桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

高知は色々!

2012-07-17 | Weblog




土佐山田駅脇のビジネスホテルを発ち、無事に32番札所に着き、次の途中になる桂浜に近い宿に入った。昨日、29番札所(国分寺)まで、4キロ程度の辺りまで行っていたから、9時前に着き、更に30番の善楽寺までの7キロ強も順調だった。
ところが、31番の竹林寺、これが最悪だった。
30番札所に向かう道は、実に丁寧に案内札が電柱などに貼られていたが、31番に向かっては、これが少ないし、判り難い。
もしかすると道路改修工事中だったから、それらが外されていたのかも知れないが、全く違う方向に歩いてしまった。
何とか迂回して辿り着きはしたが、きっと7キロの倍くらいは歩いたかも知れない。やっと着いた竹林寺だが、最後の歩き遍路道の山道も植物園内に入るコースだが、そこの案内も少ないし、判らない。竹林寺の納教所に行って印を書いて貰ったが、これが感じ悪かった。書き終わり、俺が受け取ったらば、ピシャリとガラス戸を閉めてしまい、すぐに隣に座る娘らしき人と話始めた。
冷房が入っているので、そうしたのだらうが、こっちは汗まみれ、フーフー言ってるのにと思ったらば、はぁ?だよね。
悪いことに昼飯を食べる機会を失ってしまい、そのまま32番の善師峰寺(ぜんじぶじ)に向かった。
この32番は、全く竹林寺とは違った。印を書いてくれた女性も気さくに話し掛けるし、飯の代わりに自販機で飲み物を買い過ぎてしまい、小銭がなくなって1万円札を出しても笑顔。
嬉しくなって経本を買ってしまった。
この善師峰寺の境内からは桂浜が一望出来て最高だった。
徳島では、こんな差を感じなかったが、これも修行の地ゆえかねぇ。
竹林寺から善師峰寺に向かう途中、武市半平太の旧家があった。さすがに歴史の街だわ。