桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

無能者

2015-03-14 | Weblog
どのような分野であっても、その指導者、監督は、大事な役割を背負う。
今夜は野球、何時も通りに巨人、わがジャイアン論だが、原辰徳が無能者だと思うのは、今日の選手起用でも断言出来るだろう。
阿部慎之助は捕手から一塁手にコンバートされ、俺が罵倒する力士のような腹が消えて、今年は期待出来る!と楽しみだった。
不運にも怪我をしてしまい、今日がオープン戦の初戦だったが、打順は6番だったとか。
「誰だろうと、打順もポジションも実力で奪え」と、原辰徳は言うらしくて、だから今日の阿部慎之助の打順は6番だったらしい。
ここが原辰徳の無能者たるゆえんだ。
長嶋や王が故障をして打順を6番にしますか?
巨人の打線の中心は阿部慎之助しかいない。昨年は、原辰徳が、そう言っていたじゃないか。あの相撲取りみたいな腹では無理だ、と俺は言っていた。それを見抜けずに4番に起用したのは、誰?
今年は、何があろうとも、阿部慎之助は巨人の打線の中心、4番だよ。
それも判らないのか、6番に起用したらば厳しさが示せるとでも思ったのか、俺には愚将の気持ちは判らないが、もう闘いの行く末は見えたなぁ。
それでも戦力は豊富な巨人だ、それなりに闘うだろうが、今年も勝てない。こんな愚将に指揮されたらば、選手は嫌になるもの、長い闘いを制するはずもない。指揮者、監督の最大の任務は、指揮される選手たちが、その指揮を納得しているか、それに尽きる。自分は上手く使われている!!と感じる選手起用こそ、監督の力量なのに、原辰徳は、選手の思いなどを考えず、自分の思いを示すのが監督だと錯覚している。
これが愚将の典型だよね。集団競技は、みんなの思いを結集出来たチームが勝つ。プロ野球は、それを超越した力量で勝ってしまうこともあるが、今年の拮抗した戦力を思うと、残念ながら原巨人の敗戦は決まった今日だと、俺は思う。
さてはて、シーズン末、どうなるかは、お楽しみに。

百田の最後っ屁

2015-03-14 | Weblog
百田がNHKの委員を辞めた。作り話は上手な先生だから、慰安婦問題や南京虐殺問題などでは、小説と同じ作り話を連発していたが、あの戦争は遠くなり、作り話に同調する連中は多くなったとは言え、まだ被害者も、その周辺人物にも生きている人がいる。小説のように人を幻惑することは出来ないよね。
こんな輩が持て囃されるところに、危うい日本の実情があるが、それは歴史が裁くことになるだろう。
昨日の司法改革法案により、確実に「他人の供述で犯人にされる」冤罪は増えるし、警察にマークされたならば、必ず電話やメールを含めた「盗聴」がされ、国民が監視される時代も来る。だけど、そこからが闘いだ。
昔から日本人の想像力は貧弱で、日本国が生まれた国産み伝説を創造しても、たったの2600年にしかならない。宇宙に及ぶ数百億年の歴史を考えると、実に可愛らしいが、その2600年の歴史を考えても、確実に人間が人間として尊ばれるように進んで来たことが判る。
いかに警察国家となり、自由や平等社会を抑圧しようとも、社会の進展を防ぎようはないのだ。
百田は「偏った思想に偏ることなく世界に誇る放送局になって欲しい」と語ったらしいが、百田が喚こうが叫ぼうが、1人の命を大切にする社会にしたいと願い、闘い、声を上げる人がいる限りは、必ず誰もが能力を大切にされ、平等に生きる時代は来る。
それが地球の積み重ねて来た歴史を見ての確信だな。