桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

4度目

2023-07-28 | Weblog
腹水抜きが終わり、抜いた腹水を濃縮したモノを身体に戻す最後の過程だ。
1週間で腹水が満帆のようになった今回は、本当に苦しかった。
息をするのも食べるのも辛い1週間になった。耐えに耐えた1週間になっての腹水抜きは快感で、実にスッキリしたが、次回は、こうならないで欲しいねぇ。

今回は厳しかった

2023-07-27 | Weblog
3度目の腹水を抜いた後、腹水の溜まるのが早くて、約1週間で満タン。苦しい状態になってしまった。
どうにもならなくて抜いて貰おうと病院に電話したが、2週間にならないと処置出来ないとなり、近所の病院で❗とのこと。
それから温熱お灸や訪問看護のマッサージなどで、何とか苦しみを乗り越えて、やっと今日の4度目になった。
今朝も、少な目の朝ごはんだが、腹水に押された胃には苦しい。
明日はスッキリ。待ち遠しいなぁ。

俳句

2023-07-23 | Weblog
眠られず
 獄の記憶の
    団扇かな
大歓声
  団扇の止まる
    大相撲
公園に
  朝から子らの
     夏休み
親の声
  大きくなりて
     夏休み
癌を病み4年
  机上のサングラス
海の絵はニース
   窓には梅雨続く

俳句には吟行と呼ばれるモノがある。俳句を作るために旅に行ったりすることだ。
今は2週間に1度、腹水を抜くために東京へ行くだけの俺は寝床から得るモノでしか作れない。
腹水、浮腫み、痛み、辛さなど、俳句にしたいと思わないしなぁ。

余裕がない

2023-07-22 | Weblog
俺のモットーに待つ喜びがあるけど、あれは健康ならばだね。
2週間に1度しか腹水抜きは出来ないのに、
たった1週間で限界のように膨らんでしまい、息もするのが辛くなると、とても腹水抜きを待つが喜びなんて思う余裕はない。
書くべきことも沢山あるのになぁ。

不思議

2023-07-16 | Weblog
昨夜は痛みが、かなりった。
なかなか眠れなかったが、何時ころからだろうか、その痛みを感じながら眠った。目覚めては痛いと思い、痛いと思う中で、また眠り、結局、朝まで眠ったし、痛みも消えなければ眠りも続いた夜だった。
でも、今夜が同じようになるとは限らない。いいなと思っても、それが続いたことがないのが、これまでの経過だ。色々なことを体験させてくれるのが癌だからなぁ。

久しぶりに野球を

2023-07-15 | Weblog
日本のオールスターゲームは実力で選ばれるオールスターじゃなくて人気投票でしかないよね。今年は阪神が独占したけど、まあそれで良い人は見れば良いだけのことだ。
昨年の三冠王が出ないとか言われるが、今年は不調なのだから当然だ。それが本当の選出だと俺は思う。
巨人の糞詰まり打線は監督が悪いね。長野?中島?それは実績はあるだろうが、そんな過去の実績に頼っていてはチームに活気を呼べるはずもない。
横川投手など、新しい力になると期待したのに、何時の間にか使わなくなるし、原には若手を育てる能力がない。見る目、根気。こんな監督能力の無い人が長くやってるのだから今の体たらくも当然のことだろう
この頃、負けても残念にも思わない。それは試合中は勝てと思って見ているが、負ける展開になると、これで原が辞める日は近いと嬉しくなるのだから困ったものだよね。

3度目

2023-07-15 | Weblog
今日は腹水抜きが終わって退院だ。
まあ入院と言っても2泊3日。入院なんて言えない短さだが、3度目ともなれば慣れたものだ。
腹水を抜いて呼吸が楽なのは明日辺りまでかな。もう今朝は1リットル程度は溜まり始めてる。でも、今回は腹水を止める処置をする予定だし、メタトロンもやる予定なので、これまでよりは限界になるのは遅くなるだろうと期待してる。
癌は痛みや怠さなどでジワジワと神経を病む。これに勝てるか負けるかだろうが、今年の夏こそ、峠だな。
さて、どっちへ行くモノやら。

必要な存在だね

2023-07-14 | Weblog
俺は神や仏を信じない。いや、存在するはずはないと思っているが、人間の弱さには必要な存在なのだと、この頃は思っている。
生きしと生きるモノは、みな死ぬ。人間以外の動物たちは死をどのように思っているのかは判らないが、人間は死を恐れる。自分の存在が消えてしまうことに恐怖すら感じる。
死を恐れるだけではない。生きて行く過程にある病や困難に出会うたびに、そこにある苦悩から逃れて助けを求める心境になる。
そこに必要なのが、神であり、仏だ。見えない偉大な力に縋り、頼って苦悩や苦痛から脱出したいと思うのは必然なことなのだ。
回復に向かっていると感じていた癌が急速に悪化して痛みや辛さになって来ると、神や仏はいないと公言する俺も、何とかしてくれ‼️と祈るような思いになっている。
人間の弱さ、脆さに付け込んで縋る想いを金にする宗教ばかりだから大嫌いなのだが、本当に人間に寄り添う宗教は必要だな。

証拠の導き出す結論

2023-07-12 | Weblog
袴田事件で検察庁が有罪立証をする方針を示したが、広範囲から非難の声が上がっている。
検察庁が再審公判で有罪立証するのは自由だ。自由なのだが、広範囲から非難の声が上がるのは検察庁の有罪立証が証拠に基づかないと思えるからだ。
袴田巌さんを有罪として来た証拠は味噌タンクから発見された衣類ゆえだ。しかし、衣類に残る血痕やら何やらを含めて、今や、その証拠が警察と検察による捏造証拠だと明らかにされた。だからこそ、検察庁の有罪立証方針は非難されるのだ。
検察庁は、その有罪立証方針に付いて「証拠の導き出す結論に従って有罪立証するのだ」とか語るらしいが、証拠の導き出す結論は袴田さんの無実以外はあり得ない。
裁判所が認定する警察の証拠捏造だが、それは警察だけで行ったことではない。断じてない。
袴田さんを犯人だとして始まった裁判は、その犯行衣類であるとされたパジャマに、余りにも血痕が少ないことから疑義が示され始めていた。そこで出現したのが味噌タンクからの衣類だ。
これは警察だけの行いだろうか。
困った検察は警察に示唆したのではないのか、「何とかならないか?」と。
自分の手は汚さない検察の狡猾さだ。
それで警察は味噌タンクの衣類を捏造した。検察主導の証拠捏造だからこそ、検察自ら行った実験に反する結果になりならがも、その結果を無視して有罪主張するのだとしか、俺には思えない。
腐れ検察、芯まで腐った検察は解体するしかないのだ。

気力

2023-07-11 | Weblog
足の浮腫みと腹水、体調は良くない状態が続いているが、腹水が溜まると胃も圧迫されて食べると苦しい。だから体力的にも落ちる。これが悪い原因だろう。
ベッドに横になっているからブログを書くのも手に持ってだが、その携帯を持ち続けて書くのが苦痛なのだから困ったものだ。
また明後日は腹水抜き入院だ。今度は腹水を止める処置が、少しは効果が出れば有り難いのだが。