泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

「無謀」:大内さん、さすがの演出プラン!

2015-07-31 22:15:30 | 丹下一の泡盛日記


今日も両国へ。
浅草橋から歩いて柳橋を渡り、両国橋を渡る。
いつも渡っているこの鉄橋が柳橋だと最近知った。
灯台下暗し。

今日はオニール「無謀」の稽古。
ここ2回の稽古を踏まえて演出の大内さんから基本プランの提示。
「!」。
驚いた。
さすがの演出プラン。もちろん大歓迎。チャレンジしたい。
オニールはアメリカ人にしか上演できないんじゃないか、と台本を読むたびに思うのだけど、これならば!
試しに通してみる。
うう、なんかものすごく疲れたけど、もちろん手応え有り♪
これからの稽古が楽しみ。
ぜひぜひ劇場でご確認下さいませ。

稽古の後は新宿へ。
大好きな横町の蕎麦屋でたぬきそば250円。
ああ、これが美味しい。
通り道にこの店が無いのが本当に残念だ。
その後、NYから帰国中の牧島美絵さんと飲む。
なんだかんだで2軒ハシゴ。
旧真空艦だなんて懐かしい名前でもりあがったり、たくさん教えていただいたのだった。

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「死者の書」の稽古

2015-07-30 05:44:48 | 丹下一の泡盛日記

前夜はさすがにぶっ倒れて眠ったのだけど、ちゃんと朝には目が覚める。
時差ぼけはすっかり解消。
下北沢の「死者の書」の稽古へ。
昨年上演したものを改訂して12月に上演する。
大好きな俳優の佐藤照さんが加わり最初から仕切り直し。
文字通り「最初」の一言からもう壁にぶちあたるのだった。
恐るべし「死者の書」。
恐るべし折口信夫。
脂汗をかいてとりあえず終了。。。


一旦帰宅して自宅近くの丘に登り、プールへ。
もくもくと歩く。
様々な思いが洗い流されていく。
明日は「無謀」の稽古、なんだけど、そろそろ「in/out」の稽古も始まるのだった。
8月20日(木) ヒグマ春夫さんのパラダイムシフトvol.69にゲストで参加します。
会場はおなじみのキッド・アイラック・アートホール。
Tama+ projectではすでにおなじみの上田貘さん、橋本識帆さんと3人で。
その構成台本をつくらないといかんのだ。。。。
まあ入り口のヒントはいくつかあるのだけど、やはり稽古場で確認しないとね。

8日(土)には神奈川県民センターでのAIDS FORUMにプレイバッカーズで出演します。
こちらもどうぞよろしくお願い致します。
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「無謀」の稽古

2015-07-30 05:36:37 | 丹下一の泡盛日記
水曜日はシアターχでオニール「無謀」の稽古。
前夜の研究会を踏まえて試したいことがたくさん。
演出の大内先生も「ちょっと実験しようか」と。
真っすぐの読みに仕掛け付き♪
20代前半の頃、ある演出家が同じような読み方を試したのにつきあった。
あの頃は何をやりたいのか全然わからなかった。
今はわかる。
ほとんど時間切れ状態で終了。


高田馬場へ。
時間に余裕ができたので新大久保で降りる。
自分が育った街なのだけど往時の面影はほとんどない。
それでもいくつか健在のランドマークに嬉しくなる。
自宅があったところは公園の一部に。
「うちの」柿の木が残っているのが嬉しい。

馬場の居酒屋でNYから帰国中の岸本さんと会う。
途中から仙台の大物俳優も参加。
飲まない彼の前で焼酎の4合ビン2本目にいくわしら♪
モントリオールやブルックリンの情報交換。
日本の情勢なども話題はつきないのだった。
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「川向こう」の蕎麦屋

2015-07-28 19:08:56 | 丹下一の泡盛日記

前日購入した野菜たちでブランチ。

今日も両国橋を渡ってシアターχへ。
「川向こう」の世界だ。
あの雪の朝、この両国橋(もちろん今では鉄の橋)を向こうから渡ってきたのが赤穂浪士たち。

勘違いで時間が空いてしまったのでカフェで事務仕事。
4本の舞台の稽古が同時並行で動いている、という「ありがたい」状態。
1日に稽古が2本なんてのは当たり前。
お仕事だってもっと入らないと困っちゃう。
カレンダーの予定を整理しながらイメージを盛り上げていく。

両国駅前には大好きな蕎麦屋がある。
ものすごく美味しい、というのではないのだけど、なぜか通ってしまう味。
20年くらい通ってるけど、なぜか「たぬき」しか食べた事無い。
この日もたぬき、520円♪
大満足。
ふと気がついた。
池波正太郎の色紙がある。
自分には気がつかない「川向こう」の匂いも残している店なんだろうなあ。

シアターχではオニールの翻訳者のお二人を迎えての研究会。
終了時間を大幅にすぎての活発な質疑応答。
終了後は大宴会♪

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オニールの稽古~ジムで汗流す

2015-07-28 00:27:42 | 丹下一の泡盛日記

昨日は両国橋を渡ってシアターχへ。
9月のオニール「無謀」の稽古。
大工原真理子改め、原内真理さんとがっぷりよつ、の場面の稽古。
この3年間をご一緒しているが彼女は演出助手、としての参加。
舞台をみてパワフルな開き直りに見せられてしまった素敵な女優さんなのに。
なので、この稽古がとても楽しみだった。
演出の大内三朗さん、大事な元生徒だけに、かえって厳しい事をがんがんとおっしゃる。
めげずにチャレンジする原内さん。
そんな「場」だもの、こちらも自然に気合いが入る。
突然、大内さんが「この後は二人だけで稽古しなさい。僕は帰るね」。
「その方がいいことあるよ」。
さっさと帰っていった。
大内さんのこういう大きな「演出」に何度も「目からウロコ」だった。
今回も残りの90分を実に面白く過ごす事ができた。
不思議な事に台詞がどんどん入っていく。
久しぶりに「楽しい」稽古になった。

夜はそのままスポーツジムへ。
土日のワークショップでちょっと身体にこわばりが来ている。
ジムのただ券もらって身体動かして、プールで歩く。
サウナとお風呂にも入って、すっかり幸せ♪
スーパーの見切り品野菜と刺身50%引きを買い込んで帰宅。
ビールは我慢してウォッカソーダ♪
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ワークショップ無事終了

2015-07-26 20:43:04 | 丹下一の泡盛日記

ワークショップ2日目の参加者は前日よりも増えた。
やる方としては同じ参加者が2日続けて、がいいのだけど、まあ何でもありで問題は無い。
前日に続けてつっきー、そして橋本識帆さんが参加。
お昼ご飯にすばらしく美味しいアジの叩き定食をいただいた。
目が違う、うちのスーパーとは。
遠くから安いものを仕入れて鮮度は低いけど安さで売っているんだろうなあ。。。

午後もがっちりミュージックトレーニングで汗をかく。
緩んだ自分の筋肉にカツを入れるいい機会でもある。

無事終了。
顔をざぶざぶ洗って打ち上げへ♪
三浦半島でお芝居を作っている方たちとのお話しは楽しい。
がっちり身体を使ったおかげで前日よりもカラータイマーの点滅は遅い。
それでも21時過ぎにはへろへろ(べろべろか!?)で帰宅、風呂に入り布団に倒れ込む。
目が覚めたのは7時。
おお、これで時差ぼけ解消といくのなら嬉しい。


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三浦半島演劇祭初日にワークショップ

2015-07-25 18:16:32 | 丹下一の泡盛日記


横須賀へ。
「三浦半島演劇祭」というものがあることをY劇場の祭山寸花さんや五月女ナヲミさんに教えていただいた。
お誘いを受けてワークショップ。
高校生や一般からも、に加えて滋賀県から天女神楽団のつっきーも参加!
久しぶりにがっちり動いて汗を流す。
初日は無事終了。
このイベントが演劇祭のオープニングになるのだとか。
開会のセレモニーにも参加させていただく。
こんなに劇団があるんだ! と素直に驚く。
横須賀/三浦半島、おそるべし。


つっきーに刺身食べさせる。
6時すぎるとやっぱりくらくらしてくる。
早めに帰宅してシャワー。
事務仕事しようとしたらコップをひっくり返す。
酔いすぎている、のではない。
時差ぼけでくらくらしているのだ。
全部やめにしてさっさと布団に。
4時にはしっかり目覚めている。
これってじいさんになっただけなのか!?
いやいや。
てなわけで今日のDAY2もがっちり「あそんで」きます!
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3年目のオニール稽古に初参加

2015-07-24 17:53:25 | 丹下一の泡盛日記

モントリオールの晩ご飯。
全粒粉のピタパンが5枚で180円なのが嬉しい。
レーズンが入ったクスクス100グラム。キャベツや人参のコールスロー100グラム。
山羊のチーズも。
もちろん一度には食べきれない。3回分くらい。
こういうの井土ケ谷のスーパーでも売ってくれないかなあ。

昨日は都内で9月のオニール「無謀」の稽古に初参加。
稽古や勉強会はすでに始まっていた。
膨大な台詞にくらくらする。
2回目に思いっきりウエットにやってみたら演出の大内三朗さんから一言でNG。
もちろん全面的に信頼しているので、了解。
3年目、3度目のオニールだけどいつものことながら入りにくい。
入り口でうろうろしてしまうのは何故なんだろう。
大内さんから「ギリシャ悲劇みたいになったっていいよ」とヒントが。
さてどうなることか。

稽古のおかげで午後はなんとかもったけど、帰宅途中で頭がぐらぐらしだす。
時差ぼけ解消は、ひたすら稽古に限るのかもしれない。
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時差ぼけ

2015-07-23 16:27:36 | 丹下一の泡盛日記
おかげさまで無事帰国。
たくさんの深い体験が刻まれている身体をビールとウイスキーでぐちゃぐちゃにして成田空港に。
外に出たとたんに濡れた電気毛布で全身をくるまれているような猛烈な湿気が(-_-;;;
酒で時差調整なんて大甘。
バスの中では泥のように眠る。


23日(木)の朝、えりちゃん(高橋江利子)のアレンジで玉川学園でプレイバックする機会を得た。
かよさん(宗像佳代)とあきちゃん(小森亜紀)がアクター。
まだアタマがボケてるだろうから、と自分はミュージシャン。

これはスタンウエィのコンサート用ではないか!
うちのホールにあるのよりも上のクラスのが。。。
本番はストーリー2本で終了♪
生徒たちのフィードバックの鋭さに感動。

みんなで学食でランチ。
美味いぞ、ここ♪
翌日からフィリピンでのプレイバック「スクール」に参加するかよさんを見送り帰宅。
このあたりから再びからだがぐったり。
なんとか起きていようとするのだけど、抵抗不可。
3時間お昼寝して、夜はいただいたうなぎでビール。
その後、前後不覚に。
こんなこともあろうかと、週末のワークショップのプログラムはモントリオールで書いてある。
今日はすでに始まっているオニールの稽古に合流。
もちろん、台詞はほとんど入っていない(T.T)
いえ、台本は旅先にも持っていき、何度も何度も読んだんだよおお。
来月からは毎月1本以上の舞台が待っている。
時差ぼけで倒れている場合ではないんだけど。。。
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YOKO ONO "ONE WOMAN SHOW"

2015-07-23 16:08:24 | 丹下一の泡盛日記

N.Y.経由でカナダに入った理由の一つはこれ。
ヨーコ・オノの作品にはじめて触れたのは中学生の時にラジオから流れて来た「女性上位万歳」という歌だった。
その後郡山でロックフェスティバルがあり、来日して深夜番組に出演した彼女の話をきいた。
そのフェスティバルのドキュメンタリー番組で音に触れた。
(同時にサディスティックミカバンドや外道なども知った)
大学に入る頃には「3つのスプーン」や貨車をまるごと展示したものなどの作品にも触れるようになり共感を覚えていた。
「ビートルズを解散させた」云々の中傷も聞いたが、レベルの低い嫉妬にすぎない。
例えば彼女の英語はネイティブのそれではない。
後から勉強して身につけたものだ。


彼女の大規模な展覧会がMOMAで開かれると聞いて楽しみにしていたのだ。
初期の「カットピース」はビデオで。
グレープフルーツは1ページずつが展覧。
「踏まれる絵画」(正式名称忘れた)は床に。
「YES」をみるためのハシゴに上れなかったのは残念。(埼玉で上った事があるからいいんだもん)

ここは「触れ合って下さい」という呼びかけがあり、部屋に入ると照明が暗くなり彼女の「オト」が流れる。
白人のカップルなんかは自然にハグしてキスしていたりするんだが、一人の自分はどうしようもないもんなあ(-_-;;;

新作に上った。
彼女が観客を作品に「招待」するのが好きだ。
今回の「黒布をかぶって」という作品はもちろん体験した。
この階段も「一人ずつ上って」と。
事前に通告されているのだけど、一番上までいくとかなり揺れる。
高いところが苦手な自分にはちょっとハードルが高い。
「勇気をだして」と励まされているような気持ち、と彼女を信じる気持ちで最上部まで上がった。
歴史の「いま」をみつめる彼女の視座を感じたような気がした。
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