泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

神様がオフくれた

2014-10-31 17:08:46 | 丹下一の泡盛日記

思いがけずに時間ができた。
「神様がオフくれた!」みたいな気持ち。
と気がつくと急に体がどんよりして来て疲れがじわじわと滲みだしてくる。
こんな日は動画のバックアップ作業でもしながら、呆然とするに限る。
ということでご褒美の晩ご飯。
100円のアジと298円のイワシを購入。
イワシはつみれ汁にして、台所に残っていたごぼうを入れた。
アジは、「塩焼きに」と書かれていたので刺身には向かないのだろう。
3枚に下ろして氷水で絞めて、そぎ切りにしてレモン汁につけ込んでカルパッチョ。
端っこの切り落としは、叩きに。
冷蔵庫にあったオリーブとカブ、チーズをあえてサラダに。
えらい安上がりな食事のはずが、ここまでつくると我慢できずに白ワイン買いに行ってしまったのだった♪


ついでにアサリとカリフラワーで炊き込み御飯。
食い過ぎだ!
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無事帰宅

2014-10-31 16:56:47 | 丹下一の泡盛日記

水曜日、無事帰宅。
横浜の空は狭い。
今回、三重県の明和町内の6つの小学校を回ってプレイバックの特別授業。
基本的にミュージシャンだったのだけど楽器は「現地調達」した。
なので限られた時間(時には10分!)で、それぞれの音楽室にある楽器を物色し、配置してスタート。
カメラのセットもしなければならず、ほとんど音も出さずに本番に突っ込むことばかり。
セットしたキーボードのサステインペダルが壊れていたり、即興なのでキーボードそのものも最後まで使わなかったり、と色々。


それにしても、この頃の小学校の音楽室の楽器の充実ぶりは素晴らしい。
特に印象に残ったのがこの大淀小学校。
というのもギターやサックスまで置いてあり、どれもきちんと音が出る。
聞くと音楽の先生がかなり力を入れているとのことだった。
ギロやアゴーゴーも他とはちょっとレベルが違うぞ。
久しぶりにギターも使った♪
もちろんプレイバックシアターのミュージシャンは、テクニカルな「演奏」をする必要はない。
なので自分のように音出すだけなら「何でも来い」人間にとってはもってこいのパートだ。
そして、映像撮影も同様に「プロ」ほどの技術は必要ない。
なのだけどこもチームにはその両方ができるのが自分しかいないので、どんどんアクターから遠ざかっていくのがちと寂しいねえ。


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松阪から

2014-10-29 07:15:41 | 丹下一の泡盛日記

月曜日に松阪に戻り明和町小学校プロジェクトの後半。
長年の信頼関係と校長先生の快諾を得て、ある小学校ではカメラ2台で撮影。
今プレイバッカーズのHPで公開されている小学校プロジェクトの動画は自分が編集したものだ。
ものすごいソフトは必要ない。
それでも古いパソコンで作業するとこうなってしまう。。。
今日は今年の最終日。
昨年に引き続きの2校。
楽しみ!
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いったん帰宅

2014-10-26 08:17:44 | 丹下一の泡盛日記
金曜日、修正小学校の授業を終えて斎宮小へ移動。
えりちゃん(高橋江利子)のコンダクティングが素敵だった。
子どもを持つ母親でもある彼女の柔らかくて的確なエネルギーは子ども達から深い話を引き出していく。
終了後、名古屋経由で新横浜へ。
週末は都内で仕事があるため自分はいったん戻る。


横浜駅前で6ヶ月に渡る豪華客船でのショーを終えた原大樹くんと会う。
ぐんぐんと成長していく彼と出会ったのは天女座だ。
船の土産話が素晴らしい。
本当に大きくなった。
大きくなったからこその悩み、苦しみ。
だからこその大きな喜びと感動。
やはり「本番の舞台」が一番の「稽古場」だ。
パフォーマーは本番からしか学べないことがある。
大きな場で「本番/最高の稽古」を重ねる彼にとことん走り続けてほしいと思う。
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小学校プレイバック授業再び

2014-10-26 08:13:14 | 丹下一の泡盛日記

木曜日、新横浜から名古屋経由で斎宮へ。
プレイバッカーズは新幹線車内集合。
飛行機移動のときも機内集合。
海外公演のときは現地のホテル集合。
こういうのが好き♪

斎宮小学校でのプレイバック授業も何年目だろう。
この頃1年が濃すぎて、あっという間に時間が経つのに過去1年どころか3ヶ月の中身が多すぎて逆に長い時間を感じる。
今年も明和町内を回る。


最後の電車内で打ち合わせに余念がないファシリテーターチーム。


空が広くて本当に気持ちがいい。
今年は天女神楽がないのでこのあたりに来ることがなかった。
慣れ親しんだ路線が「懐かしい」。
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NYの友人と「洞爺湖」で盛り上がる

2014-10-21 23:36:13 | 丹下一の泡盛日記
先週、ニューヨークを拠点にしている劇団主宰で演出・俳優のDavidと浅草橋で会う。
広州のJanetに紹介されて最初にあったのは2年前。
毎年アジアを旅する彼とはいつも東京で会っている。
先日NYに行くぞ、とメールしたら「ごめん。アジアをツアー中。日本で会えるかな?」。
彼は別にバックパック旅行をしてるわけではない。
4ヶ月もアジア各地をワークショップの仕事で回っているのだ。
「うらやましいぞ」。と言ったら
「先週、ワークショップで北海道にいたんだけど、僕の観光は空港から現場までの車移動2時間だけだよ」と。
「仕事だからね。オフなんかなくて、本番~移動~本番が続くんだぜ」。
まあ、そりゃわかる。
「で、北海道はどこに行ったの?」
「ええと、地名が難しくて発音できない。湖があってきれいなところ。小さな町だったよ」。
と写真を見せてくれた。
「ありゃ、これは洞爺湖だ!」
「こないだ、この湖の側の小学校に行ってプレイバックしたんだよ」。
と写真を見せる。
「おお!」
山上のホテルでコーヒー飲んだ動画見せたら「あ、ここわかる。山の上にあるゴージャスなホテルだろ」。
「行った?」。
「No。きれいなラウンジだなあ。こんなところでティーブレイクなんて素敵だね」。
妙なところで盛りあがった。
NY、「Sleep No More」が素晴らしかった、と言うと。
「僕まだ見てないんだ。帰ったら見るよ」。
実は彼も同じような「移動演劇」をやったことがある。
なんか一緒にやりたいよねえ、と話は尽きない。
そのうち即興でセッションしようぜ、とハグして別れた。
彼のワークショップは、今度の週末25日(土)、26日(日)に神奈川県の藤野町で開催されます。
ご興味のある方はぜひ!
http://www.steiner.ed.jp/info/2014/09/04/2587/
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やっちまった!

2014-10-20 11:13:27 | 丹下一の泡盛日記
実は、先日急に気温が下がった日に渋谷をうろついて以来、体がだるかった。
体温計を持たないのでもう20年近く自宅で体温を測ったことがない。
もとがひ弱なので、ちょっとでも熱が出ていると知るとぐったりしちゃうので。
ならば知らん方がいい。
だいたい、熱が出ようが小指の骨にひびが入ろうが関係なく稽古は出てきた。
それが、やってしまった。
自分が決めた稽古日程をすっぽかしてしまった。
猛省。
昨日、プレイバッカーズの稽古から戻りシャワーして、軽く燗酒で体を温めて布団に入る。
爆睡。
夜中起きると、なんだかもう立派な風邪引きに。
なのに汗が出てこない。
しかも早めに寝たもんだから目が冴えて眠れない。
3時過ぎに擂り下ろしたショウガをたっぷり入れてお茶漬け。
これで少し汗を出したのだけど、電話で目が覚めたら。。。。
修行が足りないなあ。
そんなにスケジュール詰まっているわけでもないのに。
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母心(ははごころ)面白い!

2014-10-19 18:49:23 | 丹下一の泡盛日記
母心(ははごころ)の漫才を観た。
久しぶりに楽しく笑った。
体に痛みを与えるような「お笑い」をみても笑うことができない。
鼻の穴に洗濯バサミを突っ込んだりするのは、見ていてもこちらも痛くなるばかりなのだ。
まあ相応の年で「正当派」が好きなのだろう。
もっとも、30年以上前だろうか、のばしたゴムひもを顔に当て合う漫才が登場したのだけど、痛いばかりで何も面白くなかった。
母心の一人は歌舞伎のパロディをネタにしているが、かなりの「上手」で、相当に勉強したのだろう。
日本舞踊も名取りだそうな。
30年前に「加納幸和事務所」(現・花組芝居)が登場して、これこそ歌舞伎の本道だと感動して毎回の舞台を楽しみにしていた。
その後、加納さんが小劇場で進めた歌舞伎の「本質」への回帰は、例によって大劇場に取り込まれていったのだけど。
その本家の歌舞伎が危機を感じるくらいに衰退(お客は入っているらしいが)している時に、こんなかたちで「カブキ者」が現れるというのも「伝統の力」なのだろうか。
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ピアノの音が寒さをふっとばしてくれた

2014-10-16 15:38:42 | 丹下一の泡盛日記
木曜日、起きるといきなり寒くなっていた。
午後から両国でオニールプロジェクト「鯨油」の稽古。
セリフが膨大で。。。
終了後、渋谷へ。
谷川賢作さんがクラシックスで続けてきたピアノライブが50回に。
金沢から駆けつけたYちゃんと一緒に立ち会う。

デュオに使われたのは三宅榛名さんが寄贈したピアノ。
懐かしいお名前を聞いた。
いただいたカードブックは大事に持ってるんだもんね。

寒いのでお湯割り飲みたいなあと思っていたのに、ピアノデュオの熱さに終わってみれば冷たいビールが欲しくなっているのだった。
いやあ一つ一つの音がとんがっていて嬉しい。
ぐったりと椅子に沈み込んでいたい時に向かい合う音ではない。
ギターアンプにコネクターをぶち込んでがんがんかき鳴らすような音がピアノからこちらに叩き込まれてくる。
もちろん繊細で柔らかい音もたくさんある。
そのどれもが立っていて、聴くにも気合いがいる。
それが嬉しい。
2012年、金沢のホールまで来て下さった賢作ファンも会場にいて声をかけて下さる。
終演後、みんなでビール♪
寒さがふっとんでしまった幸せな夜。

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高い声の魅力に出会う

2014-10-14 11:17:23 | 丹下一の泡盛日記

連休はお仕事のホールで過ごす。
カレンダー通りの生活とは縁がない。
むしろ週末の方から仕事が入ってくる業界なので「連休なのに」仕事という悲しさなどはみじんもない。
「連休だから」仕事が続けて入って嬉しい! なのだ。

某伝統芸能の単独での公演(演奏会)に立ち会った。
大きな舞台の背後での演奏でしか知らなかったものだ。
単独での演奏会は耳にするのも初めてだし、仕事でなければすすんで出かけることもなかっただろう。
世間ではそんな人の方が多いので、もっと知ってもらいたいとこんな単独の演奏会を企画したそうな。
家元もやってきて全体の監修。
この方の耳の良さに、さすが、と思う。
当たり前のことだけど、音楽家の耳の敏感さは洋の東西を問わない。
だから本番直前に舞台上の山台を移動できないか、というご相談も「そりゃそうだ!」と喜んで。
自分がなじんできた芸能は、義太夫でも能、狂言でも低い声をよしとする傾向にあった。
なので低い深みのある声が出せるようになりたいと今も思っている。
この芸能は、それとは逆に高い声を使う。
もちろん男性が。
最初は違和感があった。
そして、素晴らしい、と思わせてくれる年配の「語り手」を観た。
柔らかく、深く、そして登場する男の気合いも伝わってくる。
「粋」ということばが自然に浮かんでくる。
低い声では出せない味わいもあることを知った。
「粋」からは遠い存在だもんなあ。。。
こんな学びの時間に仕事で出会えるのは、本当に、素敵だ。
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