桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

稲穂

2009-07-31 | Weblog
早く田植えをした田には、もう稲穂が波打ち出した。稲が、どう成長するのか、考えたことも無かったが、茎の中を、あの稲穂が伸びて来て先端に顔を出し、そこに稲粒が孕まれて米になるらしい。
その成長過程を見極めて水の管理や肥料散布をするのが百姓の仕事らしいが、まだ青い稲穂に身が入り、色付く日も近いことだろう。そのころには俺の長い闘いにも決着のときが来ているだろうか?
待つのは楽しみ。待つのは喜び。そうなのだが、これで決着となれば、少し違う感覚もあって、このところの俺は、何時にも増して精神的な不安定があるように感じてる。
まあそれも誰にも体験出来ない俺だけが味わえる至福かも知れないけどね。
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炎天下

2009-07-31 | Weblog
暑さ大好きの俺だが、さすがに太陽の直射を受けての作業は参る。昨日は、久しぶりに晴れての仕事。午後の作業中、息苦しくなり、頭痛を感じたほどだった。冷たい飲料水を3リットルくらいは飲んだ。
汗を流し続けた身体は、夕方には自分で臭気を感じて不快になるが、汗を流し続けると、何時も風邪症状になってしまう。大量の汗と風邪症状は、何か因果関係があるのだろうか?
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夏休み

2009-07-30 | Weblog
明日で7月が終わる。
高裁でも再審開始決定があり、それに対する検察庁の特別抗告は「重大な事実誤認だ」だと言う。我々の無実の証拠を隠してきたお前の言えることか!と怒ったけど、また、その抗告理由がひどかったね。全く中身が無い。
そもそも最高裁は法律審。事実誤認の中身が無い主張ならば、すぐにも決着が付くと思った。だから、俺は「7月には決定が出る」と宣言していたが、明日が7月の終わり。どうも決定は出そうにない。と言うことは、まだ最高裁第2小法廷は、その検察抗告の中身を検討しているということだ。
呆れるよね、この最高裁の愚鈍さ。いや愚鈍じゃあない。検察庁に対する弱さだね。
大体、最高裁判事って、まともに裁判をしている人がいない。検察官上がり、行政官上がり、弁護士経験者は、まともに刑事弁護などしていない。
我々のような冤罪者のことなど、理解できる人はいないのだ。
布川事件における検察官の主張は犯罪行為だ。証拠を隠し、我々を有罪にした罪は、未来永劫、追及されるのに、何も感じないように屁理屈での抗告。それでも最高裁では、延々と審理される。信じられない思いだ。
栗本一夫、そんな最高裁判事がいたよね。俺たちを有罪にした奴だが、最高裁判事なんて「馬鹿ばっかり!」なんて言ったら、怒られる?
もう死んでしまった、俺たちを有罪にした裁判官たち!
俺は、あの世があればいいなと思うよ。バカな裁判官たちに「俺たちを有罪にした罪、どう考える!」と怒れる、追求できる、気が晴れるもの。
でも、この世で気が晴れたいよなあ。

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後楽園ホール

2009-07-29 | Weblog
昨日は、袴田事件を支援するトクホン真闘ジムのボクシング興業に招待されて行った。
袴田事件支援者、足利事件の菅家さん、往年の名選手関光徳夫人、トクホン真闘ジム佐々木会長がリングに上がり、来場者に支援の訴えをした。
バンタム級の強打者で大ファンだった関選手は、引退後にジムを継ぎ、袴田事件も熱心に支援していたと聞き、嬉しくなった。
佐々木会長も袴田さんの人柄と、その裁判を支援した人たちのエピソードを話したが、やってない人はやってない!一日も早く、菅家さんのようにシャバに帰って欲しいと、改めて思った夜だった。
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寝言

2009-07-28 | Weblog
我が家の家族は、良く寝言を言う。昔、兄の寝言を聞いて、ハッキリと言うものだなぁと感心していた。
先日、起きたらば、どうも連れ合いが不機嫌そう。余り言動には示さない人なのだが、話し掛けても乗らない。
すると、夕べは沢山、寝言を言ってましたねぇ、傍に寝ている人を考えた方がいいですよ、と来た。
寝言なんて考えてするかよ、と思ったが、多分、女性の名前を言い、もっと具体的なことも言ったのだろう。しかし、夢の中の寝言を怒られても、俺としてはどうにもならない。
何もなければ夢も見まいとか、思わなければ言葉にすまいとか、俺ならば言いそうな理屈は言わない連れ合いだから、それだけで終わったが、寝言を言わなくなる薬でも無いものかね。湯島
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弁護団会議

2009-07-28 | Weblog
毎月一度、弁護団会議がある。もう最高裁の決定待ち状態だから、検討することは多くは無くて、昨日は国学院大学の中川教授を招いた勉強会をした。
弁護士さんたちの勉強会に交じっても難しいだろうし、眠くなるだろうなと思っていたらば、これが違った。中川先生の話は、布川事件の弁護団活動を検証する視点からのものだったので、本当に良く判ったし、面白かった。
裁判員制度を意識した裁判所の変化が最高裁決定に表れているという話は、やはり裁判所は変わる、変らざるを得ないと思った。
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冤罪仲間

2009-07-27 | Weblog
昨日は、狭山事件の石川さん夫婦が布川に現地調査に来てくれた。
この前、俺が狭山を訪ねたときに、布川に行きたいと言っていたのが実現したのだが、毎日新聞記者も交えた少人数でコースを歩いた。
布佐駅傍の顔見知りの商店では、母をしる夫人から「旗を立てて歩かなければダメ」と笑って注意された。現場近くに住む幼なじみとも会って話したが、もうすぐ終わる闘いを認識してくれていて、我々の真実は理解されていると、改めて思った。
歩いた後、中華料理店で食事しながら話した。
狭山事件が勝てたとき、日本の冤罪が解決される手段を得られたと言える日になるだろうと、俺は思っている。それだけ特別と言うか、難しい問題を抱えているのが、狭山事件だと思っているのだが、だからこそ、ぜひ勝って欲しいし、勝つために石川さんが為すべきこと、石川さんにしか為し得ないことなど、俺が思い続けていることも、率直に話した。
石川夫人の勝たせたいと涙を滲ませた瞳を見て、石川さんに俺の思いも伝わったと感じたが、冤罪仲間として、本当に頑張って欲しいし、力を併せたいと思いながら別れた。
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季節

2009-07-26 | Weblog
今日は、地区内で不幸があっての告別式だった。俺は時間に帰るず、参加できなかったが、子供のころから知っている人が亡くなるというには寂しいものだ。段々と自分の時刻が近付いてくる。
人は死ぬ、必ず死ぬ。それを初めて考えたのは小学4年生ころだた。
あのころのことは、もう幻のように遠いが、社会に帰って13年、なんだかひとつの季節が過ぎたように感じる。
次にくる季節は何なのか、自分でも判らないが、最高裁の決定が来た後、俺の本当の時間が来る、いや来るかな?
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可視化問題

2009-07-26 | Weblog
今朝の朝日新聞に可視化問題での記事があった。
東京地検特別公判部長の青沼隆之は、相変わらずに「弊害の方が大きい」と反対している。その理由に経験談を幾つか語り、ゆえに全面録音・録画は弊害が大きいと言うのだが、そんなことは運用で解決できるだろうがということばかりで、苦しい言い訳にしか過ぎない。
「暴力団などの組織犯罪では、報復を恐れて首謀者を自供する事件は激減するだろう」と言うが、そうかなぁ。裁判員制度でも、報復の恐れがあれば裁判員ではやらない。特例を作ればいい。「すべてのやりとりが公にされる可能性があれば、捜査官も自らのプライバシーを語らなくなるし、加害者や被害者が隠したい事情にも触れられなくなる」 なんて、全く理由にもなるまい。第一、録画したからとて、その録画内容が総て公にされるわけではない。取り調べに違法があったと問題にされたり、自白を強要されたと訴えがあった場合だけではないのか。
問題や訴えがあった場合、即座に検証するべき手段として録画しようと言うだけのことだ。
そもそも自供させる業を磨けばいいのに、それを考えもせずに今まで通りにやりたいと語る検察の言葉は、俺に言わせれば今後も不当、不法な調べを続けて冤罪を作ると言っていると同じだ。
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初胡瓜

2009-07-25 | Weblog
庭にトマトを植えたことな何度もある。それなりに食べられてトマト好きは満足していたが、今年は胡瓜を植えた。今まで大きくならなくて、小さいままに腐ってしまっていたのが、やっと育つモノが出来始めた。取れたて野菜は瑞々しくて美味い。特に、胡瓜が一番、取れたてのが美味さを実感出来るので、この胡瓜を取り、すぐにモロキュウとして食べるときが楽しみだ。
これは田舎暮らしの醍醐味だよね。明日かな、明後日かな?
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