桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

富士山

2010-01-30 | Weblog
弁護団合宿があるために、今朝は6時36分発の新幹線で帰る予定にしていたが、さすがに眠かった。目覚めたのが6時少し前!
慌ただしく洗面などをして駅へ。
まだ薄暗い街は人通りも少なくて、昨夜の名残を全身に現して気だるそうに歩いている若者もいた。
朝飯に買ったお握りとパンを食べて一息ついたころには朝日が上り始めた。その朝日に照らされた富士山は地肌と冠雪のコントラストが鮮やかで、重々しい美しさだった。昨夜の酒が残っているような感覚が目覚める思いになった。
富士山は美しいなぁ。

7時間!

2010-01-30 | Weblog
昨日は新幹線に7時間乗っていた。午後2時前に乗り、名古屋に降りたのが、もう9時前。さすがに尻が痛くなった。
架線が切れ、それが枯草に火を点けて側面に火災が起きたらしい。
火を消し、架線を切った新幹線の点検をしたらば、次は走り始めた違う電車に不具合の点検だとなり、更には詰まった車間や駅構内の混雑なども重なり、遅れに遅れた7時間だった。
名古屋に着き、急いで会場に行って、すぐに挨拶をしたが、皆さんが喜んで下さり、来て良かったと思った。
テレビに新聞と来ていて、足利事件には及ばないが、少しは布川事件も認知されて来たのも感じた。
懇親会から二次会、ホテルに帰ったのは午前2時に近いころだった。

初体験

2010-01-29 | Weblog
今までに電車の事故で遅延に巻き込まれたことはあるが、大した時間では無かった。しかし、今日は違った。新幹線が動かない。
品川と小田原間で火災があり、架線にも影響したのだとか。
今日は愛知守る会の決定報告会があるのに、もう3時間も車内で待たされ、東京駅すらも出られない。果たして行けるやらどうやら。

信じられない!

2010-01-29 | Weblog
郵便貯金のキャッシュカード暗証番号を忘れたことは書いたが、今日、その解答が来た。開封して唖然!
確かに試みた高裁決定日に関する数字が書いてある。うそぉ!
やったのにダメだったじゃない。どうなってるんだろ?

議員連盟

2010-01-29 | Weblog
昨日は、衆議院議員会館で民主党などの主催で可視化実現に向けた院内集会があった。
前日に日弁連集会に参加した冤罪体験者も全員が出席して、それぞれの思いを話した。
救援会でも、時々院内集会をするが、昨日は議員主催で議員連盟も立ち上げたせいか、マスコミの人数も多かった。テレビは全社に個別番組も来ていたし、新聞社は地方紙の名刺を貰ったほどだ。
部屋一杯の人の熱気もあり、3月の通常国会には全面可視化法案を提出することを確認し、散会したが、少しは成立に期待が持てる気持ちになった。

踏み字事件

2010-01-29 | Weblog
志布志選挙違反事件には、刑事の取り調べで踏み字事件が起きた。
買収容疑をかけられた川畑幸夫さんが親族の名前などを書いた紙を踏まされたものだが、すでに国賠で川畑さんが勝っている。
その体験から、川畑さんは自分の車に「可視化実現」などの言葉を貼りつけて走っているのだ。偉いよね。俺は中途半端だから、格好悪いなんて感覚になり、とてもやれない。
本当に、川畑さんは立派だが、昨夜は、有楽町で飲んだ。春になったら、大崎事件での依頼で志布志へ行くつもりだが、また楽しみが増えた思いだ。

志布志事件

2010-01-28 | Weblog
架空の選挙違反事件。ありもしない事件を作り上げようとした訳だが、保守地盤で保守議員を支援していたらしいが、今では違う。
その被害者の代表として活動しているのが、藤山さん。
先日の志布志集会で会って話したが、九州人とは不思議に気が合い、藤山さんとも意気投合した。
昨夜は飲めなかったが、今夜は飲むつもりだ。
衆議院議員会館での院内集会後、地下の食堂で一枚。

氷見事件

2010-01-28 | Weblog
今日は、氷見事件国家賠償支援組織立ち上げ集会もある。
昨日の日弁連集会から、柳原さんも来ているが、昨夜は、六本木で盛り上がったらしい。
最初、柳原さんに会ったときは、全くネクラで話す気分になれなかったが、このごろは明るくなった。
俺は飲み会に参加しなかった昨夜のことを冷やかし、笑ったところを一枚!
柳原さんは、大崎事件弁護団の某先生がタイプだと言っていた。
柳原さんも独身。良い縁があればいいよね。

明石歩道橋事故

2010-01-28 | Weblog
検察官は警察官の犯罪行為は、余程のことが無い限りは起訴しない。力関係があり、検察よりも警察が強いために過失行為は見逃し、貸しを作って置き、いざというときに検察の言うことを聞いて貰うのではないかと、俺は思っているが、本当のところは判らない。
どっちにしろ、国民が警察の過失行為を告訴しても、まず起訴猶予で終わりだ。今朝、明石市の夏祭り警備で圧死者を出した警備ミスの問題を、検察審査会が二度目の起訴相当判断を出して、法律的に自動的に起訴になったとニュースになった。
今までは、いくら検察審査会が起訴相当と判断しても、絶対に検察は起訴しなかった。審査会の判断を無視して終わりだったが、法律が変更になって二度目に出されると起訴になることで、やっと裁判が始まることになった。
これだ!法律さえ作れば、いくら検察が警察の味方をしようと悪いことは裁ける。警察や検察の仕事が重要でも特権があってはならない。ましてや、その不法行為が許されるなど、絶対にあってはならないことだろう。
警察の悪事は悪事、検察の悪事も悪事。裁かれるべきだし、そういう的確な法律を作りたいものだ。
今日は衆議院議員会館での院内集会だ。国会議員も大勢、参加するらしいから、その辺の話もしたいものだ。

ハイハイ商法

2010-01-28 | Weblog
世に盗人の種は尽きまじ、とは、石川五衛門の辞世と伝えられる言葉だが、詐欺人も尽きないね。
今朝のテレビは、携帯電話のコイン式充電機の販売リースで詐欺事件だと報じていた。
あれは何時だったか、布団を販売する集まりに行ったことがある。無料で配る品を貰いながら、段々と高額商品に移って行くやり方だった。俺は、その集団心理に乗らなかったが、買わされる人もいた。今朝のは、それとは違って、サクラが売人の言葉に「ハイ」と元気良く返事を繰り返し、そのハイのリズムに乗せられて携帯電話充電機を買わされてしまうところから、ハイハイ商法と呼ばれるらしい。
しかし、まあ騙す方もやるけど、騙される方もやられるよね。もちろん、詐欺師は悪いのだが、盗人と同じように人の世尽きるまで、続く話かも知れない。
こんな詐欺事件を聞くたびに、俺は、こういう連中を捕まえる警察や検察を考えてしまう。詐欺師よりもひどい調べをして冤罪を作り、謝罪もしないで済む商売だからなぁ。こっちも何とかしたいが、これも人の世がある限り、尽きね罪の種なのだろうか。