先日、静岡に行ってラジオ番組の録音をしたときの出演者は、袴田弁護団の小川秀世弁護士だった。
先生の話を伺って印象的だったことは、幾つもあるけれども、その1つは、長く袴田弁護団で活動した中で、小川先生は、早くから「有罪の証拠は捏造だ」と主張していた。そのために「弁護団の異端児」と言われていたようで、何でも重鎮と呼ばれていた弁護士からは「捏造を主張するのは品がない!」と叱責されたそうだ。
ほんの少し前までは、確かに裁判で捏造や偽造を主張しても、全く理解されなかった。今でも、多くの裁判官は証拠の捏造や偽造を理解しないし、警察や検察を盲信しているが、それでも理解する裁判官も増えて来た。
袴田巌さんを犯人とする証拠は、そのことごとくが捏造されたものだ。それを見抜いていた小川先生が「品がない」とされるのが裁判村の常識だったのだから冤罪が救われない訳だ。
小川弁護士にお聞きした趣味は、全く無いそうで、ただ1つが「洋種椿」だとか。洋種の椿は、俺も知らなかったが、和種の詫び錆び世界とは違い、華やかで、その華やかさが日本人には受け入れられないために、「洋種椿を日本に広げるのが任務」と言っておられた。先生の事務所の名前、「カメリア」は椿。如何に洋種椿を愛されているかが判った。
先生は、大変な熱血漢で、俺たちが再審で無罪になった後も、司法研修所が編集して司法修習生に発売する「自白の信用性」と題する書籍に「布川事件は有罪」とした記述が続くとして、激烈な文章を公表され、反省しない司法を厳しく批判された。
小川弁護士みたいな弁護士が増えれば冤罪に苦しむ仲間は救われると思ったなぁ。
先生の話を伺って印象的だったことは、幾つもあるけれども、その1つは、長く袴田弁護団で活動した中で、小川先生は、早くから「有罪の証拠は捏造だ」と主張していた。そのために「弁護団の異端児」と言われていたようで、何でも重鎮と呼ばれていた弁護士からは「捏造を主張するのは品がない!」と叱責されたそうだ。
ほんの少し前までは、確かに裁判で捏造や偽造を主張しても、全く理解されなかった。今でも、多くの裁判官は証拠の捏造や偽造を理解しないし、警察や検察を盲信しているが、それでも理解する裁判官も増えて来た。
袴田巌さんを犯人とする証拠は、そのことごとくが捏造されたものだ。それを見抜いていた小川先生が「品がない」とされるのが裁判村の常識だったのだから冤罪が救われない訳だ。
小川弁護士にお聞きした趣味は、全く無いそうで、ただ1つが「洋種椿」だとか。洋種の椿は、俺も知らなかったが、和種の詫び錆び世界とは違い、華やかで、その華やかさが日本人には受け入れられないために、「洋種椿を日本に広げるのが任務」と言っておられた。先生の事務所の名前、「カメリア」は椿。如何に洋種椿を愛されているかが判った。
先生は、大変な熱血漢で、俺たちが再審で無罪になった後も、司法研修所が編集して司法修習生に発売する「自白の信用性」と題する書籍に「布川事件は有罪」とした記述が続くとして、激烈な文章を公表され、反省しない司法を厳しく批判された。
小川弁護士みたいな弁護士が増えれば冤罪に苦しむ仲間は救われると思ったなぁ。