今回、伊勢神宮へのお参りを思い立ったのは、お札をお返ししなければならないと思ったからで。
天女座の矢吹紫帆さん、矢中鷹光さんご夫妻のご紹介を受けて、お誘いをうけて、2004年には内宮への正式参拝。
2010年には内宮の参集殿能舞台で、2012年には内宮に新しく出来たせんぐう館の水上舞台のこけら落としで、それぞれ「天女神楽」のダイジェスト版を上演させていただいている。
そんなわけで我が家には、内宮と外宮のお札が祀られている。
本来ならば年に一度はお返しして新しいものを頂いてくるのだけど、この生来の無精者は大変に失礼をしていたので。
外宮にお札をお返しし、一安心したのがいけなかったのか。
内宮にお参りして、あっと気がつくと札を車内に置き忘れていた。
仕方なく新しいものを求めて、以前のものは次に巡る別宮に、と。
今までお参りの機会がなかった倭姫のお宮と月読宮にもお参りの予定。
これも大変楽しみにしていた。
外宮、内宮と大変な混雑に驚きつつ、残り少ない時間に急いでお参り。
月読宮。
古事記には一度しか登場しないこの神はひじょうに興味深い。
もちろん学者ではないので、演劇的なイメージをそそられる、ということなのだけど。
そして、ここではお札をお返しすることが出来なかった。
木立の中の表参道を小走りに急いでたどり着いたのが倭姫宮。
こちらも清々しさに満ちたうつくしい空間だった。
いずれ改めてゆっくりとたたずんでみたい「場」だ。
そして、ここでもお札をお返しできず。
なんだか「タイグ・オケイン」みたいになりつつ松阪に戻る。。。。