桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

最後だなぁ

2018-01-31 | Weblog
今日は、俺の裁判の進行協議だった。
大体、事前に枠組みは決まっていたが、次回、3月14日の口頭弁論では証人尋問を行い、原告側と最終意見陳述も行われることになった。
いよいよ終わりだ。
今日の協議で面白いと思ったのは、国・検察が「原告側尋問時間の半分を使って反対尋問をしたい」と望んたことだ。
俺が布川事件と呼ばれる冤罪を背負ったことで、いかに損害は受けたかに付いて、俺は証人として語るのだが、その損害に反論すると言うのだ。
これまでに、何度も書いたが、茨城県警も検察も冤罪を作った自覚がない。だから、無責任な反論ばかりを重ねた。
どんな反論をするのか知らないが、言ってみろ!だよね。
手厳しく腐れ検察の指摘に反論してやる。
反対尋問大歓迎!愉しみだなぁ。

訃報

2018-01-31 | Weblog
昨夜、突然の訃報が届いた!まだ40歳ほどの女性、今瀨さんがくも膜下出血で亡くなったという連絡だ。
水戸翔法律事務所の事務員として、いつも明るく笑顔でいる人だった。
彼女が暗い顔をしたり、感情を露わにしたところは、全く見たことがなくて、その人格を信頼出来る人だった。
俺と連れ合いは、また未婚でいる息子と結婚したらば最高だ!などと話したこともあったが、もう、その願いも夢だ。
命の無常、命の儚さに言葉がない。
今は、今瀨さんの安らかな眠りを祈るばかりだが、もう1度、会いたかったなぁ、あの笑顔に!

出鼻

2018-01-30 | Weblog
来月6日、飯塚事件の再審請求に対して、福岡高裁で決定が出されると報道された。
この事件は、東の足利事件、西の飯塚事件と比較されるが、それはDNA鑑定が同じ時期に行われた怪しげな内容だからた。
足利事件の菅家さんは、知っての通りに再鑑定が行われ、無事に無罪判決を得た。その鑑定結果などからは、日本テレビの番組取材班が真犯人をDNAで特定して栃木県警に資料を出しているが、全く栃木県警は無視したままだ。
飯塚事件では、犯人の証拠であるDNA資料を、全部使い切った、と主張する科学捜査研究所だが、それは嘘だ。冤罪裁判で証拠DNAを全量消費したと警察が主張するときは、その鑑定が捏造だから再鑑定させないために廃棄したことを示す。
飯塚事件で久間三千年さんを犯人とする、目撃証言などは、山道のカーブで後方を振り返って見た!などとするデタラメばかりだ。
この飯塚事件、必ずや再審が開かれて無罪判決を得る日が来ると確信するが、残念ながら、今回ではないようだ。
今回の福岡高裁には、原審の1審で死刑判決を書いた裁判官が加わっていたのだ。自分のミスを認めるほどの大人物は、裁判官にはいないからだ。
しかし、ヌケヌケと自分が死刑判決を書いた事件の再審裁判に関わるかねぇ。辞退すべきだろうが。
まあ、そんな厚顔だから真実を訴える声が耳に入らないのかもな。

花山温泉

2018-01-29 | Weblog
今日は獄友に連れられて和歌山市内にある花山温泉に行った。
鍾乳洞に赤茶色の池みたいなのがあるが、花山温泉は、まさに、その色をしている炭酸温泉だった。
源泉は26度。それを湧かして41度くらいの湯船に入るが、沸かし湯船に10分。源泉に5分。それを3回、繰り返して入るのが良いらしい。
26度!これが、かなり冷たい。思わず、冷たい!と言ったらば、地元の人が、入って動かなければ大丈夫、とのこと。
いゃあ、気持ち良かったなぁ。
推奨通りに3回、繰り返して出たが、最高だった。今までに行った温泉では、川縁に続く混浴の宝川温泉が湯質、風情など、最も印象に残るけども、花山温泉も風情はないが、その湯質は傑出した温泉だった。
花山温泉、お薦めです!

狭山集会

2018-01-28 | Weblog
今日は、大阪弁天町駅近くの港区民センターで、狭山集会だった。
映画・獄友を作った金監督のコーディネートで、石川さん夫妻、菅家さん、俺の4人でのトークだった。
集会は、370人が来た大成功。
数々の証拠を提出し、今年こそ、事実調べから再審開始に向かう闘いに相応しい成功だった。
俺は、アンコールを含めて3曲も唄ったが、皆さんが喜んで元気になる集会だったと言ってくれ、有難かったなあ。
まだまだ大阪の夜は続くぜ!

新年会

2018-01-27 | Weblog


今日は救援会茨城県本部の新年会。俺が社会に帰って以来、いや、その前から誠実なご支援を頂いた。
何時も明るく楽しく語って唄っての救援会茨城の新年会だが、今年もワイワイだった。
あれは20年前、俺は社会に帰って2度目の正月を迎えて救援会茨城県本部の新年会に参加した。
まだ再審裁判で勝つなどとは、誰も思わなかったころだ。
その新年会で会ったのが、連れ合いの恵子さんだ。
その恵子さんは、今日は救援会茨城県本部の人として挨拶。嬉しいよなぁ。救援会の人々の誠実さに導かれて今の俺があるから、その救援会の活動をしてくれる連れ合いは、俺の誇りだし、感謝だ。
今年こそ、犯罪組織警察、腐れ組織検察が社会に糾弾される年だ。
やるぞ、冤罪を無くす闘いを!

腐れ学者

2018-01-26 | Weblog
頭が良いと言われる学者が、その頭脳のように人間として優れているかと言えば、そうではない例は多々ある。
何時も検察や法務省の尻馬に乗り、人権を考えない法律制定に勤しむ、井上某や酒巻某などの御用刑法学者。ウンザするほど存在する。
哲学を含む理論を語る刑法学者ならば、まあ多少は認識や意識が違っても、ある程度ならば食い違う主張も許されるだろうが、事が科学となれば、そうは行かない。
袴田事件で、袴田さんの無実を証明した、つくば大学の本田先生のDNA鑑定に対して、その誤りを主張した大阪医科大学の鈴木廣一が行ったことは犯罪だ。鑑定に名を借りた犯罪行為だ。
鈴木廣一は、あちらこちらの冤罪裁判で検察に乞われた要請通りの鑑定を行うエセ法医学者だ。足利事件でも、そうだったし、天文館レイプ事件でもだった。
鹿児島科捜研が工作をしたレイプ事件の綿棒を鑑定し、無実の岩元さんのDNAを検出した、とする腐れ学者だ。
そのとき、この腐れ学者は、「警察は、そんなことをしませんよ」と笑って語ったが、今回の袴田事件で行った鈴木廣一の鑑定は、鹿児島科捜研が行った捏造工作の悪事に等しい。袴田弁護団や素人が、本田先生の指導で再鑑定をしたらば、たった1時間でDNAを検出出来たと言うのに、腐れ鈴木は1年半にも亘って、ひたすらに「本田鑑定」を潰す試みばかりをしていた。
検察は、袴田巌を死刑台に連れ戻すと放言するが、死刑台に上るべきは、今、袴田巌さんの有罪を主張する検察官自身であり、鈴木廣一だろう。
日本の検察は腐れきってる。御用学者どもも腐れきってる。

寒い

2018-01-26 | Weblog
今年は寒い。
各地にマイナス何度とかの報道だが、水戸も連日の零下だ。
我が家は連れ合いが日付を越えて起きているせいか、寒いと言われる日でも10度を下回ることはないが、今朝は9度だった。
やっと風邪も回復したことから、連れ合いの実家に陶板浴に入りに著たらば、水道が凍ったと言う。
東京よりは2、3度低い水戸。その水戸よりも2、3度低い城里。
もちろん、水道には凍結防止対策がしてあるから、きっと対策の切れた家屋内部分が凍結したのだろう。
まだ寒さが続くそうだが、春が待たれるなぁ。

猫の尻尾

2018-01-25 | Weblog
恵子さんが20年を超えて飼った猫、ゴンは尻尾が長かった。
新しく飼った猫、クーも尻尾が長かった。
アメリカンショートヘアー呼ばれるらしい品種の猫は尻尾の長いのが多いみたいだが、今朝、後ろ姿のクーを見たらば、そんなに長く感じない。成長しただけ、尻尾は太くなったが、身体は成長しても尻尾は成長しないのだろうか。

司法取引開始だって

2018-01-24 | Weblog
6月から司法取引を始めると報道された。
冤罪作成補助法だよね。
日本の司法取引は異常だ。アメリカなどは、自分の罪を認めるから刑を軽くして、という法律だが、日本で始めるのは、あの人の犯罪を証言するから私の犯罪を軽くして!となる法律だ。
犯罪者は、いつも自分の罪を逃れたいと考える。進んで贖罪しようと考える犯罪者など、見たことはない。
今の警察と検察は、無実の人を犯人にするために、証拠捏造など、朝飯前だ。もちろん、目撃者や嘘の証言を集めることなど、お手の物。どの冤罪事件でも、そんな嘘が溢れている。
昨年、贈収賄事件をでっち上げられた美濃加茂市長の藤井さんの事件は、この司法取引の先取りだったろう。藤井さんに金を渡したと語る奴は、銀行から2億円を越える取り込み詐欺をしていたのに、事件として起訴されたのは2千万円程度だったのだ。「藤井に金を渡したと認めれば、この程度にしてやるよ?どう、認める?」、警察や検察に言われたらば、ワルなんだもの、認めるよなぁ。
だいたい、他人の犯罪を申告するような法律は、許せない犯罪だとしても人間として恥ずかしいよな。犯罪申告に、なぜ褒美なの。人間として犯罪申告するならば、何も犯罪者の刑を軽くする必要はない。醜い法律ばかり作られるのは、腐れ検察が法務省を牛耳るからた。日本の司法体制を変えなければ!