桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

当然の結果

2012-07-31 | Weblog
東電OL殺人事件の異議審で、今日、あっさりと棄却決定があった。
当然で、特別抗告をする理由もないごとき内容の決定だったと言う。
裁判所の怒り、だろうが、でもねえ、騙された裁判所も悪くない?
1審で無罪になったゴビンダさんを逆転有罪とした極悪裁判官・高木俊夫の判断を、最高裁は鵜呑みした。1審の正しい判断を、なぜ最高裁は見抜けなかったのだ。裁判所も悪い、最高裁所も悪い。自分が被害者みたいな顔をしないで欲しい。
東電OL殺人事件は裁判所が騙されたのではない。検察とつるんで冤罪を作り上げたのだ。
そのことを自覚しないで、まるで被害者みたいな怒りを示されても、「おいおい!あんたたちにも責任があるんだよ!」と言いたくなる。
検察庁には、ぜひとも最高裁に特別抗告することをお勧めする。馬鹿な最高裁に当たれば逆転できるかもよ。検察の天下りでいる小貫たちに「検察の危機だから逆転しろ!」と頼ったらどうだろうか。
頑張ってください!

これでも裁判官

2012-07-31 | Weblog
いい加減な裁判官は、社会が思うほど、少なくはない。ただ司法試験を合格できるだけの頭脳を持つに過ぎないのに、まるで神のごとくに、何でも理解出来るかのような判断をする。
昨日、アスペルガー症候群と言う脳の病を持つ人の殺人行為に対して「社会に障害を適用して受け入れる施設がない」という理由で求刑よりも重い判決を下した。病の受け入れ先がないのは被告の責任か?社会の責任ではないのか!
「量刑のには社会秩序の維持も重要」と考えたと言うが、裁判は社会秩序の維持だけにあるのではなかろう。警察や検察の請負機関のごとくに考える、このような裁判官が冤罪も作る。「疑わしいような輩を社会に放つと社会秩序が乱れ、治安が悪化する」と。
裁判官は何をしても罪を問われることはない。だから、やり放題だ。
裁判官は自由心象だが、何をしても良いと言うことではない。誤った裁判官は、それなりの責任を背負わせる必要があるねえ。