水曜日はいよいよ初日。
タイの劇団b-floorのゲネプロは12時から。
旧知の写真家Mさんが撮影に。
「お、久しぶりじゃないか。半年くらい行方不明になってただろ?」。
ちょっと顔出してないと「行方不明」にされちゃうんだもんな。。。
客入れ状態からのゲネプロが始まる。
前日の夜の通しで心をわしづかみにされたのに。
ゲネプロはそれを越えてくる。
前日、「輪郭がくっきりとした」という言葉を使ったのだけど。
ゲネでは俳優の一人一人がくっきりと存在感を出している。
その5人の存在感があった上での全体。
70分のゲネが終了した瞬間、撮り終わったMさんが隣りにいた自分に、
「すげえレベル高いな」と感嘆の声を漏らした。
「これだけの”動き”をまとめあげられるってことは、演出の才能がものすごいってことだぞ」。
舞台写真家として第一線にいて、古典からアバンギャルドまで網羅しているMさん。
そのMさんから感嘆の言葉が次々に。
なんか自分まで嬉しくなってくる。
夜の初日、彼らはゲネを越えて「爆発」した。
凄すぎる。
こんな舞台に立ち会えるなんて。
最終の日曜日までがものすごく楽しみだ。