桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

南国だねぇ

2014-10-31 | Weblog
鹿児島に入ると、口がジャリ!としたり、目がチカッ!とする。
どこもかしこも灰色っぽい感じで、街に降った桜島の灰は、車が通るたびに舞い上がるようだ。
きっと鹿児島の人は慣れているのだろうが、たまに来る俺は気になって仕方ない。
シンポジウムが終わった後、庭に出て桜島を撮りに行ったらば、庭木の躑躅だろうが、赤い花が咲いていた。
さすがに南国だ。

城山の朝

2014-10-31 | Weblog
山の上のホテルは、目の前に桜島がある。
もう何度も見ている桜島だから、特別に意識することはなくなったが、目の前となれば違う。
その桜島から昇る朝日を写真に撮った。

シンポジウム

2014-10-31 | Weblog
昨夜は、打ち合わせ中に夕食だったので、部屋に戻った後は、すぐに温泉に入り、買って来た缶酎ハイを飲んで寝た。10時過ぎから飲んだせいか、今朝は、まだアルコールが残っていた。
午前9時から始まり、シンポジウムは10時近くから。参加予定の木谷明弁護士が羽田空港で怪我をされ、お出でになれなかったことで、周防監督、指宿先生、小坂井弁護士、それに俺の4人だった。
可視化と証拠開示の両方の問題を話すのだから、約2時間は短い。
参加者は450名とか聞いたが、参加者の顔が、話す人に真っ直ぐに向いていたのが、強く印象に残っている。
法制審議会に加わっていた小坂井弁護士と周防監督の話は、それぞれに面白いし、学者としての指宿先生の話も、また面白い。俺が聞いていても、そうなのだから、参加者の弁護士さんたちは、もっと面白く興味深い話だったのだろうと思う。
俺は、そう多くは話さなかったが、何故だか、たっぶりと話したような充実感のあるシンポジウムだった。

打ち合わせ

2014-10-31 | Weblog

昨夕は打ち合わせが5時からあった。
鴨池球場の決勝戦を見ないで歩いて天文館に戻り、預けた荷物を持って会場の城山ホテルへ。
それから9時過ぎまで、細部にわたる打ち合わせだった。
話を伺うたびに、いかに周防監督が、法制審議会の中で、頑迷な警察や検察、御用学者たちを相手に可視化と証拠開示を求めて涙ぐましい奮闘をしたかが判って、不用意な批判は憚られる気持ちになる。
何とか、その奮闘で実現した一部の可視化と証拠開示を、更に広めるために俺も頑張らなくてはならないよぁ。

鴨池球場

2014-10-31 | Weblog
昨日、鴨池球場に九州弁護士会の県別対抗試合を見に行った。
なかなかの人もいたが、なかなかに行かない人も多くて、投げる、捕る、打つ、走るに、ハラハラだった。その中で熊本県弁護士会チームの一体で戦う姿が印象的だった。守るイニングの始まる前、キャッチャーの掛け声に合わせて、ベンチにいる全員がライン添いに揃って声を上げるのだが、みんなでやってるぞ♪の楽しさが見えて微笑ましかった。あの明るさが逆転サヨナラ勝ちを呼んだのかも。野球は明るくやらなくては!!

怖いねぇ

2014-10-30 | Weblog
小渕優子に強制捜査。
検察が動くと、社会は「大事!!」と騒ぐが、小渕優子問題は政治問題。もっと言えば、自民党問題だ。政治業を金にして、政治家で金儲けする輩の問題だ。
自民党の政治家は、全員が身に覚えがあるよね。
安倍首相の顔色が悪い。
アベちゃんは60才だよね。なのにジイさん・岸の、あの弛んだ頬になり、ますますヒットラーに似て来た。
前任時、胃を病んで退任した安倍首相、大丈夫かねぇ。
小渕家を支えた秘書、追い詰められて大丈夫かねぇ。どちらも命が大丈夫かと、何だか案じてしまうよ。
俺は死刑廃止論者。この世にある命は、誰もが命の定めを裏切らないで生きて行くべきと思ってる。
安倍首相!小渕優子秘書さん、命を粗末にしないでね。

面会

2014-10-30 | Weblog
志布志事件の弁護士をされている野平先生は、他にも冤罪事件の弁護をされていて、今日は、その人の面会に行った。
強姦事件らしいが、自称被害者の証言は、少し話を聞いただけで矛盾の多さに驚く。しかも、目撃者がいて裁判では、「二人はイチャイチャしている感じで、隠れるようにしたから見ないようにした」と証言しているのに、それでは強姦事件で有罪に出来ない裁判官は「目撃証言とは認められない」と言うらしい。
事件現場にも行って見たが、百聞は1見、警察と検察は無実に繋がる監視カメラ映像を隠しているし、被害者の語る被害はあり得ない。
高裁宮崎支部の審理は、職権でのDNA鑑定が決まり、来月には押田先生での再鑑定がなされるらしい。
被害者の膣内の精液が被告のモノとされたらしいが、これで違うと出れば一発無罪だろう。
キャバクラに勤めていて泥酔しての帰宅時に、この冤罪に巻き込まれたと言う被告は、当時、20才だったとか。素直な瞳を持つ、少し気弱そうな若者だった。我が身を思い、この体験を生かせるし、生かせるように頑張って欲しいと励まして来た。
何とか宮崎で良い結果が出て欲しいものだ。

熊本城!!

2014-10-30 | Weblog



昨日は、九州弁護士会のシンポジウムで鹿児島入り。打ち合わせは今日だが、千葉刑務所仲間の消息を訪ねるために、前日に来て、熊本県水俣市に行く予定だった。
ところが、熊本空港から水俣市は遠い!「2時間45分」とナビに示されては、6時前には鹿児島に行く予定もあるので、実際に水俣市で人探しをする時間は1時間程度しかないことが判り、残念ながら予定変更。長い念願だった熊本城へ行き先を変えた。
熊本城は広かった。
姫路城など、これまでに多くの城を見学したが、熊本城は規模が違い、再建された部分が、不思議と「昔、城が造られたときは、こうだったんだ!」と身近に古を感じる素晴らしい城だった。
ここも時間が足りなくて、総ては見きれなかった。また行かなくては!!

水戸支部

2014-10-28 | Weblog
今夜は救援会の水戸支部大会。平日の夜は珍しいのだろうが、水戸は忙しい人が多いために、とても土曜、日曜では日程が入れられないのだとか。
俺も水戸支部会員だが、国賠と司法改革の話をしろ、とのことで参加した。

マッチポンプ?

2014-10-28 | Weblog
日弁連が盗聴法と司法取引の危険を問う集会だと言う。何をやってんだか。
俺たちは日弁連に対して、「僅かに3%に満たない可視化と引き換えに盗聴の自由を許し、司法取引を認めるのは危険だから、ぜひ反対して欲しい」と何度か要請に行った。
それなのに日弁連は、先の法制審議会での最終答申に賛成をした。
「全面可視化を実現しないままに自由な盗聴を許して司法取引を許せば冤罪は増えるから日弁連は賛成出来ない、と社会に訴えれば、必ず社会は警察と検察を批判して全面可視化の実現に力となる。賛成しないで席を立って欲しい」とお願いしたのに、「僅かでも可視化を実現するのが大事だ」として、私たちの願いを拒否した。
それなのに今になって「盗聴法は危険、司法取引は危険」とは、何事だろうか。そのようなことは判りきった話だろうに、「賛成します」と言っておいて、今さら「危険だ、反対しよう」などの集会をしても、警察や検察はバカにして鼻先で笑うだけだろう。
情けないねぇ、全く。