桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

茨城弁護士会

2015-03-01 | Weblog
今日は茨城弁護士会の勉強会に招かれた。
弁護士総会後の勉強会は、参加者は少なかったが、冤罪て死刑廃止問題のテーマだった。
必ず冤罪が作られることもあるが、俺は死刑制度は反対だ。警察は平然と証拠をでっち上げるし、検察は無実の証拠を隠してまう日本の裁判だ。これで死刑を許している人は、この実情を知らないからなのだ。
死刑があるから、それが威嚇効果となって治安が守られていると錯覚している人も多いだろうが、知らないこと、錯覚していることを乗り越えるのが、死刑廃止問題は、1番重要で難しい部分かも知れない。

春が来たなぁ

2015-03-01 | Weblog
蕗の薹が出た、梅が咲いた、陽射しの中にいると暑いほどになった、色々とあるが、俺が春を感じるのは、空気だ。
身に付いた春の感覚は、刑務所でのモノだ。外に出た瞬間、空気に角が無くなり、冬に感じる鋭い冷えが無くなっているのを感じたとき、春だ!と嬉しくなったものだった。
水戸は寒い土地だが、やっと空気に角が消えた。運動場を走り回り、野球などを始めた千葉刑務所の春、想い出すなぁ。