桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

スタッドレス

2009-02-28 | Weblog
水戸から県南に出勤することがあるために、冬期の車にはスタッドレスタイヤを付けている。でも、余り役には立たない。ノーマルでも充分なときばかりだが、昨日のように雪だと安心だ。嬉しいような思いだよね、やったぁ!なんて。使ってる甲斐があるもの。
備えあれば憂いなし!備えていれば、何があっても余裕。喜びにもなるんだよね。
人生の備えは難しいけどさ。何があっても喜び、嬉しさ、幸せ、そう思えるのは備えかも。
俺は刑務所に入れられたから、備えが出来た、生まれたね。何があってもいい!という思いがね。
出来ない人?
知るか!刑務所に入れば。うん無駄を覚悟で、スタッドレスタイヤを使えば?

リサとヒロト

2009-02-28 | Weblog
本家の孫娘がリサ。現代子らしい名前だね。顔はおばぁちゃん似。人形みたいな目をしてる。
昨年、里帰り時に会ったとき、オヤジが苦手で父親にも泣くリサが、いきなり俺には抱かれて泣かないと驚かれたが、久しぶりに会い、「リサ、おいで!」と呼んだらば、素直に両手を差出して来て、抱けと言う仕草。母親も祖母もビックリしていた。
可愛いよね、子供は。
昨日は雨休み。週末の都合で水戸へ来て、川上家に寄った。もう小学校から帰ったマサトもユウトもいて三人揃っていた。
もうヒロトは言葉も達者になり、普通に会話できるが、ガスのボイラーの調子が悪いと、雪の中、外に出たらば一緒に付いて来る。パンツ一枚で、「寒い!」と震えているのに、何度家に入れと言ってもきかなかった。
帰る時間になったらば「ショウジと一緒にいたい!」と言い出して離れようとしなかった。
俺は子供が大好き。自分の子供を抱いてみたいマグマが、今も胸底にあって静かな火となっている。この思いが子供には感じられて、こんなに慕われるのかも知れない。子供がいて当り前の人には無い、何かがあるのかも知れない。
人生は一方的に悪いことは無い。悲しみや苦しみには、それを補う反作用があり、必ず救われるし、補われる。俺の人生観だが、不思議に子供に慕われる喜びに安らぎを得るたび、俺は自分の人生観を確認する思いにもなる。どっかで人生の帳尻は合う。
川上から帰るとき、何時もは膝で甘えるユウトが、「抱っこ!」と言った。きっと弟に譲り、我慢していたのだろうと、力一杯抱き締めて帰った。
温かな雪の日でした。

1、253、200円

2009-02-27 | Weblog
昨日は、小雨の中、仕事をしていたが、夕方から気温の低下が身体に感じるほどに判った。
今朝も小雨が降り続いて仕事は休み。あれやこれやの雑用をして、さて確定申告に行こうと外に出たらば小雨は雪に変わっていた。
行き交う車の屋根やフロントガラスにも雪が積もっていて、どうやら久しぶりの雪景色を見られそうだ。
毎年、確定申告には来ているが、段々と税金は上がってる。特に国民健康保険料が凄い。今年度は倍増した。収入は、さほど変わらないのだから、小泉改革による影響はハッキリしている。
俺は、持ち家、支えがあるからいいが、収入の無い老人や弱い人の苦しみが肌身に感じる。
さて、今年の結果は、幾らの税金になることやら。

突然

2009-02-26 | Weblog
物事の変化は、何でも突然に見えるが、変化に至る経過には、積み重なるものがある。積み重なって飽和になったときに、あらゆる物事は変化する。
俺の身辺に現れた変化も同じことかも知れない。
この13年の社会での生活が積み重なり、塀の中で築いたものが消えて行ったのかも知れないと感じている。社会で積み重ねたもの、今度はどんな変化を生み出すものやら。

間違えたぁ!

2009-02-24 | Weblog
仕事から帰り、まずスーパーに行った。で、レジで精算したらば、請求が999円!
思わず、レジ係に言ったよ、凄いね!って。
若いねぇちゃん、ニコっと、そうですねぇ!だって。

999

2009-02-24 | Weblog
今日は、意外に寒かった。つくばで整地作業をしたが、小型重機に乗っていて、手足が寒かった。
そんな朝、忙しく朝の色々をして、会社へ行こうと玄関を出たらば、庭の花壇にクロッカスが咲き始めているのを見つけた。
もう春だね。毎年、春になるたびに希望や夢を更新していた当時が、何か懐かしいような朝だった。

2009-02-23 | Weblog
今日は冷たい雨。土方は休みだが、弁護団会議で東京に来た。
このところ、いろいろとあって意気の上がらないことばかりが続くけど、そればかりではなくて思うままに書けないためにブログも書く気が萎えている。
今日も、余り気乗りせずに東京に出て来たが、医科歯科大学病院と順天堂大学病院の細い歩道を歩いていたらば、いきなり沈丁花が薫った。医科歯科大の敷地側に植えられた沢山の沈丁花が咲き始めていた。足を止めて薫りを味わっていたらば、社会に帰って墓参りに行った時の記憶が甦った。何があってもいいじゃないか、自由に活動して、自分の人生を満ち足りて生きているのだから、何があってもいいじゃないか!と、沸き上がる思いに包まれた。冷たい雨に打たれながら薫る沈丁花に力を得た。

最高裁要請

2009-02-19 | Weblog
今日は月一の最高裁要請からマリオン前宣伝の日。
利根町は遠くて、朝の8時までに最高裁へ行くのは大変だ。まだ星空を仰ぎ、朝焼けを見ながらバス停に行けば、もう待っている人はいて、駅までの乗車客も、かなり多かった。
当り前だが、早くから働いている人の多さを知り、遠い昔に通勤していた当時の感覚を思い出した。
あのときは10代。今は60代。過ぎ去った時に積み重ねたものを確認するのかま今日、要請日かも知れない。

龍ケ崎観音

2009-02-17 | Weblog
龍ケ崎市は伊達藩の飛び地だったせいで、それなりに歴史もあるが、さほど有名なものは無いと思う。ツクマイと呼び、高い棒の上で雨乞いをする伝統行事がある程度だろう。
その龍ケ崎に観音寺があって仕事に行った。少しブロックを積んだだけだが、昔、この境内でサーカス興行を見た記憶と違い、かなり狭かった。石碑を読んだらば、今の観音堂は近年に再興されたと判り、総てがつながった。
かなり近隣の信仰を集めていることも判り、知らないことが多いのも知った感じだ。

地元

2009-02-16 | Weblog
何時も行くスーパーにあるクリーニング店へ行った。休みの昼。何時もは行かない時間だ。駐車場には、かなりの車。人も予想よりも多かった。
店に入ろうとしたらば、入り口そばのベンチに座る人から声がかかった、「桜井さん!桜井さんですよね?」
全く見覚えがない。何時も俺たちのことを注目していたと言い、「身体が悪くて集会などには行けないが、頑張ってください」とのこと。聞けば、布川神社の近くに住む方だった。子供のころから知っている人だったが、思いがけない激励で嬉しかった。
地元に住むということは、どこかで誰かに見られているということ。判っているし、そのつもりでやって来たが、このところ忘れていた。あと少しの闘い、もう一度気を引き締めて行かなければならないな。