桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

着々と進むねえ

2013-04-30 | Weblog

自民党の石破さん、山口選挙の結果に浮かれて本音を喋ったねえ、「国防軍」だって。

憲法改正論議も盛んで「世界で改正されないのは、日本憲法の96条が厳しいせいだ」なんてことも言ってるね。

「アメリカもドイツも改正している!」なんてさ。

「3分の1じゃなくて、2分の1にする」と言うけど、大丈夫かねえ、この連中に2分の1を許して。

アメリカの憲法改正は、決して2分の1じゃない。日本よりも厳しい制約がある。

当然だ、憲法とは、国民を規制する法律ではない。権力、つまり政府を規制する法律だ。自分たちの自由にできないからと、2分の1にしたらば、どうなるのだろう。

考えてみれば判るだろう。政治権力は、常に2分の1の勢力を持っているのだ。時の政権を握れば、誰もが自由に自分たちを縛る憲法を改正して、好き勝手が出来ることになる。

ああ怖いねえ。そして、国防軍だ。

「中国の基地を叩けなくては、真の国防にならない」なんてことを語る政治屋もいるが、軍国主義の最後は、必ずこの言葉行き着くだろう。

せいぜい自民党を応援して、ユニクロの柳井社長の語るような「若者でも百万円台の年収は仕方ない」時代を作って見ればいいね。そして、国防軍にでも入って鍛えられればいいのかもしれないねえ。

俺は、そん時代は御免だし、俺の愛する若者たちが夢を育てられるような時代にするために、自民党は貧しい者のためにはならないと、語り続けるけどね。

 


天春

2013-04-29 | Weblog
今日は新宿サザンシアターに芝居を観に行った。
青年劇場の役者の皆さんにも、色々とお世話になったが、今日は利根町出身の裏方をしている方からの誘いだった。
それを、昨日、話したらば、中沢事務局長が「以前に話した天ぷら屋で昼飯を食べよう」と言ってくれた。昼飯は軽くしか食べない俺なので、少し天ぷらは思いかな、と思ったが、そうではなかった。
もちろん、天ぷらその物の食感も美味かったが、天ぷらなのにさっぱりした味が最高だった。
新宿末広亭から道路を2本ほど、東に行ったビルの地下にある。お薦めです!
青年劇場の芝居も5月3日まで、やってます。こっちもお薦めです!

歌手

2013-04-29 | Weblog
昨日は歌手をした。
救援会市川支部が、桜井昌司トーク&ライブとして開いてくれたものだが、何時も通りに伴奏は松本先生。会場に入り、何もしないで始めたが、そんなやり方で上手く行くはずもなくて、第1部はボロボロだった。何だか判らないが、1曲目がピアノに乗らない感じで、全くダメ。その後も、歌詞は飛ぶし、マイクの声が戻り過ぎて気持ち悪いしで、全然だった。
第2部になり、曲を打ち合わせし、流れを決めて落ち着き、少しはマシに唄えたが、歌手稼業も大変だと思わされた1日だった。

非常識

2013-04-28 | Weblog
俺のブログには、ときどき常識を理解しない人が書き込みをする。
世の中、常識を理解する人ばかりならば、こんなに恥ずかしい日本であるはずはないし、俺とて、どこかに非常識を有する男だから、その非常識を責めようとは思わない。
だけど、対中国や韓国など、国際問題となれば、少しは歴史を学んで国際社会に対して恥ずかしくない発言をして欲しいと思う。
安倍首相の「脅しに屈しない」は、全く懲りない奴と言うしかない。「常識なし」さんもアメリカ大好き人間らしいけど、安倍首相が頼りとするアメリカのマスコミも、このところの安倍発言に対して批判記事を書き始めたけど、靖国神社は外国にとって「ナチズム」と同じなのだと、どうしても安倍首相には判らないらしい。
ましてや韓国にとっては、靖国神社は悪魔の化身だろう。「常識なし」さんは「創氏改名」を知っていようか。朝鮮は日本に占領されて朝鮮名を奪われ、日本姓を名乗らされた。
この事実だけでも、天皇制日本国家が朝鮮に対して行った悪行が判らないだろうか。
まあ天皇制日本国家万歳!と唱える書籍と同じくらいに、反天皇制日本を唱えた人たちの書物を読んで歴史を検証すれば良い。
それはおいて、日本大使館前で安倍首相の写真を焼き、抗議した人たちの存在をもって、なぜ韓国を常識がない、と非難出来るのだろう。
「常識なし」さんは、新宿区大久保地区で、日本の右翼が行っている恥ずべき行動を知っていようか。
「殺す!」など、常識では考えられない言葉を拡声器で喚き散らし、日本に住んでる朝鮮人を罵倒している。もちろん、それが非常識と言うものだし、韓国の日本大使館前で行われたことも、それを行う歴史的な背景を理解しても非常識と言って良いかも知れないが、大久保地区で行う右翼団体が非常識でも日本国家が非常識とは言えないのと同じに、だからと言って韓国国民や韓国国家が非常識とはならないだろう。
ただねぇ、大久保地区の右翼団体と安倍首相の靖国や第二次大戦に対する思想は一体だし、何も反省出来ない自民党政権を見てると、そのうち国際社会から非常識国家日本と言われ兼ねないと案じられるなあ。

農作業

2013-04-27 | Weblog
義父が他界して、もう連れ合いの実家では稲作をしないが、さりとて田に草を生やして置くわけには行かず、東京から義兄が来ては耕していた。
今日も来ているが、腰痛で農作業は無理と聞いて、俺が助っ人に行った。
耕運機には、一度しか乗ったことはないが、義兄に聞いて草の生えた田を耕した。やってみると、これが、なかなか難しい。耕運機は、耕し始めた部分に土が盛り上がってしまう。
何とか夕方までに、三枚の田を耕して帰って来たが、俺は機械に乗るよりも身体を使う農作業が似合ってると思った1日だった。

いい季節だねぇ

2013-04-26 | Weblog

若葉が美しくて躑躅が、我が天下と咲き始めた。
「そこかしこ
街は躑躅の
天下なる」
暫く家を留守にしたらば、連れ合いは、庭に、何だか判らない花を植え始めた。春を迎えるたび、生きている喜びを味わうが、若葉の季節も、また生きている喜びを味わえる。
この喜びを、総ての冤罪仲間が自由で味わえるようになって欲しいよな。

消息

2013-04-25 | Weblog
今日は、狭山事件の高裁前昼休み宣伝に協力して欲しいと依頼されて行った。
参加者は、石川さん夫婦も入れて15人ほどだったろうか。
始めて間もなく、どこかで見た顔だ、と思う女性が通った。通り過ぎて判った。布川事件の再審開始決定を書いた行方裁判官だった。あの決定から8年。若やいで華やかな感じのした行方さんも、かなり落ち着いた感じになっていた。
午後1時前、また男性2人と通り過ぎて行ったが、明らかに俺を認識したようで、裁判所構内に入ったとき、隣の人に、何か囁いたと思ったらば、その男性は振り返って俺を見た。「布川事件の」とでも言ったのだろう。
裁判所要請が終わった後、本日の法廷案内簿を見たらば、地裁の裁判長として名前が掲載されていた。
昨日は園部検事だったが、今日は行方裁判官だ。再審開始決定を書いた裁判官は冷遇されると言われたが、今は、そんな時代ではないと判り、行方裁判官のために良かったと思った。

この程度

2013-04-24 | Weblog
平沼赳夫と言う国会議員の養父は、平沼麒一郎と言う検事総長や大審院長になった後、首相にもなった怪人物だ。平沼赳夫は、平沼麒一郎の兄の曾孫だったのが養子になったそうだ。
平沼麒一郎は、今の検察庁を作り上げた人物と言われてもいるが、あの犯罪組織を作り上げたのだから、平沼麒一郎も、経歴ほどに尊敬出来る人ではない。
赳夫も麒一郎に倣って右翼だが、今度の靖国神社集団参拝に混じっていたようだ。
まあ平沼家の血筋だし、好きにすれば良いが、国会議員としては認識に掛ける行動だろう。
今度の集団参拝では、その平沼に勝る欠陥政治家が、橋下徹だと判ったなあ。
靖国神社集団参拝で中国や韓国から非難されたのに対して、維新の会代表の橋下は「野党には外交責任がないから構わない」と語ったらしい。
確かに、政権運営をしない野党には、外交権がないし、その点では責任はないかも知れないが、国会議員とは国を背負って政治を行うのではないのか。
そこを理解しないから、橋下代表の言動は軽いのだと判る言動だったなぁ。

歴史観

2013-04-24 | Weblog
靖国神社に国会議員が大挙して参拝したらしい。
もちろん、中国や韓国は反発している?
靖国神社は、天皇のために死んだ人たちしか祀らない。「国のために亡くなった人たちに詣るのは当然」と、良く国会議員は語るが、残念ながら違う。天皇制国会に殉じた人しか祀らないのだから、あそこには「国の始めた戦争で犠牲となった人が、全員」、いるわけではない。
あの戦争を引き起こした天皇制国会に賛同した人、または誤動され、錯覚させられた人しかいないので、そこに政治家が詣るのは戦争を反省しないからだ、と戦禍を受けたアジア諸国が反発するのだろう。
今の政治家たちは、あの戦争でおいしい思いを味わった連中の子孫が多い。戦争の悲惨を体験しなかった輩の子や孫は、平和にボケて勇敢な言葉を語るが、日本の歴史は、絶対に戦争の惨禍を招かないようにすべきと教えていないだろうか。与党も野党も歴史観が歪み、政治家に相応しからぬ政治家が増えてしまったのは、一体、誰の責任だろうか。
人は妖しい存在だ。歴史に対しても、なかなか正しい認識を持てないことが多いけど、人の命こそ宝なのだから、せめて国会議員には、そこを誤らない歴史観を持って欲しいよね。

烏賊

2013-04-24 | Weblog
俺は烏賊が大好物だ。
特に、祭りの屋台で売っている焼きイカが好きで、毎年、水戸の黄門まつりで食べるのを楽しみにしてる。今朝の新聞には、イカ釣り漁船が、一斉に休漁だと出ていた。
何でも、アベノミックスで油の値段が高騰して漁をしても赤字なのだと言う。漁獲の収入に占める油代は、27%になると言うから大変だ。
安倍首相と自民党の、得体の知れない人気をマスコミは言うが、どこまで実態のある話なのだろうか。
昨日は、鉄鋼原材料の値上げもニュースになったが、産業の米と言われる鋼材が値上げになれば、必然的に製品の値上げになる。
アベノミックスで賃金が上がったり、儲けた人が、どのくらいいるのか知らないが、イカ釣り漁船の休漁は、事の始まりだろう。これから物価高が始まり、貧乏人は苦しむだろう。
読売、朝日、毎日、産経、各新聞社トップは、安倍首相と高級料亭で会食して親交を深めたようだが、マスコミが、時の政権と酒を飲んでるようだから、アベノミックスの本質も無視されるように、俺は思うが、貧乏人の僻みかな。
僻みでも何でも良い、烏賊が食べられるようにしろ、安倍首相!