桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

意欲

2016-12-31 | Weblog
年末の掃除をしたが、突然、整理したい意欲が湧いて来た。
俺は整理整頓が苦手。布団の畳み方から衣類の整頓まで、刑務所は決まりがあって指示された通りにやらないと罰を受ける。だから、仕方なく、決まり通りに行っていたが、今になってかんがえて見ると、良くやったなぁ!と自分に感心するほどに、俺は整理整頓が苦手なんだ。
それなのに突然、キレイにしよう!!という意欲が湧いて来た。
机の上、車の中、いらない物を棄て、箱に仕舞い、スッキリした。まだ、何年か着ない衣類を棄てなくては!!と思っている。
70歳から俺の人生が、また新しく始まる!!と思っていて、その準備のような感覚でスッキリしたい〓と、猛烈に意欲が湧いているのだが、69歳の年も終わり、明日は70歳の年だ。
さて、どうなるやら。

これを信じるの?

2016-12-28 | Weblog
熊本県警が「熊本北署の鑑識係長が容疑者の指紋を偽造した」と発表した。
ところが「捏造はない」と言う。
これ、信じられるかなぁ?偽造はしたが捏造はしてない!しかも、「微罪事件が大半で、検察に送致せず、容疑に争いのない事件に限って偽造していた」と言う。
このご都合主義な発表を報じたのは毎日新聞だけだが、これほどに警察の悪党さを示す発表はないだろう。まず「微罪事件が大半」とあって「総てが微罪事件」とはないのだから重大事件も偽造していたことを示すはずだ。鑑識活動で指紋発見が高評価されるために「実績作りのためにやった偽造」だそうで、「容疑に争いのない事件に限って偽造していた」と言うが、そうだろうか?
もし、この鑑識係長が「指紋を合わせられないか!?」と捜査幹部に言われたらば、どうなるだろうか?
偽造する倫理観は、簡単に捏造の垣根を越えることだろう。
「容疑者の指紋を盗んだ品物から発見したように見せ掛けた、今回の行為は偽造と捏造ではない」とは、どこをどう違うと言うのか、俺には理解出来ない。
無いものをあるようにした捏造じゃないか!!
たとえ容疑に争いがなくても指紋発見を捏造したことに変わりはない。
こんな行為は、全国の警察で行われているのが、日本の警察の実態だ。
微罪では偽造だが、日本の警察は、重大事件では、数々の証拠捏造を行っている。松山事件の布団カバーの血痕!袴田事件の味噌タンクから発見の衣類!狭山事件の万年筆!
警察は犯罪組織だ。それを示すのが今回の熊本県警発表だろう。

真珠湾

2016-12-27 | Weblog
日本では真珠湾攻撃が太平洋戦争の始まりと言われるが、違う。
マレー半島のコタバルに上陸しての攻撃が最初だ。そのあとに真珠湾攻撃をしたのが正しい。
余りコタバルのことが報道されないのは、東南アジアでの戦争被害が報道されないのに比例している。
日本の保守と呼ばれるアメリカの奴隷に成り下がる輩は、東南アジアを解放したのが日本だ!あの戦争だ!と語ったりする。
結果として欧米による東南アジア支配が終わったとしても、だから日本の戦争行為が許されるはずもなかろうに、強盗殺人犯が、結果的に強殺をしたから家族は平和で豊かになった!と言うのと同じだと、このアメリカ奴隷たちは判らない。だから、奴隷の親玉たる安倍晋三は、真珠湾へ行って戦後を終わらせる、なんて言うのだ。
アメリカの支配を脱して、ヤルタ会談で不当に奪われた「クリルアイランド」を取り戻し、東南アジアに対する戦争を反省する行いを積み重ねて、日本を、真の独立国にしたいよなぁ。

うたごえ

2016-12-25 | Weblog

今日は水戸センター合唱団の企画した「歌声」。
東京から帰り、真っ直ぐに会場へ。
会場は「ハミルトン」と言うログハウスの喫茶店で、着いてみると、50名ほどの人が集まっていた。ほとんどは女性で、男性は、僅かに10名ほどだった。
俺は、みんなでユニゾンで唄うのは苦手だが、知ってる歌は一緒に声を出して楽しんだ。

クリスマス集会

2016-12-25 | Weblog

昨日は布川事件のクリスマス集会だった。
昨年もクリスマス集会だったが、会場の関係で2年連続のクリスマス集会だ。
こんな時期に来てくれる人は、一体何人いるかと案じたが、約40名ほどが来てくれた。
有り難い限りだ。
弁護団から国賠裁判のこと、現状を話して頂き、夕方からは忘年会だった。
勝利の確信を深めて、楽しい楽しいクリスマス集会だった。
そのあと、松戸の友人に声を掛けられて行ったが、これは楽しくなかった。友人は癌を患っているのに、その前で無神経にタバコを吸う人がいて、その男を連れて来た女性に腹が立った。せっかく、楽しい集会だったのになぁ。

千葉県立柏中央高校

2016-12-21 | Weblog
今日は、初めて千名を超える生徒に話をした。
8時半ころに学校へ行くと、生徒たちは登校時間だった。
すぐに校長実に通されて、少し話をした後、体育館へ。
体育館一杯に並んだ生徒たちは壮観だった。
俺の話は、何時も通り。
何でも柏中央高校は進学校らしくて、子供たちは素直で、何でも言いなりになる頼りなさがあるそうだが、さて、どんなふうに感じてくれたやら。

あり得ない!

2016-12-20 | Weblog
覚醒剤で、再び逮捕されたアスカが釈放された。不起訴ということらしい。
今朝は、テレビ各局が、これを放送していたが、俺には納得が行かない。
何が納得行かないかと言うと、「アスカが任意で提出した尿が微量で再鑑定出来ない」と言われていることだ。
何でも、アスカの自宅トイレで警察官と妻が後ろから見守っている中でカップに尿を入れたと言うが、人間をやっていれば、誰もが病院で1度や2度の採尿体験をしているだろうけども、あれは多過ぎるほどに入らないだろうか?
覚醒剤鑑定に必要な尿の量が、どのくらいなのかは知らないが、そんなに多量に必要とも思えない。もし、1度しか使えない程度の量ならば、採尿などは体験してるだろう捜査官が、それで納得して受け取るものだろうか。
アスカが「お茶を入れた」という話もあるが、何だか胡散臭い不起訴だ。
警察の常套手段である証拠捏造のやりそこない、有名人のアスカだからやり切れなかったのではなかろうか?
警察がDNAや血液などの証拠に付いて「総てを使い切って再鑑定は不可能」と言うときは、何時もでっち上げだ。それを知る俺には、全く納得の出来ない結末だよ。

初体験

2016-12-19 | Weblog


昨日は、元裁判官の守屋克彦さんが私財を投じて創設された守屋賞の授賞式だった。
単に冤罪と闘い、その体験から警察と検察の行う悪事を知ってしまい、何とか冤罪を無くしたいと思って活動しているだけのことだが、思い掛けずに頂いた守屋賞。高名な元裁判官や学者の皆さんがいる中で、このような名誉。本当に嬉しかった。
支援してくださる皆さんがあればこその受賞で、改めて皆さんに感謝するとともに、実に幸せ者だと思った。
でも、守屋賞を頂いても俺は俺。変わらずに、これからも俺らしくやるつもりだ。
この酒と杯、花は、畏友中沢さんが下さったモノだ!!有り難いなぁ、嬉しいなぁ。

あぁ権力亡者!!

2016-12-18 | Weblog
都議公明党が自民党と離反して小池知事の与党宣言をしたらしい。
さすがに公明党!!
この政党ほど、権力に執着する政党はないだろう。
この政党の哀しさは、権力を離したらば自分たちの存在基盤を失う恐怖を、常に抱えているところだ。
公明党は創価学会の金と信者によって支えられている。公明党を支えて力を尽くすことが信心の評価対象となり、現世利益と死後の救済だと叩き込まれるものだから、方便の嘘を多用して手段を選ばない活動をする宗教集団になっている。
そして、創価学会は東京都にしか認可されていない宗教なものだから、もし都知事によって認可を取り消されようものならば、その莫大な財産資金には、たちまち多額の課税がなされるし、日蓮宗に破門された宗教的な基盤の無さを考えれば、たちまち宗教集団として瓦解する危うさを抱える。だから、だから、何時も権力に執着するしかない。
哀れな東京都政与党宣言だよなぁ。

この程度?

2016-12-18 | Weblog
アメリカ軍のオスプレイ事故は、アメリカ自身が「Aランクの最大事故」と公表したのに、未だに日本のマスコミは「不時着」と表現し続けている。
こいつら、バカか間抜けか、腰抜けか!?
あんな大破が不時着のはずもなく、もはや日本のマスコミは正確な表現すらも出来ないほど、権力の僕になり下がった。
こんな連中の報道を信じる者こそ、アホと言うべきなんだろうけど、日本人って、この程度だったのかなぁ。