桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

第二回公判

2010-07-31 | Weblog
予定通りと言うのだろうが、証拠調べは順調に終了した。
今後の進展は、一応、DNA鑑定請求が棄却され、検察の思惑は潰れたが、証人尋問では決着がつかなかった。一番話を聞きたい人、深沢武の証人採用が保留されたままに終わった。スッキリしないよなぁ。
多分、次回の証人尋問後、今度は検察の顔を立てる形で深沢武の証人採用請求を棄却し、本人尋問になるのだと思うと、また正月を冤罪を背負ったまま迎えるのかと思うと、ウンザリする。判らないよなぁ、この気持ちは。
しかし、記者会見における質問では、全く理解してなような言葉もあり、もう少しジャーナリストとしての立場と認識を高めて欲しいと言いたくなることがあった。

冗談?

2010-07-30 | Weblog
土浦の裁判所は傍聴席が少ない!で、俺も支援者のために傍聴席を手に入れたいと思い、傍聴券抽選に並んだらば「本人はダメです」と言われてしまった!
なぜだぁ!
周りの人は、笑って喜んでいたが、決して冗談ではない。この雨の中、遠くから来てくれた人に、何とか裁判を見て欲しいじゃないか。その人のために、なぜ本人が並んではいけないんだ!
天気に恵まれる布川事件だが、珍しく雨。今日は、どんな1日になることやら。

第二回公判

2010-07-30 | Weblog
今日は証拠調べの最後。弁護団が再審開始につながった映像を法廷で流し、公開する。
今日は、俺に出番はない。特別な感慨もないが、DNA鑑定や証人採用での判断があるので、その意味では重要で思いはある。
特に、俺はの自白テープが流され、そこに改ざん痕があり、捜査側の示す証拠は百パーセントの信頼は持てないことを社会に示すことになろう。そして、可視化問題に、新たなインパクトを与えることになるだろう。今、検察は部分可視化の映像を作成して、それを可視化と言ってるが、そんな部分可視化が危ういことは布川事件が示している。
さて、今日は、どんな1日になるやら?

曇天

2010-07-29 | Weblog
今日は梅雨明け以来、初めての曇天だった。
1日、曇り空が続き、時折、雨が降った。
午後、激しく降った辺りから風も強くなり、涼しさを感じた。
なぜか判らないが、汗疹が出来てしまい、痒い。皮膚が弱っているのは、やはり暑さのせいだろうか。
今日の曇天で、少しは暑さも和らぐだろうか。

あぁ千葉景子!

2010-07-29 | Weblog
昨日、久方振りに死刑の執行があった。
千葉景子法務大臣は、死刑廃止議員連盟に名を連ねる人。弁護士資格を持った人として確たる信念を有する大臣になるものと思っていたが、可視化も含めて、とんでもない喰わせ者だったようだ。
死刑は命と人権に絡む問題だ。日本という国の命の哲学が問われるなのだが、残念ながら千葉さんには、そこまでの深い認識はないことが明らかだ。
今日の朝日には、千葉さんが大臣に就任して以来、官僚が説得して来た経過が書かれていたが、哲学として持っていなかったから官僚に説得されたに過ぎない。きっと可視化も同じ。
なぜ取調室を可視化しなければならないか、本質的なところが判っていなかったのだろう。
やはり野に置けレンゲ草、ね。やはり野にあれ民主党。やはり野におれ千葉景子だねぇ。

やはり

2010-07-28 | Weblog
政治権力の味は格別らしい。前から、その位置に座った人は味を染めてしまい、野党には戻れなくなると聞いたが、社民党の辻元清美議員の離党は、その事実を示した。
以前、公明党の権力病に付いて書いたが、あそこは創価学会というアキレス腱が生んだ政治組織で、東京都しか宗教として認可していない足元の怪しさが権力を欲しがる。まあ病だね。
辻元さんのコメントも正直だった。「政権や国土交通省で働き、今すぐ色々なことを解決していきたいという思いが強くなった」
だろうね。権力に着き、自分の差配で動かす意識、快感を知ってしまうと、もう野党で正義や真実を主張する地道な活動は虚しくなることだろう。
自民党や公明党にも、さぞかし沢山の「辻元さん」がいることだろう。
野党も大事な存在なんだけどねえ。

2010-07-27 | Weblog
年収が70万くらいなのに、しっかりと国民健康保険料は請求される。支払いを忘れていたば督促状が来てしまい、今日は役場へ出向いて行った。
炎天下、暑いの言葉を飲み込んで歩いていると、目の前に表れる感じで栗の木があった。
そこには、もうしっかりと実が生っていて、青い毬は次なる季節を待っていた。

羽蟻

2010-07-27 | Weblog
昨夜、帰宅しての心配は雨だった。県南地方に集中豪雨との報を聞いていたから案じていたが、利根町は大したことは無かった。
雨は大したことが無かったが、家には羽蟻が一杯!驚いた。
我が家の柱は腐っている。地面に近い部分が、総て腐っているのだが、腐っていれば白アリもいる。昨夜、家にいたのは白アリだよね。
ナメクジ、ネズミ、蛇、この家には沢山の生き物がいたが、最後は白アリみたいだ。

田昌

2010-07-27 | Weblog
昨夜は、東京で飲んで帰った。
弁護士さんの知り合いの「田昌」という店だったが、ここが良かった。店主は脱サラだそうだが、揃えてある酒が、まずは良かった。殆んど俺が知らない銘柄で、きっと店主が自分で味を調べて揃えた物だと判る。どの酒も特色を持つ美味い日本酒だった。更に、肴が美味い!
どれもこれも店主の味を感じて満足だったなあ。
地下鉄八丁堀5番出口。真っ直ぐに信号を渡って、吉野家の角を左折して、すぐ右手のビル地下。ぜひお勧めです。

仙波敏朗氏

2010-07-26 | Weblog
こんな名前で正確だったかな、愛媛県警で裏金を拒否し、大変な警察官人生を過ごした人は。
俺も会ったことがある、鹿児島でだったかな。
仙波さん、真っすぐに足利事件の菅家さんのところへ向って来て「菅家さん、申し訳ありませんでした!頑張って下さい」とか言った。もちろん、俺になど、目もくれない。存在しないごとくに、去って行った。
無視された俺は、それは気分が良くないよね。あのときから、裏金を拒否した仙波敏朗なんて、この程度か!と思って来たが、何だか判らない人だねえ。
自衛官崩れで有名な竹原と言う市長がいるが、民主主義の時代の価値観を知らない阿久根市長に請われて副市長になるのを承諾したらしい。
この仙波さん、あのときに無視された俺は、本当に印象が良くないし、社会的に認められた人だけにしか挨拶しないのは、自分の見る目は無い持たない人だと感じている。

副市長になって、見る目がなくて大丈夫だろうか?
まあ頑張ってね、仙波さん。
行政府の副市長なんて無理じゃないかと思うけど、裏金拒否の精神、貫いて下さい!