桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

嘘つき日本

2012-07-12 | Weblog
大津の中学生自殺事件の展開は無惨だねえ。
中学校、教育委員会、どっちも自己弁明しかしていない。責任逃れのため、中学生が亡くなったのに、その責任に鈍感な弁明を聞くと、何と日本は人の資質が落ちぶれたものだと思う。
中学校と教育委員会に警察の手入れが入ったのだから、世も末。警察なんか泥棒の集まりじゃないか。そんな連中に正義面をされて捜査される教育界。こんな連中が子供たちを教育しているのだから、日本の明日は、なかなか厳しいよなぁ。

ダメージ

2012-07-12 | Weblog


4日間、みっちりと歩いたダメージは足に来た。
この前は右足親指下だけのマメだったが、今回は、それが右足人差し指との間に血豆のような水泡も出来てしまい、毎日、成長してる。更に、右足親指下のマメも痛い。右足には薬指にもマメが生まれた。
いゃあ修行の地は厳しいねぇ。

最御崎寺

2012-07-12 | Weblog

この寺、読み方が判らないよね。「さいみさきてら」と読むらしい。
知って見れば、確かに「もっとも岬にある寺」だ。
空海の修行した洞穴から、すぐに山に登る道がある。66何メートルだったか。これがキツかった。
何とか上がり切ってみると、そこは雲の中だった。霧が激しく流れていた。
境内には、あの世に繋がる岩があり、叩くと鐘が鳴るように響いたが、何度も叩き、亡くなった両親や、支援して頂いた皆さんを思った。

空海

2012-07-12 | Weblog




室戸岬は、空海の歴史なんだと、初めて知った。
大きな立像は、ここで修行した空海を記念した物。 その近くには、青年空海が、籠って修行したらしい洞穴が残っている。
入ると、厳かな空気。祠から見えるのは海と空。これを見て空海と名乗ることになったらしい。
洞穴は2ヶ所あり、右手が修行穴、左手は住居穴だとか。
今日の歩きは、少し空海に近くなったかも。

室戸岬

2012-07-12 | Weblog




室戸岬に近くなったらば、突然、刑務所か暴力団事務所みたいな塀が目に入った。
へぇ、こんな場所に暴力団?と思ったらば、これがとんだ勘違いだった。
俺の記憶にある室戸岬は台風の通り道。今日も、雨は止んだが、歩みが止められるような風が吹いていた。刑務所なみの塀は風対策だった。垣根も含めて、ズラリと高い塀が並んでいた。写真は、それらで、塀の真ん中には、ちゃんと入口もある。
余計な1枚は、夫婦岩の遠景だが、これは間違い。左手端にある岩が正面から見ると2つ並んでいて、これを夫婦岩と思って撮した錯覚写真です。

24番札所へ

2012-07-12 | Weblog

宿で起きたらば、激しい雨。とても歩くとかの問題ではなくて、7時の出発を見合せて1時間、様子を見た。でも、止む気配はなくて、濡れながら歩く決心をして歩き止めた地点に行った。
そのとき、すでに土木業者が排水の手当てに道路に出ていて、当然たが、歩いている人などはいない。
カッパを着、靴にはレジ袋をくくりつけ、濡れないようにして歩き始めた。
とにかく、凄い雨と風。橋の上を歩くときなど、吹き飛ばされないように停まるしかないほどだった。
パトカー、消防車、道路管理車が出ていて、更に各所に道路管理で土木業者がいたけど、その中を歩く俺は、どう思われたやら。
昼ころに止んだが、それまでは、とても携帯で撮影出来なかった。
写真は、宿から外。歩いているとき、山から流れ落ちる水。

高知県

2012-07-12 | Weblog
徳島県から高知県に入り、はっきりと風景が変わった。徳島県は海沿いを歩いても人の住む集落があり、厳しいアップダウンの困難はあっても山あり、谷ありの変化を楽しむ余地がある。しかし、高知県は空と海が延々と続く感じだ。この風景が「空海」の由来だそうだが、海沿いを歩いて岬状の先端を回っても回っても、また先には同じ道があるだけで、左手に海、右手には迫った山肌、上には空が続くばかりなのだ。
この先、まだ60数キロ、90数キロ、70数キロの長丁場の待つ高知県は、修行の地と言われるが、どんなことになるやら。