桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

春爛漫!!

2015-03-30 | Weblog
今日は後援会ニュースを配って歩いたが、半袖でも充分なほど、心地良かった。桜が咲き、まだ梅も咲き残り、木蓮、こぶし、菫、ムスカリ、白いのはゆき柳かなぁ、黄色はマンサク?山からは鶯の啼き音、ツクシも顔を出して、どこを歩いても春だった。

朝に見る顔じゃない!!

2015-03-30 | Weblog
俺は人様の顔をウンヌン言える顔じゃないけども、朝から見せられると嫌になる顔があると、今朝は思わされた。
朝の番組では、テレビ朝日を良く見るが、今朝、チャンネルを回してみると、何と住田祐子の顔が出てきた。草加事件と呼ばれる冤罪を作り上げた、当時の検察官だ。被害者女性に残された唾液の血液型が、犯人とされた少年たちとは違う血液型だったのに、「被害者の汗と少年の唾液が混じったからだ」などと、科学的にあり得ない主張をして「犯人だ」と言い続けたのが、この住田祐子だ。
もちろん、草加事件に巻き込まれた少年たちは無罪になったが、この住田は、少年たちに自分の不明を詫びていない。草加事件が無罪になったとき、住田は日本テレビの番組にレギュラー出演していたが、休んで逃げ出してしまい、ほとぼりが覚めるのを待っていた。腐れ検察らしい態度だったが、こんな「腐れ」の顔を朝から見せられては耐えられない。
嫌いだから感じるのだろうか、不必要にオーバーな表情をしているのも不愉快で、こんな腐ればかりが登用されるのが、今のテレビやマスコミには呆れてしまう。古賀さんが古舘伊知郎さんとやり合ったように、権力の御意向に沿うような連中が多くなっていることは間違いないよな。

係争中

2015-03-27 | Weblog
この前の集会で「俺を国会に呼べ!俺に話をさせろ!!」と語ったが、検察・法務は「桜井は係争中だから呼ぶのはダメ」と反対しているようだ。
おい、おい、おい!!だよね。
俺は再審裁判で無罪になり、確定したんだよ!
検察は、その無罪判決に従ったんじゃないの?
俺の再審は終わり、無罪として確定した、だよね?
無罪判決に従ったはずの検察は、見苦しく「それでも布川は有罪だ」などと語るが、俺が国賠裁判をするのは「なぜ犯人に作られたのかを知りたい」、それだけの意味だ。
捜査を尽くさなかった警察のミス、無実の証拠を隠して起訴し、裁判をした検察のミス、その真実を知りたいだけのことだ。
冤罪を作らない司法改革として、今度の刑事訴訟法改革と言うならば、自分の冤罪の真相を知りたいと願い、裁判をしている俺ほど、法務委員会で話す適任者はいないよね。
死刑・無期事件では、戦後7件目の再審無罪判決が確定した事件として、その体験からの思いを語り、今度の司法改革がまやかしであり、腐れ検察と犯罪者集団警察に凶器を与える危険な物だと、俺は警察官僚や法務官僚を言い負かす真実を持っている。
だから、俺を呼ぶのは、絶対に避けたいんだろうな、ヘタレ官僚たちは。
多分、検察・法務は、俺の国賠裁判で「再審無罪判決は間違い」と言える判決を出させたいと思っているのだろうが、そこが腐れ検察の腐れたる所以だ。
いかに強大な力を持つ警察や検察でも、社会が、 その不正を知ったらば、絶対に存在し得ない。俺が勝つか、腐れたちが勝つか、やってやろうじゃないか!!

袴田事件再審開始決定1周年集会

2015-03-27 | Weblog
今夜は日弁連会館で袴田さんの集会だった。
水戸と同じに、袴田さんは参加しなかったが、この1年の映像が流され、確実に目覚めて来ているのを確認して嬉しかったねぇ。
俺の国賠裁判を支援して下さっている豊崎先生が、袴田事件の抗告に関して、再審に於ける検察の抗告権に付いての講演をした。
再審に於ける検察の抗告は、現行法であっても制限されるべきという話に、納得。袴田事件は、「合理的な疑い」で再審開始決定が出されたのではない。「確定的な偽造、捏造」が明らかにされたのだ。これに逆らう検察は犯罪として裁かれるべきだ、と改めて思う豊崎先生の講演だった。

日比谷公園

2015-03-27 | Weblog
今日は日弁連で袴田事件再審開始決定1周年の集会。その前に取材があるので、少し早く来たらば、日比谷公園で「地元めしフェスタ」が開かれていた。
群馬の牛串を食べ、大阪の串あげを食べたのに、各地から来てる地酒は飲めなかった、残念!

待つこと

2015-03-27 | Weblog
苦しい思いを重ねている人は、苦しみの晴れる日を思い描いて春という言葉に願いを託すことがある。俺も刑務所にいるときは、そうだった。毎年、季節を重ねる度に、我が春よ来い!と願ったものだ。
冤罪という大きな重荷を外して願いを達成した今、国賠裁判は闘っているが、人生の総てを込めて闘った再審ほどの切迫感はない。どこか甘さがあるし、呑気さもある。
今年も春が来て桜の開花も伝わり始めたが、我が家の庭にも沈丁花を初め、春を告げる花が咲き始めた。
今朝は庭に出て、陽射しを含めた春を実感したが、何かが足りないような思いになった。
再審を闘った月日の苦しさや辛さは大きかったが、大きければ大きいほど、春に味わう喜びは大きかった。季節の春を味わうたびに、何時か人生の春を!自由な春を!と願い、心ときめく思いを感じたものだが、それが無くなってしまった。これが平安であり、満ち足りた思いなのだろうが、今朝は春が来た安らぎを味わいながら、そんな贅沢なことを感じたなぁ。

打ち首!!獄門だ!!

2015-03-26 | Weblog
倉敷民商の人が税理士法違反で逮捕され、1年以上も身柄を拘束されていたが、やっと釈放された。
税理士法違反事件は、一体、何年の懲役刑が科される罪なのだろうか?
罪を認めずに否認した人を懲罰的に拘束し続けるのが、日本の検察庁で、諸外国から「人質司法」と揶揄されるところだが、検察庁も悪いが、その検察庁の言うがままに拘束を認める裁判所も悪い。
これだもの「日本の司法は中世だ」と、世界に笑われるはずだよね。こんなにも長く拘束する検察官も裁判官も同罪。打ち首、獄門だな。

エフエムラジオ

2015-03-26 | Weblog
昨夜は、俺の番組を作りたいと言う人と会い、色々と打ち合わせをした。
いくつものエフエムラジオ局を知るらしい、その人は「自分のところでは、上が良い返事をしなかった。他局にと思ったらば、7月に体制が変わり、その後にやることが了承された。で、7月以降にやりたい。3ヶ月なので、都合6名のゲストしか呼べない」と、中身に触れた打ち合わせになり、やるとすれば、最初のゲストは、俺に作詞作曲の道を開いてくれた声楽家の佐藤光政さん、それから何人かの冤罪仲間、最後は連れ合いの恵子さん、ということで原案を作るということになった。
どうなるかねぇ。

保護司

2015-03-25 | Weblog
仮釈放で社会に帰る人には、必ず保護司が付く。
帰る住所の近くに住む保護司に対して、仮釈放が終わるまで、月に1度、生活状況を報告に行く義務を背負うのだが、俺も支援者の家に帰ったときは富士見市で保護司がいたし、利根町に帰ったときは、また違った保護司が付いた。
富士見市の保護司は1ヶ月くらいだったので、余り印象はないが、利根町の保護司さんにはお世話になった。元保護観察所の所長をされた方だったせいか、多くの仮釈放者を見ていたはずだが、「桜井さんのように前向きな方は珍しい」と言ってくれ、俺の再審裁判にも理解を示してくれて「お忙しいでしょうから、都合の良いときに、夕飯を食べに来るつもりで来てください」と、有り難いことを言ってくれた。
俺が結婚したときは、その祝う会にも来てくれ「私の女房が桜井さんのファンだ、私の立場上、言ってはいけないことかも知れないが、桜井さんの無実を信じています」と、大変に嬉しい祝辞をくださった。
俺が利根町に帰ったのは、もし再審で勝てないときでも、俺の日常の生き方を見て貰い、利根町の人々に無実を知って貰おう!という思いでだから、この保護司さんの祝辞は嬉しかった。今でも思い出すと目頭が熱くなる。
無事に再審無罪となり、保護司さんとしてのお付き合いは終わったが、利根町で別居結婚だった俺を、何時も温かい手料理で迎えてくれた奥さんへの感謝を込めて、それなりにお付き合いを重ねたけども「もう気にしないで」と言われて、暫くご無沙汰していた。
先日、利根町へ行く機会があり、CDをお届けがてら、久しぶりにお訪ねしてお会いした。
俺は人様との出会いに恵まれた人生だったと、久しぶりに保護司さんとお会いして、自分の幸せの根源を再認識した。

今日は運転手

2015-03-24 | Weblog

一斉地方選挙も近くて、俺が世話になった人が、今度の水戸市議選挙に立候補する。更に、連れ合いが昔から世話になっている人が、今度は水戸市長選挙に立候補!どちらも共産党だが、弱い者の味方!俺の冤罪に力を貸してくれた人の闘いだ、出来る限りの力になりたくて、今日は選挙カーの運転手をした。

寒気が来たそうで、風は冷たくて強かった。俺は車の下だからいいけど、車の上で話をする候補者は大変だった。でも、反応はかなり良かった。

何しろ,水戸の政治は最悪だ。今や百億円も貯め込んでいるそうで、そのくせ、また保険料金を値上げして8億も市民に負担させるとか。それなのに、新庁舎を200億円で新築し、地震で壊れた市民会館を新築するのだが、これもウン百億円も使って2千名収容のホールと3700名収容のコンベンションフォールを作るらしい。箱モノに大金を使い、そこで儲けたゼネコンから政治献金を貰うってか。保守政治家の常套手段だよね。

こんな政治だから「税金を市民のために使おう」と語る共産党の主張は理解されるよね。

寒かったけど、共産党の宣伝カーだからこそ感じる人の視線、面白かったなあ。