桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

イチゴ

2015-03-24 | Weblog
昨日、水戸から帰る親戚の娘を送りに行った連れ合いは、駅でイチゴを買って来た。
今朝、食べるためにパックから出したらば、これが見栄えが悪い。尻の部分が汚い。
「駅で、こんなのを売るから、茨城県は一番人気がない!評判を落とす原因だ!」と怒った。ブログで批判しようと写真を撮り、食べたらば、これが美味い♪
見栄えではなくて味!!
正に茨城県らしいなぁ!

俺の感覚

2015-03-24 | Weblog
読売の茨城版に、中学校教師2名が酒気帯び運転で懲戒解雇になり、日常的に生徒に威嚇的な言動をしていた教師が戒告処分になったと、かなり大きな記事があった。
確かに酒を飲んで運転してはダメ。法律違反だが、生徒に威嚇的な言動をする教師の方が、教師としては問題があるのではなかろうか。
どこか狂ってしまった現代を知らせるような記事に感じたなぁ。

好文亭

2015-03-23 | Weblog



初めて偕楽園の好文亭に入った。
昨夜、俺が社会に帰って来たとき、毎日のように家に来て、掃除をしてくれたり、一緒に走ってくれた親戚の娘が「観梅をしたい」と、我が家に来た。
で、一緒に偕楽園に行き、好文亭に上がったのだが、今までに入った古い建築物は沢山あるが、古の趣を感じて、本当に感動した。
そこに好文亭を使った、水戸徳川家の人々が見えるような、実に落ち着いた建物だった。
梅娘を撮り、好文亭からの眺めを撮り、最後は猿回しを撮り、初めての純粋な観梅だった。

圧殺の海

2015-03-23 | Weblog

昨日は、辺野古基地反対の活動をする人たちと、それを阻止する警察や海上保安庁の実情を描いた映画を見に行った。
美しい海を壊し、沖縄の人たちの思いを無視して、なぜ基地作りが強行されるのか、全く理解出来ない。
「尖閣諸島に対する中国の野望を阻止するためにはアメリカの軍隊は必要だ、現実に南砂諸島などではフィリピンやベトナムと領地として争う島々を占有して基地などを建設している中国ではないか」と言う人たちもいる。
でも、だから沖縄に基地だろうか。
アメリカが沖縄に基地を求めるのは、アメリカの世界戦略での要求で、必ずしも日本を守るためではないだろう。
そもそも世界でも屈指の戦力を保持する日本の自衛隊があるのに、なぜアメリカ軍が必要だと言うのだ。
もし、中国が日本の領土を侵略するならば、俺でも戦う。が、そうしないのが、政治だし、次に大戦があれば地球が滅亡すると知る現代人の知恵ではないのか。圧殺の海を見ていて、力で民意を押し潰す人に哀れさを覚えるばかりだった。

AO塾

2015-03-21 | Weblog
今日、行った塾は、塾長が、まだ23歳。若いよね。塾長自身が夢を負い、少し若い世代の夢の実現に力を入れているらしいが、法律家などを目指す、それなりに優秀な高校生たちの集まりだ。
今日の参加者は20名ほどだったろうか。
一生懸命にやること、夢を求めて人生に1日限りの今日を全力でやることを語れるのは幸せなことだ、と思ったねえ。

司法改革反対集会

2015-03-21 | Weblog
昨夜は、文京区民センターで司法改革に反対する集会だった。
どのくらいの人が来てくれるかと、人の集まりに懐疑的だったが、用意した席の倍以上の250名もの人が来てくれた。
警察が自由に電話やメールを盗聴するなんて、何て卑しい行為だろうか。警察が正しい集団ならば、それもアリだろうが、「治安維持」を名目にして、国民を監視対象にしている犯罪者集団じゃないか。そんな連中に薄気味悪いことを許すなんて狂気の沙汰。とてもではないが、俺には耐えられない。他人の罪を申告して自分の罪を許して貰うなんて、何てさもしい行為だろう。警察の「あいつがやったんだろ!」の願いに応える冤罪が増えるのは、目に見えている。
たった2、3%の事件しか可視化しない、お粗末な「可視化法」の飴を与えられて「速やかな法案の成立を望む」などと声明する日本弁護士連合会執行部には、呆れて言葉もない。
日本弁護士連合会執行部は、自分が盗聴されないとでも思っているのだろうか!!狂ってる。
俺たち冤罪体験者は、絶対に、この法案を認めない。昨夜の集会でも話したが、俺を国家に呼べ!!俺に話をさせろ!!

彼岸参り

2015-03-20 | Weblog
今日は墓参りに行った。
何時もならば彼岸の入りに行くのだが、今年は連れ合いも救援会の大事な任務があったし、昨日も予定ありのため、今日になってしまった。
今日は、母の命日。
もう、どこの墓にも花が手向けられ、彼岸らしい賑やかさだった。
母に祈りを捧げて、今日は東京。司法改革の不充分さに抗議する集会だ。

蟄居の一日

2015-03-19 | Weblog

今日は、狭山事件の裁判所前宣伝日で、俺も行くつもりでいたが、依頼されていた原稿を忘れていて、今日中!と確認が届いたことで、行くことを断念して自宅で一日を過ごした。

そんな今日、山形から「明日の東京集会に参加するため」にと上京したご夫婦が、我が家に立ち寄ってくれた。俺のファンだと行ってくれる大河内さんは、先日も山形産米を届けてくれたが、今日は「味噌」だった。

感謝感謝!

刑務所生活のお蔭か、俺は家にと閉じ籠っていても、何んともない。来年には出版する俺の本を書いていても良いし、テレビに録画されている好きな番組を見ていても良いし、パソコンンで対戦将棋やマージャンをしても良いし、刑務所での時間を思えば、やることには事欠かない。

でも、こんな時間を過ごす罪悪感があるんだよなあ、何かをしなければ申し訳ないと言う。

暖かい雨の水戸。今日は申し訳ない一日だった。


給費金制度裁判

2015-03-18 | Weblog
医師試験に合格した人には、インターンとして研修中にも金は出る。何と呼ぶのかは知らないが、見習いとは言え、医師になる人を育成するために国家として賃金を支払うと言うことだろう。
法治国家として、法曹を担う人物を育成すると言う意味で、司法試験合格者にも修習中に賃金を支払っていた。あの戦争後の混乱期でも「明日の日本を担う人物を育成するために必要だ」として給費金は支払われていたが、裁判員制度が作られたときに、これが廃止された。
法科大学院に通う学費、修習生として過ごす時間に必要な費用、それらは一千万にもなることから、貧乏人は法曹にはなれなくなる。給費金廃止は憲法違反だとして訴訟指定日弁護士さんたちがいて、 今日は口頭弁論日だった。
俺の裁判と同じ1階の大法廷だったが、傍聴人は10人を越える程度だった。
裁判員制度などを検討した審議会では、殆んど協議されないままに廃止が強行された経過を弁論した今日は、国家百年を計じられない官僚や経済人の浅はかさに国家を託す危うさを思わされた。
国家の重要な使命の1つは若者の育成にあろう。若き才能を育て、明日の日本を担う足る人物を作ることほど、国家として重要な使命はあるまい。
そこを放棄する自民党政治の国家理念の無さには、ただただ呆れるだけだ。
次回は5月13日午後2時。皆さん、傍聴を!