桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

蟄居の一日

2015-03-19 | Weblog

今日は、狭山事件の裁判所前宣伝日で、俺も行くつもりでいたが、依頼されていた原稿を忘れていて、今日中!と確認が届いたことで、行くことを断念して自宅で一日を過ごした。

そんな今日、山形から「明日の東京集会に参加するため」にと上京したご夫婦が、我が家に立ち寄ってくれた。俺のファンだと行ってくれる大河内さんは、先日も山形産米を届けてくれたが、今日は「味噌」だった。

感謝感謝!

刑務所生活のお蔭か、俺は家にと閉じ籠っていても、何んともない。来年には出版する俺の本を書いていても良いし、テレビに録画されている好きな番組を見ていても良いし、パソコンンで対戦将棋やマージャンをしても良いし、刑務所での時間を思えば、やることには事欠かない。

でも、こんな時間を過ごす罪悪感があるんだよなあ、何かをしなければ申し訳ないと言う。

暖かい雨の水戸。今日は申し訳ない一日だった。