桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

大晦日

2011-12-31 | Weblog
今年も最後の日を迎えた。
俺のブログを覗いてくださる皆さんには、どんな一年だったでしょうか。
今年は、日本の総ての人に関わりがあったでしょ大震災に総てがあったと言って過言でない一年だったと思います。 
俺も石巻に行って、その惨状を目の当たりにして驚愕しましたが、未だに復興の一歩に過ぎない現実を思いますと、政治の貧困に呆れるばかりです。その反面、被災地で活動するボランテイアの姿には、明るい日本の明日も感じております。
私事では、何んと言っても5月24日に再審無罪判決を得たことが、最大の喜びでした。当然の無罪判決まで、43年7か月でした。この長い闘いを思いますと、改めて沢山人たちに支えられたからこその勝利だったと思っております。布川事件の闘いほど、人様の支援に恵まれた闘いはありませんでした。ひたすら感謝の思いです。
もう俺の次なる闘いは始まっていますが、来年は3月の「東住吉事件」決定に始まり、「東電OL殺人事件」、「袴田事件」、「福井女子中学生殺害事件」、そして懸案でり、一日も早く決定があるべき「名張事件」など、再審開始を待つ事件は目白押しです。俺は、その仲間たちの力となって、総ての冤罪が勝てるように力を尽くしますし、「国賠裁判」も始めるつもりです。
来年を言えば鬼が笑いますが、来年は「CD]発売と本の出版など、社会に冤罪を訴え続けて、俺に出来る限りの闘いを続けます。
福島原発に纏わる政府と東電の嘘の発表は続いて、見通しの立たない暗い事件は続きますが、来年は、新しい力で政治や社会を変えられる年にもなることでしょうから、それぞれの立場で明るい明日のために頑張りましょう。
今年も一年、ありがとうございました。また、宜しかったらば、このブログ上でお会いしましょう。
みなさん、どうぞ良い年をお迎えください。
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年末

2011-12-30 | Weblog
年末で実家にいってやることがあるという連れ合いと一緒に、今日は城里町へ行った。
俺は陶板浴に入り、両親に挨拶をするだけと思っていたが、連れ合いは掃除などを始めた。
そう言えば、前日も掃除をしたとか言っていたから当然だけど、掃除を始めたのを見れば、俺がやらないわけには行かない。で、手を出したが、ついつい熱が入ってしまい、今日は実家の掃除になってしまった。
その掃除前、川の方にある柿の木を見に行ったらば、渋柿だが、取り残した柿が沢山あった。連れ合いは取って来て干し柿にしているが、来年は、俺が行って、総てを干し柿にしようと思った。
掃除も含めて、少しは余裕が生まれるだろう来年は、この田舎が面白くなりそうだと思った今日だった。
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この程度

2011-12-30 | Weblog
朝日新聞に首相にしたいベスト10が掲載されていた。
1位が石原慎太郎、2位が橋下、3位が小泉純一郎、4位がビートたけし!
あれあれ?だよね。
6位が東国原だよ!
石原慎太郎、橋下徹なんて、弱きを挫き、強きを助ける鼻持ちならないエリート意識に包まれた傲慢男でしょ。見てないのかねぇ、こいつらの言ってること、していること?
怖いよね、日本の明日。
圧倒的に多数の弱き人が、こんな政治屋を日本の明日を救う政治家として頼みにしているなんて。
政治は強い人には必要ない。賢い人にも必要ない。
弱い人、残念ながら賢いと呼ばれずとも、人として真面目で、一生懸命で、信頼出来る人間が、当たり前に人としての人生を生きられる社会にするのが政治の任務なのだ。
石原慎太郎の都政に、どこに弱き者を守る政策があったのか?
橋下徹の府政に、どこに生きる力のない人を守る政策があったのか?
大震災の災難で亡くなった人の多くは、私は死なない、大丈夫、と言う錯覚、盲信だった。
石原慎太郎都政、橋下徹府政に期待する人、アナタは二人が守ろうとする強者なのだろうか?
錯覚していないだろうか、盲信していないだろうか。怖いねぇ、日本の明日は。
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おかしい

2011-12-29 | Weblog
水戸に帰り着いて、駅から桜川堤防を歩いて帰ることにした。
風もなくて穏やかな日射しが注ぐ中、気持ち良く歩いたが、途中、おかしいことに気付いた。
もう明後日は大晦日、真冬なのに堤防には青々としたね草が生えている。
やはり温かいんだろうか。
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犯罪者は犯罪者

2011-12-29 | Weblog
栃木県の片田舎で警察官が中国人の研修生を拳銃で撃ち殺した事件があった。
警察官の犯罪行為は、まず検察は取り上げない。不起訴で見逃されるのだが、付審判請求によって起訴され、裁判になったけど、高裁でも無罪になったと、今朝のメールで知らされた。
その判決を下した裁判官が小倉正三だ。
何でも威嚇射撃をしないで、いきなり撃ち殺したのは「付近に民家があるので仕方ない」と弁護したらしいけど、そこは周囲に民家が5軒くらいしかない、本当の田舎だと、メールをくれた人は怒っていた。
小倉正三、あっちこっちで冤罪を作る最低の裁判官だが、警察官などの犯罪になると、全く反対の判断をする。真実を見抜けないという点では同じだが、犯罪者は、何をしても犯罪者だなあと呆れるばかりだ。
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面会

2011-12-28 | Weblog
昨日の大阪拘置所も面会者が沢山いたけど、今日も年内最後と言うことで、俺が行った午前10時には駐車待ちの車が連なっていた。受付番号が110番。朝から百名を超える人が来ているわけだが、昨日は圧倒的に女性が多くて、中には判決内容を語り合い、うちは重いの何回目の逮捕だのと言っている人たちもいたけど、今日は男性と子供も多くて、これが年末最後らしい風景かと思った。
自分の経営する旅館が放火されたのに、その犯人にされた三好さん。三好さんの母親と息子さんと一緒の面会だったが、明るい表情だったのが良かった。
まだ最高裁の段階にあるし、期待しているのだろうが、最高裁には、その期待を裏切らないような判断をして欲しいと願いながら帰って来た。
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この痛み

2011-12-27 | Weblog
神戸質店殺し事件の犯人にされた緒方さんに面会して来た。
最高裁決定があってから2週間余り。まだ心の整理も出来ないだろうが、面会室に座り、挨拶した後に、ガックリと頭を下げた姿に、今の緒方さんの思いを感じて痛々しかった。
無期刑の重さ、刑務所へ行く不安、まだ若かった俺とは違い、52才の緒方さんには、とても受け入れ難い現実なのだろうと思えば、軽々しく言葉は掛けられなかったが、刑務所でも一生懸命に過ごして欲しいこと、必ず再審で勝てるから希望を持って頑張って欲しいことを話して来た。
この痛み、検察官には判らないのだろうなぁ。
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アグラ牧場

2011-12-27 | Weblog
牛を使って資産運用するとかの牧場が経営破綻して、かなりの被害者が生まれたニュースがあった。
これまでにも色々な資産運用会社が経営破綻しては、そのたびに老後の生活資金を失った人の嘆きを見て来たが、また同じように泣かされた人がいる。
詳しく知らないので、その損害額や被害人数も書けないが、数百億とかの記事は読んだことがあって、被害金額にしては、余りマスコミは騒がないなぁ、と思っていたらば、アグラ牧場の経営者が学会の人だと聞かされた。
なぁるほど、マスコミが騒がない理由が判った。腐るほど、唸るほどに金のある学会だから、その投資金を「財務」とか言うのだったか、献金にして吸い上げたなどとは邪推しないが、マスコミには手が回っていよう。学会の新聞などの印刷で金を得ている大手マスコミは、もし学会から「今後の印刷は止めます」と言われたらば、たちまち経営に窮するだろう。一言、「宜しく」と声を掛けられれば、余程のことがないと、もう記事にはならない。
若い正義は、検察などと同じように、ここでも抑えこまれている。
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ヒートテック

2011-12-26 | Weblog
俺は拘禁後遺症的なところが幾つかあって、身体を締め付ける肌着はダメだった。腕時計さえもやれない始末だが、少し変わって来たみたいで、昨日、クリスマスプレゼントで貰ったハイネックの肌着を着ても、別に苦痛ではなかった。
身体にピッタリと張り付く肌着は、身体のラインが表れて、今一、今の俺には合わないが、着てみると、本当に温かい。
この肌着を着てみて、もしかすると腕時計も出来るようになったかも知れないと感じた。
そろそろ腕時計、使ってみるかなぁ。
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情けないねぇ

2011-12-25 | Weblog
袴田事件に付いて、詳しい話が判った。
冤罪ファイル誌の編集に携わる友人、今井氏のメールが届き、鑑定結果に対する見解やマスコミの理解不足の問題が判ったのだ。
検察が推薦した鑑定人は、STR法での鑑定をことごとく失敗したらしい。更に、ミトコンドリア鑑定では、5点の衣類のうち、パンツ1点のDNAが被害者と一致する可能性を排除し得ない、と鑑定したらしいのだ。「可能性を排除し得ない」としか判断出来ない理由は、「混淆資料だから」と釈明したとか。
そもそも混淆資料は鑑定の前提だし、裁判所が求めた人血が付着しているかどうかに付いては、「検討しなかった」と言っているのだから、どうかしている。
検察が推薦した鑑定人は、全く能力を有しないし、鑑定をなしていない。従って、鑑定が対立したわけではないのに、マスコミは対立したごとくに書くのだから情けない。
自分の目で判断出来ないのだろうか。
冤罪ファイル誌1月号に詳述されるだろうから、発刊を楽しみに待ちたいが、警察が証拠をでっち上げたことは、最早明白だ。
1日も早く袴田さんを自由にすべきだ!
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