を無事終了して新幹線に乗り込むと、そのまま爆睡。
1時間半は目が覚めなかった。
来月は釜石にうかがいます。
写真はこちらに。
http://www.facebook.com/PlaybackAZ


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南三陸にて

2012-09-18 14:50:06 | 丹下一の泡盛日記
土曜日の午後の新幹線でくりこま高原駅へ。
随分前に来たことがある。
その時は駅前に巨大な水車しかなくて驚いた。
レンタカーに乗り換えて移動。
久しぶりに運転。日本車、下道ではハンドル軽くて運転しやすいね。

南方の仮設住宅の集会所へ。
下見。


その後,唯一営業している海沿いの観光ホテルに宿泊。
この広い窓の下まで波に沈んだ。


部屋が3階だったので、まだ匂いがかなり残っていて、消毒のためにまかれた薬品を感じる。
それと、なんだろう。
部屋にいるともっと色々な気配やエネルギーも。。。。

今回の企画は、一般社団法人「よみがえれ南三陸」の中島響さんとの出会いから始まった。
「晩ご飯はここにしましょう」と連れて行かれた店が「迦楼羅」(かるら)。
自分にはとても縁が深い名前で、ちょっと驚く。


中島さんは鹿児島県にいて震災のニュースにいてもたってもいられず南三陸にやってきた。
そして、そのまま社団法人を立ち上げ、復興活動に走り回っている。
一般社団法人よみがえれ南三陸のサイト。
http://www.minamisanriku.or.jp/

「あと10年は、ここにいます」。
翌朝、被災地を案内していただきレクチャーを受ける。


中島さんとプレイバッカーズのメンバーたち。


午後は南方仮設住宅の第2集会所でいよいよ本番。
前日、下見の際、ことばをかわしたAさんも来てくれる。
最初のテラーはこのAさん。
津波、DAN鑑定での再会、もう被災者じゃない復興者になるんだ、未来をみつめる中学生、写真をみていたのに父と気がつかなかった、などの話が紡がれていく。

なんとかやり終えて、翌日の会場へ移動。下見。
その後、ボランティアさんたちのバーベキューパーティーに混ぜてもらう。
彼らの様々な想いに触れることができた。

ホテルに戻るとぐったり。
くみちゃんがヒーリングしてくれた後、いのちゃんががっちり揉んでくれた。
二人掛かりで長時間。初めてのこと。
おかげでちょっと復活。
そして、これだけ開いてるんだもの、当たり前だけど、たくさん「ついている」のがわかる。。。
明日、一番に塩を買うことに。

24時にはベッドに入り爆睡。
目が覚め、もう朝かと思ったが、まだ2時半だった。
それから,何と言おうか。
「高野聖」のような時間が始まった。
自分はひたすら手を合わせて念仏を唱えていた。
いつの間にか寝入っていて、目が覚めたら7時をとうに過ぎていた。
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かよさんのお誕生日会

2012-09-15 10:52:32 | 丹下一の泡盛日記
昨日、サイコドラマの授業に参加するあかるちゃんが横浜に到着。
バスでやってきた!

14日はプレイバッカーズ代表のかよさん(宗像佳代)のお誕生日。
サイコドラマの授業のファシリテーター、ジョナサン・フォックス(プレイバックシアターを生み出した人でもある)も一緒にお誕生日会。


シャンパンで乾杯。
そしてスペインワインをこぷこぷ。
孫が熱出したり、都合が悪いのなんので5人で小宴会。


懐かしい。大好きなんだこのチョコレートケーキ。
幸せな夜。


そして、今日から「戦闘態勢」。
まもなく南三陸へ出発します!
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