桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

茨城県議会

2019-08-30 | Weblog
今日は茨城県議会も9月議会の始まりだ。
6月議会では、布川事件の控訴問題か審議されて賛成多数で控訴が承認されだ。
茨城県警の要求を無批判に受け入れた大井川和彦知事も知事だが、61名のうち、たった4名しか反対しなかった事実にも恐れ入る。賛成した議員たちは、自分が冤罪になり、無罪判決が出ても「それでも犯人であることは変わらない」と言われて許せるのだろうか。
無実を示す証人の存在を隠されて許せるのだろうか。
偽証はする、自白調書は改ざんするなど、遣りたい放題をされて許せるのだろうか。
冤罪犠牲者の会で検討して作成した手紙とアンケート用紙を、全議員に渡すために、今日は、俺が独りだったが、茨城県庁へ行った。
先ずは「いばらき自民党」。
受付の女性に来意を告げて、持参した手紙とアンケート用紙を議員に渡して欲しいと依頼したらば、奥に消えた。
男と男性と一緒に戻り、その男性が言うには「渡すと約束出来ない」だった。流石に自民党と言うべきだろうか。市民の声を聴く気はない?
少し問答をしたが、責任者も出さないようなので、渡したのか渡さなかったのか、俺の携帯にでも返事をして欲しいと言って辞した。
県民フォーラムや公明党などは、他の会派は受付が同じだそうで、その受付の女性が各議員に配ってくれた。
控訴議決に反対してくれた立憲君主党の玉造議員と共産党の山中、江尻議員には、直接に会ってお願いをして来た。
何でも布川事件の事実関係を知らずに、ただ賛成した議員も多いのだとか。議員とて人の子。だろうが、人の人生が掛かった問題だ。もう少し真剣に考えて貰いたいと思ったし、いばらき自民党には、またお邪魔することになりそうだも思いながら帰って来た。

要精密検査

2019-08-28 | Weblog
先日、健康診断に行ったらば要精密検査の判決が出た。
大腸と肝臓だ。
まあ何があってもおかしくない歳だし、年相応にガタも来るのだろうが、大腸は、前にも指摘された。あれから5年ほど、放置していたから症状が現れてもおかしくない時期だ。
今日は、要精密検査の予約に行った程度だが、医者は「大したことがない可能性の方が高いと思いますので、余り心配しないで」だって。
大したことがあっても、別に予想の範囲。なんちゃないが、心配すると思ったのかな?
肝臓の方も造影剤で診る予約を入れたが、要精密検査は来月!
医者は、高脂血症の薬を飲んだ方が良いのですが、とも言った。
このところ、あれこれの予定が多くて野球練習にも行けない。
野球練習も含めて、これからは毎日、それなりの運動をすることに決めた!

偏見だが

2019-08-18 | Weblog
高校野球は一発勝負が面白い。
やっている選手たちは負ければ終わり。負けての涙。それもいいよね。
エラーをした選手の涙などは、見ていて痛々しいほどだが、そんなドラマ性こそ、長い月日の中では、最大の話題になる。生涯、仲間の話題になり、甲子園のヒーローだ。
何があっても素晴らしいと思うが、素直に思えないチームもある。
敦賀気比、負けたが、悪いが、何も思わなかった。この高校を応援するらしい男の存在だ。
福井女子中学生殺し事件と呼ばれる冤罪があるが、横山と言う丸棒が自分の覚醒剤事件を軽い罪にしようとして、前川さんを犯人にする目撃談をでっち上げた男だ。
その横山が敦賀気比の応援の中心にいるとか聞いては応援なんか出来ないよな。
大阪代表の履正社、勝ったね。
こっちも面白くない!
あれは何時だったか、ブログにも書いたが、獄友上映の十三駅から市内に戻る阪急電車。履正社の焼き肉バックを持った3、4人に会ったが、だらしなくバックを通路に投げ出し、椅子を独占して座る連中を見て、このチームは何だ!と腹立たしい思いになった。
そんなチーム、勝って欲しくないよな。
多分、横山の問題を敦賀気比に被せるのも、数人の態度で履正社全体を判断するのも、酷い偏見だよね。
偏見とは判ってるが、つい、そう考えてしまうなぁ。

変わった

2019-08-13 | Weblog
今日は5年振りに健康診断に来た。
胃や大腸にポリープがあるとか、頭の血管に怪しげな部分があるとか言われたが、そのと きはそのとき。
定期健診に行く気にならず、5年も空白。
今までにバリウムを飲むとき、胃の活動を押さえる注射は拒否。断固拒否!でも、今日は、抵抗なし。
どんな痛さかと思ったが、蜂に刺されるよりも大したことはなかった。
あんなに注射嫌いだったのにね。
健診の人が多くて待たされまくったが、昔の俺は無聊をやり過ごすのに慣れていた。刑務所では、待たされることが多かったから、待つ間は、アレコレを考えたり、詰め将棋を考えたり、併記だったのに、今日は待つ時間の長いこと!
俺の中の、何かが変わったと知った、久しぶりの健康診断だった。
その健康診断だが、年相応。
ただし要検査があった。
肝臓、腸? コレステロールだって。
判決は、再検査後でした!

当たり年

2019-08-12 | Weblog
昨日、利根町に墓参りに行った。
お盆と彼岸、父母の命日、それに正月くらいしか行けない墓参りだが、石造りにしたから掃除の手間は、大したことはない。
昨日も墓石を洗い、拭きしていたが、古い卒塔婆の下を拭いていたらば左耳に激痛!
また蜂に刺された!しかも2カ所!
垣根剪定で5カ所。これで7カ所だ。
古い卒塔婆の裏に蜂が巣を作り、7、8匹が蠢いていた。それを触れてしまったらしい。
今日になって痛みはないが、かなり腫れてる。
当たり年だなぁ。

三鷹事件再審

2019-08-09 | Weblog
戦後の謀略事件の一つ、三鷹事件の再審請求が棄却された。
松川事件、下山事件など、アメリカの占領下で発生した鉄道関連の事件は、どれにもアメリカ軍の影があり、勢力を得ていた共産党を弾圧する目的で仕組まれた冤罪であることは、松本清張の書籍などに詳しい。
もちろん、アメリカ軍の意思を認識した日本の警察や検察などの協力や補助もあったに違いない。
日本には冤罪性の明確な冤罪事件が、余りにも多く放置されている。正義が建て前の司法だが、日本は、あくまでも旗印でしかなくて、裁判官は真実や正義よりも警察と検察が作り上げた事実を護ることを優先してしまい「法治国家風日本」の立役者になっている。
過ちを正せない国家など、そこに住む国民を幸せにしない。出来ない。出来るはずがない。
ときどき目覚めたように真実と正義に適う判断をする裁判官だが、まるで何者かに「私は、そんなに悪い裁判官ではないですよ!」と言い訳でもするかのように再審開始決定の判断をした後は、実に酷い判断を示す。
今回の後藤真理子裁判官は、先に大阪高裁で湖東記念病院事件で逆転の再審開始決定を書いた。また、袴田事件の村山裁判官は美濃加茂市長事件で呆れた判断を書いている。
変えたいな、こういう裁判官たちを!こういう法治国家風日本を!

誤認逮捕

2019-08-02 | Weblog
愛媛県警で誤認逮捕があったらしい。被害に合った女子大生が弁護士を介して告白したニュースがあった。
警察は、昔も今も変わらない。
自分たちが犯人だと誤認したならば、ひたすらに自白を求める調べをするだけだ。
この被害者が女子大生だったから、まだ言葉が穏やかだったようだが、男子大学生だったらば、こうは行くまい。口汚く、罵声を浴びせ、脅し、椅子を蹴ったり、殴ったりして、自白強要を行ったことだろう。
警察官に取り調べを行わせて真相解明とかの任務を課している限り、こういう誤認逮捕や冤罪事件は絶えない。
逮捕は証拠にのみ基づいて行うことを厳格に規程し、警察は犯人の認否を確認するだけにして、取り調べは検察官が行うべきなのだ。
そうすれば「逮捕した以上は犯人にしなければ責任を問われる」とした警察官の証拠捏造行為は、かなり減るだろう。もちろん、逮捕後の捜査は検察官を増員して検察官が行うようにすれば良い。
逮捕した人を犯人とするために行う目撃者証言の歪曲や証言捏造なども、かなり減ることになり、冤罪も減るはずだ。
犯人として逮捕したならば石を抱かせ、火鏝を握らせ、自白強要をした江戸時代と、何も進歩しない警察。
こんな組織を信頼している国民の暢気さ、福島原発から放射能が漏れ続いているのに平然と生きている暢気さ、同じなんだよな。

判り易い

2019-08-02 | Weblog
吉本芸人の闇営業問題は、選挙期間中にウンザリするほど、続いていたが、パタリとテレビ報道が途絶えた。
闇営業しようが、しまいが、別に、どうでもいい話だ。
金貨強奪犯人との写真撮影うんぬんなど、そもそも吉本や芸能人って、ヤクザとの付き合いが当然じゃないの。たまたま金貨強奪犯人だっただけ。何を今更、きれい事を言ってるのかと笑えた。
水に落ちた犬は叩け!
それがテレビ、マスコミだよね。
吉本興業に政府から百億円にもなる金が支払われるプロジェクトがあった!と報道された途端、テレビ各局は闇営業問題の報道をしなくなった。
自主規制!
選挙期間中には、全くと言って良いほどに令和新選組を報道しなかったテレビ局が、今になって盛んの報道しているのも、同じ自主規制だよね。
日本のマスコミは権力に阿るばかりで、権力の邪を正せない。
心あるジャーナリストも多いのだが、マスコミの中枢は権力に結び付いて金儲けをしているから追及すれば、何時かは自分のアタマに雷が来る!だから、忖度、自主規制!ね。
判り易い国だよなぁ。