大阪の警察で、また暴行があったと発覚した。昨日の集会でも話題になったが、この前の暴行事件で警視庁が「二度とないようにします」と謝罪した数日後に行っていたのだから、警察の反省など、猿の反省にもならない。何の役にもたたなかったのだ。
暴力団に「良いことをしろ、法律を守れ」と言っても無理だ。暴力団は無法者を言い、法律の裏にある社会で金を作って生きている集団だから、そんな要求は無理な注文だ。
それと同じで、警察に「暴力を使うな、嘘を言うな、不当な調べをするな」と求めても、警察は、そんな取り調べ技術しか持たないのだから無理な注文だ。石を抱かせ、棒で殴り、指先に竹串を刺し、拷問で自白をさせた江戸時代の取り調べ技術を引き継ぎ、大した進歩をしない連中なのだから、「規律を徹底させて不祥事は起こさない」と、何度詫びようが、警察の取り調べが変化するはずはない。
この犯罪者集団を更正させるには、国民の監視の目、批判の声しかない。
大阪府警での暴行取り調べが報道されたと時を同じにして、埼玉県警では「志布志事件」を思い出させる選挙違反捜査が明らかにされた。会食費を払ったと言うのに、「議員が払ったはずだ」と自白を強要したのだと言う。
東も西も、全国の警察の体質は変わらない。どんな手段を使っても事件を成立させれば良いと思っているのだ。
志布志事件では犯人にされた議員が長く拘束されたのに対して、埼玉では毎日新聞のスクープで釈放されたことを見れば、確実に監視の目、批判の声が増した証拠と見えて嬉しいが、残念ながら、それだけでは警察を更正させるのは無理かも知れない。やはり、暴行、強要など、一般人が犯罪として裁かれる行為をした者は、たとえ警察官であろうとも犯罪として罪に問う法律を作るしかないと思うが、どうだろうか。