桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

京都弁護士会

2011-07-31 | Weblog
今日は、京都弁護士会の「布川事件の闇を語る」と題した集会。
午前10時から映画。久しぶりに初めから見た。
午後1時半からは、俺と杉山が1時間ずつ44年間の話をした。
3時半からは、弁護士さんを含めた対談だった。
映画は、客席半分くらい。シンポジウムは、それより少し減った人数だった。
初めて、杉山の話を客席に座って聞いたが、なかなか面白い。今まで、もう何回、杉山の話を聞いたか判らないが、杉山は、常に同じ内容の話をする。これは嘘を言ってない証拠だ。

京都の夜

2011-07-31 | Weblog
京都の風物詩に川床ガある。先斗町の鴨川面にある店が、川の方に高い床を組んで、そこに客を入れて飲食させるのだ。
昔、京都に住んでいたときや、これまで京都に来ても、何時か川床で飲みたいと思ったが、昨日、やっと夢が実現した。
華めぐり、と言う和風中華の店だったが、5時からの食事は、爽やかな川風を受けながらで、最高だった。先斗町を歩いているとき、すれ違った夫婦連れに「ショウジさんですよね?」と声をかけられた。
映画の影響だろうが、下手なことは出来なくなって来た感じだ。
かなり酔ってしまい、ホテルに戻った道も、余り覚えてないが、楽しい夜だった。

保安院

2011-07-30 | Weblog
原子力安全保安院と呼ぶらしいが、これも名前とは裏腹な官庁だね。
原発をめぐる公聴会や座談会などで、原発賛成の意見をやらせようと画策していたことが暴露された。
何を考えているのだろう、この連中は。
本来ならは、文字通りに原子力発電の安全を監視、監督をする組織だろうが、安全を監視せずに、原子力発電反対者を監視してると言うのだから、呆れて言葉もない。
金、金なんだろね。
福島原発事故で保安院のスポークスマンだった人は、若い女性がいたらしいが、それは金はいるだろうねぇ。だから、原発が生み出す金が欲しくて、安全を監督せずに、やらせ質問などの指揮監督だ。
こんな組織に、いくらの年間予算を使っているのだろうか。
日本には無駄な官庁が多過ぎるね。俺が政治家ならば、直ちに、こんな組織は解体する。余剰人員は、必要官庁に回すが、散々甘い汁を吸った高官は首だよね。日本の国家は、明治の官僚によって創られたが、今や清廉を失った官僚たちによって腐敗から崩壊が始まっている。
それを教える保安院のニュースだった。

祝勝会

2011-07-30 | Weblog

昨夜は、あかつき印刷労組による布川事件勝利判決報告会だった。
歌手の佐藤真子さんの歌に始まり、女性部の応援団風の激励もあってのカレーパーティーだった。
俺も15分ほど、あれこれを話したが、支援して貰った7年以上の歳月を思うと、亡くなられた人もいるし、感慨深かった。
布川事件勝利を引き継ごう!とのタイトルでの支援だったから、他に組合が支援している闘いの関係者も参加していたが、本当に、総ての闘いで道理が通り、勝利して欲しいと思う夜でもあった。

ジャンを聞きながら

2011-07-29 | Weblog
今日は、北松戸の部屋で時間を過ごした。
丁度、目の前の競輪場では開設記念が開催されていて、朝から、それらしい人が集まっていた。
何をするでもなく、ノンビリと過ごしていたが、レースが始まってジャン(残り1周半を知らせる鐘)が鳴り、競輪場を見ると、最後の力を尽くす選手の走りが、建物の隙間を走り抜ける一瞬だが見える。
この松戸競輪場には、本当に良く来た。あの当時を思いながら、何だか不思議な気持ちでジャンを聞いている俺だった。

対談

2011-07-29 | Weblog
今日は、元大阪高検公安部長の三井環さんとの対談だった。
前回は、杉山がやったが、人が少ないと言われたけど、今回も、本当に少なくて、15名ほどだった。
対談の中で面白い話を聞いた。
水戸地検検事正の粂原研二は、水戸市内の「夜の虫」という店で、かなり破廉恥な暴力事件を起こしたと言うのだ。
週刊朝日を読んだ人は知っているかもしれないが、お付きを従えた検事正サマは、店にいた女性客を自席に呼んだらしい。でも、その女性が好みの女ではないと怒り、殴りつけたらしい。それからは粂原検事正の独壇場。暴れに暴れ、好みで招いたNHK記者にまで、乱暴狼藉は及んだらしい。が、この事実が、全くニュースにはならない!
俺も、今日、知ったが、かなり酷かったらしい検事正の犯罪は、結局、見逃され、今は最高検の検事サマに納まっているのだから、これは見事だ。
俺が検察を怒るのは、その不正だ。正義で真実を守る組織であって欲しいと願っているのだが、検事正サマともなれば、好みの女性記者を酒の席にはべらせ、乱暴狼藉をしても、全くニュースにならないし、罪を問われもしないんだね。
これは国民は知らないよね。これが日本の現実なのだ。正義感を持つだろう、俺の知る記者も、黙して語らない醜聞。そして、地方検察のトップの犯罪行為を、その権力で社会に知らせぬように押さえ込み、最高検に横滑りさせる検察庁!
本当に腐れ切った組織だと思う。
犯罪行為を知りながら書けない記者、素知らぬ顔の検察、こんな連中が、日本の正義を語っているのだ!
許さない!
笠間、恥を知れ!

日本サッカーミュージアム

2011-07-28 | Weblog
文京区の救援会の傍には、サッカーミュージアムがある。
ワールドカップの開催で設けた金で、サッカー協会が購入したビルがミュージアムになっている。
普段もサッカー少年が来ているが、今日、久しぶりにミュージアム前を通ったらば、色々な人が写真を撮っていたのに驚いた。
なでしこジャパン!
ミュージアムの室内には、表に見えるように、なでしこジャパンたちの写真があった。
凄いねえ。
スポーツが人を勇気付け、励ますんだよね。
俺は、俺の闘いで、冤罪仲間を励ましたい!

もし

2011-07-28 | Weblog
東日本大震災以来、政治は混迷を深めて、全く政治の役割を果たせていない。いや、自民党政権当時から、本来の使命を逸脱していたが、今や政治など、あってなきがごとくだ。震災で困る人たちに使うべき金を決める法律が、政権の取引材料にされているのだから、呆れて言葉がない。
政治も政治ならば、経済も無惨な状態だ。金の下に人、儲けの下に人、何のために社会があり、人がいるのか、全く判っていない経済人の放言が続いている。
経団連の米倉は「原発廃止で電力不足になれば工場、会社は海外に移転する」などと言っているが、行きたいならば行かせよう。
この際、日本を創り直そう。
金儲けの手段として人を材料か部品のように扱う会社は、海外に移転して貰い、人のために会社が存在するとして頑張る経営者に日本経済を任せよう!
大丈夫、経団連など無くても日本には真面目で勤勉な日本人がいる。いくらでも、新しい日本を創れる。
そして、政治も入れ換えたいね。国民の命と暮らしを守る政治家だけの日本にしたいものだ。

寝坊

2011-07-27 | Weblog
今朝は、久しぶりの寝坊をした。確か、一度、目覚めたが、それから熟睡して、8時過ぎに起きた。
9時にヒロトが待っているので、慌てて起きて飯、風呂で飛び出した。
まずは、龍ヶ崎の淘板浴に買い物。水を作るバケツを大阪に送った。
それから利根町。荷物を取って北松戸へ。
北松戸から、次は、連れ合いの実家へ行った。
もともと淘板浴に入りに行き、両親の様子を見たいと思っていたが、ヒロトが「ジーチャン、バーチャンに会いに行く!」と言う。
城里町に行き、それで帰る1日になった。

古田最高裁判事

2011-07-26 | Weblog
この人、元最高検次長だった。天下りなのか、天上がりなのかは判らないが、検察庁から最高裁判事になるポストは、常に2枠あって、必ず次長だった人がなることになっている。
最高裁は、広く各界の知識を集め、多様な知識で裁判に公正さを示したいとかの名目で、学者や事務次官経験者、弁護士などの他、検察官経験者も入れるらしいが、検察官経験者は入れてはダメだと思う。
常に罰する意識しか持たない人は、残念だが、人を見る目が歪んでる。公正に裁く目は持ち得ないのだ。
今日も、古田元検察官は、最高裁が下した無罪判決に、ただ独り反対意見を書いた。
検察のナンバー2が最高裁に入り、裁判における多様な意見が示せますかねぇ。ただ最高裁が検察の僕に成り下がってるのが、この検察官を最高裁に入れるシステムだと思うねえ、俺は。