桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

彷徨

2019-09-29 | Weblog
昨日は、まず練馬で冤罪を訴える死刑囚、上田みゆきさんを支援する会で話をして、夜は北区東十条の緑フォーラムで獄友上映後に話をした。
ここからが俺らしい話になるが、緑フォーラムには、4年前にも招かれて行ったことがある。
赤羽と王子を結ぶ広い道路際。そんな記憶で、緑フォーラムの人から「判りますか?」と聞かれて覚えていると即答した。
でも、行ってみると、自分の記憶の場所には無い。
5時半前に、懐かしの東十条駅に下りて歩き始め、6時の上映開始時間前に迷ったことを連絡したが、相手は応答無し。それから歩き回ること1時間半ほど。もう帰ろうかと東十条駅に戻ったとき、やっと相手から連絡が来た。
案内されてみると、全く記憶とは違う場所だった。
何とか上映後の任務もこなしたが、何を話すのかの打ち合わせもしていなくて、終わった後、俺の話は、再審法改正に付いて、と題されていたのを知った。
俺らしいってば俺らしいが、全くねぇ。
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もう奇跡とは言わせない!

2019-09-29 | Weblog
ラグビーワールドカップ、世界ランク2位のアイルランドを負かした日本、感動したなぁ。
前大会での南アメリカを倒したときに、奇跡の勝利と言われたが、今回は、アナウンサーが「もう奇跡とは言わせない!」と叫んだ。
同感だ。
優勝候補の一角でフォワードのチームであるアイルランドに対して、日本フォワードは互角に戦って勝ったのだ。この勝利は、きっと世界のラグビーファンを驚愕させ、強豪国選手を震撼させたに違いない。
世界各国から日本に来てプレーする選手が日の丸を背負って戦い、ファンと一緒に勝利を喜び姿を見ていると、韓国や中国に目くじらを立てて騒ぐ連中の馬鹿さ加減を感じるなぁ。
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前科者は辛い

2019-09-28 | Weblog
スポーツの生み出す感動は生きる力になる。
先日、プロ野球選手としての長いリハビリを乗り越えて再起登板をした、楽天の佐藤由規投手の復活も感動した。ヤクルトのドラフト1位で150キロの速球で活躍して故障。解雇から楽天移籍での復活。
人間のドラマだ。
西武ライオンズの連覇も素晴らしかった。エースの菊池と打線の核の1人だった浅村を失っての連覇だから、その価値は大きい。辻監督の手腕が素晴らしい連覇だ。
賞賛の辻監督に較べて原辰徳監督には批判が多くある。
反社会的勢力に厳しい批判のある時代に、その反社会的勢力に女性問題で大金を支払って辞めた男が、総てが終わったかのように監督に復帰して優勝したからと喜べるか!と書く人がいた。原辰徳監督、確かに女性問題で金を支払ったことで辞めた。
いい男だし、若大将!持てたよな。で、迷ったんだろな。
俺は若いときに不良だった。恥ずかしい生き方もした。だから、原監督は好きじゃないし、高橋由伸、育てた戦力で勝った原辰徳の手腕も、さほど評価はしないが、あの女性問題と優勝を同じレベルでは責めないよなぁ。せめらない。
過去は戻らないし、やったことも消えない。それは原監督も判ってるはす。
しかし、前科者は辛いねぇ。
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思ったこと

2019-09-26 | Weblog
今日は大腸の内視鏡検査。
何日も前から準備に入り、今日は絶食の上、実際の検査は、午後3時ころ。
腹が減ったあ!
あれは52年前の秋、早瀬四郎頚部と深澤武巡査の取り調べを受けていたとき、腹が減ったんだ。
何しろ20歳。若かった。取手警察署で出される弁当は、2口、3口で無くなるほど、少なかった?腹が減って堪らなかったなぁ。
「桜井、そこは魚心あれば水心だ。お前が素直に罪を認めると言うならば、それは考えてやらないこともないよ」、腹が減ったことを訴えると、早瀬さんは、そう言ったなあ。
俺が嘘の自白をした原因の1つは、間違いなく腹が減ったことだった。今日の空腹で、あのときの思いを思い出したよ。
CT検査の順番待ちのとき、検査結果が良くて、これから20年くらい生きても、悪くて余命を数年と切られても生きる歳月の差は10数年。
大した違いではない。俺の断崖絶壁から墜ちたり、天空に舞い上がったりの人生は、本当に楽しかったし、愉快だったし、面白かったし、最高の人生だったと思った。
それだけ。
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さらば慎之介!

2019-09-25 | Weblog
阿部慎之助が引退する。
俊足、強肩、強打の捕手として、中央大学からドラフト1位で巨人に入団した阿部は長嶋茂雄監督の下で順調に成長して、巨人の中心選手になり、捕手として2千本安打を達成するなど、素晴らしい成績を残した。
その成績は日本野球史に名選手として語り継がれる1人と書いても許されるはずだ。
長い選手生活、お疲れさまでした。沢山の夢を見させてくれた阿部慎之助に、心からの拍手を送りたい。
ただ、最後に厳しいことも指摘したい。新聞には、阿部選手が捕手として活躍する中で、ファールチップを受けたり、死球を受けたりの負傷と闘い、大変な自己規制や努力をしていたという記事を読むと、それは本当か?と信じられない思いになる。
何度も書くが、あの肥満体の、どこに自己規制や自己管理があるのだろうか?
巨人に入りたくて阪神タイガースにドラフト1位で入団テストした田淵幸一。田淵も法政大学では俊足、強肩、豪打を誇って阪神タイガースに入団した後、ホームラン王にもなり、それなりに活躍したが、だんだんと肥満して鈍足に成り果て、やがて西武ライオンズにトレードされた。西武ライオンズでは広岡達郎の厳しい指導があったせいか、黄金時代を築く力になったが、もし田淵幸一に野球選手として自己管理能力があったならば、もって素晴らしい成績を残したのではないかと思う。
阿部慎之助は田淵幸一よりも素晴らしい成績は残した、残したが、肥満の晩年は巨人の癌だったのではないかと思っている。
あれは何年前だったか、試合前のシートノック。最後はキャッチャーフライを捕手が取って練習終了だが、阿部慎之助はコーチの打ち上げた球を捕らずにベンチに走り、笑いを誘って練習終了したことがあった。
その試合で阿部慎之助はキャッチャーフライを落球して試合を負ける原因を作った。翌日、福本豊が新聞で阿部慎之助の練習態度を厳しく批判した。
原辰徳監督は、巨人は阿部慎之助のチームだ!と語ったが、その選手の練習態度の不真面目さは、絶対に団体競技ではマイナスになる、こんな選手がチームの柱では巨人は駄目だ、と俺は思ったが、それからチームが低迷したのは、阿部慎之助の真摯さに欠ける姿勢が、チーム全体に及んだせいだろう。
野球は団体スポーツだ。いくら突出した力量の選手がいても、それだけでは勝てない。全員一致で勝つために全力を尽くすことがチーム力となり、優れた個人力を打ち負かせるのも団体スポーツの面白さ、野球の面白さだろう。
阿部慎之助は日本野球史に名前を残す選手だ。その成績は賞賛するが、広島カープの新井のような野球に対する一途さを持たない中心選手であったこと、それに野球選手の自覚と自己管理能力のなさを物語る肥満体が示すものを、俺は評価しない。
今年の巨人の優勝は阿部慎之助が力を失い、坂本、丸が中心選手チームになったればこその優勝だと思うな。
なにはともあれ、阿部慎之助選手、お疲れさまでした。きっと巨人の監督になるのだろうが、どんな指揮を行い、選手起用をするものか、楽しみにしていよう!
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その朝に

2019-09-24 | Weblog
福島原発事故の責任を問う裁判は、旧東電経営者に責任はないとする判決で終わった。
もし東海原発の津波阻止対策が遅れいたならば、今ごろ、水戸市は避難地区だったことだろう。たまたま、あの地震で直前に完成していたので津波を防げていた。
旧東電経営者も巨大津波情報を持っていたが、ただ甘くて観ていた。でも、責任は無し。
裁判所って、こんなモノだ。
でも、こんなモノと見逃せないのは、その判決の朝、大谷直人最高裁長官が首相官邸を訪問していたことだ。司法のトップが行政のトップを訪ねて「ご安心ください、責任無しの判決です」と報告した?
腐ってるよ、最高裁は!
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松川70年

2019-09-24 | Weblog
松川事件が発生して70年、今年も記念集会に招かれて参加した。
対共産党弾圧の目的でアメリカ軍関係の起こした謀略事件だが、裁判は無罪で終わったけども、何も解明されてはいない。
終戦後、日本では、たくさんの謀略事件が起きた。
アメリカが日本を占領した結果、対ソ連、対中国ということで、天皇国家から民主主義国家に転換する中で台頭して来る共産党を封じ込めるために、実に多くの謀略事件が起こされた。その結果、戦争中にアカ呼ばわりして弾圧した共産党は恐いものという意識を日本に生み出した。
松川事件は、その中で最たる事件だった。
俺の布川事件は謀略事件ではなくて、単なる冤罪事件だが、その本質は同じだろう。
日本を支配する人たちが、支配するために手段を選ばずに違法行為を行う。それが謀略事件であり、冤罪事件だ。
他人事で見過ごす人が多いために過ちは正されないままだが、事実が消えない以上、その過ちを指摘し続ける人たちがある限り、必ず問題は再燃する日は来るだろう。
そう思える70年記念集会だった。
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2つの集会

2019-09-23 | Weblog
先日、柏市で救援会東葛支部が主催する名張事件の映画、「眠る村」上映と俺の話。更に、荒川区での狭山事件集会だった。
名張事件も狭山事件も、まだ冤罪の晴れていない闘いだが、どちらも苦闘している。しかし、対照的だ。
本人が生きて声を上げ、部落解放同盟の組織の上にあって活発な活動を続けている狭山事件に対して、本人は獄死、歳老いた妹さんが再審請求を引き継ぎ、国民救援会に支えられて地道な活動を続ける名張事件。
しかし、どちらも勝たなければならない冤罪だし、勝って欲しい冤罪だし、勝たせたい冤罪だ。
冤罪は、どれも同じように作られる。証拠捏造事件としてと、狭山事件と名張事件は共通性があるが、捏造が大きいほど、裁判官は警察と検察の行為を糾弾せざるを得なくて腰を引いてしまう。
過ちは正すしかい。
どっちの再審請求も1日も早く実現したい!
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心臓

2019-09-20 | Weblog
多分、多くの人が心臓を意識するのは運動をしたときに鼓動が強くなったときだろう。
それ以外のときは、全く心臓を意識しないと思うが、昨日、造影剤を体験して心臓と血流を体感的に認識した。
確か、数年前にやった脳ドックのときも造影剤をしたはずだが、注射したことも覚えていない。
「今から造影剤を身体に入れます、身体が熱くなります、息苦しくなったり、異常を感じたら言ってください」と知らされた後、胸の中心が熱くなり、それが前身に広がって行くのを感じた。胸に熱めの湯が入り、その熱さが前身に広がるような感じだった。
熱さの塊が心臓だし、広がる熱さが血流だった。
喉にも来た熱さは匂いを持っているような感じで、喉に煙を飲んだようなイガイガの不快も感じたが、その不快感が収まるとともに熱さも失われて行った。
肝臓のCTスキャン、いい体験だった。
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早いなぁ

2019-09-20 | Weblog
2週間の遠征から帰り、我が家に着くと、すぐにクーは寄って来た。
忘れられてないかと案じていたが、セーフ!だった。でも、毎日、ベッドの足元で寝ていたのは忘れたみたいで、来なかった。
そんな我が家では、もうキンモクセイの香りが、どこかから流れて来る。もう金木犀の季節、新米の季節だ。月日の流れは早い。
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