桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

川遊び

2013-08-31 | Weblog



昨日は、夏休み最後の遊びに行こうと思ったが、中学生の2人は宿題が終わらず。で、小学生のヒロトと、連れ合いの実家にある塩子川へ行った。
川の水は冷たくて、最高だったし、小さな網が1個だったのに、小さな魚と蟹が、思いの外、沢山捕れた。俺の手に止まった赤トンボもいた。
夜は、川上家の5人と我々夫婦。それにアカネと一緒に夕飯だった。

出来事

2013-08-31 | Weblog
水戸に帰る特急券を買うために、高田馬場駅のみどりの窓口に行った。
何だか判らなかったが、20名くらいが並んでいた。ドアを開けて入ってみると、2つ開いた発売口の右側で、赤いヒラヒラの服を着た女性が、椅子に座り込んで怒っていたのだ。傍には、窓口担当らしい若い女性と駅の幹部らしい人が立ち、盛んに宥めていた。
すぐに事情を察した俺は、「後ろに、一杯並んでいる人がいるんだから、迷惑だから止めなよ」と言ったが、全く動じない。
また言った「いい加減にしなよ。人の迷惑を考えて。窓口を離れて、違う場所で話したらいいじゃない。弱い者苛めしちゃダメだよ」と。
渋々と動いた女性、大きく引力の掛かりそうな体型で、それで椅子に座った抗議とも判った。
場所を移しても、また「金をごまかそうとした。昔も、私はひどい目にあってる」などと、再び椅子に座って始まった。
並んだ人たちは、俺が言った後、前に並んだ同年令の男性が抗議の声を上げたが、ほとんど黙っているばかり。
どうなんだろね、あんなときに対応すべき態度は。
つい声を上げてしまう俺は、「刺されたりしないで!」と言われてるけどねぇ。

どう考えるべきか

2013-08-29 | Weblog
山口組員の殺人事件の裁判で、検察事務官が証拠を出さないミスをしたとの記事があった。
これが良く判らないねぇ。検事が事務官に証拠に関する指示をして、それを事務官がウッカリして提出を忘れたように新聞には書かれているが、検事は1審裁判で「証拠は不見当と回答した」と書いている新聞もある。
これらの記事から推測すれば、弁護士に「証拠を開示して欲しい」と求められた検察官は事務官に「証拠の存在を調査しろ」と指示したことになるが、では、事務官が「ウッカリして放置した」証拠に付いて、どういう根拠で「不見当」なる回答をしたことになるのだろうか。
俺には、全く理解出来ない。
検察発表を鵜呑みにしたような、こんな発表は、俺は信じられないねぇ。
もっと裏があるんじゃないの。
いくら「決め付け馬鹿」ばかりの検察官にしろ、自ら調査を指示した事実に付いて、事務官の回答を聞かずに裁判所に書面は提出すまい。田代元検事と同じように、そのくらい本気な「馬鹿」だったと、検察庁は言うのかも知れないが、違うね。
この証拠を提出すると、裁判で不利なことがあったから「有罪にしないと社会正義が守れない」と、起訴して思い込んだ担当検事は、一切を隠したのだろう。承知で隠す常套語の「不見当」なる言葉でね。
俺の考えは検察のこ汚さを知り過ぎる故の歪みだろうか。追報が待たれるねぇ。

裁判官の頭

2013-08-29 | Weblog

放射能が目に見えたらば、福島の事故は、今の状態ではいないだろう。毎日、汚染水が作られ続けて、確実に環境が汚れている。福島の汚染地は、誰も住まなくなるし、絶望的な状況も明確になるだろう。目に見えず、すぐには身体にも影響ないから、ある立場の人たちに至っては「再稼働だ」などと騒げるのだ。

昨日、冤罪仲間の小林さんに再審決定があり、請求が棄却された。

この事件は、もともと目撃を称する人の言葉と小林さんの服装は違うし、状況も違っている上、小林さんには「強皮症」という病があった。刺激されると猛烈に痛むらしい。それで教師としてチョークを持つのが苦痛になり、教師を早期退職したのだ。その小林さんが、物に触れると痛む指で痴漢したとされたわけだ。

全く馬鹿げている認定なのだ。「強皮病」の痛みは、その病を知る医師と本人しか判らない。「医師」の鑑定を覆し「それでも痴漢は出来る」と認定する裁判官の頭はどうなっているのだ。

目に見えない放射能を良いことに、事実を観ないで、まるで福島原発が何事もなかったかのように思い、語る輩とと、こんな裁判官の頭は、付ける薬が無い物だろうか。


高知県警でのニュース

2013-08-28 | Weblog

どこでもあることだろうが、高知県警の警察学校で、教官がセクハラをしたとニュース。

自衛隊、警察、上司の命令は絶対社会だから、今のように女性が増えればセクハラの宝庫だろう。

高知のニュースで切なかったのは、女性が罰を求めないと、セクハラ上司が罪を問われないとあったことだ。

「君の痛みは判る。うん、俺に任せておけ。君にも将来はあるし、○○君にも家族はあるし、まだ大変な生活もあるんだ。な、君の受けたことは、今後も警察官としての生きる中で生かしていけばいい!、判ってくれ」なんて、言われたかな、校長にでも。

かくしてセクハラ教官は無事に依願退職。退職金を貰い、天下り企業に再就職。めでたしめでたし!

いや退職なしかも。何しろ、白バイが停車しているバスに衝突したのに、バスが動いていたとスリップ痕をでっち上げて、片岡さんを刑務所に送り込んだ高知県だ。何をするか判らないものねえ。


タックスヘイブン

2013-08-28 | Weblog

世界には、所得にかかる税金が無いとか、極端に安い国や地域があって、そこに世界の企業が税金逃れで子会社を持ち、1650兆円から2500兆円もの金が隠されているという。凄いねえ、2500兆円!兆だよ、兆。

強調することないか。

もちろん、その企業の中には、しっかりと日本の大企業も入っている。三井住友を筆頭に、NTT, トヨタ、野村証券、三菱、新日鉄住金、伊藤忠、日立、京セラ、キャノン、オリックス、ソニー、パナソニック、小松、三井、花王、任天堂などなど、大企業の総てが、しっかりと子会社を作って税金逃れをしている。

世界各国の税収が悪化し、国家運営が困難になっている根源は、単に経済状況にあるのではなくて、昔のように企業が経済活動で支払う税金が、企業活動を反映していないせいだね。何百兆も、貯め込んで、どうしようと言うのだろう。

一方、茨城県の最低賃金は、10数円のアップだと、先日発表された。1時間で800円に足りないってね。一日働いて7000円程度。これが庶民の現実だ。

「金」は生きる目的だろうか。生きていくために大事ではあるけれども、生きるために必要な「手段物」に過ぎない物を、まるで目的にしている資本主義。そう遠くない日に崩壊する思うね、俺は。

 

 


桜井よしこ

2013-08-26 | Weblog

俺と同じ姓の女性評論家は、穏やかな口調でエゲツナイことを語るが、彼女の本質をする知る思いになる記事を見た。

新聞に載る週刊誌の広告だが、「WiLL」という雑誌に「つけ火して、煙り喜ぶ朝日新聞」と見出しを付けて、桜井女史が「麻生発言を生んだ討論会の主催兼司会者として、本人の意図せぬ意味合いを故意に膨らませ、新たな歴史問題を作り上げる朝日新聞の亡国手口を断罪する。日本を貶め、国益を害する『国民への犯罪行為』を許すな」と言うことを書いているらしい。

おいおい、だよねえ。

あの麻生発言、まあ「みぞうゆう」さんだから、この程度と思って、俺は「黙れ」としか書かなかったけど、「本人の意図せぬ意味合い」って、何だろね。ナチスを肯定していない!ってこと?

「手口を真似て」と言ったんでしょ。いくら桜井先生が優れた文筆力で麻生のナチス発言を訂正しようとしても、そんな否定は空しいねえ。「日本を貶め」ってねえ、あんた。どっちなのよ。

ナチスが行ったことを理解しないから、みぞうゆうさんは言ったんでしょ。子供だって判るじゃない。

日本を貶め、辱め、国益を害しているのは麻生太郎そのモノでしょうが。

それに、この「見出し」、誰が付けたんだろ。

山口県で悲惨な事件があり、その犯人が自宅に書き残した言葉が「つけ火して煙り喜ぶ田舎者」だったが、まだ真相も解明されないのに、良く、こんな言葉が使えるものだ。この見出しに俺は、この雑誌そのものの歪みを感じるねえ。

 


小泉純一郎

2013-08-26 | Weblog

毎日新聞の「風知草」と言うコラム欄に、小泉元首相が三菱や東芝など、原発担当者とドイツ、フインランドを訪問して「脱原発、行って納得、見て確信の心境になった」とある。

俺は小泉が嫌い。若者に夢のない、弱い者に生き難い新経済社会を創ったのが小泉首相だからだ。

でも、この記事にある彼の言葉は、安倍首相とは違った気骨を感じる。

ここにある言葉は、どれもこれもが俺の意識に重なり、俺は小泉純一郎を見誤っていたろうか、と思うほどだ。

「日本の場合、そもそも(核廃棄物を)捨てる場所が無い。原発ゼロしかない」「(今すぐゼロは暴論と言う声が優勢ですが)逆だよ、逆。今ゼロと言う方針を打ち出さないと、将来ゼロにするのは難しい。野党はみんな原発ゼロに賛成。総理が決断すりゃあできる。あとは知恵者が知恵を出す」「昔も『原発を失ったら経済発展ができない』と経済界は言うけど、そんあことはない。昔も『満州は日本の生命線』と言ったけど、満州を失ったって日本は発展したじゃないか」「必要は発明の母って言うだろ?敗戦、石油ショック、東日本大震災。ピンチはチャンス。自然を資源にする循環型社会を、日本がつくりゃあいい」などなど、実に明快に反原発を語っている。

良いねえ、小泉さん。その通りだ。

 

 

 


チェンジ

2013-08-25 | Weblog

そういう署名サイトがある。
若い女性が立ち上げて、俺も、近いうちに、馬鹿な警察と検察を真人間に立ち直らせるために、その署名サイトを利用するが、面白い情報がある。
原爆、戦争の悲惨を描いた「裸足のゲン」という漫画を、誰か知らないけど、見せるなという申し入れがあり、見せないように隠すことにした、島根県の問題がある。
チェンジサイトには、この問題でも、見せろ、と言う人と、見せるな、と言う人の、両方の署名を集める訴えがあるのだ。
悲惨な原爆の姿は子供に刺激的、見せるな!言う気持ちは判るけど、この人は「親日日本人」としか、自分のことを書いていない。
親日日本人!?
自分の本名も名乗れないで、サイトに書いてある、訳の判らない反原爆。
こんな奴らがネット社会で語る正義、恐いねぇ。
無人攻撃機、そんなニュースがあったとき、俺は無人攻撃機は政治家と同じだと思った。
我は日本!我こそ日本!!日本を守る騎士!
そんな議論で戦争を始めるのは政治家だが、こいつら、口は巧いが、絶対に戦争には行かない。
無人攻撃機と同じ。
無人攻撃機は人を殺すんだよ。殺されるのは、俺なんだよ、あんたなんだよ。
自分の名前も語れない署名サイトも、無人攻撃機、自分には被害がない戦争を始める政治家と同じ。
あぁ嫌だ、いやだ。


原監督への不満

2013-08-25 | Weblog
巨人は、好不調の波はあるものの順調に戦いを進めて首位を走っている。
圧倒的な戦力を思えば、当然の結果だとは言え、それをチームとして纏める原監督の手腕は、素直に認める必要があるだろう。でも、俺には不満がある。若手の育て方、使い方だ。
原監督は、良く1、2軍の交換をして、1軍に上げた若手を試合で使う。これは良い。2軍にいる選手たちも、次は俺だ!と、晴れ舞台への思いが強まり、夢を描いて練習し、試合をするだろうからだ。
ただ、使って好成績を残しても、調子が下降すると、また簡単に2軍に下げてしまうのは、どうなのだろうか。
日本ハムファイターズの4番、中田翔は、今や日本を代表するスラッガーになったが、そうした中田に育てたのは、不調で打てなくても4番打者として起用し続けた、栗山監督の我慢と忍耐があったからだ。
坂本や長野のように、殆ど不調なく成績を残す者しか中軸に育てられないでは、残念だが、真に監督としての力量があるとは言えないだろうと、俺は思う。
資質を見抜いて抜擢し、忍耐と我慢で原野球の推進役になる選手を育てたとき、初めて原監督は讃えるに相応しい監督になるだろうと思うが、果たして出来るものやら!