桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

無事に終了

2012-07-18 | Weblog



今日も6時半から朝飯。7時過ぎに出発した。
宿から30分ほど歩くと、県営の渡し船の場所に着いた。88ヵ所巡りで渡し船があるのは、ここだけだと思い、桂浜コースを選ばないで渡し船コースにした。渡った後、33番の雪渓寺までは、かなり判り易い道だった。
更に、34番の種間寺までも田園の中を歩き、間違うこともなかったが、やはり疲労は重なって来て、昼飯を食べる気になれなかった。
種間寺境内で抹茶のアイスクリームを買って食べ、そのまま35番に行った。
今日のコースは、最後の35番に行く山道がキツかったが、その他は平凡な道。これがマメの重なる足には辛かった。平坦な道ほど、マメの足には辛いなんて思わなかったなぁ。
35番、青龍寺に登ると、風が気持ち良かった。
36番札所に向かって歩き、土佐市役所の辺りで止めた。
次回は、ここから再開する。

岩も穿つ

2012-07-18 | Weblog
水滴が長い時間を掛けて落ち続けて岩に穴を開けるように、俺が巡礼中に持っている杖の鈴を縛る紐が切れて来た。
これは化学繊維で組紐のように編んであるから、きっと強いだろうに、杖を突く衝撃が重なり、鈴の金具で、少しずつ切れたのだろう。
それだけ長く歩いたと言うことだが、何だか感動した。
高知県も35番札所を越した。