桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

高知新聞

2012-07-16 | Weblog
今朝は、高知新聞を読んだ。我が冤罪仲間、高知白バイ事件では、何故か警察に及び腰。地元新聞としては県警に逆らえないのだろうと思うが、そんな新聞、読む気にならないよね。
でも、昨日の経産省主催の原発に関する市民の意見を聞く会で、何と電力会社員と原発関連組織員が入っていたと、そのヤラセが報じられていた。
だから、高知新聞を見たのだが、別に、それで高知新聞を見直したわけではない。思ったことがあった。
今日の公聴会でも、やはり電力会社員が選ばれて発言したらしいが、経産省がやることだもの、この結果は当然だよね。
経産省は経済界のために存在する役所。経済界が求めるようにしなければ、天下りも出来ない。経産省が開く公聴会ならば、それは必ず電力会社員が入る。当然だよ。
高知新聞の社説には、可視化に付いてもあって、まあ全面可視化へと書いていた。それは良いが、思ったのは、それにある警察や検察の態度だ。
警察や検察って、可視化したくない。今まで通りにやりたいんだよね。
可視化したくない連中に、可視化を試行させたって、正確な中身が示されるはずはないよね。ヤラセはするし、嘘も言うんじゃないの、証拠を改ざんし、でっち上げて恥じない連中だもの。
経産省や警察、検察など、公正さを失った連中を、あたかも公正であるように思い、思わされた日本、変わるときが来た!と、高知新聞を見て思った。

暑かった!

2012-07-16 | Weblog

太平洋に入道雲が沸き立ち、降り注ぐ日射しは身体に刺さるように強かった。
なぜお遍路さんは手甲脚絆をするか、やっと判った。宿に着く前、電車を待つ間に手の甲を見ると、見事に日焼けしてる!
今日も大分は集中豪雨だそうだが、この辺りでも、昨日までに降った雨はあって、今にも堤防を越えそうな流れもあった。
明日も晴れて欲しいが、晴れ過ぎるのも困るし、上手い天気は、なかなかないかも。まあ修行だから仕方ないかな。

高知は面白い

2012-07-16 | Weblog


安芸市から歩き始めて、すぐに長い海岸線の散歩道になった。
桜浜、琴が浜など、沢山の海水浴が続き、海には漁をする船がいて、景色を楽しみながら歩けた。
琴が浜は、俺が子供時代の名大関の名前。この辺りの出身だったのだと、始めて知った。
海岸線を歩いている間は気付かなかったが、高知は歩き遍路の表示が少ない。おまけに擦れ違う人が、全く反応しないことが多かった。
何て高知は無愛想なんだ!とブツブツ言ってたが、これが錯覚。28番札所を過ぎてからは、今までと同じに案内札が、各所に貼ってあったし、松本太師堂の休息場で休んでいると、地元の老人が車で通って停まり、「今年は遍路が少ない!」と、あれこれの話になった。
高知は変化が激しくて面白い土地だねぇ。