泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

芝居をはしごする

2015-05-31 23:55:41 | 丹下一の泡盛日記

土曜日の午後は「葉衣」でご一緒した劇団「猪と湖」の公演に。
井村昂さんも出演。
20代の若い男子たちのグループだが、いやいや向き合っている現実は重く暗い。
どうしようもない閉塞感、堂々巡りのイライラがしっかり伝わってくる。
演技は若い。当たり前だ。
それよりも大事なものが伝わってくる。
次回も楽しみだ。


会場が都電駅の近くだったので、ものすごく久しぶりに都電で移動。
行き先は、こちらもものすごく久しぶりの鬼子母神。
仙台の十月劇場のテント公演以来だろうか。
近くの定食屋に入ったら東京ラーメンに自動的にライスがついてきて500円だった♪
鬼子母神にお参りして、そして十月ではなく、唐組のテントに入る。

久しぶりに観る唐組。
そして、懐かしい唐十郎の言葉たちとその世界。
新宿や両国でみた状況劇場の出演者たちは年上ばかりだったが、今目の前には自分よりも若い人たちが「立って」いる。
そして、舞台には「ああこういう焼き鳥屋で飲みたいなあ」てな小さな店が。
堪能した。
帰宅してコップ酒をぐいっとやったのは言うまでもない♪
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しがみついているうちに船は沈んで行く

2015-05-30 12:19:00 | 丹下一の泡盛日記
作業は遅々として進まない(-_-;
こんなことなら最初から2パターン作っておけばよかった、とも思うが、それはやはり無理。
「旬」じゃなくなっちゃうもの。


120円のアジをさばいてすし飯にのせた。
ひからびそうな薬味野菜や半分だけのキュウリを使用。
他にはシソ葉を購入しただけだから経費200円くらい。
それにしても階下のスーパーの「刺身用」アジの鮮度は論外。
とても「刺身用」とは思えない。
酢でしめるのが関の山。
味わうことなくばくばくと食べてしまうのが太る原因か。。。

国会で野党が首相を論破、という報道も見受けられるが、結局は多数決で採決されてしまうのだろう。
だから、適当な答弁でもかまわない。
「質問」だって時間の制限がある。
永遠に議論しなくてもいい。
それよりも、議場の外でどんな根回しがされているのか、と多くの人は思っている事だろう。
多くの人が黙るか、または「察した」行動をとるのは、金で押さえつけられているからなのか。
「勝ち組」でなくても「負け組」になることだけは避けたいとしがみついているのか。
そのまましがみついた大きな船が沈んで行くような気がして恐ろしい。
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裏でいくら動いたんだろう?

2015-05-29 17:37:21 | 丹下一の泡盛日記

冷蔵庫の整理をかねて炒麺。
上に乗っている緑は、ひからびたパクチー/香菜。
スープは、昨日の残りのクレソン入りのイワシのつみれ汁。

昨日の国会での首相の「早く質問しろよ」発言がFBなどで取り上げられている。
ああ、よかった。
たくさんの人が同じように思っている事がわかって。

FIFAの収賄問題も話題になっていて「日本は大丈夫か?」などと新聞で。
首を傾げてしまう。
例えば、オリンピックの誘致がスピーチで決まったと思う人がいることが不思議だ。
仏領インドシナから来たと思われる女性の「オモテナシ」という動きは、日本人の伝統的な「心」からは遠いものにみえた。
それよりも裏でいくら動いたんだろうか、と思っていた。
12億使ってもサッカーW盃はそれ以上の利益が上がる、と確信している人たちがいる。
オリンピックも同様だろう。
法的にどうなのかはわからない。
衆院議員に当選したとたんに兄弟が経営している印刷工場に注文が殺到するのは違法とは言えないもんな。
そういう「システム」を編み込んで作り上げてきた人たちとの距離は、あまりに遠い。
4年経ってようやく全線が開通した仙石線の方に目が行ってしまう自分には理解できないなあ。
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国会中継見てしまった(-_-;

2015-05-28 22:40:12 | 丹下一の泡盛日記

元町でシードル♪
有機栽培のリンゴ使用、とか。

今日も昼間はプレイバッカーズの映像と格闘。
データ取り込むだけで結構時間がかかるので、同時進行で色々進めて行く。
久しぶりに英語で手紙書く。
忘れている単語、フレーズ、そして事がたくさん。
便せんすら作ってなかった。
20年前は色々と用意してたんだけどねえ。

作業しながら国会中継見てしまった。
はあぁぁぁぁぁぁ(-_-;
まあ、社民党の姉さんも質問時間を引っ張って語り続けてるなあ、とは思った。
それに対して「はやく質問しろよ」との声が。
まず日本語として間違ってないか?
幼稚園児のレベルか、それ以下だ。
対応としても、いかがなものか。
「計算」すら見えない。
太平洋を取り巻く「大国」の首脳にまともに相手にされないのは当然だろう。
そして、その後の正論の質問に詭弁でしか応えられない政府の人々。
もう頭の回転が遅い、というか悪い、としか言えない首相。
誰かのシナリオで「こうかわしなさい」と助言されているんだろうな。
外相の答弁を聞くと内容はともかく、普通に頭が切れるように見える。
そして議論全体の水準があまりに低すぎて驚いた。
政府が全国を「金」で縛り終えた余裕なんだろうか。
なんだかなあ。
まともな議論って国会に期待しちゃいけないのかなあ。
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美味しい「視察」♪

2015-05-27 10:04:54 | 丹下一の泡盛日記
火曜日、予定がキャンセルになったところへ「視察」につきあわないか、とお誘い。
ひつまぶしを食べに行くのだと言う。
こんな「美味しい話」は生まれて初めてだ♪
うなぎは大好きだが食べる機会は滅多にない。
もちろん昨今のお値段の事もあるが、うなぎを食べる時には必ず酒を飲みたいからだ。
ビールか、できれば日本酒でうなぎの脂を流し込みながら食べるのが大好き。
お茶だと実に勿体ない気持ちになる。
そして、大酒飲みの自分だが、昼間に飲むのはビールと言えども好まない。
お正月や祭りなど、特別な時だけ。
と、うなぎを食べるのにやたらと制約をつけてしまっている。

ひつまぶし、実に美味しかった。
石川町にこんなにうなぎの旨い店があるとは知らなんだ。
前日体調不良でこんこんと眠り続けていたので、酒は遠慮していたのだけど。
目の前に小鉢が置かれた瞬間に「日本酒を冷やで下さい」とオートマティックに叫んでいた(^o^)/
それにしても、この店でも「冷や」が通じない。
「常温ですか?」
「はい。冷やでお願いします」
(-_-;


その後、元町の厳島神社にお参り。
ここには金刀比羅宮が併設されている。
なんか白いもんが見える、と思ったら社殿で猫が昼寝。
「邪魔すんなよお」と睨まれた。

帰り道、受付にあった「まことの道=今月のことば」は「謙遜」だった。
自分の名前が「まこと」なので、なんか「天の声」のように思ってしまう。
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ヒグマ春夫さんの「新しい試み」

2015-05-27 09:52:59 | 丹下一の泡盛日記
月曜日、「死者の書」の稽古の後、明大前のスタバの外の席でコーヒー。
ほとんど身体は使っていないのに、なんだか脳が疲れてうとうと。
気持ちよく目覚めて奥泉光さんの「東京自叙伝」を読む。
小気味よいテンポで不思議な話が展開する。
例によってそれぞれのエピソードが深いところで繋がって行くのだろう。

途中でタイムアウト。
ヒグマ春夫さんの映像インスタレーションに立ち会う。
先日の我が家の宴会で「新しい試みだからぜひ」とお誘いをうけていた。
客席には水野俊介さんも。
面白かった。
アイデア自体は新鮮ではないのだけど、ヒグマさんがやると新鮮なのはなぜだろう。
そして「さて、ここで何をやったら。。。」と考えだしちゃうんだよね。
実は、カフェで身体が冷えたのか、会場入りする頃から体調不良。
水野さんとも飲みたかったのだけど、我慢して帰宅。
正解だった。
帰宅して風呂にも入らず布団に倒れて9時間眠る。

火曜日の予定がキャンセルになり週末まで外出する仕事はない。
(誰か仕事下さい!)
それがよかった。
爆睡して復活。
勤め人はこうはいかない。
ぶっ倒れるまで働かねばならぬ。
いいのか、悪いのか。。。
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「死者の書」稽古

2015-05-26 19:33:10 | 丹下一の泡盛日記
25日(月)は月に一度の「死者の書」の稽古。
「藤戸」に参加していた宇佐美雅司くんも参加。
メンバー全員舞台に立ち会っているので、その感想を様々に。
それらは自分の稽古場に帰ってくることばになる。
昨年の「死者の書」上演には、一定の評価をいただいた。
多くは「よくぞこの原作に立ち向かい舞台化しましたね」という”お褒め”の言葉で。
その先は「大変だよね。。。」となる。
ここを掘っていくと今の日本の現実に向かい合う事になる。
伝統を徹底的に破壊されてきたこの国の近代史。
それをよろこんで受け入れてきた軽薄な為政者。
または、英語を「敵性語」として日本語に置き換える低レベルの国粋主義。
中国と闘っているのに「漢語」は敵性語にならないのはなぜなんだろう?
そして、南京を占領した将校がそのよろこびを漢詩にする屈折した心理。

プレイバッカーズでは、演劇を社会に向き合うツールとして使おうとしている。
Tama+ projectは、演劇作品を創ろうとしている。
そして「演劇」は社会に向き合う「私」から生まれるものだと思っている。
天女神楽は「お芝居/技芸」を楽しんで創りたいとメンバーたちと10年を過ごしてきた。
古典芸能以外でのシンプルな再演、もう一度同じ事を上演、はあり得ないと思っている。
「死者の書」も「技芸」に近い舞台だけど、そこに向き合わなければならない。
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たまには幸せなウエディングパーティー

2015-05-26 11:45:34 | 丹下一の泡盛日記
24日(日)は、TSCでご一緒している大須賀隼人くんの結婚披露パーティー。
昨年既に入籍をすませていて双方の友人たちを招いての会。
というわけで、会場の片隅にTSC関係者の「同窓会」の一角が出来上がる。
同世代のメンバーは口を揃えて「久しぶりのめでたい会」と。
不祝儀が続くお年頃だもんなあ。
いやあお嫁さんが素敵な人で驚いた♪
よかったね、隼人。

幸せに酔ったご一党様は、もちろん新橋駅前の居酒屋になだれ込むのだった。
「ちょっと一杯」が。。。。もちろん(^o^)/
「Hamlets/ハムレッツ」のテキスト訳の江戸馨さんや最近は落語会の主宰でもお忙しの紺野相龍さんなどとの芝居や落語の話はつきない。
幸せな酒の席だ。
これも隼人のおかげ、かな♪
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「藤戸」の宇佐美さん、素晴らしかった!

2015-05-23 22:12:01 | 丹下一の泡盛日記
今日は銕仙会で笠井賢一さんが演出した「藤戸」をみる。
能の「藤戸」を現代物にアレンジしたもの。
功を得ようとした武士に海の抜け道を教えたのに口外を恐れて殺されてしまった漁師の亡霊に「死者の書」でご一緒している宇佐美雅司さん。
楽師に橘政愛さんと設楽瞬山さんが出演している。
19歳以来ご縁の深い銕仙会の建物。
客席から舞台を観るのは久しぶりだ。
宇佐美さん、ものすごくよかった。
能役者以外で能舞台に立つのは、とても大変な事だ。
大抵はそんなことすら意識しない演者ばかりで「能舞台で演じた」体験が目的なのかと思ってしまうのだけど。
母への思い、武士に殺された下層階級の漁師の恨み、そのどちらもが全身から燃え上がってくるような存在感。
彼の舞台は何度も見ているのだけど、ダントツで素晴らしかった。
終演後、楽師の楽屋で宇佐美さんや橘さん、設楽さんと話す。
稽古で苦労が多かったそうな。
それがしっかりと肥やしになって花が開いている。
初日、2日目があり3回目の舞台だったそうだ。
4回目の千秋楽はもっと深まっている事だろう。

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初夏の小宴会

2015-05-23 09:51:00 | 丹下一の泡盛日記

昨日は遅ればせながら「Stones」のお疲れさまの会。
と言ってもミュージシャンの佐藤圭一さんは夫妻のユニット「ちゃるぱーさ」のライブ。
少人数のささやかな会なので料理に気合いが入る♪
アンチョビが大好き。
じゃがいもにアンチョビを絡めたものはバルセロナで初めて食べてはまった。
以来、宴会の定番に。
そえたブロッコリはももこが奈良の八百屋から取り寄せてくれたのだけど、こんなに新鮮で身が締まったものを初めて見た。


事前に2回練習したアジの酢締めは、イマイチだった。
下ろしたときから鮮度が気になっていた。
冷蔵庫から出したときの身の色でわかる。
三浦半島からこんなに近いのになぜ階下のスーパーには九州の冷凍物が並ぶのか、理解できん(-_-;;;


〆はトマトラーメン♪
それでも本番のビデオを見ながら話が深まっていくのは楽しい。
最後は「レイン」を見ながら、色々と。
8月の舞台のお誘いも受けた。
日程調整中♪
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