桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

これは杞憂?

2016-06-30 | Weblog
この前、水戸での集会にICレコーダーの忘れ物があったのを写真付きでアップしたけど、あれが警察官の物だったらばと考えた。
新聞記者が持つ物と違い、方向性の集音装置らしいのが付いた、それなりのレコーダーだが、あれを警察官が、わざと忘れて行った物で、内部には発信器があつたらばと仮定して考えた。発信器が付いていれば、誰かが持ち去っても、どこにあるかは追跡出来ることになるよね。俺が持って帰れば我が家を突き止める。
そこで警察は、どうするかだ。もちろん、警察官は反戦行動の集まりに監視に来ている訳だから監視対象の情報を得たいと思っている。わざと忘れて行ったのは、誰かに持って行かせて「遺失物横領罪」から、その集まりに来た何人かの「窃盗罪」に罪名を変えれば、新しく出来た刑訴法改正によって盗聴は可能になるよね。
警察が裁判所に求める「捜査令状」は千件のうち、994件は認められる。従って、その集会に参加した重要人物も含めて「捜査対象者」と含めてしまえば、何人でも携帯の電話やメールは盗聴し放題だ。そして、盗聴した事実に付いての報告義務はないのだから、盗聴された方は、何も知らずに個人の秘密が警察に記録されてしまう訳だ。
これ、架空の話だろうか?
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松橋事件

2016-06-30 | Weblog
熊本県の冤罪、松橋事件に再審開始決定があった。
この事件は喧嘩して小刀で刺し殺したとされる事件だが、凶器からは血液反応が無かった。小刀を磨ぎ、柄に巻いた布は燃やした証拠隠滅で血液反応が無いとの自白だった。
それで被告人とされた人は13年の懲役刑を受けて社会復帰しているが、もう80歳を越えて身体も弱り、家族が再審を申し立てていたものだ。
今度の再審裁判では、「証拠隠滅で燃やした」とされる「小刀の柄に巻いた布」が、実は検察にあったことが判り、またまた検察の証拠隠しが判明した。
マスコミからの電話で再審開始決定の内容を聞いたらば、「自白の任意性は認めた」らしい。
馬鹿げてる!!
あの足利事件でも、誰が見ても無実と判る菅家利和さんの「自白」に付いても、再審で無罪とし、間違って有罪としたことを詫びた裁判官が「任意性はある」と認めたけれども、無実の人が、何が哀しくて自分から進んで「人を殺した」と認めると言うのだ。
こんな馬鹿げた判断をするから裁判所は警察や検察に舐められるのだ。
この松橋事件でも、何よりも裁判所が成すべき判断は、「小刀の柄に巻いた布」を持っていながら「燃やした」と言わせて隠し、有罪判決を掠め取った検察の犯罪行為を断罪することだろう。
再審開始決定など、当たり前だ!裁判所は検察の犯罪行為を指摘しろ!その行為を犯罪として裁け!!
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もう一丁!!

2016-06-29 | Weblog
嘘付き政党について書いたらば、色々とご心配を頂いたが、嘘付きに嘘付きと書いて問題など、起きようはずもない。
安倍首相の語る口から出任せは聞いているだけで気分が悪くなるが、安倍首相の人間性は、あの話し方で判る。人の話を聞かずに自説だけを声高に主張するし、我慢がない。理性の欠片も感じない。
フィリピンの新大統領、トランプなど、過激な発言と行動を売り物にして人気を得る人物が増えているが、安倍ほどに幼い人間性を感じさせる人はいないかも知れない。その幼さが語る嘘は気持ち悪くて仕方ない。その点、公明党の政治屋は日蓮の加護を旗印にするせいか、妙に冷静なところがあって、その冷静さが、気持ち悪いよりも薄気味悪いなぁ。
若者たちの資質を育てることは国家の使命。誰もが意志さえあれば学べ、挑戦出来る社会であることは、何より国家の未来を築くために必要なことだろうが、資本主義日本は、大企業などには税金を湯水のように与えるのに学生には「自己責任」だとして過剰な学費の負担をさせる。ひどい人は大学を卒業するまでに一千万もの借金を背負うのだとか。
その過酷さが問題になり始めて、やっと支給型の学資金援助が語られるようになったが、公明党は「我が党は昔から支給型を主張してる!!」などと言い始めた。この党に石田と言う人が委員長でいた昔、「銀行ローンで学資金を使わせろ」と主張していた。その事実は国会議事録にも記録されているのに、時の流れが変わると記録を無視して嘘は語るのだ、ここまで平然と嘘を語れる政党は公明党以外にない。
俺は年金がないけども国民が積立てた年金資金を株取引きに使い、どうやら大金を損しているらしい。それを公表するのは参議院選挙後だそうだ。
国民が積立てた年金資金は自民党の物なの?勝手に使っていいの?
年金を株式に投資すれば、それは取り引きが活発になって株価は高値になるよね。好景気を演出して「安倍政権な経済対策の成功」と国民の目を誤魔化して来た訳だが、それも終わりという訳だ。これまで騙されて来たのが国民の多くだ。
今度の選挙結果が、どうなるかは判らないけど、どんな結果になっても投票した人の責任だよね。
こんなはずではなかった!とか、騙された!なんて言わないで投票したらば責任を取ることだよ。嘘付き政党を信じた罪の責任をね。
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類は友を

2016-06-23 | Weblog
参議院選挙が始まり野党統一に危機感を得てか、安倍は「野合」と批判するそうだ。憲法改正、明治憲法を復活させることに執念を燃やす安倍は、ここで負けたらば安倍政権も明治憲法復活も終止符だと判っているから必死だよな。
もし今度の参議院選挙で自民党と公明党、それに大阪維新などが憲法改正に必要な議席を得られなければ、もう安倍政権は終わる。安倍政権を支えるのはアベノミクス、ただ1つだが、もう万策尽きている。年金積立金を注ぎ込んだ株価維持も終わり、年金積立金が失われたならば、いくら見る目の無い安倍支持者だとて投票するはずがないからだ。だから安倍は「野合!」と喚く。
その批判に対して共産党は「自民党と公明党こそ、野合だ」と批判しているが、俺は自民党と公明党は野合ではないと思ってる。だって、安倍首相ほど、平然と嘘を語る政治屋はいかなかったし、公明党ほど、平然と嘘を語る組織もないからだ。自民党と公明党は同じ穴に住む同類項。嘘付き同士の必然的な結び付きだ!と俺は思っているよ。
仏教には「嘘も方便」なる言葉があるそうだが、日蓮宗に破門された創価学会の行う政治介入は目に余るし、権力側に立って学会を守る目的で手段を選ばない嘘を語り続ける公明党には、本当にへきへきする。真面目に日蓮宗を信じる創価学会の信者は、これで良いと思っているのかなぁ。
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死刑

2016-06-23 | Weblog
俺は死刑制度に反対だ。死刑制度が重大犯罪に威嚇効果があって重大犯罪の抑制になっているとかの論は、千葉刑務所にいたときに聞いた殺しをした人たちの話では、ほとんど根拠が無いし、因果応報で報いを受けるべき犯罪者ではあっても、国家が人を殺す権利はないと思うからだ。
多くの国民は「死刑制度は必要」と思ってるそうだが、死刑制度によって犯罪抑制効果があると思う人たちは、今回の「死刑になって人生を終わらせたい」として人を殺した事件を、どう思うのだろうか。
人を殺して死刑になりたい、として殺人を犯した事件は、これまでにも何回もあったはずだ。
死にたければ自分で死ねば良いのに、他人の命を巻き添えにしてしまうなんて、本当に腹立たしいが、死刑制度があるゆえの事件が起きても死刑制度賛成者は沈黙するだけだ。
死刑制度問題は国の在り方として、ぜひとも検討すべきだと思うなぁ。
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忘れ物

2016-06-21 | Weblog
今日は水戸駅前広場での集会とデモだった。
俺も参加し、スピーチをする予定だったが、それは時間不足で無し。
そのスピーチのときに、俺は、何時も通りに周囲を見回して警察がいないかと思っていたが、それらしき人はいなかった。しかし、集会に来た人ではない感じの人がいた、そこにICレコーダーがあった。
新聞記者が持っている物よりも、確実に性能が良さそうなレコーダーで「これは警備、公安警察の忘れ物?」と思ったが、どうかなぁ。
こういうレコーダーを取調官、警察官に持たせれば良いのだ。そして、警察官の関わる事件の総てを録音すれば、取り調べを監視する可視化は出来る。
さて、この録音器、誰の忘れ物かねぇ。
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人間は怖い

2016-06-20 | Weblog
日本会議の研究を読んだ。安倍首相を支えて個人の人権や自由を排除し、国家権力を中心として統制する日本を理想だとして、明治憲法国家を再現しようとするウルトラ保守集団が日本会議だ。
その組織の成り立ちや体制、活動実績、バックボーンなどを書いたのが「日本会議の研究」だが、成長の家を作った宗教家の思想に共感した若者たちによる新左翼運動に対抗した戦いに始まり、もう50年に近い活動が重ねられて憲法改正運動を中心に陣地を拡大して来たそうだ。
人間は忘れる。特に日本人は忘れ易い。何事があっても、それを乗り越えると言うか、記憶の彼方としてしまい、同じような過ちを繰り返す。
あの戦後でも「戦争中は良かった」と言う人はあったと聞く。どのような悲劇があろうとも、その悲劇の中で「美味しい想い」を味わう人はいるもので、その人たちにすれば悲劇は苦痛ではなくて、愉しさや喜び、安らぎであるのだろう。
日本は反省出来ない国家だ。日本国民だけではなくてアジア諸国の国民をも巻き込んだ戦争で何百万もの人たちの命を失う結果になったのに、なぜあの戦争を行ったのかに付いて、全く国家として検討しない。だから、未だに侵略だとか、侵略ではないとかの議論をしている始末だ。
日本会議の思想は、個人よりも国家、自由よりも統制にある。権力による監視と支配がなされた、あの明治憲法国家社会は、産まれながらの不平等社会だったはずだ。
この現代社会に不平等と差別や選別を生み出すとしか思うない明治憲法国家に戻そうとする、このような「思想運動」があることが、俺には理解出来ないが、それを良し!と思う人たちも人間。人間は怖いなぁと思うばかりだ。
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大成功!

2016-06-18 | Weblog
昨日の映画は、前回の「約束」とは違い、仲代達矢さんや樹木希林さんのようなネームバリューのある俳優さんは出演しないし、死刑2事件の映画だけに、どれだけの人が来てくれるものかと案じられたが、準備した資料に合う人数に来て頂けた。本当に良かった。
来て下さった方が、色々な思いを感じてくれたことは、皆さんが帰るときに掛けてくれた言葉で判ったが、ビックリするほどの募金額もあった。
「何か出来ることはありませんか?足利事件や布川事件から冤罪に興味を持って勉強してます」と声を掛けて来た茨城大学生になったばかりの女性もあって、
再審開始を得た袴田事件、獄死させられた名張事件の対比は、来て下さった皆さんに強烈なインパクトを残したようだ。
袴田秀子さんに来て頂いての映画だけに、多くの人に見て頂いて良かった。
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本日は映画会

2016-06-17 | Weblog
二人の死刑囚。
名張事件、袴田事件を描いた映画を、今日は、水戸文化センターで行う。
俺は、水戸に来てくれる、袴田秀子さんのインタビュー担当だ。だから、俺は、午後からの出番だが、連れ合いは事務局。午前10時の集合に行くということで、早々と会場に来た。
スタッフは20人近くいるので、始まれば準備は、すぐに終わってしまい、あとは開場待ち。
金曜日、どれだけの方が来てくれるかなぁ。
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田中角栄

2016-06-15 | Weblog
今日は大宮での予定。夜なので時間があるから本屋に寄ったらば、アマゾンで頼もうとした「日本会議の研究」があった。
その他の本を見てあるいたらば、石原慎太郎の書いたのも含めて、田中角栄を讚美する本が、かなり並んでいた。
稀代の政治家として賞賛するらしい書籍類らしいが、俺は読む気になれないなぁ。確かに、人遣いは巧みで、満足に学校へ行かなかったのに高学歴の官僚たちを操った、その人身掌握術は歴史上の人物の豊臣秀吉を思わせて今太閤と持て囃された。俺は塀の中にいて、その時代も良く知らないが、成長期にあった日本を「日本列島改造論」を以て席巻したことは覚えている。それは巧拙の巧の部分であって、田中角栄には、絶対に忘れてはならない拙があったはずだ。
俺と角さんは獄友だ。東京拘置所で同じ釜の飯を食べた。と言っても、彼は「差し入れ弁当」。元総理大臣の威光で5百円だった差し入れ弁当を千円弁当も作らせたのだが、とにかく獄友だ。
なぜ獄友になったの?
いやロッキード事件は怪しいな。冤罪ではなかったのかなぁ、と俺は疑っている。それではなくて小佐野賢治と組んで、あちらこちらの国土を儲けの対象にした、稀代の政治屋であったことは、紛れもない事実ではないのか。
今、政界に溢れてる政治を金儲けにする輩の本家、本元が田中角栄であったはずだ。
この程度の政治家しか、日本には賞賛する政治家はいないのかなぇ。
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