桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

愛知大学

2016-09-29 | Weblog
俺はそそっかしくて、良く勘違いする。
今日も、もう1度、大学の行き先を確認したらば、愛知学院大学と思っていたのが、愛知大学だと判った。酷いよね、昨年も来てるのに。
その愛知大学での話を終えた。
前回もだが、今回も参加者は少なくて12名。
申し訳ないようだった。
参加者が多くても少なくて俺の話は変わらない。約2時間、冤罪のことを中心に話した。

虚偽犯罪構成罪

2016-09-29 | Weblog
どうすれば警察や検察の冤罪作りを止めさせることが出来るか、何時も考えている。
取り調べを全面可視化する、警察が集めた証拠は、総てを弁護士にも見せる、この2つが、俺が実現したいと願う法律だけども、それだけでは足りないし、1発で解決する法律が欲しいと思う。
今まで、多くの冤罪事件が明らかになったが、誰一人として責任を取っていない。俺は、ここに問題があると思っているよ。
何人たりとも自らの行いに責任を負う、当たり前のことだろうが、この責任を法律として制定すれば冤罪始め、警察や検察の行う犯罪的な行為は根絶出来るだろう。
「虚偽犯罪構成罪
1、無実の人を罪に陥れた者は、その罪を背負わされた人と同等の罪を負うものとする。
2、証拠を捏造したり、虚言を弄して犯罪構成に荷担した者、及び特別公務員が証拠を隠したり、無為に廃棄したるときにも同等の罪とする。」
こんな法律は、どうだろうか?
絶対に警察や検察は不正を行えないのではなかろうか。

金木犀

2016-09-29 | Weblog
我が家の金木犀も咲いて、かなり色付いて来た。
起きてシャッターを上げると、その瞬間に薫りが鼻に届く。
今年も季節が来た。
もう49度目となる季節だが、重ねて来た歳月には、沢山の想い出がある。
土浦拘置所、東京拘置所、千葉刑務所、そして社会に帰った後の20年。俺にとっての金木犀の薫りは、忘れてはならないモノ、大切にすべきモノを考えさせる薫りだ。

始まるよ

2016-09-28 | Weblog
刑事訴訟法の改正で認められた、拡大した盗聴法が実施されると報道された。この12月からだって。
別に、警察庁長官が「可視化の準備をと指示した」との報道もあった。
片や実施、片や準備、ね!どっちにしても、警察には痛くも痒くもないのが可視化法案。警察官が「こいつは供述しない」と感じれば録音録画は停止して構わないのだもの、可視化なんて言える代物じゃない。
盗聴、狙われたらば、誰でも盗聴されるよ。
もう携帯では話したり、メールしたりは出来ない時代かも知れない。警察に盗み聞きされるなんて、絶対に嫌だね、俺は。

異常

2016-09-28 | Weblog
異常な人は、決して自分を異常とは思わない。
自由で人権が尊重される国という日本だが、かなり「イカれた」連中が多くなったよなぁ。
俺は新聞で知り、テレビで見たけど、あの国会での安倍の拍手と自民党議員の追従は、まるで北朝鮮だったよな。
やおら金正恩が立ち上がって拍手すると、座っている全員が同調して猛烈な拍手!見ていて気味が悪かったけど、まさか日本の国会で同じ光景を見るとは思わなかった。
かなり批判的に報道はされたが、ここまで来たんだなぁ、日本も。
次は、拍手に同調しない人間の指弾かな?居眠りで処刑される日も近かったりして!クワバラ、クワバラ。

応える必要なし、だって

2016-09-26 | Weblog
今日は2回目の審訊。
先日、弁護団は、担当検察官が見た送致書などを示せなどと要求したが、検察は「必要なし」。警察も「回答しない」だと。
どうしょうもない、腐れたちだよなぁ。
「裁判所も、それなりの証明をしろ、と求めたのだから、この通りにありませんと、送致書を示すのは、当然のことじゃないのか」と言ったが、蛙の面に小便。いや、感情的に「必要なし」と顔を赤らめたので、少しは堪えたかも知れないが、飛んでもない阿呆ばかりだわ。
笑えるのは警察。「倉庫の窓が破損して証拠が流出した」と主張するのに、どの窓が破損したのかは答えない、だとさ。それで洪水の水が引いた後に見に行った「小池」なる人物の聞き取り書を出すらしい。
これで証拠は流出したと裁判所が認めるならば、裁判所にも腐れだよなぁ。
次に出される書面で終了。高裁の判断が示される。

うどん県

2016-09-25 | Weblog
昨日、高知白バイ事件を支援する人に連れられてウドンを食べに行った。
坂出の方だったが、10時ころだったにも関わらず、60人ほどの人が並んでいた。
俺は昼飯代わりに、良くウドンを食べるが、さすがに本番。東京の味とは違う。汁もウドンも美味かった。引きも切らずに並ぶ人は、滋賀県ナンバーの車まであって、その人気は当然だと思った。

高松

2016-09-25 | Weblog
一昨日から高松に来てる。高知白バイ事件の集会のためだったが、どの事件でも支援者が集まれば、それは色々とある。昨夜と一昨夜は、それぞれに違う話を聞いて、俺なりに出来る力になりたいと思ったが、何だか布川の運動が懐かしくなったよ。布川も色々とあったけど、一致した思いでまっしぐらだったから。
集会は、四国4県から70名ほどが集まり、高知白バイ事件の再審実現への思いを語ったが、1番の話は、校長先生だった方の思いだ。
校長先生は、スクールバスの引率でバスの後を自分の車で走っていたそうだが、停まっているバスに白バイが衝突するのを目撃している。しかし、対向車線を走っていて目撃したと称する白バイ隊員の証言とバスのスリップ痕が証拠で有罪だ。校長先生は「私は、どこへ行っても、何時でも自分の見たことを話す」と明言した。
バスに乗った22名の中学生、引率の3名の先生が「バスは停まっていた」と語るのを無視した判決。時速10キロくらいで動いていたとされるバスが付けたとされる「1メートルのスリップ痕!!」この事件は、高知県警の作り上げた冤罪、捏造の犯罪だ。しかし、高知県では、新聞もテレビも警察の力に負けて無視しているとか。絶対に絶対に勝たなければならない!!

浮いてる

2016-09-23 | Weblog
今日は高松行き。また日曜日から暑くなると言うし、半袖で出てきたらば、もう街は長袖にウエアー。半袖なんて、ほとんど見ない水戸だった。
少し肌寒いが、気持ち良くて、自分は平気だけども、乗った電車に半袖の人は、1人、ふたりのみ。
浮いてるなぁ。

当たり前だよ!

2016-09-21 | Weblog
やっと高速増殖炉もんじゅの廃炉が決まったと報道された。当たり前だろうが!出来もしない、夢の計画に莫大な税金を費やして、誰が利益を得たんだ!?
原子力発電は核分裂熱で蒸気を作り、タービンを回して電気を作るが、核分裂を押さえるのも水だ。水が無くなれば核分裂は止められなくなって原子炉をも溶かし、放射能を撒き散らして地球上の動物を死に追いやる。
高速増殖炉では、核分裂を押さえる水に代わり、ナトリウムを使う。このナトリウムは水に接触すると爆発する、実に厄介な代物だから、 世界各国が実現を目指した高速増殖炉は、総ての国で計画を放棄しているのだ。なぜか日本だけが「出来る!」として、これまで税金を注ぎ込んで来たのを、やっと止めると言う。
っても、これで税金が使われなくなる訳ではない。廃炉にも、また莫大な金が必要だ。
同じ新聞に、これらの経費に付いて、原子力発電を拒否して新しい電力会社と契約した人にも、総てに負担金を背負わせるらしい。 もちろん、福島原発の廃炉、止められない地下水対策の経費も、総ては電気を使う国民に負担させるのだから、こんな危険で高くつく発電所は、1日も早く廃止すべきなのだ。
天下りの役人、政治家、経営者、原子力発電で金を得る輩を退治しないと、完全廃止は無理なのかなぁ。いや忘れっぽい国民が、最大のガンかもな。