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今日は、急遽、開通した常磐道のドライブになった。「何も予定がない」と言う連れ合いが「どこかへ行きたい」というので、それならば開通した常磐道。原発の現地を、となった。
ひょんなことから放射能指数を計ることになり、まず茨城県の中郷SAは
0・16。
次が福島県最初のPA湯ノ岳で計測したらば
0・23。
どちらも草の上の数値だが、四倉PAの休憩テーブル上は
0・21
ならはPAは
0・15
だった。
ならはPAは、新築されたばかりで、日本サッカー協会のJビレッジが近いことからか、ザッケローニジャパンの選手たちの手型、足型のプレートが並んでいたが、徹底的に徐洗された結果での数値の低さらしくて、そこにいた管理者に聞いたところ「空間線量の高さはある」とのことだった。開通した常磐富岡から浪江までには「沢入」地区辺りは5・4の数値が表示され、以前として高い。
浪江で下り、町に出たが、各住居の入口は封鎖され、無住の4年の荒廃が漂う風景には、言葉を失った。
すぐに浪江インターに戻って帰路につき、再び常磐富岡で下りて広野までは国道6号を走ったが、あの日のままにゴーストタウン化した国道沿いの大型量販店は、凄まじい荒れようだった。
草木が延び放題の野山、田畑。無住の家々。いかに徐洗を行おうと、空間線量が高いのでは、そこからもたらされる放射能は、再び徐洗した地を汚さないのだろうか。
原発に失った国土を目にして、改めて原発は廃止しなければならないと思わされた。